【2024年7月最新】マンション売値高騰中!見通しと売値の調べ方を解説

【2024年7月最新】マンション売値高騰中!見通しと売値の調べ方を解説

2024年3月のマンションの売値は、東京都で6002万円、大阪府で3227万円、愛知県では2512万円です。

マンションの売値は近年上昇し続けていて、特に北海道や東京都では相場の値上がりが顕著です。

そして、マンションの売値の高騰は今後も続く可能性が高いと考えられます。

この記事では、主要都市のマンションの売却相場とその推移の最新情報と、売値の調べ方を解説します。

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マンション売却に注意点はある?流れや費用も紹介!

【2024年最新】マンション売却相場まとめ!全国・エリア別の市況感も解説

全国のマンション売却価格相場は高騰中!今後も高騰は続く見込み

以下は国土交通省が発表している不動産価格指数家やマンションの売却相場)のデータです。

緑色がマンションの価格を表しています

参考:国土交通省 不動産価格指数掲載ウェブサイト (公表日:2023/06/28)

マンションの価格は、2013年から現在まで、急上昇し続けています

直近では、2020年には新型コロナの流行、2021年には東京オリンピック閉幕があり、マンションの価格が下落するのではないかと言われていましたが、現在に至るまで、マンションの価格は上昇を続けています。

少なくとも今現在はマンション売却相場は過去最高価格で推移しているといえるでしょう。

今後の見通しとしても、マンション売値の高騰は続くと考えられます。

マンション売値高騰はこれからも続く見込み

マンション売値の高騰がこれからも続くと考えられる要因は次の2つです。

  1. 不動産投資の活発化
  2. 建設コストの増大
  3. コロナ禍以降の住宅需要の増大

それぞれの要因について、詳しく解説していきましょう。

不動産投資の活発化

直近では、グローバル化の進展に伴って外国人投資家による不動産投資も活発化しました。

特にアジアの経済成長が著しい国々からの資本が、主要都市の不動産市場に流入したことで、マンション価格の上昇が進んでいると考えられます。

大都市圏では、利用可能な土地が限られており、新たな開発が難しい状況にあるということも、マンション価格の上昇を後押ししています。

直近では急激な円安が進んでいるためにさらに外国人投資家の資金流入が進み、マンション価格の上昇を後押ししていると考えられます。

円安は今後も当面続くことが予測されているため、今後もマンション売値の高騰は続くと考えられます。

さらに直近では、つみたてNISAをきっかけに投資に興味を持つ人が多いです。

投資に興味を持つ人が増えたことで、最近では不動産クラウドファンディングの人気が高まっています。

最近では不動産投資に興味を持つ人が増えたことで、不動産投資の間口が広がり、不動産投資を行う人は今後も増えていくと考えられます。

不動産投資が活発化していくことを加味すると、今後もさらにマンション価格は上昇していくと考えられます。

建設コスト増大

原材料費の高騰や人件費の上昇によって建設コストが増大したことも、マンションの価格上昇に影響を与えています。

基本的に新築マンションの価格と中古マンションの価格は連動しています。

そのため、新築マンションの建設コストが増大していることで、中古マンションの売値も押し上げられているのです。

特に、近年では環境に配慮した建築材料やエネルギー効率の高い設備への需要が高まっていることが、コスト増加の一因となっています。

さらに、材料の多くは輸入品であることから、直近では円安の影響も大きいです。

円安のために原材料費が増大していることもコスト増加の一因となっています。

コロナ禍以降での住宅需要の増大

特に2021年以降には、コロナ禍で急激にテレワークが普及したことで、在宅勤務をする人が増加しました。

在宅勤務によって自宅で過ごす時間が長くなったことで、より広く、より快適な住宅への需要が高まりました

そしてポストコロナの現在でも、依然としてテレワークしている人の割合は高いので、住宅需要も高いままです。

新しい行動様式が広まった今、テレワークは当たり前の存在となりました。

そのため、テレワーク率は今後も高い水準で推移していくと考えられ、住宅需要も高いままだと考えられます。

さらに、近年では都市部への人口集積が進んでいます。

都市部の人口が増えることで、マンションの需要もさらに増大していくと考えられます。

マンション需要の増大が続くことを踏まえると、マンション価格は今後とも上昇すると考えられます。
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主要エリアのマンション売値・売値の推移・見通し

まずはマンションの売却価格相場をつかむために、マンション平均売却価格をみてみましょう。

2024年6月の主要都市のマンション平均売却価格は次のとおりです。

主要都市平均売却価格
東京都6,156万円
神奈川県4,016万円
埼玉県2,852万円
千葉県2,899万円
愛知県2,378万円
大阪府3,236万円
北海道2,266万円
福岡県2,534万円

“2024(令和6)年6月度月例速報マーケットウォッチ[全国版]”. 東日本不動産流通機構 を参考にイエウールが独自に作成(閲覧日:2024年4月26日)

全国の中で最もマンションの平均売却価格が高いのは東京都です。

次に、主要都市ごとの売却相場について、㎡単価や築年数、取引件数も含めて詳しく確認していきましょう。

マンション売却価格相場の推移と見通し|東京都

2023年6月2024年6月増減
平均売却価格5,713万円6,156万円+7.8%
専有面積59.71㎡59.54㎡-0.3%
㎡単価95.69万円100.40万円+8.1%
築年数22.90年23.27年+1.6%
取引件数1,709件1,818件+6.4%

参考:“2024(令和6)年6月度月例速報マーケットウォッチ[全国版]”. 東日本不動産流通機構 (閲覧日:2024年7月23日)

2024年6月の東京都のマンション平均売却価格は6,156万円で、昨年から7.8%上昇していることから、東京都のマンション売却相場は大幅に上昇したといえるでしょう。

なお、東京都のマンション売却価格は全国の中でももっとも高いです。

また、取引件数も+6.4%と大きく伸びています。

ここで、2008年から2024年までの東京のマンション売却価格の推移を見てみましょう。

出典:不動産価格指数 国土交通省(2024/07/23閲覧)

東京都のマンション価格は右肩上がりに推移していて、この15年でマンション価格はおよそ2倍に伸びました。

特に2020年以降はそれまでよりも伸び幅が大きくなり、直近4年でマンションの売却価格は30%ほど伸びています。

過去に比べて直近はとくにマンション価格が急激に上昇しているといえます。

東京都のマンション売値の見通しとしては、今後も大幅な高騰が続いていくと考えられます。

全国の中でも特に東京都では人口集積がより進んでいます。

また、不動産投資に興味を持つ人が多いことに先ほど触れましたが、投資にあたっては、資産としての安全性が高い東京都のマンションを求める人も多いです。

そのため、東京都でのマンション需要は増大していくことが予想されます。

ただし、東京都、とくに23区の土地は限られているため、需要に対して供給が追い付かないと考えられます。

需要が増大するにもかかわらず供給が追い付かない状況を加味すると、東京都では今後も大幅なマンション売値の高騰が続いていくと考えられます。

東京都での成約事例をより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

マンション売却価格相場の推移と見通し|神奈川県

2023年6月2024年6月増減
平均売却価格3,705万円4,016万円+8.4%
専有面積67.38㎡67.65㎡+0.4%
㎡単価54.99万円59.35万円+7.9%
築年数24.30年24.54年+1.0%
取引件数720件714件-0.8%

参考:“2024(令和6)年6月度月例速報マーケットウォッチ[全国版]”. 東日本不動産流通機構 (閲覧日:2024年7月23日)

2024年6月の神奈川県のマンション平均売却価格は4,016万円で、昨年から8.4%上昇しています。

神奈川県のマンション売却相場は大きく上昇したといえます。

ここで、2008年から神奈川県を含む南関東圏の売却価格相場の推移を見てみましょう。

出典:不動産価格指数 国土交通省(2024/07/23閲覧)

南関東のマンションの売却価格相場は右肩上がりに上昇していて、ここ15年ほどの間に売却価格相場がほぼ倍まで上昇しています。

神奈川県は東京都に比べてやや上昇幅が小さいと考えられるものの、マンション売却価格相場はかなり堅調に上昇を続けていると考えられます。

今後の神奈川県のマンション売値の見通しとしては、大幅な高騰がこれからも続いていくと考えられます。

東京都ではマンションの需要が高まっているものの、供給が追い付いていないため、今後もマンション売値の高騰が続くと考えられます。

そして、神奈川県は東京に簡単にアクセスできる利便性の高さから、東京都のマンション売値高騰に伴って神奈川県のマンション売値も高騰を続けていくと考えられます。

神奈川県の中でも、とくに横浜市や川崎市といった沿岸エリアでは、東京都への利便性が特に高いことを受けて、顕著にマンション価格が高騰していくことが予想されます。

神奈川県での成約事例をより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

マンション売却価格相場の推移と見通し|埼玉県

埼玉県の2024年最新のマンション売却相場は以下のようになっています。

2023年6月2024年6月増減
平均売却価格2,890万円2,852万円-1.3%
専有面積67.96㎡67.65㎡-0.5%
㎡単価42.52万円42.15万円-0.9%
築年数24.57年26.58年+8.2%
取引件数319件346件+8.5%

参考:“2024(令和6)年6月度月例速報マーケットウォッチ[全国版]”. 東日本不動産流通機構 (閲覧日:2024年7月23日)

2024年6月の埼玉県のマンション平均売却価格は2,852万円で、昨年から1.3%下落しています。

埼玉県のマンション売却相場は小幅に下落したといえます。

また、マンションの取引件数が+8.5%と伸びていることも特徴的です。

ここで、2008年から2024年までの、千葉県を含む南関東圏の売却価格相場の推移を見てみましょう。

出典:不動産価格指数 国土交通省(2024/07/23閲覧)

南関東のマンションの売却価格相場は右肩上がりに上昇していて、ここ15年ほどの間に売却価格相場がほぼ倍まで上昇しています。

千葉県のマンション売却価格相場は直近だと1.1%とゆるやかに上昇していますが、長期的に見るとかなり堅調に上昇していると考えられます。

埼玉県のマンション売値の見通しとしては、今後も堅調に上昇を続けていくと考えられます。

埼玉県のマンション売値は、東京都に簡単にアクセスできる利便性の高さと、全国的なマンション売値高騰の影響を受けて、上昇する可能性が高いと考えられます。

埼玉県での成約事例をより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

マンション売却価格相場の推移と見通し|千葉県

2023年6月2024年6月増減
平均売却価格2,725万円2,899万円+6.4%
専有面積72.25㎡71.50㎡-1.0%
㎡単価37.71万円40.54万円+7.5%
築年数26.86年27.16年+1.1%
取引件数363件381件+5.0%

参考:“2024(令和6)年6月度月例速報マーケットウォッチ[全国版]”. 東日本不動産流通機構 (閲覧日:2024年7月23日)

千葉県のマンション売却相場は、直近1年では+6.4%大幅に上昇しています。

東京都に近いエリアに位置していることや、需要の拡大が影響して、千葉県のマンション価格が上昇したと考えられます。

ここで、2008年から2024年までの、千葉県含む南関東圏の売却価格相場の推移を見てみましょう。

出典:不動産価格指数 国土交通省(2024/07/23閲覧)

南関東のマンションの売却価格相場は右肩上がりに上昇していて、ここ15年ほどで売却価格相場がほぼ倍まで上昇しています。

今後の千葉県のマンション売値の見通しとしては、大幅な高騰がこれからも続いていくと考えられます。

東京都ではマンションの需要が高まっているものの、供給が追い付いていないため、今後もマンション売値の高騰が続くと考えられます。

千葉県は東京に簡単にアクセスできる利便性の高さが魅力です。

そのため、東京都のマンション売値高騰に伴って千葉県のマンション売値も高騰を続けていくと考えられます。

千葉県の中でも、とくに千葉市や船橋市といった西側エリアでは、東京都への利便性が特に高いことを受けて、顕著にマンション価格が高騰していくことが予想されます。

千葉県での成約事例をより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

マンション売却価格相場の推移と見通し|愛知県

2023年6月2024年6月増減
平均売却価格2,460万円2,378万円-3.4%
専有面積74.74㎡75.36㎡+0.8%
㎡単価32.91万円31.55万円-4.1%
築年数23.36年26.67年+14.2%
取引件数332件381件+14.8%

参考:“2024(令和6)年6月度月例速報マーケットウォッチ[全国版]”. 東日本不動産流通機構 (閲覧日:2024年7月23日)

2024年6月の愛知県のマンション平均売却価格は2,512万円で、昨年から-3.4%と下落しています。

一方で、取引件数は+14.8%と大幅に増加していて、愛知県ではマンションの取引がかなり活発化したといえます。

ここで、愛知県のマンション価格の2008年から2024年までの推移を見てみましょう。

出典:不動産価格指数 国土交通省(2024/07/23閲覧)

愛知県のマンション価格もこの15年ほどでほぼ2倍までマンション売却価格相場が上昇しています。

愛知県では、とくに2014年以降は一定の割合でマンション価格が上昇し続けています。

愛知県のマンション売却価格相場を首都圏のものと比較してみると、マンション価格の変動幅が大きめなことも特徴的だといえます。

そのため、愛知県でマンションを売却するのであれば、直近の価格相場の動向に注意して、売り時を慎重に見極めることが重要になります。

愛知県のマンション売値の今後も見通しとしては、大幅な高騰が続いていくと考えられます。

愛知県は、中部地方の中心都市として、全国的に見てもとくに人口集積が進んでいる都市のひとつです。

人口集積に伴ってマンション需要が増大していくと考えられることと、全国的にマンション価格の高騰が続くと考えられることを踏まえると、愛知県のマンション売値も大幅に上昇していく可能性が高いと考えられます。

愛知県での成約事例をより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

マンション売却価格相場の推移と見通し|大阪府

2023年6月2024年6月増減
平均売却価格2,877万円3,236万円+12.5%
専有面積67.04㎡66.26㎡-1.2%
㎡単価42.91万円48.83万円+13.8%
築年数26.57年26.31年-1.0%
取引件数759件926件+22.0%

参考:“2024(令和6)年6月度月例速報マーケットウォッチ[全国版]”. 東日本不動産流通機構 (閲覧日:2024年7月23日)

2024年6月の大阪府のマンション平均売却価格は3,236万円で、昨年から+12.5%と大きく上昇しています。

また、取引件数が+22.0%と大幅に伸びていることからも、マンションの取引がかなり活発化したといえます。

ここで、大阪府のマンション価格の2008年から2024年までの推移を見てみましょう。

出典:不動産価格指数 国土交通省(2024/07/23閲覧)

大阪府のマンション売却価格相場も、首都圏や中部圏と同様に、ここ15年ほどの間にほぼ倍になっています。

2014年以降、大阪府のマンション売却価格相場はほぼ一定の割合で上昇し続けています。

大阪府のマンション売値の今後も見通しとしては、大幅な高騰が続いていくと考えられます。

大阪府は、関西地方の中心都市として、全国的に見てもとくに人口集積が進んでいる都市のひとつです。

人口集積に伴ってマンション需要が増大していくと考えられることと、全国的にマンション価格の高騰が続くと考えられることを踏まえると、大阪府のマンション売値も大幅に上昇していく可能性が高いと考えられます。

大阪府での成約事例をより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

マンション売却価格相場の推移と見通し|北海道

2023年6月2024年6月増減
平均売却価格2,162万円2,266万円+4.8%
専有面積74.55㎡74.51㎡-0.1%
㎡単価29.00万円30.42万円+4.9%
築年数26.74年28.07年+5.0%
取引件数214件245件+14.5%

参考:“2024(令和6)年6月度月例速報マーケットウォッチ[全国版]”. 東日本不動産流通機構 (閲覧日:2024年7月23日)

2024年6月の北海道のマンション平均売却価格は2,266万円で、昨年から+4.8%と上昇しています。

また、取引件数が+14.5%と大幅に伸びていることからも、マンションの取引がかなり活発化したといえます。

また、ほかの地域よりも取引されているマンションの平均的な築年数は20年強ですが、北海道では取引されているマンションの築年数が長く、平均でも築30年に近いことも特徴的です。

ここで、北海道のマンション価格の2008年から2024年までの推移を見てみましょう。

出典:不動産価格指数 国土交通省(2024/07/23閲覧)

北海道のマンション売却価格は、ほかの都市圏と比べても最も上昇幅が大きいです。

ほかの都市圏ではマンション価格がここ15年ほどで2倍に伸びているのに対し、北海道では2.5~3倍に上昇しています。

ただし、上昇幅も大きいですが、変動幅も大きいことに注意しましょう。

北海道でマンションを売却するのであれば、直近の価格相場の動向に注意して、売り時を慎重に見極めることが重要です。

北海道でのマンション売値の今後の見通しとしては、高騰が続く可能性が高いです。

全国的なマンション売値高騰のあおりを受けて、北海道でのマンション価格は顕著に上昇を続ける可能性が高いと考えられます。

北海道での成約事例をより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

マンション売却価格相場の推移と見通し|福岡県

2023年6月2024年6月増減
平均売却価格2,112万円2,534万円+20.0%
専有面積66.05㎡66.30㎡+0.4%
㎡単価31.98万円38.12万円+19.5%
築年数25.72年24.88年-3.4%
取引件数313件359件+14.7%

参考:“2024(令和6)年6月度月例速報マーケットウォッチ[全国版]”. 東日本不動産流通機構 (閲覧日:2024年7月23日)

2024年6月の福岡県のマンション平均売却価格は2,534万円で、昨年から+20.0%と急激に上昇しています。

また、取引件数が+14.7%と大幅に伸びていることからも、マンションの取引がかなり活発化したといえます。

ここで、九州地方のマンション価格の2008年から2024年までの推移を見てみましょう。

出典:不動産価格指数 国土交通省(2024/07/23閲覧)

九州・沖縄地方のマンション売却価格も、ほかの都市圏と比べて上昇幅が大きいです。

三大都市圏ではマンション売却価格相場がここ15年で2倍近くに上昇していますが、九州・沖縄地方では2.5倍ほどに上昇しています。

これを踏まえると、九州・沖縄地方の中枢となっている県の一つである福岡県では、堅調にマンション売却価格相場が上昇し続けていると考えられます。

福岡県のマンション売値の今後の見通しとしては、やはり高騰を続ける可能性が高いです。

福岡県は、九州・沖縄地方の中枢となっている県なので、とくに周辺の県からの人口流入傾向が強いです。

そしてこの人口集積傾向は今後とも進んでいくことが予測されています。

人口集積に伴ってマンション需要が増大していくと考えられることと、全国的にマンション価格の高騰が続くと考えられることを踏まえると、福岡県のマンション売値も大幅に上昇していく可能性が高いと考えられます。

福岡県での成約事例をより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

これまでとこれからのマンション価格推移と価格高騰理由を解説

築10年マンションの売却相場は?値下がり率やメリット・デメリットなどを徹底検証!

築20年マンション売却相場は?自分で売却相場を調べる方法も解説

築40年マンションは売却できる?相場や成功のコツも合わせて解説!

築50年マンション売却は可能?資産価値や売却相場、コツなどについて解説!

マンション売値を自分で調べる方法

ここまで、マンション売却相場とその推移を、全国とエリアごとでそれぞれ最新情報を紹介してきました。

この章では、自力で現在のマンションの売却相場を調べる方法をご紹介します。

AI査定を利用する

まずはこのフォームからご自身のマンションの売値をAI査定してみましょう。

AI査定では、マンション名を入力するだけで、過去の成約事例をもとに、売却相場価格をAiでシミュレーションすることができます。

完全匿名でシミュレーションできますので、まずはAI査定を利用して簡単に相場感をつかむのも手です。

レインズマーケットインフォメーションを使う

ご自身のマンションと似た条件の物件の直近1年間の売却相場を知りたい場合は、公益財団法人東日本流通機構の特設サイト「レインズ・マーケット・インフォメーション」を利用してみましょう。

築年数や専有面積、間取り、沿線、最寄り駅など様々な条件を絞り込むことで、ご自身のマンションと近い条件のマンションが実際に成約した価格を知ることができます。

実際に条件で絞り込んでみると、このようにグラフが表示され一目で売却相場を知ることができます。

新規追加レインズマーケットインフォメーションの絞り込み結果です。

ご自身のマンションと近い条件のマンションの売却実績を一目で確認することができるため、マンションは実際にいくらで売れそうなのかを簡単に把握することができます。

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不動産情報ライブラリを使う

不動産情報ライブラリを確認するのも手です。

不動産情報ライブラリは、不動産の価格の情報を含む、不動産に関する様々な情報を国土交通省が提供しているサイトです。

このサイトでは、実際に不動産を売買した人へのアンケート結果をもとに調査した不動産取引価格情報や成約価格情報が公開されています。

このサイトでご自身のマンションの地域の成約価格情報をチェックすることで、ご自身でマンションの売値を確認することができます。

 

マンション売値の推移の見通し

ここまでに、現在のマンション売値やその推移、そしてマンション売値を自分で調べる方法を解説してきました。

こうした情報を踏まえて、マンションをいつ売るかを決めるためには、マンション売値が今後どのように推移するのかが気になる方も多いのではないでしょうか。

この章ではマンション売値が今後どのように推移するか、見通しを解説します。

結論から言うと、マンション売値は今後も堅調に上昇する可能性が高いと考えられます。

これは、社会や市場が変動するリスクはあるものの、マンションへの需要は堅調に高まり続けると考えられるからです。

マンションの需要が堅調に高まり続けると考えられるのは、今後都市圏への人口集中がさらに進んでいくことが予測されているからです。

国連の予測では、都市圏への人口集中は今後世界的に進んでいくとされています。

総務省の調査によると、日本でも今後さらに大都市圏への人口集中が加速していくことが予測されています。

出典:総務省「三大都市圏および東京圏の人口が総人口に占める割合」 (2024/07/23閲覧)

グラフを見てのとおり、三大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏)への人口集中は今後も進んでいくと考えられています。

三大都市圏に住む人の割合は、2020年時点では51.8%ですが、2050年時点では56.7%まで増加することが予測されています。

とくに東京圏では、2020年時点では28.4%だった人口が、32.5%まで増加する見込みです。

そのため、三大都市圏の中でも特に東京圏では人口集中がさらに進んでいくと考えられます。

また、北海道や九州でも、中枢都市である札幌市や福岡県への人口集中が今後さらに加速していくことが予測されています。

そのため、北海道や福岡県でも、マンション売却価格相場は高騰し続けていく可能性が高いと考えらます。

プロの査定を受けて売却価格相場を正確に把握しよう

マンションの売却を検討している場合には、その道のプロである不動産会社に査定してもらうことで、より正確に売却価格相場を知ることができます。

同じマンションの中でも、たとえば物件の状態や部屋の位置といった細かい条件によって、売却価格相場が大きく変わる場合もあります

そのため、同じマンションの別部屋の価格を調べてもその価格が自分の部屋の価格になるとは限らないのです。

マンションを売却する際には、相場に近い価格設定でマンションを売り出すことが重要です。

そのためには、ご自身のマンションの売却相場を正確に把握する必要があります

自分のマンションがいくらで売れるのかを正確に知るためには、不動産会社の査定がおすすめです。

ただし、実は査定方法に明確なルールはなく不動産会社によって査定結果が異なります

つまり、1社の査定結果だけでは不十分。その査定結果が高いのか安いのか判断できないのです。

売却相場を知るためには、3社以上に査定をしてもらいましょう。

3社以上に査定をしてもらえれば価格の幅と平均である売却相場が分かります。

査定を依頼する際には、一括査定サービスのイエウールを使うと便利。

1度の申し込みで複数社に査定依頼を出せるので、不動産会社をハシゴして何度も同じ質問に回答する必要がありませんし、24時間受付しているので、スキマ時間に査定を依頼できますよ!

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