分譲マンションで起こりうる騒音トラブル7パターンとその対策

分譲マンションにはさまざまな人が住んでいますので、時として住民同士でトラブルが発生することもあります。

トラブルの原因は複数ありますが、その最たる例が騒音トラブルです。国土交通省の調べによると、マンションの住民間のマナーをめぐるトラブルのうち、「生活音」を原因としたトラブルは全体の38%と最も高く、次点の「違法駐車・違法駐輪(28.1%)」を大幅に上回る形でトップにランクインしています。

賃貸なら引っ越すという手もありますが、分譲マンションは簡単に手放すことができません。

今回は、分譲マンションで起こりうる騒音トラブルの原因や、トラブルの対処方法、騒音トラブルに巻き込まれないためのマンションの選び方などについて解説します。

初めてのマンション購入を考えている方はこちらの記事もご覧ください。
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分譲マンションで起こりうる騒音トラブルの原因

騒音トラブルのもとになる「音」は、大きく分けて「固体音」と「空気音」の2種類があります。

固体音とは、床や壁、天井、排水管などの物質を介して伝わる音のことで、「固体伝播音」とも呼ばれています。マンションは上下左右に部屋がありますので、物質を介した固体音はあちこちから響いてきます。

一方の空気音は、空気を伝って届く音のことで、「空気伝播音」ともいいます。空気はどこにでも存在しているので、マンション内はもちろん、戸外の音も伝わってくることがあります。

固体音、空気音ともに複数の種類があるため、騒音トラブルのもとになる音も多岐にわたります。

以下では、分譲マンションで騒音トラブルのもとになりうる代表的な騒音を7つご紹介します。

人の声

人が話す声や笑い声、子どもが泣いたり騒いだりする声は、空気を伝って周囲の部屋に届きます。

窓を開けっ放しにしているときはもちろん、大きな声を出すと窓を閉めていても音が漏れ出てしまいますので注意が必要です。

電話の呼び出し音

固定電話や携帯電話の呼び出し音の音量を「大」に設定していると、室内だけでなく、空気を伝って隣近所にも響き渡ります。

携帯電話の場合、室内にいるときはマナーモードにするという方法もありますが、床などに直置きしていると、床を介して下の階に音が響いてしまうこともあるので要注意です。

テレビの音・スピーカーから聞こえる音楽

テレビやスピーカーから発せられる音や音楽も、空気を介して周囲に伝わる空気音の一種です。

テレビやスピーカーが壁にぴったりくっついている場合は、空気音だけでなく固体音(振動)も伝わるため、余計にうるさく聞こえてしまいます。

足音

自分では普通に歩いているつもりでも、床を伝わって足音が階下に響いていることもあります。

特に子どもが走り回ったり、飛び跳ねたりする音は大きな振動音になって伝わるので、クレームの原因になりやすい傾向にあります。

扉の開閉音

壁に造り付けられた扉を開け閉めすると、壁を伝って固体音が周囲に響き渡ります。

特に開き戸の場合、マンションの構造によっては軽く押しただけで「バタン」と勢いよく閉まってしまい、上下左右の部屋の住人を驚かせてしまうこともあります。

家事の音

洗濯機や掃除機は音・振動ともに大きいうえ、毎日使用するものですので、騒音トラブルのもとになりがちです。

特に近年需要が高まっている自動ロボット掃除機は、家具や壁にぶつかって方向転換しながら掃除する仕組みになっているため、壁を伝わる固体音もクレームの原因となります。

ペットの鳴き声・音

ペット飼育可のマンションに住んでいる場合、ペットの鳴き声や足音などが騒音になることもあります。

ペット可のマンションであれば、ある程度の鳴き声や足音は想定内といえますが、真夜中や早朝にペットが鳴き声を出したり、走り回ったりしていると苦情の原因となります。

分譲マンションの騒音トラブル対処法

同じ分譲マンションに住む人たちと良好な関係を維持するために、自分でできる防音対策をケース別に5つご紹介します。

足音対策は防音マット・カーペットでカバー

人やペットの足音は、床に防音マットや防音カーペットを敷くことである程度軽減できます。防音性の高いマットやカーペットは、通常のものよりクッション性に富んでおり、足が床につくときの衝撃を吸収してくれます。

小さなお子さんや元気なペットがいる家庭では、防音マットとカーペットを二重に敷いて厚みを持たせると、より高い防音効果を期待できます。

また、音が響きやすいフローリングの床を、防音性の高いものに変えるのもひとつの方法です。

足音などの床衝撃音に対する遮音性能は「L値」と呼ばれる単位で表されます。「聞こえるが、意識することはあまりない」に相当する「L-45」であれば、マンションでの騒音トラブル防止に役立ちます。[注2]

ただし、フローリングのリフォーム工事はマンション管理規約で制限がかかっている場合もあります。リフォームできる場合も、施工中は上下左右の部屋に迷惑をかけてしまいますので、きちんと承諾を得ることが大切です。

[注2]日本音響学会誌:床衝撃音遮断性能規準と居住者の生活実感の対応

家電や音楽は時間帯を決める

掃除機や洗濯機などの生活家電に関しては、お互い様というところがありますので、よほどのことがない限りは周囲から苦情が来る心配はありません。

ただ、夜間や早朝は就寝している人もいますので、掃除機や洗濯機を利用するのは控えた方が無難です。仕事の都合などでどうしても夜間や早朝になってしまうという場合は、洗濯機を壁から少し離して設置する、掃除機はなるべく壁にぶつけないなど、使い方を工夫すると個体音を抑えられるでしょう。

音楽鑑賞や楽器の演奏についても、夜8時~翌朝9時までは控えるなど、節度のある楽しみ方をすれば、騒音トラブルのリスクを軽減できます。

ドアクローザーやすき間テープを使う

扉の開閉音は、意識して優しく開け閉めするのはもちろん、ドアクローザーやすき間テープなどの防音グッズを使用するのが効果的です。

ドアクローザーとは、ドアが閉まる速度を調整できるグッズのことです。通常は玄関ドアに取り付けられているものですが、室内のドアに後付けすることも可能です。

ドアクローザーを使って扉が閉まる速度を遅くすれば、「バタン」と勢いよく閉まる心配がないので、扉の開閉による騒音を軽減できます。

引き戸の場合は、扉を閉めた時にあたる戸当たり部分に、クッション性の高いすき間テープを貼っておくと、戸当たり音を抑えられます。

防振マットを利用する

洗濯機のように大きな振動を発する家電の騒音対策には、防振マットの利用がおすすめです。

防振マットを洗濯機の下に敷いておくと、マットが振動を吸収してくれるので、個体音の伝播を抑えることができます。

洗濯機を移動してマットを敷くのは大変…という場合は、洗濯機の四隅に小さな防振ゴムを設置する方法も有効です。

なお、洗濯機が水平に設置されていないと、通常よりも揺れや音が大きくなります。洗濯機の振動や音が気になる場合は、ちゃんと水平に設置されているかどうか確認してみましょう。

遮音シートと吸音材を貼る

遮音シートとは、音を遮る効果のある樹脂製のシートのことです。

床や壁に貼ると騒音対策に役立ちますが、遮音シートに当たった音は跳ね返るので、室内に音が反響してしまうおそれがあります。遮音シートを貼るときは、上から音を吸収する吸音材を貼って、音の反響を防止しましょう。

遮音シートや吸音材はホームセンターなどでも購入できますが、やや手間と時間がかかりますので、他の騒音対策では不十分と感じた場合にチャレンジしてみることをおすすめします。

自分でどうにもできない騒音の対処方法

ここまで自分でできる騒音トラブル対処法をご紹介してきましたが、自分自身が他の部屋からの騒音に悩まされている場合、自衛するには限界があります。

そんなときは泣き寝入りせず、マンションの管理会社に連絡してみましょう。マンションの管理会社は、物件の清掃や点検、管理費・共益費の回収といった仕事だけでなく、住民からの苦情やクレーム処理にも対応しています。

騒音トラブルは非常にデリケートな問題で、住民同士が直接やり取りすると、話がこじれてトラブルが悪化してしまうおそれがあります。

賃貸とは異なり、分譲マンションは簡単に引っ越すことはできませんので、管理会社に仲介に入ってもらい、なるべく穏便に済ませた方がよいでしょう。

マンションの管理会社の連絡先は、契約時にもらった重要事項説明書やマンションのエントランスをチェックするか、不動産仲介業者に問い合わせると調べることができます。

騒音トラブルに巻き込まれないためのマンションの選び方

騒音トラブルに巻き込まれないためには、入居後の対策だけでなく、物件選びにもこだわることが大切です。

ここでは、騒音トラブルに悩まされないためのマンションの選び方を4つのポイントに分けてご説明します。

RC・SRC造の分譲マンションを選ぶ

分譲マンションは、柱や壁に使われる部材の種類によって鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造(S造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の3種類に分かれています。

このうち、S造のマンションは骨組みに鉄骨を使っているものの、壁や天井に使用される材料は木造とほぼ変わらないため、防音性はあまり高くありません。

衝撃音に対する遮音性を表す「L値」も、軽量鉄骨なら「L-65」、重量鉄骨なら「L-60」と比較的高いため、足音や扉の開閉音などが周辺にかなり響いてしまいます。

一方、鉄筋で組んだ型枠にコンクリートを流し込んだRC造や、RC造の芯部分に鉄骨を入れたSRC造はL値が低く、一般的な生活音ならほぼ気になりません。

特にL-40のSRC造は室内の音だけでなく、外からの音も軽減してくれるので、静かな生活環境を確保できるでしょう。

角部屋、最上階の部屋を選ぶ

音は壁や天井、床などを介して伝わってくるので、接する部屋が少ないほど騒音のリスクも軽減されます。

左右どちらかが空いている角部屋や、上階のない最上階の部屋を選べば、壁や天井を介して伝わる音も必然的に少なくなります。

ただ、角部屋や最上階の部屋は、一般的に他の部屋より価格相場が高いので注意が必要です。

部屋の防音性をチェックする

部屋の防音性は、壁や窓に使われている材料や構造によって異なります。内覧の際、壁を軽く叩いたとき、軽くて高い音が鳴ったら要注意です。

コンクリートではなく、防音性の低い石膏ボードが使われている可能性が高く、隣の部屋に音が漏れてしまうおそれがあります。

マンションの管理状況をチェックする

騒音トラブルを穏便に済ませたい場合は、管理会社の助けを借りるのが一番ですが、クレームへの対応力やサービスの質は業者ごとに異なります。

いい加減な管理会社に業務を委託している場合、騒音トラブルについて相談しても無視されたり、適切な対応を取らなかったりする場合があります。

信頼できる管理会社かどうかは、共用部分の清掃や設備の状態などからある程度推測できます。内覧の際はすみずみまで管理が行き届いているかどうか、念入りにチェックしてみましょう。

騒音トラブル対策で快適なマンション生活を手に入れよう

分譲マンションでは、他の住民の足音や話し声、家電の稼働音などの騒音に悩まされがちです。騒音トラブルがこじれると分譲マンションに住みづらくなってしまいますので、生活音を抑えるさまざまな工夫を採り入れて、静かで快適な暮らしを手に入れましょう。

これからマンションを選ぶ方は、防音性や遮音性をチェックし、騒音トラブルに巻き込まれるリスクを最小限に抑えることが大切です。

騒音トラブルについてはこちらの記事でも解説しています。

集合住宅での騒音トラブルの解決策をシチュエーション別に解説

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