戸建てとマンションを販売価格・維持費・資産価値などの観点で徹底比較!

戸建てとマンションを販売価格・維持費・資産価値などの観点で徹底比較!

夢のマイホームを購入するとき、「戸建てにするかマンションにするか」で迷うケースは多いです。戸建てとマンションにはそれぞれ長所と短所があり、向いている人も異なります。

今回は、戸建てとマンションのメリット・デメリットを比較して、それぞれがおすすめの人について紹介します。これからマイホームを購入するなら、ぜひチェックしておきたいポイントです。

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戸建て・マンションを【販売価格】で比較

年々マンションの価格は上がっている

まず初めに、販売価格からマンションと戸建てを比較すると、近年マンションの価格のほうが戸建てよりも高くなりつつあると言うことができます。

以下のグラフは、国土交通省が発表している不動産価格の推移を表していますが、マンション価格が右肩上がりに上昇を続けていることがわかります。

戸建て・マンションを販売価格で比較

(出典:国土交通省のプレスリリースより)

具体的な金額としても、東京カンテイの調査によれば、マンションの価格は新築中古ともに2010年以降最高値を更新し、新築の平均価格は6050万円、中古は3487万円を記録しました。

背景には、いわゆる「億ション」などと呼ばれる高価なタワーマンションが増えたことに加えて、東京都心部などの人口が集まっている地域への供給が集中していることが考えられます。

したがって、地方での住宅購入を考えている場合などでは一概にどちらの資産価値が優れているとは言えないため、自分のライフスタイルと合っているかも含めて検討するべきでしょう。

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コロナの影響で戸建て人気も

一方で、コロナ禍によるリモートワークの普及によって自宅で過ごす時間が増えた結果、コロナ禍以降戸建ても人気になりつつあります

以下のグラフは、中古住宅の成約件数を表していますが、2020年度の中古住宅成約件数は前年比109.0%と上昇傾向を強めています。

戸建てマンションのコロナによる影響

(出典:レインズマーケットプレイス)

また、コロナによるリモートワークの普及によって、都心や駅からの距離を優位性としていたマンションではなく、郊外でも緑が多く、かつ床面積も広い戸建てを購入する人も増えています。

したがって、価格推移という観点で見れば、2021年はマンションの価格が上昇しており資産価値も高まっていくという見方もできますが、ウィズコロナ時代のライフスタイルという観点では戸建てにも軍配が上がるため、自分や家族がどちらを優先するのかしっかりと検討しましょう

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戸建て・マンションを【費用面】で比較

続いては、戸建て・マンションにかかってくる初期費用や、購入後にかかる固定資産税などの維持費にどのような違いがあるのか見ていきましょう。

戸建て・マンション共通してかかる費用

戸建て・マンションでそれぞれ共通してかかる費用としては、購入時にかかる初期費用や購入後の税金などがあります。前者の例として購入時の頭金や登記費用など、後者の例としては固定資産税などがあります。

また、新築の場合はかかりませんが、中古住宅の購入を検討している場合、不動産会社に支払う仲介手数料がかかるため注意しましょう。

初期費用の相場としては、新築住宅の場合は物件価格の3~5%、中古住宅の場合は物件価格の6~10%程度の費用が掛かりますので、必ず現金で用意しておきましょう。

また、固定資産税は戸建て・マンション共通してかかる費用ですが、土地に対する固定資産税には税金の軽減措置があり戸建てのほうが費用負担が少ない傾向にあります。

戸建てにのみかかる費用

戸建ての場合は、住宅の修復が必要になった際に費用が全額自己負担で必要になります。

具体的には、外壁塗装や水回りの修繕、フローリングのメンテナンスやシロアリ対策など、戸建てでは定期的にランニングコストが必要になります。場合によっては、一気に100万円以上の出費が生じることもあるため、万が一に備えておく必要があります。

一方で、戸建てはマンションのように、管理費や修繕積立金などの支払いをする必要がありません。また駐車場つきの戸建てであれば、駐車場代金も不要です。毎月住宅のローンだけ返済していけばいいので、月々の支払いにかかる負担がマンションよりも抑えられるケースも珍しくはありません。

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マンションにのみかかる費用

上に述べたとおり、マンションに住むと毎月のローン以外にも「管理費」や「修繕積立金」「駐車場代金」などがかかります。そのため、毎月の支払額が割高に感じてしまう人も多いかもしれません。

それぞれの費用は物件によって異なりますが、すべての費用を合算すると2~3万円程度になることが多いです。相場に比べて費用が安すぎるマンションは、適切な管理や修繕が行われていない可能性があるため注意が必要です。

とはいえ、逆に言えばマンションは管理費を支払う代わりに設備管理をすべて任せることが可能です。清掃やもちろん、共用設備に不具合が起きたときもすべて管理会社に対応してもらえます。

住環境を維持する手間をすべて管理会社に任せられるため、住宅維持にかかわる精神的なコストを負担したくない人はマンションがおすすめと言えるでしょう。

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戸建て・マンションを【生活面】で比較

第3章では、戸建て・マンションを購入した後の生活面での具体的な違いについて焦点を当てていきます。

戸建てのメリット

家族間のプライバシーを守りながら生活できる

戸建ては、集合住宅であるマンションに比べて独立性の高い住宅です。周囲のことを気にすること無く、プライバシーに配慮した生活ができる点が大きなメリットでしょう。

また「1階は両親、2階は子供部屋」といったように、家族内でもプライバシーを守りながら生活できる点も特徴です。

騒音を気にせず生活できる

戸建ては建物が独立しているため、マンションのように上下階の騒音に悩まされることがなくなります。また、子どもやペットによる騒音を気にして生活する必要もなくなるでしょう。

もちろん完全に音が漏れなくなるわけではないため、ある程度の配慮は必要です。しかし、マンションに比べれば大幅に過ごしやすくなることは確実です。

守らなくてはいけない規約がない

戸建てならペットの飼育も玄関前の使い方も自由です。

マンションによってはペット禁止や玄関前の使い方についての規約などがありますが、戸建てにはなく好きなペットを飼育し植物を植えることも可能です。

将来的にペットを飼うことを検討している場合や、庭でのガーデニングを楽しみたい場合などは戸建てのメリットを積極的に享受できるでしょう。

駐車場がある

敷地内に駐車場がある場合は、もちろん無料で駐車場を利用することができます

マンションの場合別途で駐車場の利用料金がかかってくるほか、居住階から駐車場までの距離が離れているケースも少なくなく、気軽に利用できないというハードルもあります。

その点で戸建ての場合は、そういったストレスなく車を利用できるのがメリットと言えるでしょう。

リフォームが自由にできる

戸建ては維持費が自己負担である代わりに、リフォームやリノベーションも自由に行うことができます。

マンションの場合は規約によってリフォームに対する規制が厳しい場合や、共用部分のリフォームができないため自由度が無くなるケースも少なくありません。

将来的にバリアフリー化を検討している場合や、中古住宅の購入を検討している場合には大きなメリットと言えるでしょう。

戸建てのデメリット

家事の導線が複雑になる

一般的に戸建ては2階以上のフロアから構成されているため、家事の動線が複雑になりやすい傾向にあります。

「洗濯機は1階でベランダは2階だから面倒」「広すぎて掃除が大変」など、家事をするうえで不便に感じることも多いでしょう。

戸建てを購入するときは、実際の家事の動線をシミュレーションしながら物件選びをしていきましょう。

希望の立地にないことがある

一概にはいえませんが、戸建ては駅から離れた場所に建てられることが多いです。とくに分譲戸建ては開発エリアに建てられることが多いため、車やバスがないと生活できないケースも少なくはありません。

閑静な住宅街は子育てに最適な環境ですが、あまりにも不便だとストレスの原因になります。買い物をする場所や学校など、長期的に生活するうえで欠かせない施設が揃っているかについて確認しておきましょう。

セキュリティ面に不安が残る

独立した住宅である戸建ては、周囲の目があるマンションと比べてセキュリティ面のリスクが高いです。窓や勝手口の侵入対策をしておかないと、空き巣の被害に遭ってしまう危険性もあります。

バリアフリー設計ではない

注文しない限り戸建ての多くはユニバーサルデザインではありません

若いうちは特に問題ありませんが、高齢になった際に階段や部屋から部屋の移動に段差がある造りは住みづらくなってしまうでしょう。

将来的に高齢の両親と住むことを検討している場合や、老後の生活を見越して購入する場合は頭に入れておきましょう。

ゴミを毎日捨てられない

戸建ての場合、ゴミを捨てられるのは地域が指定した日のみです。

ゴミの集積スペースのあるマンションなら曜日を問わず好きな時間にゴミを捨てられますが、戸建ての場合はゴミを家で保管したりそのために早起きをしなくてはなりません。

さらに、地域によってはゴミ当番があり、ゴミネットの設置や回収、ゴミ捨て場の清掃などを行う必要があるため、毎朝負担がかかる可能性があります。

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マンションのメリット

利便性が高い物件が多い

マンションは立地条件がいい物件が多いため、駅の近くや商業施設の近くに住めるというメリットがあります。条件がよくなるほど価格は上がってしまいますが、利便性を求める人にとっては非常に住みやすいでしょう。

また、ラウンジや託児所などの設備が併設されている物件も増えてきており、生活においての利便性が非常に高い点もメリットです。

共用施設が利用できる

戸建てにはないメリットとして、マンションはラウンジやキッズルームなどの共用施設を利用できて便利であるという点があります。

また、コロナ後に施工された新築マンションなどの場合はリモートワークができるスペースがあるなどのユニークな共用施設も増えています。

管理費や修繕費を払っている一方で、こういった共用施設を利用できるのは大きなメリットでしょう。

セキュリティ対策が充実している

マンションにはオートロックや監視カメラ、常駐の管理人などがいるため、セキュリティ対策が手厚い点が特徴です。

もちろん物件によって設備は異なりますが、住人の往来が多いマンションであれば、戸建てよりも防犯効果は高いでしょう。

設備管理や物件の清掃などをしなくていい

マンションでは、管理費を支払う代わりに設備管理をすべて任せることが可能です。清掃やもちろん、共用設備に不具合が起きたときもすべて管理会社に対応してもらえます。

住環境を維持する手間をすべて管理会社に任せられるため、戸建てと比べて手がかからない点が大きなメリットです。

家事の動線をコンパクトにできる

マンションの多くはワンフロアになっているため、家事の動線がコンパクトになる点もメリットです。階段がなく面積も広すぎるというわけではないので、戸建てと比べて家事のストレスは少ないでしょう。

また、段差がないためバリアフリー性が高い点もメリットと言えるでしょう。

マンションのデメリット

面積が狭い

マンションは戸建てと比べて面積が狭い点は、メリットでもありデメリットでもあるポイントです。今はとくに問題なくても、家族が増えたときにスペースが足りなくなってしまう可能性があります。

将来的なライフプランもふまえて、余裕を持った間取りのマンションを購入できると失敗しにくいでしょう。

生活音やプライバシーに注意が必要

集合住宅であるマンションは、生活音やプライバシーに配慮が必要です。古いマンションの場合、足音だけではなく少し大きなテレビの音なども聞こえてしまうことがあるため、生活をするうえで注意が欠かせません。

近年建てられたマンションであれば防音性が高いことが予想されますが、それでも集合住宅である以上、一定の配慮は必要になるでしょう。

リフォームしにくい

マンションには管理規約というものが存在しており、そこにはリフォームやリノベーションについてのルールが設けられている可能性があります。内容によっては、自由にリフォームやリノベーションができない可能性があることを理解しておきましょう。

● 指定業者以外立ち入り禁止
● 水回りの設備移動禁止
● 防音性の高い床材以外使用禁止

上記のようなルールが定められているマンションもあります。リフォームやリノベーションを検討している場合は、あらかじめ工事が可能かどうか管理会社に確認をとっておきましょう。

不動産売却の5つのコツを解説!失敗しないために知っておくべき心得とは

戸建て・マンションを【資産価値】で比較

最後に、近いうちに転勤がある可能性がある人など、将来的に売却も検討している人向けに戸建て・マンションの資産価値がどのように推移していくのかについて検討していきます。

不動産ですので基本的には資産価値は落ちますが、その落ち方に違いがあるのです。

戸建ての資産価値

一般的に戸建ての資産価値は、「新築から5年後に急激に資産価値が下がり、その後緩やかに下がり最後は土地だけになる」というのが一般的な戸建ての資産価値の推移です。

特に木造住宅の場合は、メンテナンスがされていないケースだと例え築20年であっても「古家付き土地」とされて売り出されていることも少なくないため、最終的には土地代しか残らないことが一般的です。

実際に以下のグラフは戸建ての売り出し価格と実際に売れた金額である成約価格のグラフですが、築0~5年の段階で売り出し価格から1000万円近く低い値段で売れていることがわかります。

戸建てとマンションの価格推移

(出典:レインズマーケットレポート

資産価値が下がる原因としては、そもそも購入時の価格が物件価格や土地価格以外にも、販促費やモデルルームを作る不動産会社側のコストと不動産会社側の利益を上乗せした価格であるため、中古になった途端2割近く値段が下がるという事情が大きいでしょう。

マンションの資産価値

築5年目までに急激に資産価値が下がる戸建てと比べて、マンションの場合は資産価値の下落は緩やかです。

以下は中古マンションの築年帯別の平均価格を示したグラフです。

戸建てとマンションの価格推移

(出典:レインズマーケットレポート

ご覧の通り、築年数が経っても下落は緩やかで、それに加えてマンションの場合は管理状況にもよりますが、ヴィンテージマンションという形で築50年以上のマンションが売買されていることもあります。

また、マンションの場合は都心や駅の近くに位置している物件も多く、人気の駅や沿線に位置している場合ほとんど購入時の価格のまま売却することができるケースもあります。

以上をまとめると、「同じ地域に位置している戸建てとマンションの資産価値の下がり方はほぼ一定だが、傾向的にマンションのほうが好立地な場合が多いため資産価値が結果的に下がりづらい」という結論が言えそうです。

売りやすいのはマンション

また、上の2つのグラフを見てもわかる通り、マンションのグラフは「新規登録物件」と「成約物件」のグラフがほぼ一致していることがわかります。

これは、売り出し価格とほぼ同じ価格で売却できていることを意味し、マンションの需要が根強いことを物語っています。

また、レインズマーケットレポートによれば、築6~10年のマンションの成約率は35%を超えていますが、戸建ての場合は26~27%にとどまっています。

第一章のグラフに代表されるような、近年の都心部への人口過密などが影響してマンションの需要が高まっていることも背景にあるでしょう。

したがって、転勤などで将来的に売却を検討している人はマンションの購入がおすすめと言えるでしょう。

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状況や目的に合わせた選び方

上記の戸建て・マンションの比較をふまえて、最後に戸建てとマンションそれぞれがおすすめの人について説明します。

自由度やプライバシーへの配慮を重視するなら戸建て

戸建てがおすすめなのは、ある程度手がかかってもいいから、自由でプライバシーに配慮した生活を送りたい人です。

独立性の高い戸建てでは、周辺住人を気にすること無く自分らしい生活ができます。家族内のプライバシーも守れるため、子どもが大きくなったときも快適に過ごしてもらえます。

定期的なメンテナンスを自分で行う必要はありますが、好きなように増改築をしたりお手入れをすることで、より愛着のある家を作り上げていくことが可能です。

利便性が高く管理不要の住宅を希望するならマンション

マンションがおすすめなのは、とにかく便利で手のかからない住宅を手に入れたい人です。近所付き合いなども最低限でいいので、人間関係が面倒だと感じている人にも最適でしょう。

マンションは共用部分の管理や修繕などを一任できるため、とにかく手がかからない物件です。忙しくて自宅に手をかけられない共働きの夫婦や、子育てに忙しい世代におすすめです。

戸建てとマンションの特徴を押さえて、自分に合ったマイホームを

戸建てとマンションには多くの違いがあり、それぞれに向いている人は異なります。プライバシーに配慮しながら生活したいなら戸建て、管理の手間を減らして便利に暮らしたいならマンションが向いているでしょう。

それぞれでかかる費用は状況によって大きく異なるため、一概にどちらがお得とはいい切れません。家族のライフスタイルや将来的なライフプランもふまえ、長く快適に過ごせる住宅を見極めていきましょう。

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