- 「家を売りたいけど、何から始めれば良いのか分からない」という方は、まず不動産一括査定を
- 複数の不動産会社の査定結果を比較することで、より高く売れる可能性が高まります
- 業界No.1の「イエウール」なら、実績のある不動産会社に出会える
「不動産を売りたい」「処分したい不動産がある」「不動産を買い取ってほしい」不動産の買取について調べている方は、そんな悩みを持った方が多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産を売るときに買取を選ぼうとしている方に向けて、不動産買取のメリット・デメリットや、買取に向いている条件などについて解説します。
「まずは不動産売却の基礎知識を知りたい」という方は、不動産売却の記事をご覧ください。
不動産買取とは
不動産を売却する際には、主に「不動産買取」と「不動産仲介」の2つの方法がありますが、不動産買取とはどのような売却方法なのでしょうか。
この章では、買取と仲介の違いや不動産買取のメリット・デメリット、買取の流れといった、不動産買取の基礎知識を解説します。
「買取」と「仲介」の違い
買取と仲介にはどのような違いがあるのか比較してみましょう。
不動産買取 | 不動産仲介 | |
---|---|---|
買主 | 不動産会社 | おもに個人 |
売却の期間 | 早期に売却手続きが完了する | 完了まで時間がかかる |
売却の価格 | 相場価格よりも安くなりやすい | 相場価格で売却しやすい |
費用 | 仲介手数料はかからない | 仲介手数料(3%+6万円+消費税)がかかる |
内覧の必要 | ない場合も | あり |
仲介ではおもに個人が買主であり不動産会社は仲介をおこなうだけの役割になります。
一方で、買取では不動産会社、または専門の買い取り業者が不動産を直接買い取ります。そのため、仲介手数料はもちろん、販売活動の手間なく不動産を売却することができます。契約やその後の決済もとてもスムーズ。時間とお金をかけずに売却したい人には最適の方法です。
不動産買取とは
不動産の「買取」とは、不動産会社が直接不動産を買い取る方法のことです。
一般的には、不動産会社が仲介となり売主の代わりに買主を探しますが、買取では不動産会社が直接買主となります。
買主を探す必要がなく、売主と買取業者の間で交渉が成立すればすぐに買い取ってもらえます。そのため、査定をしてから売却が完了するまでのスピードが速いことが特徴的な売却方法です。
不動産仲介とは
不動産の「仲介」とは、不動産売買時に売主と買主の間を不動産会社が仲介して売主と買主の手続きや契約を成立させることを言います。
仲介では、不動産会社が買主ではなく、家や土地を購入したいと思っている個人が買主になります。
買主が見つかるまで売却活動を続けなければならないため、いつ家が売れるか分からず、計画通りに住み替えを行うことができない場合もあるでしょう。
しかし不動産仲介では、相場と同じくらいの価格で売却することができるため、買取よりも高く売却することができます。
住宅ローンの返済が残っている方や住み替えで新居の購入資金が必要な方など、高く売りたいと思っている方は不動産仲介での売却がおすすめです。
不動産買取のメリット
仲介と比べて異なる点が多い買取では、様々なメリットも存在します。売主にとって、不動産買取を選ぶメリットは以下の5つです。
- 仲介手数料が発生しない
- 売れるまでの期間が短い
- 近所の人に知られず売却できる
- 建物の契約不適合責任が無い
- 売り出し中に内覧などの対応が必要ない
メリット1:仲介手数料が発生しない
不動産は売るにも何かと費用がかかります。しかし、買取では不動産業者が直接買い取るので、仲介手数料はかかりません。
仲介では購入者と売り主の間に業者が入るため、仲介手数料が発生します。仲介手数料は物件価格が400万円超の場合、(売買価格 × 3% + 6万円) + 消費税となるので、1000万円で売却した場合、約40万円ほどが仲介手数料として支払うことになります。買取ではこれらが発生しないのはメリットと言えるでしょう。
メリット2:売れるまでの期間が短い
仲介の場合、一般的には3ヶ月ほどで売却できることが多いですが、年単位でかかる場合もあります。
その点、買取の場合は不動産業者が直接買取ってくれるので、すぐに売買契約を結ぶことができます。現金化を急いでいる場合や、その後の資金繰りや引っ越しなどのスケジュールを早く組みたい人に向いています。
メリット3:近所の人に知られず売却できる
仲介の場合、新聞折り込み広告や不動産ポータルサイトに物件情報が掲載されるため、近隣の方に売出中であることが知られてしまう可能性もあります。
一方、買取であれば不動産会社とのやりとりのみなので、近所の人に知られることなく売却を完了することができるのがメリットです。
メリット4:建物の契約不適合責任が無い
契約不適合責任とは、引渡した物件が種類や品質の点で契約内容と異なっていたりした場合などに売主が責任を負うことです。シロアリ被害や配管の不具合、漏水など、見えない不具合などについて責任を負うことなどがあります。
仲介の場合は売主が契約不適合責任を負うことが多いですが、買取では不動産業者が所有者になるため、売主の建物に対する契約不適合責任は免責されることが一般的です。契約不適合責任が免責になると、売却後に建物に不具合が発覚したとしても、後から修理費などを払う必要はありません。
メリット5:売却活動の手間がかからない
買取では、不動産業者が物件を見て確認するのみ。売出中の内覧などの対応が必要ありません。
仲介売却の場合は、購入を検討中の人や物件探し中の人に向けて自宅を内覧してもらう必要があります。実際に見てもらい、その物件の特徴を知ってもらうためにはかかせません。
不動産買取のデメリット
買取を選んだ場合の唯一のデメリットは、一般的な相場に比べて売却価格が安くなることです。
デメリット1:仲介よりも売却価格が安くなる
買取業者は相場価格で再販売したいために、買取価格は相場よりも低く提示する傾向にあります。市場の相場価格で買い取ってしまうと、買取後のリフォーム・リノベーションなどに費用が発生するため、業者自体の利益が出なくなってしまうのです。
そのため一般的には、相場の70~80%の価格になることが多いと言われています。かなり安くなってしまうため、「価格は問わないから、とにかく早く売りたい」という方に向いている手段です。
通常価格で不動産を売却したいという場合は、仲介で不動産を売却しましょう。
詳しく知りたい方は、不動産買取相場の記事をご覧ください。
デメリット2:買取対応している不動産会社が少ない
全ての不動産会社が買取に対応している訳ではなく、仲介しか対応していない会社も多いです。
買取対応している不動産会社を調べる方法はいくつかありますが、一括査定サービスを使って不動産会社に査定してもらうのがおすすめです。
一括査定サービスとは、複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できるもの。2社以上の査定結果を比較することでより正確な相場感を知ることができます。また、物件によっては仲介でも十分早く高く売ることができるかもしれません。
不動産一括査定サービス「イエウール」なら完全無料で利用でき、全国1600社以上の中からあなたの売りたい物件に対応した不動産会社を紹介してくれます。
買取にするかどうかを判断する前に、一度査定してみるようにしましょう。
売ったら いくら?
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即時買取と買取保証の2種類の買取方法がある
不動産の買取方法には、大きく分けて2種類があります。「買取保証」と「即時買取」の2つです。
ある程度高く売りたいなら「買取保証」
まず1つが買取保証です。確実に売却を完了させたい一方でできるだけ高く売りたい、高く売れるなら少し待ってもいい場合は買取保証を選びましょう。
不動産会社に仲介を依頼して市場で欲しい人を探しつつ、一定期間売れなかったら取り決めていた額で買い取ってもらう保証をつけることです。
売却を完了させられる保証があるので、売れないかもしれないという不安が常に付きまとうことはないでしょう。ある程度高く売りたいけど売り切らなくてはいけない期限が決まっている人にとっては良い保証でしょう。
早さを重視するなら「即時買取」
すぐに買い取ってもらいたい場合は即時買取を選びましょう。
「即時買取」とは、不動産会社に即時で買い取ってもらうシステムです。即時買取ができる不動産会社であれば、依頼してすぐに家を買い取ってもらうことができます。
しかし、すぐに買い取ってもらえるスピードと引き換えに、即時買取の場合は先述したとおり売却の価格が安くなりやすいことに注意しましょう。
不動産買取の流れ
不動産買取がどのように行われるのか、流れを確認してみましょう。
不動産買取では内覧を行わずに売却することができるため、買取をしている不動産会社を探し、買取価格に納得できればすぐに売却することができます。
売却活動中に特に行うことはなく、売主が行うことは情報収集が主になります。
そのため仲介なら平均で3カ月~4カ月かかる売却期間も、買取なら早くて7日~1ヶ月ほどで完了します。
一方不動産仲介では、業者間ネットワークのレインズ、不動産ポータルサイトやチラシ、新聞折り込み広告などさまざまな媒体を使い、物件の購入希望者を広範囲に探します。買主が見つかるまで売却活動は続くため、売れにくい物件の場合では1年以上売却活動が続くこともあります。
ではさらに詳しく不動産買取の流れについて解説します。
Step1|不動産会社の査定を受ける
まずは売却する不動産の売却相場調べ・査定を依頼する不動産会社探しといった情報収集を行いましょう。
売却する物件の売却相場を知っておくことで、不動産買取業者の提示した査定価格が適切なのか判断する材料として使うことができます。
売却相場を調べる際は国土交通省が運営する「不動産取引価格情報検索」を利用すると簡単に調べることができます。しかし検索結果に表示される価格は不動産仲介で売却された価格です。不動産買取の相場は仲介の7~8割であることを忘れずに相場を調べましょう。
情報収集をして気になる不動産買取業者を見つけることができれば査定依頼をして、不動産会社の査定を行います。
買取業者の査定を依頼する際は、必ず複数の不動産会社に依頼するようにしましょう。
不動産買取では、査定価格で買取されることがほとんどです。1社のみだけの査定価格では適切な買取価格かどうか確かめることができず、相場より安く買い叩かれてしまう可能性があります。
適切な買取価格であるか確認するためにも最低3社の買取業者に査定を依頼するようにしましょう。
また、査定を依頼する前に買取に対応している不動産会社であるかの確認も忘れてはなりません。不動産買取は全ての不動産会社が対応しているわけではありません。ホームページを確認して買取をしている不動産会社かどうか確認して査定依頼をしましょう。
Step2|買取してもらう不動産買取業者を選ぶ
査定依頼をした全ての不動産会社から査定結果を受け取ったらどの不動産買取業者に買取をしてもらうか選びましょう。
即時買取をする場合は買取価格の高さ、決済・引き渡しまでのスピードに注目して買取業者を選ぶとよいでしょう。
買取業者によって査定から決済までにかかる日数が異なります。早急に現金化したい方は買取スピードに力を入れている買取業者を中心に探すことがおすすめです。
買取保証で売却する際には、買取価格だけでなく仲介で売却する期間の広告の掲示場所や期間も確認しましょう。
仲介で売却活動を行う期間で売り切るためにはより多くの内覧者を集めることが重要です。短い期間でも内覧予約が入る広告活動を行っている不動産会社であるか事前にチェックしましょう。
Step3|決済・引き渡し
複数の買取業者を比較して買取してもらう不動産買取業者を決めることができれば売買契約を締結します。
不動産買取で締結される売買契約書は、仲介で締結されるものと同じく売買金額・手付金・物件の面積や構造といったものが記載されています。
仲介で締結される売買契約書と異なる部分は契約不適合責任の部分です。不動産買取のメリットでも挙げたように、不動産会社が買主になる不動産買取では契約不適合責任がなくなります。
そのため売買契約書で契約不適合責任についての記述は省略されています。
不動産買取業者と売買契約で取り決めた日に決済・引き渡しを行います。
決済当日は本人確認書類・通帳・物件の鍵といった多くの書類や持ち物が必要となります。事前に不動産会社に持ち物の確認を行い不備がないようにしましょう。
以上が不動産買取の流れとなります。
不動産買取では、内覧対応や引き渡しの日程など買主に日程を合わせる必要がないため早く決済・引き渡しをすることができます。
必要書類の収集や引っ越しが済んでいれば早急に現金化することができるため、売却完了まで急いでいる方は情報収集と並行して必要書類の収集や引っ越し準備を進めましょう。
買取価格の相場
最新の不動産買取相場を確認してみましょう。下の表は、2022年4月度の主要都道府県の不動産の成約状況をまとめたものです。仲介での売却価格の7割の価格を不動産買取相場価格として計算しています。
マンションの買取相場
買取相場価格(万円) | 仲介相場価格(万円) | 専有面積(㎡) | 築年数(年) | |
---|---|---|---|---|
東京都 | 3826.2 | 5,466 | 59.45 | 21.40 |
神奈川県 | 2450 | 3,500 | 66.53 | 23.54 |
埼玉県 | 1883 | 2,690 | 67.26 | 24.27 |
千葉県 | 1771.7 | 2,531 | 72.72 | 26.16 |
大阪府 | 1961.4 | 2,802 | 67.42 | 25.14 |
兵庫県 | 1580.6 | 2,258 | 70.73 | 28.15 |
愛知県 | 1520.4 | 2,172 | 75.26 | 26.02 |
福岡県 | 1535.8 | 2,194 | 65.72 | 23.88 |
主要都道府県のマンションの買取相場です。現在、マンションの売却相場が上昇していることから、他の不動産と比べて高い価格で売却することができます。
一戸建ての買取相場
買取相場価格(万円) | 仲介相場価格(万円) | 土地面積(㎡) | 建物面積(㎡) | 築年数(年) | |
---|---|---|---|---|---|
東京都 | 3817.1 | 5,453 | 104.87 | 100.08 | 19.71 |
神奈川県 | 2656.5 | 3,795 | 143.36 | 103.71 | 20.99 |
埼玉県 | 1659.7 | 2,371 | 148.98 | 102.28 | 22.61 |
千葉県 | 1581.3 | 2,259 | 187.52 | 105.76 | 24.55 |
大阪府 | 1487.5 | 2,125 | 143.45 | 101.36 | 28.28 |
兵庫県 | 1614.9 | 2,307 | 164.87 | 110.54 | 27.57 |
愛知県 | 1966.3 | 2,809 | 180.45 | 121.31 | 21.53 |
福岡県 | 1399.3 | 1,999 | 268.91 | 117.75 | 31.12 |
都道府県によって違いはありますが、約3800万円~1400万円が一戸建ての買取相場と言えるでしょう。マンションと比べて少し相場が安くなっています。
土地の買取相場
買取相場価格(万円) | 仲介相場価格(万円) | 買取㎡単価(万円) | 仲介㎡単価(万円) | 土地面積(㎡) | |
---|---|---|---|---|---|
東京都 | 3639.3 | 5,199 | 26.12 | 37.31 | 139.35 |
神奈川県 | 2170 | 3,100 | 10.67 | 15.24 | 203.35 |
埼玉県 | 1718.5 | 2,455 | 9.18 | 13.12 | 187.19 |
千葉県 | 1498.7 | 2,141 | 4.92 | 7.03 | 31.3 |
大阪府 | 1675.1 | 2,393 | 11.32 | 16.17 | 147.93 |
兵庫県 | 1459.5 | 2,085 | 7.20 | 10.28 | 202.85 |
愛知県 | 2059.4 | 2,942 | 8.77 | 12.53 | 234.74 |
福岡県 | 1127 | 1,610 | 3.58 | 5.12 | 314.47 |
土地の買取相場は約3600万円~1100万円であることが分かります。東京都に関しては、マンション・一戸建て・土地に関わらず3700万円前後が買取相場であることが分かります。
不動産買取にかかる費用
不動産買取では、仲介手数料という費用はかからないものの、その他の売却にかかる費用は支払う必要があります。ここでは不動産買取にかかる費用について詳しく解説します。
不動産買取にかかる税金
まずは不動産買取にかかる税金について解説します。
項目 | 内容 | 税金額の目安 |
---|---|---|
印紙税 | 売買契約時に必ずかかる税金 | 1,000円〜6万円 ※売却金額により異なる。 |
登録免許税 | ローン残債がある不動産を売却した際の抵当権抹消手続きにかかる税金 | 不動産1つあたり1000円 |
譲渡所得税 | 不動産売却した際に発生した利益に対してかかる税金 | 売却した年の1月1日での保有期間によって異なる 保有期間が5年以下なら譲渡所得の39.63% 保有期間が5年超なら譲渡所得の20.315% |
不動産買取をした際に、必ず支払う必要がある税金は印紙税です。印紙税は売買契約時に締結する売買契約書に対して課税されるもので、決められた税額の収入印紙を契約書に貼り付けることで納税します。
印紙税の金額は売却価格によって異なり、1000万円の不動産を売却した場合は5,000円、5,000万円の不動産を売却した際は10,000円の印紙税がかかります。
登録免許税と譲渡所得税は、状況に応じてかかる税金です。
登録免許税とは、不動産の登記を行う際にかかる税金のことを言い、不動産売却時には、不動産に設定してある抵当権を抹消する際に支払う必要があります。登録免許税は不動産1つにつき1000円かかります。
譲渡所得税とは、不動産売却によって利益(譲渡所得)が発生した場合にかかる税金です。譲渡所得とは、不動産を購入したときにかかった代金(取得費)や売却時にかかった費用(譲渡費用)を売却価格から差し引いた金額のことを言います。不動産買取では、相場より低い価格での売却となるため、譲渡所得税の課税対象となる場合は少ないと言えるでしょう。
さらに詳しく知りたい方は、不動産売却の税金の記事もご覧ください。
不動産買取にかかる手数料・費用
不動産買取を利用する際にかかる費用も忘れずに把握しておきましょう。
項目 | 費用の目安 |
---|---|
抵当権抹消手続き時の司法書士への依頼費 | 5,000円~20,000円程度 |
ローンを一括返済するための費用 | 一括繰上返済にかかる金融機関への手数料1~3万円 |
不用品処分費用 | 不動産会社によって異なる |
引っ越し費用 | 距離や荷物の量によって異なる。4人家族で約150,000円 |
不動産買取にかかる手数料・費用の中には、必ずかかるという費用はありません。
住宅ローン返済中の不動産を買取してもらう場合は、抵当権抹消手続き時の司法書士への依頼費と、住宅ローン一括返済手数料がかかります。住宅ローンを完済した際に行う抵当権抹消手続きは、司法書士に依頼することもできます。依頼する場合は、司法書士によって依頼費が異なるため事前にいくらかかるかホームページ等で確認しましょう。
住宅ローンを一括返済する際にかかる手数料も、借入金融機関によって異なります。
不動産会社によっては、家具や家電といった不用品処分サービスを行っている場合があります。不用品処分にかかる費用を買取価格から差し引く場合もあれば、後日費用を請求される場合もあるため、利用を考えている方は不動産会社に請求方法を確認しましょう。
今住んでいる家を買取してもらう場合は引っ越し費用もかかります。引っ越し費用は移動距離・荷物の量・時期によって異なります。特に繁忙期である3・4月は料金が高くなるため、費用を抑えたい方は通常期に引っ越すとよいでしょう。
以上が不動産買取についての詳しい解説になります。買取に対応している不動産会社を探すには一括査定のイエウールを利用するのが得策。完全無料で24時間査定依頼を受け付けています。すべて自宅にいながら行うことが可能です。
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結局「買取」と「仲介」どっちを選べばいい?
「早く売りたいけど、買取と仲介どっちがいいのか迷う…」と悩む人もいるでしょう。
そんなときは、自分の物件や売却事情が買取に適しているかどうかを確認してみましょう。
買取に適した物件
自分の物件が、買取に適しているかどうかを確認しましょう。今からご紹介する3つのいずれかに当てはまる物件は、買取に適しているといえます。
内部の状態が悪くリフォームが必要な物件
室内の状態が悪い物件の場合も買取が向いています。
壁や床など内装の状態が悪いと、内覧時にマイナスイメージがつきやすく、仲介での売却は不利になってしまいます。一方、買取であれば不動産会社がリフォームやリノベーションを前提としていることが多いため、室内の状態が悪くても問題なく買い取ってもらえる傾向にあります。
また、自分でリフォームしてから仲介で売却するよりも、不動産会社に買い取ってもらったほうが、結果的に手元に残るお金が増えるケースもあります。室内の状態が悪い物件を売却するなら、成約につながりやすい買取を選びましょう。
事故やトラブルがあった物件
事件・事故などトラブルがあった物件についても、仲介では売れにくいため買取の方がおすすめです。
たとえば隣の部屋で自殺があった物件などは、なかなか売り手がつかないというのは想像しやすいのではないでしょうか。購入者にとって不利益になる情報については、状況により買主への告知が必要になる場合もあるため、正直に伝えなければならないときもあります。
仮に仲介で個人を相手に売却が成立したとしても、売却後にトラブルにつながることもあります。事件や事故のあった物件の場合も、不動産会社に買い取ってもらう方が安心と言えるでしょう。
買取に適した売却事情
自分の売却事情が、買取に適しているかどうかを確認しましょう。今からご紹介する3つのいずれかに当てはまる売却事情は、買取に適しているといえます。
周りに知られたくない
売却で一般的な仲介では、不動産を売りに出していることが意図せず周りの人に知られてしまうことがあります。
不動産ポータルサイトや新聞折込広告、雑誌などの広告を活用して、「こんな家が売りに出されています」という販売活動がおこなわれるからです。
買取は、近隣の住民や親戚の方にはバレずにひっそりと不動産を手放したい、そんな人が選ぶ売却方法です。
早急に現金化する必要がある
買取は、急に現金が必要になった場合にも良い選択肢です。
不動産の販売活動にかかる期間は、3ヶ月~6ヶ月が相場です。対して、前述した通り買取は不動産会社が直接買い取るので、1ヶ月ほどで売却が完了します。
したがって、相続や離婚などの理由ですぐに解決したい、住み替え時期が決まっているので販売期間を長引かせたくない、といった場合に早く現金が必要な人も買取を選ぶ人が多いです。
計画的に売却したい
通常の売却では、希望価格で買主が見つかるまで不動産会社に販売活動をしてもらうため、できるだけ高く売りたいものの、幾らで売却できるか最後までわからないため住み替え先の資金計画が立てづらいでしょう。
いくらで売って、いつ、いくら手元に入ってくるのか。それによって購入できる住み替え先の物件の相場やタイミングが変わることもあります。
買取では、不動産会社の提示する価格で折り合いが付けば売却を進めることができるので、計画的に売却したい人にも多く選ばれています。
また、転勤や転職など売却期限が決まっている場合も、該当するといえます。
【参考】仲介に適した物件・売却事情
以下のような物件・売却事情をお持ちの方は買取ではなく仲介で売却することをおすすめします。
- 築年数が浅い
- 立地が良い
- できるだけ高く売却したい
築年数が浅い、立地がよい物件は買主から人気があり高く・早く売ることができます。売却価格が低くなってしまう買取ではもったいないと言えるでしょう。
また、高く売却することにこだわりたい方は仲介で売却したほうがよいでしょう。仲介では自分で決めた価格で売りに出すことができますが、買取では不動産会社が提示した価格での買取となってしまいます。
住み替え資金を用意したい、住宅ローンを返済するために高く売却したいという方は仲介での売却がおすすめです。
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不動産買取業者の選び方
不動産買取をする際の不動産買取業者選びは重要です。買取業者を選ぶ際は以下の3点に注意して選びましょう。
- 提供しているサービス
- 買取実績
- 買取価格
まずは「即時買取」や「買取保証」といった自分に合ったサービスを提供しているかを確認しましょう。
例えば、買取業者によっては「いらない家具家電の買取」といったサービスがあります。その分費用は高くなってしまいますが、処分する荷物が多い方は手間なく引っ越し準備を進めるために利用するとよいでしょう。
そして必ず確認しておきたいのは、買取実績と買取価格です。
売却する物件があるエリアに買取実績のある不動産会社であれば適切な相場を理解しており安く買い叩かれる心配もないでしょう。
また、買取では査定で提示された価格での買取になることが多いため、安すぎる査定価格を提示した不動産買取業者に買取してもらうことはおすすめできません。査定価格が高く、売却実績が豊富で信頼できる買取業者を見つけて売却するとよいでしょう。
さらに詳しく知りたい方は不動産買取業者や不動産買取業者の選び方の記事もご覧ください。
不動産買取の注意点
最後に不動産買取を利用する際の注意点について解説します。
不動産会社に買取してもらえない物件もある
不動産会社によっては状態の悪い物件は買取してもらえないことがあります。
築年数が古く大掛かりなリフォームやリノベーションが必要で利益が見込めない物件や遠方で需要の低い物件が対象となることが多いようです。
このような物件をお持ちの方は「他社に断られた物件でも買取します」という宣伝を行っている不動産買取業者を探して依頼するとよいでしょう。
住宅ローンを完済していないと買取してもらえない
家を売却するためには住宅ローンを完済する必要がありますが、買取でもそれは変わらず住宅ローンを完済することができないと不動産を買取してもらうことができません。
不動産の買取価格で住宅ローンを完済することができれば問題なく買取できますが、もし買取価格より住宅ローン残債が多い場合は自己資金を使って住宅ローンを完済する必要があります。
住宅ローン中の家の買い取りを考えている場合は査定時に少しでも高い買取価格を提示した不動産会社に買取してもらう、もしくは高く売却できる仲介で売却活動を行うとよいでしょう。
さらに詳しく知りたい方は不動産買取の注意点の記事もご覧ください。
スムーズに買取の手続きを進めるには、信頼できる不動産会社に相談することが大切です。不動産を少しでも高く売るためにも、まずは一括査定を利用して、複数の不動産会社の査定額を確認してみましょう。
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もっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考にしてみてください。
- 「家の売却相場は築年数で変わる!傾向と自分で相場を調べる方法」
- 「不動産売却の悩みは誰に相談するのが正解?内容別に相談先を詳しく解説」
- 「大手の不動産買取業者はどこ?買取業者一覧や選ぶ際の注意点を解説」
- 「不動産買取で起こるトラブルとは?事前にできる対策や相談先を解説」
記事のおさらい