駐車場経営は本当に儲からないのか?平均年収と他の活用方法との違いを紹介します(動画あり)

駐車場経営は本当に儲からないのか?平均年収と他の活用方法との違いを紹介します(動画あり)

駐車場経営は初期費用があまりかからず、転用性が高い土地活用方法です。賃貸経営には適さない狭小地や変形地でも駐車場としてなら活用することができることもあり、駐車場経営を検討する方は多いのではないでしょうか。

失敗するリスクが小さい一方で、税対策としての効果や収入がいくらになるのか「本当に儲かるのか?」と不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。

この記事では駐車場経営が儲かる仕組みや収入事例、赤字化させないコツを解説します。記事を読む時間がない方は動画解説を活用してください。

大手10社の収益プランを比較する
STEP1 右矢印
土地の有無
STEP2 右矢印
都道府県
STEP3 右矢印
市区町村

土地活用には、駐車場経営以外にも様々な方法があります。自分の土地に合った土地活用方法を探すことから始めたい方は、以下の記事をご覧ください。

駐車場経営は儲からないのか

駐車場経営は賃貸経営と比較して儲からない土地活用方法と言われていますが、本当に儲からないのでしょうか。

駐車場経営の平均年収

土地の立地や料金設定、稼働率によっても大きく異なりますが、駐車場経営での平均年収は200万円~500万円です。

収入から管理費などの費用を差し引いた金額が手残り額となります。設備の建設費用もかかりますが比較的手軽に始めることができるため、相続した土地で副業として駐車場経営を始める方が多いのではないでしょうか。

その他の活用方法の平均年収

土地活用において、アパート・マンションなどの建築による賃貸経営がもっとも基本的な土地活用方法として挙げられます。

その敷地の相続税評価額の引き下げと、物件の建築費と相続税評価額の乖離を利用した方法であり、固定資産税等も軽減されるなどのメリットもあります。

しかし、多額の投下資金を必要とすることから経営が失敗するリスクも大きく、一般的にはハイリスク・ハイリターンの不動産投資であることはみなさんもご存じの通りなのではないでしょうか。

収益性の高さ、リスクの小ささ、需要の安定性、広さや形状の柔軟さという観点で簡単に比較したのが以下の表です。

駐車場経営 アパート・マンション経営 戸建賃貸経営
収益性の高さ
リスクの小ささ
需要の安定性 ×
広さや形状の柔軟さ × ×

収入だけではない駐車場経営のメリット

駐車場経営のメリットは、主に下記の3つです。それぞれ解説していきます。同じ内容を動画内でも解説しているので、記事を読むのが面倒な方はこちらを参考にしてください。

手軽に始められる

駐車場経営は手軽に始められる点がメリットとして挙げられます。
急遽空地になったり、更地を相続したりした場合、駐車場経営なら極端な場合、最短1週間程度で始めることができ、すぐに収益化することができます。

また、手軽に設置して始められる分、撤去も容易です。
やめたいと思ったらすぐにやめられるため、手軽に始めて手軽に終えられる点は魅力的です。

初期費用が少ない

駐車場経営は、初期投資の少ない土地活用である点も魅力的です。アパート経営やマンション経営ですと、数千万~数億円ほどの初期費用になるため、たいていの場合金融機関からの借り入れが必要です。
その点、一般的なコインパーキングのような駐車場経営は、多くの場合0円~100万円ほどの初期投資額でおさまるため、自己資本だけで始めることができ、管理費用を引けば、収益のほとんど自分の手元に入ってくることになります。

また、月極駐車場経営の場合、更地で貸し出すのであれば初期投資額は0円で始めることも可能です。以下、月極駐車場とコインパーキングにかかる初期費用を詳しくしていきます。

管理の手間が少ない

駐車場経営は、修理や大規模修繕などの手間が少なく、総じて管理の手間がかかりません。
必要な業務は、「清掃」「トラブル対応」「設備点検」という主に3つの日々の業務に加えて、年に一度の「確定申告」を加えた4つすべきことになります。

管理は1週間に1,2回ほどでよいため、近隣にある場合は、管理の手間をかけずに収益を得ることができます。
また、遠隔地にある場合や全く手間をかけたくない場合でも、管理業務を委託すれば自分がすべき業務は、年一回の確定申告だけになります。

多少の管理費用を支払う必要がありますが、その分削減できる手間に比べたら十分お釣りがくると考えていいでしょう。

駐車場経営を検討するなら、駐車場の設計・施工会社から初期費用の見積もりをもらいましょう。初期費用の見積もりをもらうときは複数の施工会社に問い合わせて見積もりや収支計画を比較するのがポイントです。

イエウール土地活用なら駐車場の施工実績豊富な建設会社に一括で問い合わせをすることができます。

大手10社の収益プランを比較する
STEP1 右矢印
土地の有無
STEP2 右矢印
都道府県
STEP3 右矢印
市区町村

駐車場経営の収入に差がつくポイントとは

駐車場経営とひとくちに言っても、その内訳によって収入や年収がかなり変わってきます。

駐車場の種類

駐車場経営の種類は、大きく分けて月極駐車場コインパーキングの2つに分けることができます。

月極駐車場

月極駐車場とは、賃貸契約の期間をひと月単位とする駐車場の種類です。

住宅地や飲食店が多い地域で需要があり、収容できる台数によって月あたりの利用料収入の上限が決まります。

月極駐車場は契約者がいれば安定した利用料収入が得られますが、空室が出た場合は利用者を募集するための工夫をする必要があります。

また、月極駐車場はエリアごとに月あたりの利用金額の相場がはっきりとしており、相場より高い金額では利用者が集まらない傾向にあるのが特徴です。

コインパーキング

コインパーキング経営とは、賃貸契約の期間を時間あたりとする駐車場の種類です。

都心では住宅地でも見かけることも珍しくありませんが、需要が多いのは駅前やオフィス街、大型商業施設の近く、観光地などです。

コインパーキングも月極駐車場と同様に土地ごとに料金相場がありますが、コインパーキングの場合は料金設定が一律ではないので周辺のコインパーキングと差別化をすることが可能です。

そのため、利用者が停める時間や利用が多い時間帯に合った料金設定にすることで、月極駐車場より稼ぐことができます。

立地や土地オーナーが投資できる初期費用によっては変わりますが、一般的には月極駐車場経営よりコインパーキング経営の方が儲かる種類として人気があります。

駐車場の経営方式

駐車場経営を進めていると、清掃・巡回・クレーム対応・集金など、さまざまな管理業務が発生します。この管理業務を自分でするかどうかによって、経営方式は3通りに分かれます。

自主管理 管理委託方式 一括借上方式(サブリース)
建設費用の負担 オーナー オーナー 駐車場会社
利用料の設定・変更 オーナー オーナー 駐車場会社
利用者の募集・管理 オーナー 管理会社 駐車場会社

自主運営方式

自主運営方式とは、最初の敷地整備から管理業務まですべて自分でおこなう経営方式です。管理の手間がかかることを考えると効率的でないため、あまりおすすめできません。

管理委託方式

管理費用を支払い、管理業務を代行してもらう方法が管理委託方式です。清掃・巡回・クレーム対応・集金などの管理業務を外注することができます。

建設費用の負担をするのはオーナー自身になり、利用料が収入源になるのが一括借り上げ方式との違いです。

一括借り上げ方式

土地そのものを駐車場会社に貸して、駐車場経営をその会社に一括して依頼する方法もあります。これが一括借り上げ方式と呼ばれる方法です。

この場合は駐車場経営の収益に関係なく駐車場から賃料を受け取ることができ、その賃料が収益源になります。

駐車場の立地

いうまでもなく、駐車場経営の収入源は駐車料金です。そのため、駐車する車がないとそもそも収益が生まれません。

駐車場を利用してくれるかどうかを左右するのは、その駐車場の立地です。したがって、駐車場経営は立地次第で収益が左右されます。

駅前の繁華街

駅前の繁華街のような立地であれば車通りも多く、駅までの道を車で来た人の利用も見込めるでしょう。

数時間単位の一時的な利用が多いため、月極駐車場よりもコインパーキングの方が適した立地になるはずです。

オフィス街・住宅街

オフィス街や住宅街のような立地の場合は、安定して定期的な利用者が見込めるでしょう。

勤務先や住んでいるマンションに駐車場が設備として付いていないこともあり、月極駐車場を探す人は少なくありません。

駐車場の形式・車庫数

駐車場経営の年収・収入は、車庫数にも大きく左右されます。駐車場にはさまざまな形の設備があり、平面式駐車場・自走式立体型駐車場・機械式駐車場などさまざまです。

平面式駐車場

平面式駐車場
地上に平面利用している駐車場が平面駐車場です。一台ごとに区切られており、低コストで始めることができる特徴があります。

屋根が付いているタイプと屋根が付いていないタイプの2種類があります。どちらも、維持費もそこまでかからずに経営していくことができる形式です。

月極駐車場として活用するのであれば、入り口に設置するゲートなども必要なく、区画毎に区切るだけで経営できます

時間貸し駐車場として活用するのであれば、精算機の設置が必要です。また入り口のゲートや各区画にパークロックを設置する必要があります。

自走式駐車場

ショッピングセンターなどの商業施設で多く見かける駐車場は立体駐車場です。駐車場だけでも複数回建てになっているものがほとんどです。

立体駐車場には機械式と自走式の2種類があります。ショッピングセンターなどで見かける多くの立体駐車場は自走式が一般的で、ドライバーが駐車場の中に、空きスペースを見つけ、自分の運転で駐車するというシステムです。

自走式のタイプには1つ1つの駐車スペースにフラップと呼ばれる板が貼り付けられており、精算しないと出庫できないものと、ゲートにて入出庫を行い場内は自由に動き回れるというものがあります。

ゲートで入出庫するタイプは、1つ1つの駐車スペースに精算する機器などが設置されていないため、駐車が苦手な人でも停めやすいという特徴があります。

機械式駐車場

機械式の立体駐車場は、入り口に車を停めてドライバーは降車し、係員に任せるというシステムになっています。

車を載せて搬送するパレットと呼ばれる台ごとモーターや、油圧機構などで駐車場所に搬送するタイプで、駐車スペースは台車に乗せられた車が縦に配置されています。

機械式の立体駐車場は、狭いスペースでもたくさんの車を駐車できるメリットがあり、2~3台から20~30台程度の規模のものに多く採用されています。

駐車料金の設定

月極駐車場の料金体系はシンプルですが、コインパーキングの場合は料金体系によって年収・収入が変動します。

月極駐車場経営の料金設定

月極駐車場は、最初に料金について同意したうえで契約を交わすため、基本的に料金を変更しづらいものです。
特に、料金を高く設定すると、その分集客できずに稼働率が下がってしまうため、近隣の駐車場同士で価格競争になる事例が多く見られます。

そのため、月極駐車場の料金設定は、競合の様子を見つつ進めることが重要です。
競合との月極駐車場の状況を確認して、賃料が高すぎず低すぎない、ちょうど間くらいの料金から設定するのがおすすめです。

近くに住宅街や会社がある場合は、その距離も重要です。賃料が高くても、家からの距離が近ければ利用してくれることもあります。
したがって、近隣の月極駐車場の状況を確認料金設定と、近くの主要施設との距離を見つつ、高すぎず低すぎない料金設定をすることが重要になります。

コインパーキング経営の料金設定

コインパーキングの場合は、緻密な料金設定がカギを握ります。
料金が発生する単位や深夜料金など、料金設定にさまざまな条件を付けることができ、この条件次第で近くの駐車場よりも安い駐車場だと思ってもらえることが可能です。

例えば、同じ場所にあるコインパーキングAとコインパーキングBがあるとしましょう。
コインパーキングAは1時間500円で、コインパーキングBは30分300円です。

この場合、コインパーキングBで1時間利用すると600円になるため、一見するとコインパーキングAを利用する人の方が多いと感じるかもしれません。

しかし、この2つのコインパーキングがスーパーの近くにあるとどうでしょうか?
実は、スーパーの利用客がこのコインパーキングを使う場合、コインパーキングBの方が好まれます

それは、スーパーを利用する人は20~30分ほどで利用を終える人が多く、その場合コインパーキングBだと、300円で抑えられるためです。

つまり、そのコインパーキングを利用する人を想定し、その人たちがお得になるような料金設定を心掛けることで、稼働率の高い儲かるコインパーキングにすることができるのです。
コインパーキングの料金設定を見直す際は、以下の基準をそれぞれ見直すことがポイントです。

(下記の時間金額は、一例で、地域・立地により大きく異なります)

  • 料金が発生する時間単位:1時間〇〇円なのか、30分△△円なのか
  • 最大料金:1時間500円で、最大料金を2,000円に設定する
  • 深夜料金:昼間は1時間500円だが、夜間22時~5時は1時間300円にする

駐車場の稼働率

稼働率とは、1日あたり何時間が稼働しているかということを表す割合のことです。

月極駐車場であれば月間の契約戸数とほぼ同義になるでしょう。コインパーキングでは、立地によりますが稼働率の平均は20~30%程度です。

  • 24時間中9時間は駐車されている = 稼働率38%
  • 24時間中12時間は駐車されている = 稼働率50%
  • 24時間中15時間は駐車されている = 稼働率63%
  • 24時間中18時間は駐車されている = 稼働率75%
  • 24時間中20時間は駐車されている = 稼働率83%

駐車場経営の利回り

利回りとは、投資金額に対する利子も含めた年単位の収益の割合のことを指しています。

逆説的ですが、駐車場経営の利回りが高いと年収・収入は高くなります。

そして駐車場経営の利回りは駐車場の稼働率によってかなり変動します。

コインパーキングの稼働率で40%~50%程度あれば利回りは6%~8%ほどを目指すことができる水準であり、儲かっていると言えるでしょう。

駐車場経営で高収入を得るための4つのコツ

他の土地活用方法と比べて儲からないと言われている駐車場経営ですが、失敗しないようにリスクを理解して始めれば低リスクで高収入を得ることもできます。

そのコツをこちらで解説します。

駐車ニーズが見込める立地で始める

「駐車場経営は立地で決まる」といっても過言ではありませんが、経営する駐車場によって適した立地は変わってきます。

ここでは、月極駐車場とコインパーキングに分けて、それぞれの経営に適した立地をについて解説します。

安易に値下げをしない

駐車場経営でよくある失敗パターンの1つが価格競争です。

駐車場経営は、土地さえあればはじめやすく、かつ初期費用もそれほど掛からないので、近隣に競合の駐車場が増えることもあります。

そして、駐車場は価格以外の差別化が図りづらく、できるだけ競合駐車場に客を奪われないようにするためには、「料金を下げて利用者を募る」という方法に走ってしまいがちです。

できるだけ多くの車に利用してもらうための集客方法は、必ずしも値下げだけではありません。

料金設定を変えたり、単位時間当たりの料金設定を変えたりすることで、利用者数が同じでも収益を増やすことは十分可能です。

そのため、競合と価格競争に陥った際は、まず自分の駐車場の料金設定を見直してみることから始めてみましょう。

駐車場スペースの利便性を重視する

「利用者が車をとめやすいかどうか」という視点を欠かしてはいけません。

「形がいびつだけど、なんとか車3台分のスペースを確保できそうだ」と言って駐車場を始めても、利用者が停めづらいと感じればどれだけ立地が良くても利用者は集まりません

駐車場オーナーの多くは、「できるだけ多くの駐車スペースを作って多くの人に停めてもらおう」と考えますが、駐車スペースが狭くなればなるほど利用者は停めづらくなります。

本当に留めやすいかどうかを確認するためには、まず「自分で駐車してみる」ことが一番の方法です。駐車スペースを設定したときに、自分で利用してみて停めづらくないかを確認することは怠らないようにしましょう。

複数の施工会社に問い合わせる

駐車場経営を検討するなら、駐車場の設計・施工会社から初期費用の見積もりをもらいましょう。初期費用の見積もりをもらうときは複数の施工会社に問い合わせて見積もりや収支計画を比較するのがポイントです。

イエウール土地活用なら駐車場の施工実績豊富な建設会社に一括で問い合わせをすることができます。

大手10社の収益プランを比較する
STEP1 右矢印
土地の有無
STEP2 右矢印
都道府県
STEP3 右矢印
市区町村

駐車場経営は土地活用初心者におすすめ

駐車場経営は、相続税対策や固定資産税棟の軽減効果はあまり期待できませんが、多額の投下資金を必要とせず、経営リスクを最小限に抑えるための土地活用方法として検討するに値します。

できるだけ費用をかけずに土地活用をしたいと考えている方や、とりあえず今使っていない土地を活用してみたいと考えている方は、駐車場経営も土地活用方法の1つの選択肢にするといいでしょう。

初心者でもわかる!
記事のおさらい
駐車場経営はどんな土地活用?
更地に駐車場を作り、利用料金を得て収入源にする土地活用です。安定した収益が見込め、初めての土地活用として多くの人気を集めています。詳しくはこちらをご覧ください。
駐車場経営のデメリットは?
他の土地活用と異なり、節税対策ができない点や、アパート経営やマンション経営に比べて収益額が多くないことが挙げられます。ただ、その分メリットもあるので詳しくはこちらをご覧ください。
駐車場経営で失敗しないための方法は?
駐車場経営は立地がすべてといっても過言ではないほど、立地が重要な土地活用です。どんな土地なら失敗しづらいか、具体的に紹介しているので詳しくはこちらをご覧ください。

土地の管理が面倒? 駐車場経営で手軽に活用