登記事項証明書はオンラインで請求しよう!
不動産の登記事項証明書は、法務局の登記簿に記録されている不動産の所有者情報や物件情報が記載された証明書です。
現在、登記簿は電子データとして管理されていて、登記簿の内容を証明書として印刷したものが登記事項証明書です。
法務局の登記簿の内容は一般公開されていて、登記事項証明書は建物の所有者に限らず誰でも取得することができます。
登記事項証明書は法務局の窓口かオンラインか郵送のいずれかで取得することができますが、オンラインでの請求がオススメです。
オンラインでの請求には次の5つのメリットがあります。
- 法務局まで出向かずとも自宅で済ませることができる
- 窓口よりも取り扱い時間が長い
- 収入印紙を購入する手間がかからない
- 待ち時間がかからない
- 料金が窓口申請よりも安い
次の表のとおり、オンラインで申請すれば窓口や郵送よりも手数料が安い上、取り扱い時間も平日夜9時までと申請しやすいです。
受取場所 | 手数料 | 取扱時間 | |
---|---|---|---|
窓口申請 | 窓口交付 | 600円 | 平日の午前8時30分から午後5時15分 |
郵送 | 郵送 | 600円 | 24時間 |
オンライン請求 | 郵送 | 500円 | 平日の午前8時30分から午後9時まで |
窓口交付 | 480円 |
さらに、オンライン請求なら窓口での待ち時間を短縮することができる上、収入印紙を購入する必要がありません。
特に日中働いている方にはオンライン申請がオススメです。
オンライン請求する場合は、「登記・供託オンライン申請システム」の「かんたん証明書請求」で情報を入力すれば請求を行うことができます。
登記事項証明書の取得方法について、より詳しい情報が欲しい場合は法務局のページをご覧ください。
登記事項証明書の種類
登記事項証明書は、証明内容によって、次の4つに分けることができます。
- 全部事項証明書
- 現在事項証明書
- 一部事項証明書
- 閉鎖事項証明書
全部事項証明書に記載されているのは、過去の変更履歴(所有権の移転など)を含む全ての登記記録です。
現在事項証明書は、登記簿に記載されている事項のうち現時点で有効な内容のみを抜粋した証明書です。
一部事項証明書は、請求した一部の登記記録の記載事項のみ記載されている証明書です。
閉鎖事項証明書は、全部事項証明書に記載されない、古い登記の内容だけが記載されている証明書です。
登記事項証明書の取得に必要なもの
登記事項証明書の取得に必要なものは、基本的には手数料だけです。
法務局の窓口や郵送で請求する場合には登記事項証明書交付申請書と収入印紙も必要になります。
登記事項証明書交付申請書と収入印紙はいずれも法務局の窓口で取得することができます。
なお、登記事項証明書を請求する際には、準備として地番を調べておくことでスムーズに証明書の交付を受けることができます。
地番を確認するには、登記完了証や登記識別情報通知を確認しておきましょう。