マンション売却時に発生する税金を事前に把握しておくことは重要です。本記事では、具体的なシミュレーション方法や計算のポイントを解説し、税負担を抑えるための対策を詳しく紹介します。売却後に後悔しないために、ぜひチェックしてください。
マンション売却の税金シミュレーション
マンション売却にかかる税金の合計額を、マンション売却の税金シミュレーションで簡単に見積もりましょう。
個人情報の入力は不要なので、安心してご利用いただけます。
自分のマンションの場合にかかる税金の概算金額を把握して、売却活動に備えましょう。

項目 | 金額 | 内容 |
---|
控除名 | 内容 |
---|
こちらがマンション売却にかかる費用・税金のシミュレーターです。
必要項目を選択して「かかる費用・税金を見る」を押すと、ご自身の場合にはどんな税金がいくらかかるのか、金額や項目の内訳をシミュレーションできます。
譲渡所得税がかかるのかどうか、各種控除が利用できるかもチェックできますよ。
マンション売却費用・税金シミュレーターの使い方
(1) まずは費用・税金シミュレーターに以下の項目を入力しましょう。
- 不動産の種類
- 住宅ローンを使っているか
- 保有期間
- ごみ処分するか
- ハウスクリーニングするか
- 物件の入手経路
- 売却金額(相場)
(2) こちらの画像のように入力が終わったら、「かかる費用・税金を確認する」というボタンをクリックしましょう。
(3) すると以下の画像のように、おおよその費用・税金とその内訳を簡単に知ることができます。
ご自身の不動産がいくらの価値があるかご存知ですか?不動産一括査定のサービスを使い市場相場を調べることができます。
特におすすめは、一括査定サイトの「イエウール」です。
基本情報の入力のみで、簡単に調べることができるので、初めのステップとして、査定を受けてみることをおすすめします。
あなたの不動産、
売ったらいくら?
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マンション売却にかかる税金の種類
この章では、マンション売却にかかる税金の種類/underline]を解説します。
マンション売却にかかる可能性がある税金は大きく分けて4種類あり、それぞれ
- 譲渡所得税
- 印紙税
- 登録免許税
- 消費税
となっています。
どの税金がどのくらいかかるのか理解して、マンションの売却に備えましょう。
譲渡所得税
譲渡所得税の税率は2パターンあるので、売却するタイミングによって金額が大きく異なります。
不動産の所有期間(譲渡年の1月1日を基準に判定) | 譲渡所得税の税率 |
5年以下(短期譲渡) | 39.63% |
5年以上(長期譲渡) | 20.315% |
印紙税
売買契約の金額と印紙税の詳しい関係については以下の表をご覧ください。
売買契約金額 | 本則税率 | 軽減税率 |
100万~500万円 | 2千円 | 1千円 |
500万~1,000万円 | 1万円 | 5千円 |
1,000万~5,000万円 | 2万円 | 1万円 |
5,000万~1億円 | 6万円 | 3万円 |
1億円~5億円 | 10万円 | 6万円 |
なお、2027年3月31日までに作成された不動産売買契約書にかかる印紙税には、軽減税率が適用されます。
登録免許税
登録免許税は、不動産の名義を変更する際にかかる税金です。こちらも印紙税と同様、必ず支払うものと考えてよいでしょう。登録免許税の金額は不動産1つにつき1000円とされていますが、マンションの場合は土地と建物が別々のものとして扱われるので、合計2000円かかることになります。
消費税
消費税は、事業目的でマンションを売却した際にかかる税金です。具体的には、以下のようなケースが当てはまります。
- マイホーム、セカンドハウス以外のマンションを売却した場合
- 投資用マンションを売却した場合
- 売主が個人事業主で、かつ前々年の売上高が1000万円を超えている場合
- 売主が法人の場合
マンション売却にかかる税金の計算例
譲渡所得が3,000万円までであれば、「3,000万円特別控除」を利用すれば、税金を「ゼロ円」にすることができます。
まず、譲渡所得は【譲渡所得税=譲渡所得×税率】で求めます。
税率は、不動産所有期間によって変わります。
- 所有期間が5年未満の場合【39.63%】
- 所有期間が5年超えの場合【20.315%】
では、譲渡所得が3,000万円だった場合を例に、実際に計算してみましょう。
- 所有期間が5年未満の場合:
【3000万円 ー 3000万円 ✕ 39.63%】 = 0 - 所有期間が5年超えの場合:【3000万円 ー 3000万円 ✕ 20.315%】 = 0
このように、3000万円特別控除が適用されると、譲渡所得税はかかりません。