「まずは不動産売却の基礎知識を知りたい」という方は、こちらの記事をご覧ください。
東急リバブルとは?
東急リバブルとは、東急不動産ホールディングス傘下の売買仲介・賃貸仲介を主な事業とする不動産会社です。
また、三井不動産リアルティグループや住友不動産販売と並んで仲介部門の3トップを誇る大手不動産会社でもあります。
不動産一括査定サイトのすまいValueも運営しており、不動産を売却したいときにはまず仲介を検討すべき不動産会社の1つです。
運営会社 | 東急リバブル株式会社 |
設立年月日 | 1972年3月10日 |
本社所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目9番5号 |
事業内容 | 不動産仲介業(売買仲介および賃貸仲介) 新築販売受託業(新築マンション・建売等の販売代理) 不動産販売業(新築マンションの分譲・リノベーション事業等) |
従業員数 | 3,694名(連結3,819名) ※2022年9月末現在 |
資本金 | 13億9630万円 |
参照:【東急リバブル】会社概要
東急リバブルの良い口コミ・評判
それでは東急リバブルの評判や口コミを確認しましょう。実際に東急リバブルに仲介を依頼して不動産を売却した経験のあるユーザーの声は、サービスを利用するかどうかの参考になります。
まずは良い口コミ・評判から紹介しています。
【口コミ】スムーズで満足のいく売却ができた
40代 / 男性・宮城県仙台市太白区
・丁寧かつ親身な対応があったため、不安な気持ちを解消することができた。
・質問や相談に迅速に対応してくれたため、スムーズなやりとりができた。
・専門的な知識や経験を持っていたため、的確なアドバイスがもらえた。
・売却に関する手続きや流れをわかりやすく説明してくれたため、安心して任せられた。
売却スピード:★★★★★ 5.0
満足している理由は、まずは不動産会社が的確なアドバイスをしてくれたことが挙げられます。物件の魅力やマーケットに合わせた価格設定、ターゲットとする購入層など、様々な要素を考慮した上で、適切な売却期間を提示してくれたため、無駄な時間や手間を省くことができました。また、不動産会社が迅速な対応をしてくれたことも大きなポイントです。購入希望者とのやり取りや手続きに必要な書類の作成など、素早い対応によって売却のスピードが加速しました。このように、不動産会社のアドバイスや対応力によって、スムーズな売却が実現できたことが、売却スピードに満足している理由です。
この会社を選んだ決め手
まずはインターネット上での口コミや評判が良かったことが一番のポイントでした。その上で、実際に問い合わせた際に対応が迅速かつ丁寧だったこと、不動産の専門知識にも精通している印象を受けたことが大きな決め手になりました。
参照:お家の語り部「東急リバブル株式会社の評判」
紹介特典を利用できる
東急リバブルでの購入検討中の方いましたらSM下さい。紹介制度ご利用で、仲介手数料が半額になります。
引用:Twitter
この投稿は、東急リバブルには紹介特典があり、実際に紹介特典を受け取ったときの投稿です。
東急リバブルは法令で定められた上限額の仲介手数料を設定していますが、紹介を受けて利用するとお得です。
担当者の対応が良かった
引用:Twitter
続いて紹介する投稿は、東急リバブルの売却プランが一番良く、実際にリバブルに仲介を依頼したとの投稿です。
実際に東急リバブルは20分に1件と換算できるほど多くの仲介実績があり、豊富な実績から裏付けられたノウハウを強みとしています。
東急リバブルの悪い口コミ・評判
良い口コミだけでなく、悪い口コミもあるのは事実です。次の章では、悪い評判を紹介していきます。
【口コミ】連絡が必要以上でしつこいと感じた
40代 / 男性・神奈川県横浜市金沢区
担当者自体は、大変誠実な対応で、販売活動も熱心でしたし、疑問点の解消やメールや電話のやり取りもスムーズで満足できる対応でした。契約後も他の不動産会社からは必要以上に連絡があり、しつこいと感じる業者もありましたが。この会社の担当者は、必要なことは漏れ無く、必要以上の連絡は無く、ストレスもなく総合的にはよかったと感じます。
売却スピード:★☆☆☆☆ 1.0
自分の肌感覚よりも500万程度高い価格で売り出したものの、チャレンジ価格では無く、査定額に対して標準的な売り出し価格との事で、早期に売却が決まるものと考えていたが、結果的には1年以上もかかり、空き家の為傷みもすすみ、短期間での売却を狙う場合の標準価格よりも更に低い価格での売却となってしまった為、契約時の説明と結果がかけ離れていると感じています。
この会社を選んだ決め手
6社に査定を依頼しましたが、査定額はかなりばらつきがあり、自分の感覚よりも1千万円近く高い査定額を出してくる業者も有りましたが、現実的 でないと考え、査定額的には4番目の業者に決めました。それでも予想よりも高い査定額でした。不動産会社を決めた一番の決め手は、実際に売りに出す時にやるべき細かい事を、査定の時点で説明してくれたところです。
例えば、電気の契約は継続して下さいであったり、水道、ガスはどうすれば良いのか等、売却が初めての場合知らない事が数多くあるので、そういった細かいところまで説明してくれる業者は信頼感があるのと、あまりにも高い査定額を出してくる業者は契約が取りたいだけのような気がするので、総合的に考えて決めました。
査定価格と売却価格に大きな差がある
昨年ネットの一括査定で色々な不動産会社に査定してもらったけど、その会社が最安値の2000万円だったし。
引用:Twitter
続いて紹介する投稿は、一括査定サイトを利用すると東急リバブルの査定価格が最安値だったとの投稿です。
本記事でも紹介しているとおり、東急リバブルに限らず複数の不動産会社に査定を依頼するのがおすすめです。
東急リバブルの売却サービス
東急リバブルと媒介契約を結んだ場合、以下のような売却サービスを受けることができます。
リバブルあんしん仲介保証
リバブルあんしん仲介保証とは、建物や土地に関して様々な保証を行っているサービスです。
受けられる保証は売約する物件によって異なります。
物件種別 | 保証 | 保証内容 |
---|---|---|
一戸建て・マンション | 建物保証 | 中古物件の検査・保証 |
住宅設備保証 | 住宅設備の検査・保証 | |
土地(更地) | 埋設物撤去保証 | 埋没物の有無の調査 埋没物の撤去費用の保証 |
地盤調査保証 | 地盤改良工事の施工を保証 | |
擁壁がある土地 | 擁壁調査保証 | 既存擁壁(土地の壁)を利用した建築を保証 |
このように、東急リバブルでは様々な物件種別に適した保証を用意しています。
売却後に買主とのトラブルを避けるために、保証サービスが豊富な東急リバブルの利用を検討してみましょう。
家の価値を高めるサービス
東急リバブルでは家の価値を高めるサービスも豊富に用意されています。
例えば、「水まわりブライトニング」というサービスでは、キッチン・バス・洗面・トイレといった水回りのクリーニングを行ってもらうことができ、内覧時に掃除が大変だとされていた水回りの掃除を簡単に済ませることができます。
そのほか、モデルルームのように部屋を演出する「ルームデコレーション」や空室物件を魅力的に演出する「バーチャルインテリアルーム」など多くのサービスが展開されています。
少しでも家の価値を高めて売却したいと考えている方におすすめできる不動産会社と言えるでしょう。
不動産買取・売却保証サービス
東急リバブルでは一般的な売却方法である仲介だけでなく、不動産買取にも対応しています。
売却保証サービスとは、仲介で一定期間内に売却できなかった場合に東急リバブルに買い取ってもらうことができる、仲介と買取の良いところを混ぜた売却方法となっており、計画的に売却したい方におすすめの売却方法と言えるでしょう。
高く売却したいけれど住み替え日が決まっている、少しでも早く売却したいと考えている方は、東急リバブルに相談してみるとよいのではないでしょうか。
東急リバブル3つの特徴
東急リバブルは、ほかの仲介不動産会社と比べて以下3つの特徴があります。
- 特徴1. 仲介実績が業界3位とトップクラス
- 特徴2. 創業50周年の老舗不動産会社
- 特徴3. 査定依頼件数40万件を突破した「すまいValue」を運営
それぞれ解説していきます。
特徴1. 仲介実績が業界3位とトップクラス
東急リバブルは、不動産の仲介実績が業界3位とトップクラスです。
公益財団法人不動産流通推進センターが公表する不動産業統計集によると、不動産仲介に関する統計は次のとおりでした(2022年3月時点)。
企業名 | 取扱高 | 仲介件数 | 店舗数 |
---|---|---|---|
三井不動産リアルティグループ | 1兆8,927億円 | 41,183件 | 291 |
東急リバブル | 1兆5,780億円 | 28,750件 | 199 |
住友不動産販売 | 1兆4,534億円 | 38,144件 | 256 |
野村不動産ソリューションズ | 9,649億円 | 10,081件 | 94 |
三井住友トラスト不動産 | 5,504億円 | 8,226件 | 71 |
※1億円以下は四捨五入によって表示
住友不動産販売と比較すると、東急リバブルは1件あたりの取扱高が高い特徴もあります。
特徴2. 創業50周年の老舗不動産会社
東急リバブルは1972年3月10日に設立し、2022年をもって創業50周年です。長い間、多くの方が東急リバブルの仲介によって不動産を売却してきました。
老舗不動産会社でありながら、東急リバブルの物件ページではAIレコメンド機能やAI相性診断など、AIを活用して買主に物件を紹介するなどの先進性もみられます。
前述のとおり現在でも仲介実績が業界3位とトップクラスであり、多くの方から根強い人気を誇っているのが東急リバブルです。
特徴3. 査定依頼件数40万件を突破した「すまいValue」を運営
不動産を売却するにあたって、1社ではなく複数の不動産会社から査定を受けたほうがより高く売却できる可能性が高まります。
複数の不動産会社から査定を受けるために便利なサービスが、不動産一括査定です。
東急リバブルは、査定依頼件数40万件を突破した不動産一括査定「すまいValue」を複数の不動産会社と共に運営しています。
- 小田急不動産
- 住友不動産販売
- 東急リバブル
- 野村不動産ソリューションズ
- 三井不動産リアルティ
- 三菱地所ハウスネット(株)
すまいValueは大手不動産会社が運営しているので、安心して利用できます。
東急リバブルのメリット5選
不動産を売却するとき、東急リバブルに仲介を依頼するメリットは次の5つです。
- メリット1. 売却保証率が高い
- メリット2. 再販売時の利益還元制度がある
- メリット3. トラブルに対しても安心できるリバブルあんしん仲介保証サービス
- メリット4. 高級物件の仲介に強みがある
- メリット5. 「アクセル君」ならマンションの高値売却を見込める
メリット1. 売却保証率が高い
東急リバブルは、売却保証率の上限が高いメリットがあります。
売却保証とは、一定期間内に買主が見つからなかった場合に、不動産会社が事前に決めた価格で不動産を買い取ってくれる仕組みです。
売主にとっては、一定期間内に少なくともこの価格以上で売れるといった安心を得られるだけでなく、住み替え計画も立てやすいです。
東急リバブルの売却保証は、販売開始から最長6ヶ月を期限として、査定価格に対して最高90%の保証があります。
また、売却保証利用者は東急リバブルから新居購入のための費用を立替払いしてもらえる制度も利用可能です。
メリット2. 再販売時の利益還元制度がある
東急リバブルの売却保証制度では、実際に媒介契約の販売期間を超えて買取られたあとでも、再販売の利益を還元する制度があります。
利益還元額の計算式は次のとおりです。
利益還元額=税抜再販売価格-買取額-購入・再販売費用
仮に買取額が3,000万円で再販売費用200万円をかけて3,500万円(税抜)で再販売されたとき、利益還元額は300万円です。
東急リバブルに買取られたあとでも、売主は一般市場によって生じた不動産売却の利益を受けられます。
メリット3. トラブルに対しても安心できるリバブルあんしん仲介保証サービス
東急リバブルは売却できるかどうかの保証だけでなく、売主・買主ともに安心して取引ができる「リバブルあんしん仲介保証サービス」を提供しています。
引渡しから3ヶ月以内に売却した不動産で雨漏りやシロアリが見つかった場合、売主は契約不適合責任を負うため補修費用などを負担しなければなりません。
その補修費用などを東急リバブルが保証してくれるため、売主は安心して売却できます。また、買主にとっても保証付物件として売り出されるため、買手が付きやすくなるのも見込めます。
建物・住宅設備保証を受けるには専属専任媒介契約を締結するなど一定の条件があるため、事前によく確認しておきましょう。
メリット4. 高級物件の仲介に強みがある
東急リバブルは、比較的高級物件の仲介に強みを持っていると推測できます。実際、仲介部門
トップ3において仲介1件あたりの金額を比較すると次のとおりです。
企業名 | 仲介1件あたりの金額 |
三井不動産リアルティグループ | 約4,600万円 |
東急リバブル | 約5,500万円 |
住友不動産販売 | 約3,800万円 |
上記の結果からすると、東急リバブルは高級物件の仲介に強いといえるでしょう。
メリット5. 「アクセル君」ならマンションの高値売却を見込める
東急リバブルには、「アクセル君」と名付けられたマンション専用の売却パッケージがあります。
パッケージの内容は次のとおりです。
- 東急リバブルとLIXILが共同開発した定額制リフォームパッケージ
- 三井デザインテックのインテリアコーディネーターが家具によってモデルルームのように演出
- 査定価格とリフォーム費用の100%が保証される売却保証
アクセル君ならリフォーム費用込みで100%の売却保証が付くため、より早期かつ高値での売却にチャレンジしやすくなります。
ただし、アクセル君も専属専任媒介契約の締結や最寄り駅から徒歩10分以内などの条件があるため事前に確認しておきましょう。
東急リバブルのデメリット
仲介不動産会社として日本トップクラスの実績を持つ東急リバブルには、次のようなデメリットもあります。
仲介大手のなかでは営業店舗数が少なめ
大手仲介不動産会社において、東急リバブルは営業店舗数(2022年3月時点)がやや少なめです。
- 三井不動産リアルティグループ:291
- 東急リバブル:199
- 住友不動産販売:256
もっとも、積水ハウス不動産グループが115、三井住友トラスト不動産は71、三菱UFJ不動産販売は35であるため、東急リバブルは十分多い水準だといえるでしょう。
東急リバブルがおすすめな方とは?
東急リバブルに仲介を依頼して不動産を売却するのがおすすめな方は、次のとおりです。
- 高級住宅を売却したい方
- マンションの高値売却を目指している方
- 東急リバブルの営業エリアの不動産を売りたい方
それぞれ解説していきます。
高級住宅を売却したい方
東急リバブルは、大手仲介不動産会社のなかでも1件あたりの仲介額が大きい特徴があります。
東急リバブルは高級住宅の売却に強みを持っていると推測できるため、高級住宅を売却したい方におすすめです。
マンションの高値売却を目指している方
マンションの高値売却を目指している方にも東急リバブルはおすすめです。東急リバブルには「アクセル君」と呼ばれるアクティブパッケージがあります。
売却保証があるため、リフォームとホームステージングをしながら高値売却にチャレンジできます。
東急リバブルの営業エリアの不動産を売りたい方
東急リバブルに仲介を依頼したくても、東急リバブルの営業エリア外だと困難です。
東急リバブルの営業エリアは、都道府県単位だと次のようになっています。
- 北海道
- 宮城
- 東京
- 神奈川
- 埼玉
- 千葉
- 茨城
- 愛知
- 大阪
- 兵庫
- 京都
- 滋賀
- 福岡
ただし、市区町村によっては営業エリア外となる場合もあるため注意しましょう。
東急リバブルをおすすめできない方とは?
東急リバブルをおすすめできないのは、次のような方です。
- 築30年超の不動産を売却したい方
- 東急リバブルの営業エリア外の不動産を売りたい方
- 複数の不動産会社から査定をしてもらいたい方
築30年超の一戸建てを売却したい方
築30年超の一戸建てを売却したい方には、東急リバブルはあまりおすすめできません。
なぜなら、東急リバブルの強みの1つである建物・住宅設備保証の対象外となってしまうからです。
築30年超の一戸建てを売却したい方は、不動産一括査定サイトを利用して築古物件に強い不動産会社を探しましょう。
東急リバブルの営業エリア外の不動産を売りたい方
営業エリア外の不動産を売りたい方は、東急リバブルをおすすめできません。
東急リバブルは営業エリア外の不動産について仲介を依頼できないからです。
もし東急リバブルの対応エリア外の不動産を売却したい場合は、大和ハウスグループ、スター・マイカ・ホールディングス、カチタス、大京穴吹不動産といった幅広い地域に支店を構えている不動産会社に相談してみるとよいでしょう。