コインランドリー経営でのリース契約とは?レンタルとの違いや費用を徹底解説

コインランドリー経営でのリース契約とは?レンタルとの違いや費用を徹底解説

コインランドリー経営を始める際には、まとまった初期費用が必要になります。特にメインとしてかかるのが洗濯機や乾燥機などの設備費用です。

導入する機器の台数によって、稼働率も変わるため、なるべく多くの台数を確保しておきたいところですが、その分初期費用も高くなります。

本記事では、コインランドリー経営におけるリースについて、メリットからデメリット、リースを利用する方法について解説します。

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先読み!この記事の結論
  • リース契約とは企業が購入した設備や機材を月額制でレンタルできる仕組みのこと
  • リースを行うことで約1,500万円〜などの少額から経営がスタート可能
  • レンタルの場合はリースに比べても利用料金が高くなる傾向にある
  • リースにより一括購入した場合よりも総支払額は割高になる
  • リースにより利益が減る可能性もある

コインランドリー経営でのリース契約とは

コインランドリー経営でのリース

リース契約とは、企業が購入した設備や機材を月額制でレンタルできる仕組みのことです。そして、コインランドリー経営では機器のリースが可能です。洗濯機(縦型の渦巻式)4台、乾燥機を6台用意した場合、最小でも

洗濯機(縦型の渦巻式):15万×4=60万
乾燥機:80万×8=480万

となり、合計540万、設備投資に費用がかかることになります。

コインランドリー経営は膨大な初期費用が必要になります。規模にもよりますが、更地の状態から始める場合、総額は約2,000〜3,000万円になります。

しかしリースを行うことで、約1,500万〜など、少額からの経営がスタート可能になります。なお、リース期間は自由に設定できるのが特徴で、期間終了後に機器を買取ることもできます

リース期間は長くなるほど月々の利用料率が低くなるのが一般的です。そのため、事前にどれくらいの利益が見込めるのか、上記のランニングコストと合わせて算出しておく必要があります

また、誰でもリースを利用することができるわけではありません。リースを利用する場合は、事前に審査が行われます。そのため、リースすることを前提に開業準備を進めるのは控えましょう

リースとレンタルの違い

リースの他に、洗濯機や乾燥機はレンタルすることも可能です。

基本的に、リースは3年以上10年未満程度の範囲内で長期にわたって貸し出されるものに対し、レンタルは1年など、短期間の貸し出しを目的にしたものです。

レンタルの場合はリースに比べても利用料金が高くなる傾向にあるため、応急処置的な位置として捉えておきましょう

コインランドリーにおけるリース費用はどれくらい?

コインランドリーのリースでは、リース方式によって金額が変わってきます。

通常のリースでは、月々10~20万円がかかります。なお、これらの金額はリースをする機器の台数やリース料率、リース期間により、大きく変動するため、リース会社にあらかじめ見積もりを依頼しましょう

またリース方式の1つに、売上分配方式が挙げられます。これは月々の売り上げに応じてリース料が変わる仕組みです。

委託するリース会社にもよりますが、清掃や機器のメンテナンスなども行ってくれる場合もあるため、管理の手間をなくすことができるようになります。

相場としては売り上げの約40~60%となっています。


コインランドリー経営について詳しくは以下の記事をご覧ください。

コインランドリー経営を基礎から解説!初期費用や始め方についても紹介します

コインランドリー経営で機器をリースするメリット

コインランドリー経営で機器をリースするメリット

コインランドリー経営で機器をリースするメリットとして、以下の内容が挙げられます。

  • 初期費用を抑えられる
  • 動産総合保険に加入できる
  • 固定資産税がかからない
  • 機器の耐用年数を考えてリース期間を自由に設定できる

それぞれのメリットについて解説します。

初期費用を抑えられる

自己資金が少ない中、投資を始めたい方にとっては、いかに初期費用が抑えられるかが重要です。また、中にはローンの審査に通るかどうか不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。

上述した通り、リースを利用することの最大のメリットは初期費用を抑えられることです。通常であれば2,000~3,000万円かかる費用を1,500万円など、大幅に減らすことができるようになるため、自己資金が少ない方でもスムーズに運用を開始することができます

またアパートやマンション経営を行う上で、初期費用を抑えようと、外観や設備の費用を不必要に削減すると、結果的に美観や機能性が損なわれ、空室リスクも高まり、儲けが少なくなることもあります。

しかしコインランドリーの場合、初期費用を抑えつつ、最新の機器を導入することができるようになります。結果的に集客でも良い影響を与え、利益を上げやすくなるのです。

管理が楽になる

機器を購入した場合、修繕や保険など、手間やコストがかかります。しかしリースであればそのような管理も無くなるため、よりスムーズな経営が可能になります。

また、機器をリースすることで、リース会社の「動産総合保険」に加入することができます。万が一のトラブルでも対処できることはもちろん、購入した場合の保険料よりも抑えられる場合があります。

なお、上述した売り上げ分配方式のように、リースの内容によっては清掃やメンテナンスなども行ってくれる場合もあります。

機器を替えやすい

基本的にリース期間は自由に設定できます。これにより、買い替えを行う必要がなくなるため、機器の耐用年数によるデメリットが解消できます。

例えば、最新の機器を5年リースで借りるとします。稼働率が高ければ、5年間使用していると劣化は進みます

しかし、リース期間を5年に設定しているので、5年後にはまた最新の機器をリースすることができるようにます。

機器を常に最新の、綺麗な状態に保っておくことができるため、利用者も増えやすくなるでしょう。


所有する土地でどのような土地活用種別が良いのか迷ったときは複数の土地活用プランを一括請求・比較できるサービスを使うことをお勧めします。イエウール土地活用なら、複数のプランを比較して収益性の高い土地活用方法を見つけることができます。

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コインランドリー経営で機器をリースするデメリット

コインランドリー経営で機器をリースするデメリット

コインランドリー経営で機器をリースすることはメリットもありますが、以下のように注意しておくべきデメリットもあります。

  • 一括購入よりも割高になる
  • 利益が減る可能性もある
  • 契約期間中は途中解約ができない

一括購入よりも割高になる

リースは初期費用などの支出を抑えられるメリットがありましたが、利用料なども上乗せされているため、その分、一括購入した場合よりも総支払額は割高になります。

そのため、リースを依頼する前に、金額の比較を行い、管理コストや損益分岐点などを把握しておきましょう

利益が減る可能性もある

上記の、「一括購入よりも割高になる可能性」に関連して、リースを売り上げ分配方式にした場合、大幅に利益が減ってしまう可能性があります

コインランドリーではアパートやマンションと比べても、1店舗の売り上げの相場は月30~50万と少額です。

そのため、電気代、光熱費などのランニングコストなどの支出はなるべく抑えなければ、利益の確保が難しくなります

コインランドリー経営は儲かる?開業にかかる費用や始めるときの流れも解説します

契約期間中は途中解約ができない

リース期間は基本的に、途中解約は不可となっています。

そのため、当然ですが、もしリース期間内にコインランドリー経営をストップすることになっても、リース残債の支払いが必要になります。

コインランドリー経営に必要な初期費用と維持費用

コインランドリー経営に必要な初期費用と維持費用

リースにするべきか、直接購入するべきか検討する前に、コインランドリー経営を始める上で、まずはどれくらいの費用がかかるのか、詳細を把握しておきましょう。

以下では初期費用・ランニングコストに分けてそれぞれの金額をご紹介します。

コインランドリー経営の初期費用

コインランドリー経営にかかる初期費用の内訳は以下の通りです。

コインランドリー経営に必要な初期費用の内訳
内装設備工事
  • 電気工事
  • 給排水工事
  • ダクト工事
  • 看板など外装工事
  • 内装工事
  • そのほか駐車場などの整地費用
800万円~
機器代 ※1台あたり洗濯機(縦型の渦巻式)15万~30万円
洗濯機(横型のドラム式)50万~200万円
乾燥機80万~100万円
両替機30万円
基礎工事500万円~500万円~

コインランドリー経営を始めるために土地を借りる場合は、上記以外にも土地代金が必要になります

さらに、土地を用意しても内外装工事、機器代がかかってきます

そのため、通常、金融機関などから借入れを行います。一般的には30~40%を自己資金で、残りを融資によって資金調達している方が多いです。

コインランドリーの開業で必要な資金や届け出とは?開業の流れも解説!

コインランドリー経営の維持費

店舗の坪数など、規模によって変わりますが、コインランドリー経営における維持費用は水道光熱費や保険料、固定資産税などがあげられます。

それぞれの金額については以下の表にまとめています。

水道光熱費売上の20~25%
家賃(固定資産税)物件による
人件費3~5万円
雑費1~2万円

なお、ここで機器をリースしている場合は、リース代が加わります。またフランチャイズの店舗を経営する場合は、ロイヤリティ(本部への手数料)も別途必要になってきます。

コインランドリー経営の維持費用については、以下の記事も参考となります。

コインランドリービジネスの現実と仕組み|初期費用や成功するポイント!


コインランドリー経営をはじめとする土地活用では、契約先によって費用や収益性が大きく異なります。
イエウール土地活用で複数企業から土地活用プランを取り寄せ、比較することが可能なため、より最適なプランで土地活用を始めることができるでしょう。

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コインランドリーを開業の前には専門家に相談しよう

コインランドリー経営は以下のような事態が発生する可能性もあります。

  • 参入障壁が低いため、企業・個人問わず、様々なライバルが参入してくる
  • 天候に左右されやすく、収支計画が立てづらい
  • 立地に左右されるため、売り上げが悪い状態が続くことで、ローンを返済できない場合もある

また、本記事でご紹介した通り、リースの金額は規模や年数に応じて変わるので、事前の入念な収支計算が重要です。そのため、コインランドリーの経営を行う前に、専門家のアドバイスを求める必要があります。

リース会社でも相談に乗ってもらえるところもありますが、コインランドリー経営を専門に取り扱う、コンサル会社などもおすすめです。

会社によっては膨大なデータに基づき、立地に応じた経営プランや機器を提案してもらえます。説明会なども開かれているので、積極的に参加しましょう。

コインランドリー経営のリースは事前計画を立てた上で検討を

コインランドリー経営は初期費用が膨大にかかります。しかしリースを効果的に利用することで、初期費用を抑えつつ、管理の手間などを無くすことが可能になります。

ただしリース費用は方式、契約期間や導入台数、機種によって大きく変わります。自己資金や収支計画を踏まえた上で検討を進めましょう。

なお、土地の活用方法にお悩みの方はぜひイエウール土地活用にお気軽にご相談ください。全国の優良なハウスメーカー・建築会社と提携しているため、初めて土地活用をする方でも安心して相談することが可能です。

インターネット上で気軽に土地活用プランや無料で見積もりを受けることができるため、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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