整地にかかる費用の相場はいくら?整地の方法別費用についても紹介!

整地にかかる費用の相場はいくら?整地の方法別費用についても紹介!

整地にかかる費用はいくら?

特別な作業・環境がない場合、平地の整地にかかる費用の相場は1㎡あたり300円~600円です。1坪が約3.3㎡であるため、10坪の場合は約33㎡となり、整地にかかる費用は9,900円~1万9,800円となります。

▽整地費用の相場(一般的な整地方法「粗仕上げ」の場合)

㎡単価10坪(約33㎡)の費用
300円~600円9,900円~1万9,800円

本記事では、整地にかかる費用の相場や、整地における仕上げ方法別の費用について解説しています。

解体工事にかかる費用は整地だけではありません。以下のシミュレーションツールでは整地をふくむ、ご自宅の解体費用がいくらになるかを自分でお見積りできます。
解体工事を具体的にご検討中の方は、ぜひご活用ください。

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整地にかかる費用の相場

冒頭で解説したとおり、整地にかかる費用の相場は、1㎡あたり300円~600円です。1坪が約3.3㎡であるため、10坪(約33㎡)だと9,900円~1万9,800円です。

▽整地費用の相場(一般的な整地方法「粗仕上げ」の場合)

特徴㎡単価10坪(約33㎡)の費用
一般的な土地300円~600円9,900円~1万9,800円

ただし、傾斜がある土地や山林のように基盤改良が必要な土地の場合、作業効率が悪くなるため金額は次のようになります。

特徴㎡単価10坪(約33㎡)の費用
傾斜がある土地1万円~2万円33万円~66万円
基盤改良が必要な土地2万円~3万円66万円~99万円

また、伐根や伐採など、追加で作業が必要になる場合は追加で費用が発生します。

例えば、庭木の伐採には1本あたり2,000円~7,000円ほど、伐根なら1本当たり5,000円ほどかかります。また、石の撤去には50㎏で750円~2,000円100㎏で1万5,000円~4万円ほどかかります。

▽追加費用の相場

費用の項目相場
庭木の伐採2,000円~7,000円/本
庭木の伐根5,000円/本
石の撤去50kgの場合:750円~2,000円
100kgの場合:5,000円~4万円

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坪数ごとの整地費用

以下は坪数ごとの整地費用の相場です。広い土地であるほど整地費用が高くなっていきます。

坪数相場
30坪2万9,700円~5万9,400円
60坪5万9,400円~11万8,800円
100坪9万9,000円~19万8,000円
200坪19万8,000円~39万6,000円
整地費用をふくむ、ご自宅の解体工事全体にかかる費用がいくらか概算したい方は、次のシミュレーションツールで無料で見積もることができます。ぜひご活用ください。

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【仕上げ方法別】整地の費用相場

整地にかかる費用は整地の方法によって異なります。以下の表は、整地の方法別の費用を一覧化したものです。

整地方法㎡単価10坪(約33㎡)の費用
粗仕上げ300円〜600円9,900円~19,800円
砂利整地1,000円~1,500円33,000円~49,500円
砕石舗装2,000円~7,000円66,000円~231,000円
真砂土舗装3,000円~4,000円99,000円~132,000円
コンクリート舗装5,000円~1万円165,000円~330,000円
防草シート仕上げ1,000円~6,000円33,000円~198,000円
どの方法がいいのかは以降から解説していくよ!

粗仕上げ

荒仕上げはかかる費用が最も少ない整地の方法で、土地の活用方法が特に決まっていない場合に実施されることが多いです。家解体後の石や木材を取り除いて、ゴミや廃材がない状態に土地を整えます。

▽粗仕上げの相場

㎡単価10坪(約33㎡)の費用
300円〜600円9,900円~19,800円
メリットは安価に整地ができるという点で、デメリットは業者によって仕上がりの奇麗さに差がでること、土地の活用方法が決まっている場合、再度整地を行う必要があるということです。
▽粗仕上げのメリット・デメリット
メリット
  • かかる費用が最も少ない
デメリット
  • 業者によって仕上がりの奇麗さに差がでる
  • 土地の活用方法が決まっている場合、再度整地を行う必要がある

粗仕上げの出来栄えは業者によってさまざまで、石や木々を除去するだけの業者もいれば、土を耕して平らにならすまで対応する業者もいます。また、粗仕上げをした後もその後の活用方法によっては再度作業をしなければならず、二度手間が発生してしまいます。

砂利整地

砂利整地は雑草が生えにくくなる整地方法のひとつで、粗仕上げに次いでやすく済む整地の方法です。粗仕上げ同様に石を取り除いた後で、砂利で地面を推し固めてならします。砂利を敷くので雑草が生えにくくなるというデメリットがあります。

▽砂利整地の相場

㎡単価10坪(約33㎡)の費用
1,000円~1,500円33,000円~49,500円
メリットは安価に整地ができるという点で、デメリットは業者によって仕上がりの奇麗さに差がでること、土地の活用方法が決まっている場合、再度整地を行う必要があるということです。
▽粗仕上げのメリット・デメリット
メリット
  • かかる費用が最も少ない
デメリット
  • 業者によって仕上がりの奇麗さに差がでる
  • 土地の活用方法が決まっている場合、再度整地を行う必要がある

粗仕上げの出来栄えは業者によってさまざまで、石や木々を除去するだけの業者もいれば、土を耕して平らにならすまで対応する業者もいます。また、粗仕上げをした後もその後の活用方法によっては再度作業をしなければならず、二度手間が発生してしまいます。

砂利整地の費用は、1㎡あたり1,000円~1,500円程度が相場です。

砂利整地とは、粗仕上げのあとに砂利を敷き、重機を使って転圧を行ない仕上げる、という整地の方法です。これにより、水はけがよくなったり、砂利の上を歩くと音が鳴るため防犯対策になったり、雑草が生えにくくなったりといったメリットがあります。

そのため砂利整地は、比較的コストを抑えながらメリットも得たいという人にはおすすめです。

砕石舗装

砕石舗装の費用は、1㎡あたり2,000円~7,000円程度が相場です。

砕石舗装とは、粗仕上げのあとに石を適当な大きさに砕いて均一に敷き、ローラーを使用して転圧をして固める、という整地の仕上げ方法です。粗仕上げより時間やコストはかかってしまいますが、土地がきれいに整って見え、なにより安定します。

そのため、土地の売却や新しく建築を考えている人におすすめです。

真砂土舗装

真砂土(まさど)舗装の費用は、1㎡あたり3,000円~4,000円程度が相場です。

真砂土舗装とは、粗仕上げよりも細かくごみを撤去し、真砂土と呼ばれる水はけが良く目の細かい砂状の土を、ローラーで地面を転圧して固める仕上げ方法です。見た目がきれいに仕上がったり、様々な用途で土地の活用ができます。

アスファルト舗装

アスファルト舗装の費用は、1㎡あたり3,500円~6,000円程度が相場です。

アスファルト舗装とは、砕石舗装のあとにアスファルトで舗装する整地の仕上げ方法です。アスファルトはコンクリートと比べて耐久性に劣ったり、夏は路面温度が上がり路面がゆがみやすいといったデメリットがあります。一方で、コンクリートと比べて工期が短かったりコストを抑えられたりします。

アスファルト舗装は、駐車場経営などの土地活用を考えている人におすすめです。

コンクリート舗装

コンクリート舗装の費用は、1㎡あたり5,000円~1万円程度が相場です。

コンクリート舗装とは、砕石舗装のあとに、強度を高めるために鉄筋やワイヤメッシュなどを入れてコンクリートで舗装する、といった整地の仕上げ方法です。アスファルトと比べて初期費用が高く養生機関が長くなりますが、耐用年数が長く補修が少なくて済むという利点があります。

コンクリート舗装は、駐車場経営などの土地活用や売却を考えている人におすすめです。

防草シート仕上げ

防草シート仕上げの費用は、1㎡あたり1,000円~6,000円程度が相場です。防草シート仕上げとは、雑草を根までしっかりと除いたあと地面を平らにして、防草シートで仕上げる整地の方法です。これにより太陽光を遮断されるため、雑草や種子の根付けを防ぐことができます。

防草シートだけだとあまり見栄えがよくないため、上に砂利などを敷くパターンが多いです。

整地の費用を抑える方法

整地の費用は、土地の環境や整地の仕上げ方法などによって大きく変わります。場合によってはかなりの高額になってしまうこともあるでしょう。

そんな人のために、本章では整地の費用を抑える方法について紹介します。

  • 相見積もりする
  • 自分で出来ることはやる

相見積もりをする

整地を業者に依頼する場合、必ず1社のみではなく複数の業者から見積もりを貰うようにしましょう。同じ土地・同じ整地方法だとしても依頼する業者によって費用が変わることがあります。

複数の業者から見積もりを貰うことで、それぞれの費用を比較し自分にとって得のある業者に依頼することができ、相場よりも過剰に高額な業者に依頼してしまうといったことを防げます。

しかし、安すぎる業者にも注意が必要です。整地を業者に依頼するときは、費用だけでなく対応なども考慮して判断しましょう。

自分で出来ることはやる

整地にかかる費用を抑えるためには、自分でできる作業は自分で行うことが重要です。

自分に出来そうな作業が思いつかないなら、業者に、費用を抑えるために自分でできる作業があるかを聞いてみても良いでしょう。

そうして話し合った上で、自分で行える作業は自分で行ない、コストを抑えることが大事です。

狭い土地であれば、整地は自分で行うこともできるよ!

自分で整地をする7つの手順

STEP
  • 必要な道具を用意する
  • 石や雑草を取り除いて土を耕す
  • 土壌改良剤を入れる
  • 勾配を確認する
  • 土を平らにして固める

整地を自分で行う場合、まず、整地をするために必要な道具(熊手・鎌・鍬・トンボ・スコップ)を用意しましょう。次に石や雑草を取り除き、土を柔らかくするために耕していきます。地中に無駄なものがないかも一緒に確認しましょう。

その後、必要に応じて肥料や土壌改良剤を入れます。土壌改良剤とは、土の通気性や保水性を改善するためのもので、植物を育てることに適した土壌になります。

土が柔らかくなり土壌が整ったら、必要に応じて勾配を付けます。基本的には土地が水平になるように気を使って確認しますが、水はけが悪い場合は排水のために勾配をつけなければなりません。排水枡や側溝に向かって排水されやすいように勾配を付けましょう。

最後に、高さを調整し土を平らにして固めます。高さを調整して平らにする際はトンボを使い、土が盛り上がっている部分からくぼんでいる部分に広げていきます。土の表面が凸凹だと水たまりができたり、砂利や芝生が長持ちしない原因になったりするため注意しましょう。土を固める際は、足で踏み固めるか、ハンドダンパーという工具を使って作業します。もし固めたあと高さが低くなった場合、少しづつ土を戻しながら固めていきます。

整地にかかる費用の相場を覚えておこう

平地の場合に整地にかかる費用の相場は、1㎡あたり300円~600円ですが、作業内容や土地の環境、仕上げの方法などによって変わります。どんな整地の方法があり、どれくらい費用が変わるのかを頭に入れておきましょう。そして、業者に依頼するときは相見積もりをし、相場と比較して判断しましょう。

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