自宅で査定を行うためのツールは5種類で、AI査定・査定アプリ・不動産一括査定サイト・不動産ポータルサイト・有料査定ソフトがあります。
自宅査定ツールを使用するときは注意点があるため、事前に把握しておきましょう。
「まずは不動産売却の基礎知識を知りたい」という方は、こちらの記事をご覧ください。
自宅査定ツール1|AI査定
まず始めにご紹介するのはAI査定です。このAI査定は簡単に自宅の査定額を知りたいという方にとてもおすすめの査定ツールです。
AI査定とは、不動産会社ではなくAIが自宅の査定を行ってくれるツールのことです。AI査定の最大の特徴は、査定結果がすぐに分かるところです。不動産会社に査定を依頼した場合は結果が出るまでに数日かかりましたが、AI査定ではAIが査定額を算出するため結果がすぐに分かります。
家の売却を少しでも検討しているのであれば、「自分の家がいくらで売却出来そうか」を把握しておきましょう。
そのためには、不動産会社から査定を受ける必要があります。「イエウール」なら不動産会社に行かずとも自宅で24時間申し込みが可能です。自分の家に適した不動産会社を紹介してくれるので、膨大な不動産会社の中から選ぶ手間も省くことができます。
まずは、自分の物件種別を選択してから査定依頼をスタートしてみましょう!査定依頼に必要な情報入力はわずか60秒で完了します。
あなたの不動産、
売ったら
自宅査定ツール2|査定アプリ
次におすすめの査定ツールはアプリを使うものです。アプリを使うことでスマートフォンでも簡単に自宅の査定をすることができます。
査定アプリとは
査定アプリではその名の通りスマートフォンのアプリを使って査定ができます。AI査定のアプリ版と考えてもいいでしょう。この査定アプリでもAIが査定を行うので不動産会社とのやり取りをすることなく、すぐに査定結果を知ることができます。査定アプリには主に10秒でDo!・らくらく不動産査定・ふじたろうというものがあります。スマートフォンではやく簡単に査定がしたいという方はぜひ査定アプリを使ってみてください。
使い方1:アプリをインストールする
まずは使いたいアプリを検索してインストールしましょう。
査定アプリにも多くの種類があり、査定ができるだけでなく売却相場を知ることができるアプリもあるため、査定以外にも多くの不動産売却に関する情報を入手できる機能にも注目して選んでみるとよいでしょう。
使い方2:必要事項を入力する
AI査定と同じように必要事項を入力します。必要事項はAI査定とほぼ同様の内容です。
査定アプリでもAI査定と同様に自宅の方法が多ければ多いほど査定価格が売却価格に近いものになってきます。
できるだけ多くの情報を詳細に入力して査定価格を適切なものにしていきましょう。
使い方3:査定結果を確認する
必要事項の入力が終わったらアプリに査定結果が表示されるので確認しましょう。
査定アプリによってはそのまま不動産会社に査定依頼をすることもできるようです。自宅を売却したい方はそのまま不動産会社に連絡してみるとスムーズに売却活動を始めることができるでしょう。
自宅査定ツール3|不動産一括査定サイト
次に一括査定サイトを使って査定をする方法をご紹介します。
不動産一括査定サイトとは、一度の申し込みで複数の不動産会社に査定依頼を出せるサービスです。これまでご紹介してきたAI査定や査定アプリはAIが査定価格を算出するものでしたが、この不動産一括査定サイトでは不動産会社に査定を依頼します。不動産会社に査定を依頼することでほぼ売却価格に近い査定価格を知ることができます。自宅の売却を考えている人には1番おすすめのツールです。
使い方などの詳細は以下の記事をご覧ください。
自宅査定ツール4|不動産ポータルサイト
不動産会社に査定依頼をするのは面倒だけど自宅がいくらで売れるのか知りたい方は不動産ポータルサイトを使って売却相場を調べてみましょう。
不動産ポータルサイトでは不動産の査定結果を算出することはできませんが、過去の不動産の取引の様子を見ることができるため、自分の自宅に似ている物件の売却価格を参考に売却相場を知ることができます。
査定結果よりも売却相場が知りたい方にはおすすめのツールとなっています。
不動産ポータルサイトとは
不動産ポータルサイトとは複数の不動産会社が所有・仲介する物件情報を広告として多数まとめて公開しているサイトです。
不動産ポータルサイトによっては販売中の物件だけでなくこれまでの不動産の取引の様子を掲載していることがあり、近隣の不動産の取引価格を調べることで、おおよその売却相場を知ることができます。
しかし物件の状態によって査定価格は大きく変動するのであくまで参考程度にしておきましょう。
不動産ポータルサイトには、SUUMOやLIFULL HOME’Sなどがあります。
使い方1:サイトにアクセスして調べたい都道府県を選択する
不動産ポータルサイトにアクセスして、売却相場が掲載しているページに移行します。そこで売却相場を調べたい物件と都道府県を選択しましょう。
売却相場を調べる際は過去の取引件数が多い不動産ポータルサイトを使用するとよいでしょう。たくさんのデータがあるほうがより正確な売却相場を知ることができ、さらに自宅と条件が似ている物件も探しやすくなるでしょう。
使い方2:詳しい地域を選択して売却相場を確認する
都道府県を選択したら、より詳しい地域を選択して売却相場を確認しましょう。
この売却相場を確認するときには自分の物件と条件が似ている不動産の売却価格を参考にします。
不動産会社ポータルサイトによっては築年数や面積ごとに取引件数を知ることができるためより自分の物件に近い条件の売却相場を知ることができるでしょう。
自宅査定ツール5|有料査定ソフト
公益財団法人不動産流通推進センターが提供している価格査定マニュアルのような、物件の状態を入力していくと査定結果が算出される有料査定ソフトがあります。
この有料査定ソフトを使えば査定結果がすぐ分かりますが、個人が使用するにはおすすめできないと言えるでしょう。
有料査定ソフトとは
有料査定ソフトとは、築年数や延床面積といった建物の情報を入力すると査定価格が算出される便利なソフトです。
代表的な有料査定ソフトの価格査定マニュアルで査定できる物件は住居用の不動産に限られており、投資用の住宅や工業用地などは査定できないので注意しましょう。
有料査定ソフトは不動産会社向けの査定ツール
有料査定ソフトの内容は不動産会社や不動産鑑定士のようなプロが使うツールですので、不動産の査定価格が知りたい個人向けとは言えないでしょう。
さらに価格査定マニュアルでは年間に3,000円程度の使用料がかかります。
ただ単に査定価格を知りたいという方にはあまりおすすめすることができないツールですが、不動産会社から送られてきた査定結果が妥当であるか自分で確認したいという方は使ってみるのもいいかもしれません。
自宅査定ツールを使用するときの注意点
ここまで自宅査定ツールを5つ紹介してきました。不動産を売却する際には査定を必ず行う必要がありますが、査定時には注意すべき点がいくつもあります。
正しい査定価格を把握しなければ実際の相場より安い価格で売却することになってしまうかもしれません。査定時の注意点を把握し査定を成功させましょう。
査定価格で売却できるわけではない
いくつかの査定ツールを使い似たような査定結果が算出されたとしても、その査定価格に近い価格で売却できるとは限りません。
査定価格はこの価格であれば売却できそうという目安の価格ですので、それ以上で売却できることもあれば査定価格より低い価格で売却することになることもあります。
査定価格はあくまでも参考程度と考えておきましょう。
訪問査定のほうが売却価格に近い査定結果が分かる
AI査定や不動産会社の簡易査定や匿名査定では、実際に自宅の様子を見て査定価格を算出したわけではありませんので、おおよその査定結果になってしまいます。
自宅の売却を検討していて実際の売却価格に近い査定結果を知りたい場合は訪問査定を選択しましょう。
訪問査定では、自宅の状態を直接不動産会社が見て査定を行うのでより売却価格に近い査定結果を知ることができます。さらに訪問査定では不動産だけでなく周辺環境を見て査定を行うのでより正確な査定結果を知ることができます。
自宅の売却を考えている場合は正確に査定してもらうためにも訪問査定を選択しましょう。
実際に売るときは不動産会社に査定してもらう必要がある
AI査定などで不動産の査定価格を知ることはできますが、不動産を売却するならば不動産会社に査定してもらう必要があります。
どうしてもAIの査定や簡易査定では正確な査定結果を算出することが難しいからです。
さらに不動産の売却相場は常に変化しています。過去のデータから査定価格を算出するAI査定では現在の価格を正しく評価することは難しいです。
自宅の売却を考えている場合は不動産会社に査定を依頼してから売却するようにしましょう。
ここまで自宅査定ツールについて解説してきました。
自宅査定ツールには多くの種類がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあり自分の状況に応じてツールを使い分ける必要があります。
自宅を売却することが決まっているならば、不動産会社に査定を依頼できる一括査定サイトを使用しましょう。不動産会社を査定価格や担当者の対応から比較でき自分に合った不動産会社を見つけることができるでしょう。
まだ自宅の売却を決めておらず自宅の価値を理解するために査定価格が知りたいのであればAI査定や査定アプリの使用をおすすめします。おおよその価格にはなってしまいますが匿名で査定ができるため不動産会社から営業を受けることなく査定価格を知ることができます。
それぞれの自宅査定ツールの良い点を把握して自宅査定ツールを使いこなしましょう。