マンションの買取相場は、仲介の約7割まで下がるといわれています。 マンションを売却する方法の1つに不動産買取というものがあり、不動産買取は不動産会社に直接マンションを買い取ってもらうという売却方法です。 買取と仲介には大きな違いがあり、その1つが「売却価格」にあります。 この章では、買取とはどのような売却方法なのか、買取価格が低くなってしまうのはどうしてかについて詳しく解説します。 不動産買取ではどうして仲介より低い価格でしか売却できないのか気になっている方も多いでしょう。 買取価格が仲介での売却相場より低い理由は主に3つあります。 それぞれの理由を詳しく解説します。 不動産会社は、主に売主と買主の仲介をして売買契約が成立した際に支払われる仲介手数料という費用が利益になります。 しかし買取では仲介手数料の支払いがありません。 再販売時の価格と買取価格の差額分が利益となるため、不動産会社の利益分を、あらかじめ売却価格から利益を差し引いているのです。 買取したマンションを再販売するためには、リフォーム費用以外にも多くの費用がかかります。 再販売する際に必要な「人件費」や「広告宣伝費」、マンションの購入時にかかる「不動産取得税」や「登録免許税」といった費用も売却価格から差し引かれています。 これらのマンションの購入・売却にかかる費用もマンションの価格から差し引かれてしまうのです。 売主から買い取ったマンションはリフォームしてから販売されます。 このリフォームにかかる費用は、買取価格からあらかじめ差し引かれているため仲介より価格が低くなってしまうのです。 全面リフォームにかかる費用の相場は400万円~600万円。マンションの状態によって相場は左右されますが、おおよそこの価格がマンションの価格から差し引かれています。 マンションの売却を検討している人が最も気になっていることは自分のマンションがいくらで買取してもらえるのかではないでしょうか。 ここからは都道府県別・築年数別・間取り別・駅からの距離別にマンションの買取相場を確認していきましょう。 レインズが発表している仲介での売却価格の7割をマンションの買取相場価格として計算しています。 まずはエリア別の買取相場から確認しましょう。 下の表は、イエウールがマーケット情報をもとに算出している「2024年6月度の成約価格情報」をもとに、買取相場をその70%として算出した買取相場価格とその推移を地域ごとにまとめたものです。 なお、あなたのエリアのマンション売却相場はこちらで調べることができます。 次に、築年数別のマンションの買取相場を見ていきましょう。 築年数によってマンションの価格は大きく左右されます。地域だけでなく築年数にも注目して売却相場を確認しましょう。 出典: 築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年) レインズ 出典:年刊市況レポート 中古マンション 築年帯(2024年度) 中部レインズ マンションの築年数ごとの買取相場を見てみると、築年数が浅いマンションほど高く売却することができています。 築年数の浅いマンションは買い手から見ると部屋の劣化も少なく新築に近いイメージを持たれることが多いため人気がある築年数です。 しかし築年数の浅いマンションは仲介であれば新築とさほど変わらない値段で取り引きされることもあるため、どうしても買取を利用してマンションを売らなければならない理由がある方以外には買取の利用はあまりおすすめできません。 買取に向いているマンションは「築年数が古いマンション」です。 一般的に築年数が古くなればなるほど不動産の価値が低くなると言われているため買主がなかなか見つからないことがあるでしょう。築年数の古いマンションはマンションの劣化具合によりリフォームが必要ですが、不動産会社に買取してもらうことでリフォーム費用を支払い売却するよりも手取り金額が多くなることもあります。 マンションの築年数が古くリフォームして売却しようと考えている方は、買取を利用することで仲介を利用した場合より高い利益を得ることができるかもしれません。 次に、間取り別の買取相場を見ていきましょう。 マンションは部屋数が多く、広ければ良いというわけではありません。 一人暮らしに人気の街であれば、1DK・LDKといった一人暮らしにあった間取りが高く売却でき、ファミリー層が多く住んでいる街であれば2LDKや3LDKといった家族で住める間取りが人気があり、高く売却することができます。 では地域別に間取りによってどの程度売却価格に違いがあるのか確認してみましょう。 出典:年刊市況レポート 中古マンション 間取り(2022年度) 中部レインズ 出典:年度版 年報市況レポート 間取り別状況 西日本レインズ 最後に、最寄駅からの距離別の売却相場を見てみましょう。 最寄り駅からマンションまでの距離も売却価格に関係があり、最寄り駅から徒歩5分以内の駅近マンションと徒歩15分以上かかる駅遠マンションを比べると、駅近マンションのほうが高く売却されています。 最寄り駅からの距離がどの程度売却相場に影響するのか確認してみましょう。 出典:年報マーケットウォッチ 駅からの交通(2022年度)レインズ 出典:年刊市況レポート 中古マンション 駅からの交通条件(2022年度) 中部レインズ 出典:2020年度年刊市況レポート 駅からの交通条件別 近畿レインズ 出典:年度版 年報市況レポート 駅からの交通条件別成約状況 西日本レインズ マンションの売却相場は常に変化しています。マンションを高く売却するためにも最新のマンション売却相場を把握しておきましょう。 ここからはマンションの買取相場を調べる方法を解説します。 国土交通省が運営している不動産取引価格情報検索では、過去のマンションの取引から相場を調べることができます。 この不動産取引価格情報検索では国土交通省がマンションを購入した買主にアンケートを行い調査した価格を検索することができます。そのため掲載している価格は実際の売却価格に近く、売却相場を調べる際に参考にしやすいのです。 しかし確認できるのはアンケート回答があるマンションのみ。アンケート回答がない地域のマンションは価格が分かりません。また、マンションの売買は頻繁に行われている地域は情報が新しいのですが、長く住んでいる人が多い地域などは情報が古い可能性があるので注意が必要です。 画面左側にある時期・種類・地域を設定して「この条件で検索」をクリックすることでその地域の過去の取引情報が検索できます。種類を選ぶの項目で「中古マンション等」を選択することを忘れないようにしましょう。 検索結果に出てくる「取引総額」が仲介で取り引きされた価格です。取引総額の7割が買取での売却価格になります。 不動産取引価格情報検索で検索する際は、自分の不動産と条件が似ている不動産を数件ピックアップしてみましょう。条件が似ている不動産の取引総額の平均値の約7割が買取相場となります。 レインズマーケットインフォメーションとは国交大臣指定の不動産流通機構が運営している不動産取引価格の情報提供サイトです。 このサイトでは、実際に不動産が取り引きされた価格に基づいた売却参考価格を確認することができます。 詳細に検索条件を設定することもできるので自分の不動産に近い取引を検索することができます。1件だけではなく数件条件が似ている不動産を選んで買取相場価格を調べてみましょう。 株式会社東京カンテイが月に1度公開している「不動産価格天気図」では、前月から今月にかけての全国の中古マンションの価格推移を天気図のように確認できます。 数字で価格推移を示していないので具体的な買取相場価格を知りたい方には向いていないかもしれませんが、都道府県別に不動産価格の動向を知ることができるため、今後どのように価格が推移するかデータを収集したい方におすすめです。 どれだけ同じ条件のマンションがあったとしても、マンションの個別事情によって買取価格は変化します。自分で買取相場を調べてもおおよその買取相場しか調べることはできません。 もっと正確に自分のマンションの買取相場を知りたい方は査定を行いましょう。 下記の査定シミュレーションを使うことで自分の家がいくらで売れそうか簡単に調べることができます。 まずマンションを選択します。その後マンション名、専有面積、間取り、階数、方角の項目を埋めてから「想定価格をみる」ボタンを押してみましょう。ボタンを押すと○○万円~○○万円と、幅のある売却想定価格が自動で算出されます。 しかし、査定価格は家の個別情報や最新の不動産市場によって決まるため、この査定シミュレーションで分かる売却想定価格はおおよそのものであり精度が低いといえます。 家がいくらで売れるのか正確に知るためにも不動産会社に査定を依頼してみましょう。 査定を依頼する際は、ネットでいつでも簡単に査定依頼ができるイエウールの利用がおすすめ。一度の申し込みで複数社に査定を依頼でき、完全無料でサービスを利用できるのでまずは家の価格を知ってから売却を検討したいという方も安心して利用できます。 あなたの不動産、 あなたの不動産、 高く買取してもらえるマンションには特徴があります。どのようなマンションが高く買取できるのか確認してみましょう。マンションの買取相場は市場価格の約70%
たとえば、北海道のマンション売却相場の平均価格である2,322万円をもとにすると、北海道の平均買取相場は7割まで下がり、【1,625万円】になります。
最も売却平均価格の高い東京都の場合は平均売却相場が、5,376万円なので、買取相場は【3,763万円】となります。マンション買取価格が相場より低い理由
【理由1】不動産会社の利益が差し引かれているから
【理由2】マンションの再販売にかかる費用が差し引かれているから
【理由3】リフォーム費用が差し引かれているから
【最新版】マンション買取の相場
都道府県別のマンション買取相場
東日本のマンション買取相場
買取相場価格(万円) ㎡単価(万円/㎡) 前年比(%) 北海道 1,625 22 5% ↑ 青森県 1,001 15 1%↓ 秋田県 988 15 5%↓ 岩手県 1,385 20 18%↑ 宮城県 1,721 25 12%↑ 山形県 1,132 18 55%↑ 福島県 1,087 17 44%↓ 東京都 3,763 70 3%↑ 神奈川県 2,384 39 1%↑ 埼玉県 2,028 32 5%↑ 千葉県 1,863 26 6%↓ 茨城県 1,370 18 1%↓ 栃木県 1,292 19 38%↑ 群馬県 835 14 10%↓ 新潟県 992 15 8%↑ 長野県 1,572 22 2%↑ 山梨県 571 11 8%↓ 中部圏のマンション買取相場
買取相場価格(万円) ㎡単価(万円/㎡) 前年比(%) 富山県 1,111 15 65%↓ 石川県 1,437 20 2%↓ 福井県 1,185 15 10%↓ 岐阜県 1,109 15 36%↓ 静岡県 1,404 20 33%↑ 愛知県 1,866 25 9%↑ 三重県 1,498 19 5%↑ 近畿圏のマンション買取相場
買取相場価格(万円) ㎡単価(万円/㎡) 前年比(%) 大阪府 2,311 38 3%↑ 京都府 2,113 36 1%↑ 奈良県 1,308 18 7%↓ 滋賀県 1,859 25 2%↑ 兵庫県 1,886 27 8%↓ 和歌山県 696 11 23%↓ 西日本のマンション買取相場
買取相場価格(万円) ㎡単価(万円/㎡) 前年比(%) 鳥取県 1,474 20 6%↓ 島根県 1,660 21 1%↓ 岡山県 1,504 22 9%↑ 広島県 1,667 24 12%↓ 山口県 1,008 14 34%↓ 徳島県 1,012 17 1%↓ 香川県 1,303 17 16%↑ 愛媛県 1,027 15 12%↓ 高知県 1,465 21 1%↑ 福岡県 1,719 25 5%↑ 佐賀県 1,367 16 17%↑ 長崎県 1,496 22 31%↓ 熊本県 1,239 18 7%↓ 大分県 1,377 18 1%↑ 宮崎県 1,452 19 14%↑ 鹿児島県 1,730 24 14%↑ 沖縄県 2,612 37 4%↓ 築年数別のマンション買取相場
東日本の築年数別マンション買取相場
価格(万円) 建物面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) 築0~5年 3,515 115 30 築6~10年 3,313 124 27 築11~15年 3,201 127 25 築16~20年 2,990 138 22 築21~25年 2,743 140 20 築26~30年 2,447 159 15 築31年~ 1,939 177 11 中部圏のマンション買取相場
価格(万円) 建物面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) 築0~5年 3,005 74 41 築6~10年 2,643 78 34 築11~15年 2,194 81 27 築16~20年 1,931 83 23 築21~25年 1,454 80 18 築26~30年 1,059 72 15 築31~35年 825 68 12 築36年~ 734 67 11 近畿圏のマンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) 築0~5年 3,401 68 50 築6~10年 3,109 69 45 築11~15年 2,538 71 36 築16~20年 2,463 74 33 築21~25年 1,842 70 27 築26~30年 1,276 72 18 築31~35年 1,108 67 17 築36年~ 998 64 16 西日本のマンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) 築0~5年 2432 77 32 築6~10年 2128 76 28 築11~15年 1749 78 23 築16~20年 1623 79 20 築21~25年 1210 73 17 築26~30年 786 60 13 築31~35年 773 59 13 築36年~ 719 64 11 間取り別のマンション買取相場
東日本の間取り別マンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) ワンルーム 1,150 24 48 1DK・LDK 2,577 40 65 2DK・LDK 3,511 62 57 3DK・LDK 3,133 73 43 4DK・LDK 2,981 93 32 5DK・LDK以上 2,805 117 24 中部圏の間取り別マンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) ワンルーム 400 28 14 1DK・LDK 998 46 22 2DK・LDK 1,595 68 23 3DK・LDK 1,594 76 21 4DK・LDK 1,654 89 19 5DK・LDK以上 1,242 110 11 近畿圏の間取り別マンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) ワンルーム 615 27 23 1DK・LDK 1,507 42 35 2DK・LDK 2,076 65 31 3DK・LDK 1,924 73 26 4DK・LDK 1,967 88 22 5DK・LDK以上 2,077 118 15 西日本の間取り別マンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) ワンルーム 342 24 14 1DK・LDK 641 34 19 2DK・LDK 1377 65 21 3DK・LDK 1443 75 19 4DK・LDK 1625 89 18 5DK・LDK以上 1387 110 13 最寄駅からの距離別のマンション買取相場
東日本の最寄駅からの距離別マンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) 徒歩10分以内 3,442 61 56 11~20分以内 2,519 69 37 21分以上 1,791 71 25 バス便 1,398 70 20 中部圏の最寄駅からの距離別マンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) 徒歩5分以内 1,975 73 27 6~10分以内 1,691 75 23 11~20分以内 1,365 75 18 21分以上 892 72 12 バス便 1,037 78 13 近畿圏の最寄駅からの距離別マンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) 徒歩5分以内 2,340 66 36 6~10分以内 1,927 68 28 11~20分以内 1,483 71 21 21分以上 1,021 71 14 バス便 1,012 74 14 西日本のマンション買取相場
価格(万円) 面積(㎡) ㎡単価(万円/㎡) 徒歩5分以内 1475 67 22 6~10分以内 1344 67 20 11~20分以内 1218 71 17 21分以上 1028 75 14 バス便 1199 80 15 マンションの買取相場を調べる方法
不動産取引価格情報検索
レインズマーケットインフォメーション
不動産価格天気図
不動産会社に査定してもらう
売ったらいくら?
売ったらいくら?相場より高く買取できるマンションの特徴
築年数が浅い
築年数が浅いマンションは、リフォームする箇所が少ないためその分高く買い取ってもらうことができます。
また、築年数が浅いマンションは買主からも人気があり需要が高いため高値で買取してもらうことが可能でしょう。
しかし先ほど解説したように、築年数の浅いマンションは人気があり、高く売却することができます。仲介で売却する場合は、新築マンションと同じくらいの価格で売却することも可能です。
買取ではどうしても売却価格が安くなってしまうため、特別な事情がある場合を除いて仲介を選択して売却することをおすすめします。
立地が良い
立地が良いマンションは人気があり、買手が見つかりやすいため相場より高く売れることがあるでしょう。
不動産買取ではマンションをリフォームして再販売します。リフォームしても立地が悪いと新しい買手が見つかりにくく、売れ残るリスクを考慮して買取価格を下げることもあります。
立地が良いマンションの特徴としては、駅から近い場所にある、病院やスーパーがマンションの近くにあるなど周辺施設が充実しているマンションは需要が高まり高く売却することができるでしょう。
ほかにも近くに大型ショッピングセンターが建設されるといった再開発の情報などもマンションの価値を高める要因になります。
間取り
特徴的な間取りよりも一般的で万人受けする間取りは人気があり高く売却できます。もしくはリフォームしやすい間取りは高く買取してもらうことができます。
また、その地域にあった間取りであることもマンションの価値が高くなる特徴です。一人暮らしが多いエリアでは一人暮らしに人気の間取り、ファミリー層が多いエリアではファミリー層向けの間取りであると高く売却することができます。
ただ単に部屋数が多いマンションが高く売却できるわけではなく、その地域の需要にあったマンションが高く売却できるというわけです。
専有面積
専有面積もマンションの買取相場に影響します。
専有面積とは、マンションなど集合住宅においてその部屋の所有者のみが使用することのできる面積のことを言います。具体的にはリビングや寝室といった室内のスペースが専有面積と呼ばれる場所となります。
マンションの専有面積が広いほど高く売却できる傾向にありますが、広ければ広いほどいいというわけではありません。
専有面積も間取りと同様、その地域にあった広さであることが求められます。
ファミリー層が多い地域では専有面積が広いマンションに需要があり高く売却できますが、一人暮らしが多い地域のマンションでは広すぎるマンションは買主が見つかりにくいため、売れ残るリスクを考慮して買取価格が低くなることもあります。
マンションを高く買取してもらうコツ
不動産買取では市場価格に近い価格で売却することは難しいと言われています。しかし少し工夫をするだけで買取価格を上げることができるのです。
ここからはマンションを高く買取してもらうコツを解説します。
「買取保証」と「即時買取」を使い分ける
不動産買取には「買取保証」と「即時買取」の2種類があります。
少しでも高く売却したいと考えている方は「買取保証」を選びましょう。
買取保証とは不動産会社に仲介を依頼して買主を探しつつ、一定期間売れなかった場合に取り決めていた額で買い取ってもらう保証を付けるという売却方法です。
一般的に不動産買取で、仲介と同じくらいの価格で売却することは難しいです。しかし買取保証を利用して仲介で販売活動を行っている期間に売却することができれば売却相場に近い価格で売却することができ、不動産買取より3割程度高い価格で売却することができます。
一刻も早く不動産を売却したい方は販売活動を一切行わない「即時買取」を利用することでマンションの売却をすみやかに完了することができますが、販売活動を行わないため売却相場より低い価格での売却となってしまうのです。
「買取保証」では初めに仲介で販売活動をするため売却完了するまでに時間がかかりますが、売却完了までに余裕がある方は少しでも高く売却するために「買取保証」で売却活動をしてみるとよいでしょう。
複数の不動産会社に査定を依頼する
不動産会社に査定を依頼する際は1社のみにせず複数の不動産会社に査定を依頼するようにしましょう。
査定には明確なルールがないため不動産会社によって査定価格が異なります。複数の不動産会社に査定をしてもらうことで査定結果を見比べることができ、買取相場から外れた査定価格を提示している不動産会社を見極めることができます。
また、複数の不動産会社に査定を依頼することで、査定結果だけでなく産会社の対応の速さや担当者の知識の豊富さも見比べることができます。
最低3社以上に査定依頼をして査定結果と不動産会社の対応を見比べるとよいでしょう。
正しく高く査定してもらう
マンションを高く売却するためにはまず正しく高く査定をしてもらう必要があります。
仲介で売却する際は査定価格ではなく売主と買主が合意した価格で売却することができますが、不動産買取における査定価格は「うちの会社ではその価格で買取します」という価格ですので、査定価格が低いと買取価格も低くなってしまいます。
高く買取してもらうために正しい相場を把握している不動産会社の担当者に査定をしてもらいましょう。
査定価格はどの不動産会社でも大きく違いはないはずですが、中には極端に高い査定価格を提示する不動産会社があります。このような不動産会社は後々値下げされることがあるので注意が必要です。あまりに違う査定価格を提示してくる不動産会社には依頼しないようにしましょう。
不動産会社の担当者が正しい売却相場を把握しているか確認するために、査定結果を受け取った際には査定結果の根拠を聞くようにしましょう。売却相場と同じくらいの査定結果を算出した不動産会社であっても査定の根拠を答えられずなんとなくの価格を提示している不動産会社もあります。
査定価格だけに注目せずに査定の根拠を説明できる担当者に出会うことで高く売却することができるでしょう。
不動産の取り引きが活発な時期に売却する
もしマンションの売却をする時期に余裕がある方は、不動産の売却が活発になる2月・3月に売却することをおすすめします。
新学期が始まる4月に向けて2月と3月は転勤や子どもの進学に合わせて住み替えを行う方が多くなっています。
不動産の取引が活発に行われるため不動産会社が買取した不動産も売れやすくなり、閑散期に比べると高く買取する不動産会社があるようです。
しかし時期を合わせたからといって高く買取してもらえる保証はないので、マンションの売却を急いでいる方は時期を気にせずに不動産会社に査定を依頼して売却してもらうとよいでしょう。
買取勧誘チラシに注意する
時々ポストにマンションを高額買取している不動産会社のチラシが入っていることがあるでしょう。
高く買取してもらえる不動産会社が見つかって嬉しいと思う方もいらっしゃるでしょうが、こうしたチラシでは実際の買取価格よりも高めに設定しているケースが多いため注意しましょう。
不動産買取業者は買い取ったマンションに付加価値をつけて再販することで利益を得ています。マンションを仕入れておくために常に売ってくれる人を探しているため、高い買取価格を提示してマンションを売る気にさせようとする手法です。
このようなチラシに惑わされないよう正しい査定を受けてから買取してもらう不動産会社を選ぶとよいでしょう。
リフォーム前に売却する
不動産買取では、売主から買取した不動産にリフォームを行い不動産会社が販売します。不動産買取で提示される買取価格は不動産会社が後に行うリフォーム費用を差し引いた価格です。
そのため買取前にリフォームをしてしまうと余計や費用を支払うことになり不動産を売却した後に手元に残る金額が少なくなってしまいます。
リフォームをすることで高く買取してもらうことができるかもしれませんが、リフォームにかかった費用以上に高い価格で買取してもらうことができる保証はありません。
不動産買取をする際はリフォームをする前に売却することで余分な費用を支払わずに売却することができます。
マンション買取をするならまずは査定から
ここまでマンションの買取相場について解説しました。マンションの買取相場は築年数やエリアで大きく異なります。
売却を考えているマンションの買取相場がいくらくらいであるか事前に調べて把握しておきましょう。
しかし自分で買取相場を調べてもおおよその買取相場しか調べることができません。実際の買取相場に近い価格を知りたい場合は不動産会社に査定を依頼しましょう。
不動産一括査定サイト「イエウール」なら不動産会社に行かずとも自宅で24時間査定依頼を申し込みが可能です。自分のマンションに適した不動産会社を紹介してくれるので、膨大な不動産会社の中から選ぶ手間も省くことができます。
まずは、自分の物件種別を選択してから査定依頼をスタートしてみましょう!査定依頼に必要な情報入力はわずか60秒で完了します。
あなたの不動産、
売ったらいくら?
あなたの不動産、
売ったらいくら?