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- 複数の不動産会社の査定結果を比較することで、より高く売れる可能性が高まります
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家を売る可能性がでてきた。そんなとき、自分の家がいくらくらいで売却できるのか気になりますよね。
この記事では、家の売却相場を自分で調べる方法と、築年数別・エリア別の家売却相場を中心に、売却の基礎知識なども解説します。
家の売却相場を自分で調べる方法
わざわざ依頼するほどでもないけど、家の売却相場はいくらになるのか気になる方は少なくないかと思います。そこで、ここでは家の売却を相場を自分で調べる方法を解説します。
簡単に知りたいならシミュレーションを使う
売却相場シミュレーション機能を使って、物件所在地や物件情報から自分の家の売却相場を把握しましょう。
まずは、「自分のマンションがいくらで売却出来そうか」が簡単に分かるシミュレーションです。物件所在地や物件情報を選択したら簡単に売却相場が分かります。
まず、物件種別から「マンション」もしくは「一戸建て」を選択します。
マンションの場合マンション名・専有面積・間取り・階層・方角の各項目を埋め、一戸建ての場合都道府県・市区町村・町名・延床面積・土地面積・築年数の各項目を埋め「想定価格をみる」ボタンを押してみましょう。なお、マンション名は入力の途中で候補物件が出てくるため、選択しましょう。
ボタンを押すと、〇〇万円~〇〇万円と、幅のある想定売却価格が自動で算出されます。ただ、過去の取引事例を参考にしているため「売却実績の少ない地域のため、価格を算出できませんでした。」と表示されることもあります。
また、ここで分かる売却想定価格や売却相場は最新のトレンドや個別物件の状況を加味したものではないため、精度が低いといえます。 より正確に、マンションがいくらで売れそうかを把握するには、プロである不動産会社に査定依頼をしてみましょう!
不動産会社に査定依頼をするには、ネット経由で査定依頼が出来る「イエウール」がおすすめです。
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購入額から知りたいなら築年数で調べる
家は、築年数が経過するごとに資産としての価値が下がっていくため、基本的に築年数が古いほど売却相場が安くなる傾向にあります。
ここでは、実際に一戸建てが築年数別にいくらで売却が成立しているのかをグラフで確認してみましょう。(出典:東日本不動産流通機構「年報マーケットウォッチ2020年度」)
築5年までを100%とした時の、売却相場の下落割合は表の通りとなります。
~築5年 | ~築10年 | ~築15年 | ~築20年 | ~築25年 | ~築30年 | 築31年~ |
---|---|---|---|---|---|---|
100% | 94.9% | 90.5% | 83.0% | 74.6% | 62.3% | 48.5% |
自身の築年数が分かっていたら、上記の表を使って計算してみましょう。計算する際の計算式は以下になります。
家の売却相場=購入額×築年数の下落割合
傾向としては、築年数が古いほど土地面積や建物面積は広いですが、売却価格は安くなっていっていることが分かります。そのため、㎡単価になおすと築年数による価格の差が大きくなるといえます。
古い家なら路線価から調べる
建物には国が建物の評価額を決める際に指定した法定耐用年数というものがあり、木造戸建ての場合は22年。この年数を過ぎてしまうと建物の価値はゼロになると言われています。
つまり、築22年以上の古い家のおおよその価格、売却相場を知りたいのなら土地の価格だけを調べるという方法もあります。古い家の場合は土地の公示地価を使って調べます。
公示地価を調べる際には、国税庁が運営している路線価図・評価倍率表で1㎡あたりの路線価を調べます。
家が所在する土地に接した道路に記載された数字が土地の1㎡あたりの評価額になります。
路線価が分かったら、以下の計算式に当てはめて計算をします。
これで路線価を使った評価額が出せました。路線価を使った評価額は公示地価の80%の価格に設定されているので、より公示地価に近づけるように、先程算出した評価額に以下の数字をかけます。
これで、土地の公示地価になりました。古い家の売却相場を簡単に調べたい時には便利でしょう。
主要地域別の家売却相場
家の売却相場は絶えず変動しています。そのため、現在の正確な相場価格を把握するためには、出来るだけ最新のデータを確認する必要があります。
地域の中古戸建ての現在(2022年3月度)の売却平均金額や平均土地面積、平均築年数は以下になります。
都道府県 | 平均売却額 | 平均土地面積 | 平均築年数 |
---|---|---|---|
北海道 | 1783 | 287.56 | 28.26 |
青森県 | 1384 | 300.27 | 27.49 |
岩手県 | 1675 | 299.25 | 27.24 |
宮城県 | 2554 | 257.9 | 25.79 |
秋田県 | 1419 | 298.65 | 31.88 |
山形県 | 1166 | 417.8 | 36.84 |
福島県 | 1423 | 359.03 | 33.06 |
茨城県 | 1542 | 290.36 | 28.59 |
栃木県 | 1644 | 325.45 | 25.35 |
群馬県 | 1596 | 304.57 | 29.61 |
埼玉県 | 2416 | 137.36 | 21.81 |
千葉県 | 2329 | 172.64 | 23.61 |
東京都 | 5393 | 109.34 | 18.8 |
神奈川県 | 3766 | 149.33 | 21.19 |
新潟県 | 1476 | 249.74 | 23.21 |
富山県 | 1180 | 344.17 | 37.04 |
石川県 | 1783 | 188.29 | 28.16 |
福井県 | 1634 | 285.11 | 26.72 |
山梨県 | 1416 | 301.27 | 31.99 |
長野県 | 2366 | 510.79 | 34.65 |
岐阜県 | 1331 | 228.64 | 32.18 |
静岡県 | 1695 | 219.36 | 24.31 |
愛知県 | 3030 | 179.12 | 19.91 |
三重県 | 1518 | 251.92 | 29.2 |
滋賀県 | 1711 | 242.95 | 25.34 |
京都府 | 2145 | 130.24 | 30.28 |
大阪府 | 2050 | 108.84 | 29.39 |
兵庫県 | 2113 | 184.35 | 27.22 |
奈良県 | 1532 | 214.92 | 32.66 |
和歌山県 | 1070 | 280.85 | 29.69 |
鳥取県 | 921 | 324.86 | 32.11 |
島根県 | 1162 | 220.95 | 39.97 |
岡山県 | 1730 | 254.38 | 34.1 |
広島県 | 1969 | 185.19 | 30.2 |
山口県 | 1221 | 247.49 | 32.08 |
徳島県 | 1193 | 262.44 | 27.32 |
香川県 | 1045 | 182.46 | 34.26 |
愛媛県 | 1709 | 243.58 | 32.57 |
高知県 | 1693 | 186.22 | 30.27 |
福岡県 | 1861 | 273.97 | 30.43 |
佐賀県 | 1800 | 290.94 | 27.15 |
長崎県 | 1787 | 213.29 | 29.8 |
熊本県 | 1787 | 292.63 | 26.54 |
大分県 | 1213 | 216.9 | 35.84 |
宮崎県 | 1514 | 344.4 | 33.6 |
鹿児島県 | 1427 | 227.36 | 27.93 |
沖縄県 | 3379 | 258.62 | 25.41 |
築年数から見る家の売却相場
築年数から家の売却相場を調べる方法は前述の通りですが、築年数ごとの平均売却を知りたいなどより詳細に家の売却相場を知りたい場合もあるでしょう。
ここでは、築年数別に売却平均価格や前年から変化などをより詳細にご紹介します。
築5年の一戸建て売却相場価格
築5年までの中古一戸建ての売却相場は下記の表の通りです。
東京都 | 神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 | |
---|---|---|---|---|
成約価格(万円) | 5,338 | 4,070 | 3,107 | 3,478 |
前年同期比(%) | 16.5 | 2.9 | -0.8 | 11.9 |
土地面積(㎡) | 94.5 | 115.0 | 129.3 | 145.9 |
建物面積(㎡) | 92.1 | 115.2 | 102.9 | 107.1 |
築10年の一戸建て売却相場価格
築6~10年の中古一戸建ての売却相場は下記の表の通りです。
東京都 | 神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 | |
---|---|---|---|---|
成約価格(万円) | 5,110 | 3,583 | 2,992 | 2,966 |
前年同期比(%) | 2.7 | -2.5 | 3.6 | 5.4 |
土地面積(㎡) | 95.1 | 110.8 | 128.2 | 170.5 |
建物面積(㎡) | 94.6 | 97.6 | 101.6 | 105.5 |
築15年の一戸建て売却相場価格
築11~15年の中古一戸建ての売却相場は下記の表の通りです。
東京都 | 神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 | |
---|---|---|---|---|
成約価格(万円) | 4,848 | 3,623 | 2,528 | 3,085 |
前年同期比(%) | 11.5 | 0.7 | 2.3 | 10.2 |
土地面積(㎡) | 103.1 | 130.8 | 147.4 | 191.3 |
建物面積(㎡) | 97.7 | 101.8 | 104.9 | 116.6 |
築20年の一戸建て売却相場価格
築16~20年の中古一戸建ての売却相場は下記の表の通りです。
東京都 | 神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 | |
---|---|---|---|---|
成約価格(万円) | 4,472 | 3,629 | 2,478 | 2,191 |
前年同期比(%) | 7.9 | 14.4 | 11.5 | -6.2 |
土地面積(㎡) | 102.3 | 142.2 | 146.3 | 182.1 |
建物面積(㎡) | 98.4 | 107.6 | 108.9 | 111.0 |
築25年の一戸建て売却相場価格
築21~25年の中古一戸建ての売却相場は下記の表の通りです。
東京都 | 神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 | |
---|---|---|---|---|
成約価格(万円) | 4,450 | 3,474 | 1,922 | 2,066 |
前年同期比(%) | 8.2 | 6.8 | 8.6 | 6.1 |
土地面積(㎡) | 108.7 | 144.8 | 139.5 | 176.3 |
建物面積(㎡) | 107.8 | 112.6 | 113.4 | 114.4 |
築30年の一戸建て売却相場価格
築26~30年の中古一戸建ての売却相場は下記の表の通りです。
東京都 | 神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 | |
---|---|---|---|---|
成約価格(万円) | 5,026 | 2,822 | 1,532 | 1,443 |
前年同期比(%) | 16.9 | 8.1 | 10.9 | 1.9 |
土地面積(㎡) | 124.6 | 163.3 | 133.1 | 197.6 |
建物面積(㎡) | 131.0 | 112.3 | 104.2 | 116.4 |
築30年超(築40・50年台)の一戸建て売却相場価格
築30年超の中古一戸建ての売却相場は下記の表の通りです。
東京都 | 神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 | |
---|---|---|---|---|
成約価格(万円) | 3,419 | 2,552 | 1,232 | 1,013 |
前年同期比(%) | 39.3 | -0.5 | 17.3 | -6.9 |
土地面積(㎡) | 116.4 | 176.2 | 147.1 | 194.4 |
建物面積(㎡) | 98.9 | 106.8 | 89.8 | 100.8 |
【2022年】家の売却相場の価格推移
家の売却相場は不動産市場の変化に影響を受け、価格が変化します。2022年現在の中古住宅市場の見価格推移はどのようになっているのでしょうか。
戸建ての価格は上昇中
国土交通省が公表している不動産価格指数を見てみると、家の価格は2013年頃からほぼ横ばいでしたが、2020年以降からは右肩上がりとなっています。
現在公表(2022年5月)されている2022年1月から過去1年分の価格の変化を見てみましょう。
2021年1月 | 102.7 | -0.9 |
---|---|---|
2021年2月 | 103.9 | 1.2 |
2021年3月 | 104.4 | 0.5 |
2021年4月 | 104.2 | -0.1 |
2021年5月 | 105.9 | 1.6 |
2021年6月 | 106.4 | 0.4 |
2021年7月 | 108.7 | 2.2 |
2021年8月 | 108.2 | -0.5 |
2021年9月 | 108.4 | 0.2 |
2021年10月 | 109.2 | 0.7 |
2021年11月 | 108.9 | -0.2 |
2021年12月 | 109.5 | 0.5 |
2022年1月 | 112.2 | 2.5 |
マイナスになる月もありましたが、1年前の1月と比較してみると9.5のプラスに。じわじわと戸建て住宅の価格は上昇していることが伺えます。
2022年以降も家の価格は上がる?
不動産の価格は社会情勢などに左右されるため予測は難しく一概には言えませんが、このままで行くと上昇が見込めそうです。
毎年3月に国土交通省から発表される公示地価によると、住宅地の全国平均は2年ぶりに上昇。
低金利環境の継続や住宅取得支援施策などの効果もあり、住宅購入の需要が回復したため地価が上昇したようです。都心や交通の便が優れている住宅地の価格は引き続き地価が上昇しており、需要の高まりに伴い周辺の地域も合わせて地価が上昇。
東京や大阪、名古屋など主要な地域はもちろんのこと、宮城県や山形県、熊本県といった地域も地価が上昇。引き続き下落している地域も下落幅が縮小するなどの傾向が見られています。
建物の価値が価格の多くを占めるマンションと異なり、戸建ては土地の価値が家の価格に大きく影響を与えます。
さらに、土地には新しい古いという概念はなく、新築であろうと古い家であろうと土地のみの価格は変わりません。そのため、住宅地の地価が上がれば家の売却相場も上昇が期待できるというわけです。
ただし、今回ここで解説している公示地価は都道府県単位。市区町村単位で価格をチェックしてみると都道府県単位の変動とは異なる場合もあります。
所有している家の売却相場をより詳細に知りたいのであれば、売却相場を知りたい家の周辺地域を調べる必要があるでしょう。
詳細の情報を自分で調べるのが難しい場合は、プロに任せる方法もあります。一括査定サイト「イエウール」で査定を依頼してみるのも手です。
対応エリア数がNo1なので、せっかく申し込んだのに査定できないといった心配がありません。
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