【戸建てvsマンション】メリットから資産価値・費用面まで徹底比較

結婚や子供の進学で家を購入しようと思ったときに迷うのが「戸建てかマンションか」という問題ですよね。

コロナウイルスによるリモートワークの増加や「おうち時間」が増えたことがきっかけで今よりも広い家に住み替えることを検討した人も少なくないと思います。

戸建てとマンションにはそれぞれメリット・デメリットがあるため絶対にこっちを選んだ方がいいという答えはありません。したがって、「何を優先するのか」によって戸建てかマンションかの判断は変わってきます

そこで今回の記事では、戸建てとマンションそれぞれの住みやすさの違いから維持費などのランニングコストの違いまで、戸建てかマンションかを選ぶ際の判断材料を網羅的に解説していきます。

賃貸から購入を検討している方や、家の住み替えを検討している方は必見です。

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戸建て・マンションの住みやすさの違い

第1章では、戸建てとマンションの住みやすさにどんな違いがあるのかを紹介します。

「広さを求めるなら戸建て」「利便性を求めるならマンション」など、一般的に言われているものから、意外と住んでみないと気が付かない点まで紹介していきます。

戸建ての場合

①騒音を気にせず生活できる

戸建ては建物が独立しているため、マンションのように上下階の騒音に悩まされることがなくなります。また、逆に言えば子どもやペットによる騒音を気にして生活する必要もなくなるでしょう。

コロナウイルスの影響で家で過ごす時間が長くなった人も多いと思いますが、休日でリラックスしたい時などに音漏れがないことはメリットと言えるでしょう。

実際に警視庁によると騒音に関する通報が2021年4月現在、都内で1万7000件に上り、過去5年間で最も多くなったことがわかっています。

もちろんマンションも防音対策はしてありますが、まったく騒音が無くなるわけではありません。小さい子供がいる家庭ややペットを飼っている世帯では大きなメリットと言えるでしょう。

②家族間のプライバシーを守りながら生活できる

戸建ては、集合住宅であるマンションに比べて建物としての独立性が高い住宅です。

周囲のことを気にすること無く、プライバシーに配慮した生活ができる点が大きなメリットでしょう。

また建物としての独立性だけではなく、二階建て・三階建てがメジャーなので間取りという観点でも独立性があると言えるでしょう。

「1階は両親、2階は子供部屋」といったように、家族内でもプライバシーを守りながら生活できる点も特徴です。

③駐車場がある

敷地内に駐車場がある場合は、もちろん無料で駐車場を利用することができます

マンションの場合別途で駐車場の利用料金がかかってくるほか、居住階から駐車場までの距離が離れているケースも少なくなく、気軽に利用できないというハードルもあります。

その点で戸建ての場合は、そういったストレスなく車を利用できるのがメリットと言えるでしょう。

④リフォームが自由にできる

戸建ては維持費が自己負担である代わりに、リフォームやリノベーションも自由に行うことができます。

マンションの場合は規約によってリフォームに対する規制が厳しい場合や、共用部分のリフォームができないため自由度が無くなるケースも少なくありません。

将来的にバリアフリー化を検討している場合や、中古住宅の購入を検討している場合には大きなメリットと言えるでしょう。

⑤庭付きの家に住める

庭付きの家に住むことを一つの憧れとしている方も少なくないと思いますが、物件によっては庭付き戸建てに住むことができるのがメリットと言えるでしょう。

庭があれば家庭菜園やガーデニング、子供の遊び道具など自由にそのスペースを活用することができます。

もちろんマンションでも庭がついている物件もなくはないですが、広々とした家でガーデニングなどを趣味に楽しみたいという方は戸建てがおすすめと言えるでしょう。

⑥光回線が速い

意外と見落とされがちなのが、通信速度の問題です。

一戸建ての場合は、建物の外まで来た回線をそのまま建物内に引き込むため、一本の回線を契約者が独占して使用することができます。

一方でマンションの場合は、回線を引き込むのに他の利用者と共有することになるため、同じ建物内の他の利用者の影響を受ける可能性があります。

したがって、マンションに比べると光回線の観点で言えば「働きやすい住宅」と言えるでしょう。

在宅ワークの増加により以前に比べ「働きやすい住まいか」という視点で家を選ぶ人も増えています。実際にほとんど在宅ワークしているという方は働きやすさの点で比較的光回線が速い戸建てにメリットがあると言えるでしょう。

⑦近所との関係性が築きやすい

戸建てに住んだ場合、建物としての独立性の高さを保つ一方で、町内会などの関係で、隣近所との関係性が密になりやすいことがメリットと言えるでしょう。

また、子供の進学などで家の購入を考えている方は、家の前で遊んだりすることができるため子供が友達を作りやすいと言えるでしょう。

一方で、近隣に迷惑住民がいた場合は住みづらくなってしまうのはもちろんのことですが、これはマンションでも同じことです。

仮に近所づきあいが苦手な人でも隣の部屋に住んでいるのか、別の建物に住んでいるのかという観点で見れば、比較的近所とも適度なバランスを保てると言えるでしょう。

家を買うときの流れやタイミングは?データをもとに分かりやすく解説

マンションの場合

①利便性が高い物件が多い

マンションは立地条件がいい物件が多いため、駅の近くや商業施設の近くに住めるというメリットがあります。条件がよくなるほど価格は上がってしまいますが、利便性を求める人にとっては非常に住みやすいでしょう。

実際に以下のグラフは駅から徒歩時間と戸建て・マンションそれぞれの戸数を表したデータです。

戸建てとマンションの徒歩時間別の戸数分布

(出典:東京カンテイのプレスリリースより編集部で独自作成)

赤い棒グラフがマンション、青が戸建てを表していますが、駅から近ければマンションが、遠く離れれば戸建てが多くなっているのがわかります。

また、ラウンジや託児所などの設備が併設されている物件も増えてきており、生活においての利便性が非常に高い点もメリットです。

②セキュリティ対策が充実している

マンションにはオートロックや監視カメラ、常駐の管理人などがいるため、セキュリティ対策が手厚い点が特徴です。戸建てにはもちろん管理人はいないため、その分空き巣に狙われるリスクも増えます。

実際に警視庁によると住宅への空き巣被害のうち戸建てが71%を占めており、次いで多いのが3階建て以下の共同住宅で20.7%となっています。

小さい子供がいたり、夜になるとあたりが暗くなるような立地の場合、戸建てよりもマンションの方が防犯性という観点では安心できるでしょう。

③設備管理や物件の清掃などをしなくていい

マンションでは、管理費を支払う代わりに設備管理をすべて任せることが可能です。清掃やもちろん、共用設備に不具合が起きたときもすべて管理会社に対応してもらえます。

住環境を維持する手間をすべて管理会社に任せられるため、戸建てと比べて手がかからない点が大きなメリットです。

戸建ての場合築20年弱経ってくると、外壁や屋根の塗装の塗りなおしやヒビの補修などの必要性に迫られます。費用が掛かるだけではなく自分で業者を手配しなくてはならないため手間がかかると言えるでしょう。

また、庭がついていることはメリットともとることができますが、実際に戸建てに住んだ人の中には「雑草の手入れが面倒くさかった」「害虫や野良猫の対策が面倒だった」との声もあり、戸建てにはそれなりのメンテナンスコストがかかることがわかります。

④家事の動線をコンパクトにできる

マンションの多くはワンフロアになっているため、家事の動線がコンパクトになる点もメリットです。階段がなく面積も広すぎるというわけではないので、戸建てと比べて家事のストレスは少ないでしょう。

段差がないため、バリアフリー性が高い点もうれしいポイントです。

終の棲家としてマンションの購入を考えている方や、二世帯住宅で両親が住む予定があるなどの方はバリアフリーの観点からマンションを選ぶのもお勧めです。

⑤ゴミ出しの時間が自由

マンションの管理組合にもよりますが、24時間ゴミ出し自由のマンションもあります。

戸建ての場合、ゴミを捨てられるのは地域が指定した日のみです。

ゴミの集積スペースのあるマンションなら曜日を問わず好きな時間にゴミを捨てられますが、戸建ての場合はゴミを家で保管したりそのために早起きをしなくてはなりません。

さらに、地域によってはゴミ当番があり、ゴミネットの設置や回収、ゴミ捨て場の清掃などを行う必要があるため、毎朝負担がかかる可能性があります。

⑥近隣住民との距離感を確保できる

戸建てに比べてマンションの場合、近隣住民との適度な距離を置くことができます

もちろんマンションにも管理組合などの集まりは定期的にありますが、大規模修繕に関する集会やマンションの管理状況についての共有があるだけですので、戸建てほどの付き合いはないと言えるでしょう。

逆に、近隣住民との触れあいを大事にしたいという場合でも、特にファミリータイプのマンションの場合は、同世代の入居者も少なくないためかかわりによってはコミュニティを築くこともできます。

近隣住民との距離を置きたい人・積極的にコミュニティに参加したい人のどちらもが暮らしやすいと言えるのがマンションと言えるでしょう。

戸建て・マンションにかかる費用の違い

第1章では戸建てとマンションのそれぞれの住みやすさという観点での比較を行いました。

続いて第2章では、戸建てとマンションでかかってくる維持費の違いやそもそもの販売価格の違いなど費用面での比較を行っていこうと思います。

初めて家を買う人は「住宅ローンを払えるか心配」という方も多いと思いますので、あらかじめそれぞれにかかってくる費用について把握しておきましょう。

戸建てとマンションで販売価格はどちらが高い?

東京カンテイの調査によると、2019年の新築一戸建ての平均価格が4,064万円なのに対して、新築マンションは5,904万円と1,840万円の差が開いていることがわかります。

また、平均建物面積がマンションの場合は63.09㎡、戸建てが98.8㎡であることを考えると、坪単価という観点でみてもマンションの方が割高ということができます。

これを見ると、かつて「マンションで我慢してお金が貯まったら新築庭付き一戸建て」という”住宅すごろく”的な価値観が浸透していたことが嘘のように思えてきます。

また、戸建てに比べてマンションの価格が高くなった背景には、立地や人口動態の問題があります。

というのも、昭和から平成初期にかけてはマンションはいわゆる団地型のマンションが主流で、一戸建てと同じように駅からバスに乗って帰るというスタイルが主流でした。

しかし、バブルが崩壊し都心部へマンションが集まるようになると、駅からの距離が評価され資産価値が上がるようになります。

また、人口動態もその背景にあります。というのも、いわゆる子供を作らず夫婦共働きのdinksと呼ばれる世帯の増加や、独身者の増加によって広さ的にもマンションへの需要が増加したのです。

以上のような背景で、マンションよりも戸建ての方が販売価格は安く、駅からの利便性ををそこまで重視していないというケースであれば戸建てはお勧めと言えるでしょう。

戸建てのマンションの初期費用は違う?

戸建てとマンションで共通してかかる初期費用には、不動産登記を行う際の登記関連費用、住宅ローンを組む際の融資手数料や保証料などの住宅ローン関連費用、印紙税や不動産取得税などの税金関連費用などがあります。

一方でマンション購入時にのみかかる費用として、管理費・修繕積立金があります。管理費とは、その名の通り共用部分の管理のための費用、修繕積立金は築年数が経ちマンションが劣化したときの大規模修繕のために住民が積み立てておくお金のことです。

基本的には購入後に毎月かかる管理費・修繕積立金ですが、マンション購入時には入居月と翌月分をまとめて支払うことになるため、購入費用として計上しておきましょう。

なお、新築マンションの場合修繕積立金を入居時にまとめて支払うことがあるので、20~40万円の支払いが求められることがあります。

戸建てとマンションの固定資産税にも実は違いがある

戸建てとマンションで共通してかかる費用として固定資産税があります。

固定資産税とは、毎年1月1日時点で土地や建物などの不動産を所有している場合に課せられる税金のことで、一括又は4回の分割払いで支払うことが必要になる税金のことです。

固定資産税は、「固定資産税評価額」という毎年自治体から自宅に送られてくる不動産の評価額に1.4%をかけた金額で決まりますが、戸建てとマンションには実は評価額の決まり方に差があるのです。

そもそも固定資産税評価額は、不動産の「評価額」のため、価値の高いと判断される不動産は評価額もおのずと高くなります。そして、木造の一戸建ての法定耐用年数(法律で決まっている耐用年数)が22年であるのに対して、マンションは鉄筋コンクリート造がほとんどであるため47年と判断されます。

したがって、耐用年数が長い分だけ評価額も高くなりますので、結果的にマンションの固定資産税は高くなりがちです。

また、建物の評価額が「固定資産税×1.4%」であるのに対して、土地は「固定資産税×1.4%×1/6」の計算式で算出するため、土地が広い戸建てでも固定資産税はそこまで高くはならないのです。

戸建て・マンションの維持費・ランニングコストの違い

戸建て・マンションには固定資産税以外にもそれぞれ維持費・ランニングコストがかかります。実際に何年ごとにどんな費用がどのくらいかかるのか、詳細を見ていきましょう。

戸建ての場合

戸建ての維持費・メンテナンス費用はもちろん築年数にもよりますが、平均的に600~800万円ほどかかると言われています。新築戸建てなら、施工から数年間は修繕は必要ありませんが、外壁や屋根の塗料によっては築15年くらいから補修費用が必要になってきます。

修繕費用として一番高いのは、外壁塗装や屋根塗装費用です。一般的な30坪の戸建ての場合外壁塗装で60~90万円、屋根も一緒に塗装すると6-~120万円が一般的な相場と言われています。

また、築20年くらいすると内装リフォームも必要になってくるケースもあります。具体的には水回りの全面リフォームで300万円ほどの費用が必要となります。

以上の費用を月単位いくらかに換算すると、仮に30年間住んだ場合、毎月1.6万円~2,2万円が相場となります。戸建てに住むことを検討している場合、毎月2万円ほど修繕費用として積み立てておくことをおすすめします。

マンションの場合

マンションでかかる維持費・メンテナンス費用としては、管理費・大規模修繕費用があります。上でも解説したように、共用部分の管理や将来の大規模修繕のために毎月支払う費用が管理費・修繕積立金となります。

また、他にも駐車料の費用などが毎月かかってくることがあります。料金の相場としては、マンションにもよりますが月1~2万円が相場と言えるでしょう。

最後に予想外の出費として、大規模修繕費用の値上げというものがあります。理由としては、新築マンションの場合、分譲時に販売しやすいためのあらかじめ低めに金額が設定されていたり、「段階増額積み立て方式」と呼ばれる10年ごとに修繕積立金を増額するシステムを取っている管理組合があることが大きな理由です。

毎月同じ金額で済むとは限らないため、あらかじめ管理組合がどういった徴収方法をとるのか、また将来的な修繕積立金がいくら位になるのか不動産会社に必ず確認しておきましょう。

光熱費は戸建てよりマンションの方が安い?

光熱費での比較は、ライフスタイルや居住人数によっても異なるため一概に比較することは難しいですが、仮に同じ居住人数・同じ生活スタイルだった場合、マンションの方が光熱費が掛かりにくいと言うことができます

理由としては、マンションの方が気密性・断熱性が高いという構造上の違いが考えられます。電気代のおよそ3割を占めると言われているエアコンによる消費電力が気密性・断熱性が高い分節約できるため、マンションの方が光熱費が安いと言えるでしょう。

また、広さの面でもマンションの方が狭いため、その分電気代が必要にならないという理由も考えられます。どちらにせよ月々の光熱費で言えばマンションの方が割安と言えるでしょう。

戸建て・マンションの資産価値の違い

第3章では将来的な資産価値の違いについて解説していきます。

資産価値を単純に購入価格と売却想定価格の差分として解釈するとどのような違いがあるのでしょうか。

将来的に転勤などで住み替えの可能性を検討している方や、収入が安定したら注文住宅へ引っ越しを考えている方は必見です。

戸建ての資産価値の下がり方

そもそも中古住宅の価格の決まり方の一つに積算法という価格設定方法があります。積算法とは、法定耐用年数が来たら資産価値は0になるとする考え方のことで、法定耐用年数から現在の築年数を引いた年数分資産価値が残っていると判断します。

早速戸建ての法定耐用年数について検討すると、上でも紹介したように木造一戸建ての場合は22年が法定耐用年数とされています。したがって、22年たつと建物の資産価値は0、残るのは土地の資産価値だけという下がり方をすることがわかります。

近年では、リフォームやリノベーションによって、建物の資産価値はもう少し長く算定されることがありますが、それでも築25年で資産価値は土地のみとなることを覚えておきましょう。

マンションの資産価値の下がり方

一方でマンションの法定耐用年数は47年とされているため、戸建てに比べると資産価値の下がり方は比較的緩やかということができるでしょう。

実際に、下のグラフはレインズマーケットインフォメーションから編集部が独自作成したグラフとなりますが、築30年以上経っても販売価格の3割程度まで資産価値を保っていることがわかります。

戸建てとマンションの資産価値の下がり方

さらに、マンションの資産価値の大部分は立地によって決まることが多いため、駅チカ物件や有名小学校の学区内など、住み替えを検討している方はあらかじめ資産価値が落ちづらい立地のマンションを購入するという選択肢もあります。

また、法定耐用年数の観点だけではなく近年の「中古マンション×リノベーション」ブームによって、築30年を過ぎても中古住宅市場にマンションが供給されているケースも少なくありません。

いわゆるビンテージマンションなどの事例は極端な例ですが、国土交通省の発表によると鉄筋コンクリート造のマンションは適切な管理が行われていれば100年以上住めるという統計もあり、都市部で修繕積立金を健全に徴収しているマンションであれば資産価値が大幅に下がる可能性は極めて低いと言えるでしょう。

売りやすいのは戸建てよりもマンション

将来的な住み替えを検討している場合、「売りやすさ」の観点で比較することも重要ですが、結論から言うと、売りやすいのはマンションであるということができそうです。

背景には、マンションへの需要の増加と不動産の特徴からマンションの方が売りやすいというものがあります。

前者に関しては、東京オリンピックや首都圏のタワマンブームに代表されるように、都市部でのマンション価格が高騰していたことがあげられます。

以下のグラフは、国土交通省が発表している不動産価格の推移を表していますが、マンション価格が右肩上がりに上昇を続けていることがわかります。

戸建て・マンションを販売価格で比較

(出典:国土交通省のプレスリリースより)

共働き世帯の増加や高齢世帯の増加によって、駅チカでバリアフリー設計のマンションへの需要が高まったことが一つの売りやすさの理由です。

もう一つの理由としては、不動産市場において売りやすいのはやはり「リノベーションなどがされていない、最大公約数的な間取り」が売りやすい物件だからです。

リノベーションした側によっては、他にはないこだわりを詰め込んだつもりでも、いざ売却しようとなるとこだわりが仇となり逆に売りづらくなるというケースも少なくありません。

もちろん、終の棲家として戸建てかマンションの購入を検討している方は売りやすさを考慮する必要はそこまでありませんが、転勤の可能性などがある人は売りやすさも考慮して戸建てかマンションか選びましょう。

戸建て・マンションに実際に住んだ人の声

他の人が住み替え先に求めているものとは?

第3章まで、戸建てとマンションを住みやすさや費用、また資産価値の観点から比較してきましたが、実際に戸建てとマンションを選んだ人はどのような理由で選んでいるのでしょうか

そこでイエウールでは、実際に住み替えた人が住み替え先の「物件」、住み替え先の「周辺環境」に何を求めているかのアンケートをユーザー109名に取りました。ともに2021年のウィズコロナに取ったアンケートですので、リアルタイムで選んだ人の声を聴いてみましょう。

まず、「住み替え先の物件を選ぶ際に重視していたことを教えてください」という質問に対しては「日当たり」を選択した人が55%で最も多く、次に「駅からの距離」で52.3%、第3位は耐震性で44.0%となりました。

【戸建てかマンションか】戸建てが増えている10の理由

(出典:【住み替え経験者の意識・動向調査(2021)】)

次に、住み替え先の街や立地を選ぶ際に重視していたことを複数選択が可能な形式で回答を求めたところ、商業施設が多く、買い物がしやすいこと」が46.8%で1位、第2位は「街としての価値が高いこと」(45.0%)、第3位が「駅沿線の使いやすさ」(44.0%)という結果となりました。

戸建てとマンションを選んだ人の声

(出典:住み替え経験者の意識・動向調査(2021))

戸建て・マンションに実際に住んだ人の声は?

戸建てを選んだ人の声

実際に戸建てを選んだ人の声としては以下のものがあります。

  • 都会近郊の便利さより、毎日の暮らしの豊かさに憧れていたところに、コロナ下のリモートワークを経験し、すっかり電車通勤、人混みで疲れる街中への通勤が嫌になってしまいましたので、以前から旅行先として親しんでいた地域に移住することにしました。古いですが好ましい家が見つかり大変満足です。(50代、女性)
  • マンションの修繕積立金の値上がりが決まり、子供の入学に合わせて住み替えを行うことにしました。土地は価値が下がりにくい場所を選びました。(30代 女性)
  • ずっとアパート暮らしだったので、落ち着きたくて住み替えました。商業施設、学校、病院が近く、将来的にも便利で土地の価値もあったのでここにきめました。(40代、女性)
  • 自分のリモート部屋が欲しかったのと、子供が中学進学に合わせて部屋を用意したかったことが転居目的で、転居場所は家族での一生の住まいとしての住環境にこだわりました。(40代、男性)
  • 今の家はマンションで部屋も収納も少なく、妊娠を機に広くて子育てもしやすいだろうと一軒家に住み替えることにしました。(20代、女性)

実際に戸建てに決めた人の声を聴くと、広さを求めて戸建てに住み替えたという理由が最も多く、いずれも将来的な売却を検討して地価の下がりづらい土地を選んでいることがわかります。

住みやすさと売りやすさの両方を重視して戸建てを選ぶ人が多いのでしょう。

マンションを選んだ人の声

実際にマンションを選んだ人の声としては以下のものがあります。

  • コロナ禍でテレワーク基本となり、広いお家で子供をのびのびと育てたいと思い、都心から離れたところにマンションを購入しました(30代 女性)
  • 息子が車椅子利用の障害者で、移動に便利な駅近の物件を探していたところ商業施設もあり生活の利便性が大変良かった為。(60代、男性)
  • 防犯上優れており日当りも良く近隣に大きな総合病院があり交通の利便さが良くここに決めました。(60代、男性)
  • 主人の職場が近く父も高齢なため、平坦な道であることやバス停やスーパーが近いなどを重視していました(40代 女性)
  • 通学通勤通塾に便利、生活圏を大きく変えなくて済む、売るときに価値が下がりづらい、という条件で選びました。(40代 女性)

やはり一戸建てを選んでいる人が比較的住みやすさなどの観点を重視しているのに対して、マンションを選んでいる人は高齢で駅からの近さを求めていることや、バリアフリー設計に魅力を感じている人などが多いことがわかります。

また、将来的なことを踏まえ資産価値の観点から駅チカなどの資産価値が落ちづらい物件を求めている人も少なくありません

利便性や資産性を求めている人がマンションの購入を決意していることがわかります。

住みやすさ重視なら戸建てを、資産価値重視ならマンションを

戸建てとマンションの選び方について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

コロナによる在宅ワークの実施や「おうち時間」の過ごし方に変化が起こっている人にとっては戸建てが向いていることがわかりますし、逆にコロナ関係なく、将来的に住み替えを検討している人は資産価値の落ちづらいマンションを選ぶべきと言えるでしょう。

戸建てもマンションもそれぞれメリット・デメリットがあり、どこに優先順位を置くかによって住宅の選び方は変わってきます。

今後のライフスタイルを考えたときに、家族の中で住宅に何を求めるのか、今一度考える時間を取るのも良いかもしれません。

初心者でもわかる!
記事のおさらい

戸建てのメリットにはどのようなものがありますか?
戸建てのメリットには以下のものがあります。
①騒音を気にせず生活できる
②家族間のプライバシーを守りながら生活できる
③駐車場がある
④リフォームが自由にできる
⑤庭付きの家に住める
⑥光回線が速い
⑦隣近所との関係性が築きやすい戸建て・マンションのメリットをご覧ください。

戸建てとマンションでかかる費用にはどのような違いがありますか?
戸建てとマンションでは販売価格・初期費用・固定資産税などのランニングコストの違いがあります。いずれにせよ、費用面でみるとマンションの方が割高であることがわかります。戸建て・マンションにかかる費用の違いをご覧ください。

戸建て・マンションの資産価値にはどのような違いがありますか?
そもそも中古住宅の価格の決まり方の一つに積算法という価格設定方法があります。積算法とは、法定耐用年数が来たら資産価値は0になるとする考え方のことで、法定耐用年数から現在の築年数を引いた年数分資産価値が残っていると判断します。
以上の観点から見ると、資産価値が落ちづらいのはマンションと言えるでしょう。戸建て・マンションの資産価値の違いをご覧ください。

戸建てとマンションを実際に選んだ人の声を教えてください。
戸建てに決めた人の声を聴くと、広さを求めて戸建てに住み替えたという理由が最も多く、いずれも将来的な売却を検討して地価の下がりづらい土地を選んでいることがわかります。
また、マンションを選んでいる人は高齢で駅からの近さを求めていることや、バリアフリー設計に魅力を感じている人などが多いことがわかります。戸建て・マンションに実際に住んだ人の声をご覧ください。

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