いらない家の処分方法は手放すべき理由や処分する際の注意点

いらない家の処分方法は手放すべき理由や処分する際の注意点

いらなくなった実家は早く処分することが大切です。

いらない実家を処分方法は「中古の家としてそのまま売却」「家を解体して売却」「買取」「寄付」「相続放棄」「賃貸」の6つです。

ご自身の状況や希望に合わせて選べるよう、詳しく解説します。

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「まずは家を売る基礎知識を知りたい」という方は、こちらの記事をご覧ください。

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いらない家は早く売ったほうがいい理由とは

そもそもいらない家を、なぜ早めに売ったほうがよいのかですが、これには次の3つの理由があげられます。

  • 管理をする必要がある
  • 家の手入れをしないと苦情が来ることも
  • 税金がかかる
まず、家は放っておくと劣化が進みやすく、状態が悪くなりやすいです。家の劣化を防ぐためにはこまめな管理が必要ですが、不要な家の管理までしなければならず、手間がかかってしまう点がデメリットです。
管理をしておかないと、いざ売却しようと思ったときに家の価値が大幅に下がってしまい、買い手がなかなかつかなかったり、売却できても安値でしか売れなかったりすることも少なくありません。
家の補修や雑草の駆除や清掃などに管理の手間がかかるため、これらのコストを削減するには、早めに手放したほうがよいでしょう。

また、所有者が家の劣化を気にしない場合でも、周囲の人が荒れた家を見て苦情を入れるケースもあります。いらないからといって放っておくと周辺住民に迷惑がかかり、苦情が入ることでトラブルに発展することも多いです。
景観を損ねて生活環境を悪くしてしまうだけでなく、周囲の物件価値にまで悪影響を及ぼすこともあるため、迷惑をかけないためにも早めの処分が必要です。

更に、家は住んでいるかどうかに関係なく、所有していることで税金がかかります。
管理のコストだけでなく、所有しているだけで税金コストがかかってしまうため、余計な費用を発生させないためにも、いらない家は早めに手放したほうがよいでしょう。

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家の処分方法

いらない家を処分する方法としては、次の6つがあげられます。

  • 中古の家としてそのまま売却
  • 家を解体して売却
  • 買取で売却
  • 寄付する
  • 相続放棄する
  • 賃貸に出す
どの方法でも処分はできますが、手放した際に得られる利益が異なります。そのため、自宅の状況や自身の希望に合わせて、処分方法を選ぶとよいでしょう。

中古の家としてそのまま売却

少しでも利益の獲得を目指したい場合は、中古物件として売却しましょう。いらない家でも売りに出すことで買い手がつくことはあり、少なからず値段がつくこともあります。また、物件の状態や周辺環境次第では、高値で売れることもあるでしょう。少しでも利益を得たいなら、売り出し価格を高めに設定することがおすすめです。
ただし、希望売却額が特に決まっていない場合は、あえて相場程度か少し安めに売りだして、早めに売却するという方法もあります。
売却する際には、不動産会社に仲介を依頼することが一般的で、プロに依頼することでスムーズかつ手間なく手放せるでしょう。相場価格を把握して売り出すことで、買い手を見つけやすく利益も得やすいため、まずは周辺相場をチェックして、適正価格で売り出すことがおすすめです。

家を解体して売却

家の劣化が進んでいて状態が悪い場合は、解体して更地として売り出すことも1つの方法です。土地付きの家だと高値で売りやすいですが、家の状態があまりにも悪いと、これが理由になって売却条件が下がることもあります。
また、土地活用をしたい人にとっては、そもそも家が建っていると邪魔になることもあるため、市場の需要次第では更地にしたほうが売りやすいこともあるでしょう。
更地の売却では、それほど値がつかないことも多いですが、不要な家を所有し続けて税金などの各種コストを支払うよりは、金銭的なメリットはあります。
解体して土地のみ売却する際は、最低でも解体費用は回収できるように、売り出し価格を設定することがおすすめです。

買取で売却

家の売却は、不動産会社に仲介してもらって個人の買主を探すだけではなく、不動産会社自体に買い取ってもらうというやり方もあります。
買取に対応している不動産会社は限定されますが、直接買い取りが可能な業者なら、個人の買主を探すよりも素早く売却できるでしょう。
買取の場合は仲介よりも金額が下がりやすいですが、確実かつスピーディーに売却できる点がメリットです。また、契約次第では一定期間仲介による売却活動を行ってもらい、それでも売れないなら最終的に不動産会社が買い取るという方式を採用することも可能です。
一般的に、仲介による売却の場合は3カ月程度の期間がかかりますが、不動産会社による買取だと、最短で1週間程度で売れることも少なくありません。

寄付する

不動産の処分によって利益の獲得を考えないなら、自治体や個人、法人などに寄付することも方法の1つです。寄付の場合は、基本的にお金は手元に残りませんが、管理や税金などのコストを回避できる分、金銭的なメリットは少なからずあります。
自治体のホームページを確認したり、不動産会社に相談したりすることで寄付先は見つけられるため、どうしても売れない場合はこの方法も視野に入れて活動しましょう。

相続放棄する

相続によって取得する家が不要な場合は、相続放棄をするという手段もあります。相続が可能であると知った日から、3カ月以内であれば相続放棄は可能で、これによって相続税やその後のランニングコストは回避できます。
3カ月以上経過している場合は、別の方法で処分を考えなければなりませんが、3カ月以内で最初からいらないことが確定しているなら、相続放棄をすることがおすすめです。

放棄をしても管理人が見つかるまでは管理が必要

相続放棄の手続きをしても、財産の管理人が見つかるまでは、自分で家の管理をしなければならない点には注意しましょう。すぐに見つかる場合はそれほど手間がかかりませんが、なかなか見つからない場合は、期間中の管理が必要です。
すぐに手放したい場合は、他の相続人に相談して、代わりに相続できる人がいないか打診してみてもよいでしょう。

賃貸に出す

入居のニーズがある地域や物件での場合は、賃貸に出して収益化を目指す方法もあります。賃貸に出すことで家賃収入が得られ、これによって管理費などを捻出できる場合があります。特に家が比較的新しく、修繕費がほとんどかからない場合は、そのままの状態で賃貸に出せることもあるため、継続して利益を得たい人にはおすすめといえるでしょう。
ただし、なかなか入居者が見つからない場合は、その分の収入がゼロになり、物件の管理や税金などのコストは自分で支払わなければなりません。入居ニーズが低い地域や、入居者の獲得が難しい物件状態の場合は、余計なコストをかけないためにも、別の手段で処分したほうがよいこともあります。

いらない家を売却で節税が可能

不動産は所有しているだけで税金がかかりますが、いらない家の場合は、売却によって節税が可能なこともあります。控除の制度を活用することで、売却による利益が出ても課税対象額が抑えられ、場合によっては非課税になることもあります。

3,000万円の控除

家を売却した際に売却益が出た場合は、その金額に対して所得税と住民税がかかります。しかし、次の条件を満たすことで3,000万円の控除が受けられるため、非課税となったり税金が発生したりする場合でも節税ができるでしょう。
  • 現在主に居住している住宅の売却
  • 取り壊した場合は1年以内に売却
  • 空き家の場合は住まなくなってから3年以内の売却
  • 家族など特別な関係の人への売却ではないこと
  • 前年や前々年に同じ特例を受けていないこと
3,000万円の控除は売却を前提としているため、節税を行いつつも手元にお金を残したいなら、売却による処分を検討しましょう。

空き家にかかる特別控除

現在空き家になっている場合でも、次の条件を満たして売却することで、最大3,000万円の控除が受けられます。
  • 昭和56年5月31日以前に建築された戸建て
  • 相続開始まで居住用の自宅であり相続により空き家になる
  • 相続から空き家以外になっていない
  • 売却額が1億円を超えていない
  • 行政から要件を満たす証明書等が発行されている
注意が必要なのは戸建てのみ適用されるという点で、建築された時期も関係するため、これらの点はチェックしておきましょう。また、相続するまでは居住用の自宅として使用されており、相続によって空き家になっていることも条件です。
特に、相続後に賃貸など、空き家以外の要件で使用された場合は、適用対象外になるため注意が必要です。これらの条件を満たして売却額が1億円以下で、かつ行政から証明書が発行されている必要があります。
これらは特別控除を適用する前提条件であり、さらに次のうちいずれかの条件を満たすことで、控除が受けられます。
  • 耐震リフォームをする
  • 建物を取り壊して更地にする
耐震リフォームの要件については、すでに耐震性が高い場合は追加でのリフォームは不要です。耐震リフォームが必要でこれに費用がかかる場合は、解体して更地にしてから売却するとよいでしょう。

いらない家を売る注意点

古い家

いらない家を売却する際には、次の3つの点に注意しましょう。

  • 家だけの放棄はできない
  • 売却時には家を空にする
  • 事前に相場を調べておく
スムーズに家を手放すためにも、これらの注意点を知っておくことが大切です。

家だけの放棄はできない

そもそも家を取得しない場合は相続放棄を選択できますが、これを選ぶと家だけではなく、その他の財産も相続できなくなります。そのため、遺産が不動産以外にある場合でも、現金やその他資産価値のあるものも含めて、一切の相続ができなくなる点には注意しましょう。
他の財産も相続したい場合はいらない家でも一度相続し、その後売却や別の方法での処分や活用を考えることがおすすめです。

売却時には家を空にする

家を売却する際には、原則家財道具やその他日用品などは、すべて処分する必要があります。売却の際には、家を空にしてから引き渡す必要があるため、この手間がかかることは理解しておきましょう。
ただし、買主との交渉次第では、家財道具や日用品などをある程度残した状態で売却できる場合もあります。特に家電や家具などのまだ使えるものが残っていて、買主も納得する場合は、そのままの状態で引き渡しても問題ありません。
家財道具が多く残っている場合は、買主に相談して必要なものはないかを聞いておきましょう。一部でも残してよいものがあるなら、その分を売却費用に上乗せしたり、撤去の手間がかからなかったりするため、双方にメリットがあります。

事前に相場を調べておく

売却によって損をしないためには、事前に相場価格を調べておくことが大切です。相場価格以下で売ってしまうと、物件の管理にかかるコストを回収できずに、損失が出ることもあるため注意しましょう。
また、相場以上の金額で売り出してしまうと、買主が見つからないことも多いです。
相場価格は、不動産会社からの査定結果を参考にしたり、周辺の似た物件の取引事例をチェックしたりすることがおすすめです。
売り出し価格の設定次第で、売却がスムーズにできるか損なく売れるかが決まるため、事前の調査は徹底して行いましょう。

いらない家は早めに売ろう

所有しているだけでコストが発生するいらない家は、早めに処分することがおすすめです。処分の方法はさまざまありますが、少しでも手元にお金を残したいなら売却がよいでしょう。
売却することで、売却価格に応じた利益が得られるだけではなく、管理や税金のコストを回避できます。持っているだけで損失が生まれる家は早めに手放し、管理の手間やコストを回避して、利益の獲得を目指しましょう。

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各社の査定額を比較することで、家の相場価格が判断でき、条件のよさそうな不動産会社も見つけられるでしょう。同じ物件でも、どの不動産会社に仲介してもらうかによって、売却の条件が変わることは多いものです。
イエウールでは不動産の査定をしてもらえるだけではなく、不動産会社に売却の無料相談もできるため、プロに相談しながら売却プランを考え少しでも高値で売る工夫もできるでしょう。まずは、不動産一括査定で不動産会社に査定を依頼することをおすすめします。

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