投資用ワンルームマンション売却の注意点や売却相場、タイミング、コツなどを徹底解説!

投資用ワンルームマンション売却の注意点や売却相場、タイミング、コツなどを徹底解説!

この記事では近頃人気のワンルームマンションの売却での注意点売却に適したタイミング高く売却するためのコツ、売却相場などを紹介していきます!

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「まずはマンション売却の基礎知識を知りたい」という方は、こちらの記事をご覧ください。

マンション売却の注意点!流れや費用、失敗事例などを紹介!

マンションを売るコツと注意点|2024年ベストなタイミングは?

投資用ワンルームマンション売却で損しないための注意点と対策8選!

投資用のワンルームマンションを始めとして、ワンルームマンションを売却する際に注意すべき点は数多く存在します。

ワンルームマンションの売却でできる限り高く売って利益を得たい方だけでなく、損をしたくない失敗したくないという方も必ず押さえておくべき注意点と対策について解説していきます。

注意点①|不動産投資ローンの残債に注意

投資用ワンルームマンションに限った話ではありませんが、マンションを売却する際にはローン残債に注意が必要です。

住宅ローン不動産投資ローンを借り入れてマンションを購入し、現在も返済中の方の注意点ではありますが、マンションを売却する際にはローンを完済しておく必要があります。

ローンを借り入れて購入した物件には金融機関によって抵当権が設定されており、抵当権が設定された状態では物件を他の人に引き渡すことができないためです。

この抵当権を抹消するためには住宅ローンを完済する必要があるため、マンションを売却するためには住宅ローン完済が条件となっているのです。

特に、不動産投資目的でワンルームマンションを購入している方は、住宅ローンではなく不動産投資ローンという投資マンション用の融資を金融機関から受けています。

この不動産投資ローンの場合、通常の住宅ローンよりもローン金利が高く設定されていることも多いため、住宅ローンを借り入れているケースよりも一層残債に注意しておく必要があると言えるでしょう。

とはいえ、ローン返済中のワンルームマンションは売却できない訳ではありません。マンションの売却代金貯金などの自己資金でローン残債を一括返済することができるのであれば、返済中であっても問題なくマンションを売却することができます。

対策|事前にローン残債を把握しておく

ワンルームマンションを売却したいと考えた際にローン残債を返済できないために売り時を逃して損してしまわないように、ワンルームマンションの売却を検討している方は是非一度ローン残債を確認しておきましょう。

ローン残債を確認する方法としては、金融機関から郵送される残高証明書返済予定表で確認する方法がありますが、借り入れ先の金融機関のWebサイトから確認するのが最も簡単です。

ワンルームマンションの売却を検討している方は一度複数の不動産会社に「イエウール」を利用して査定を依頼することをおすすめします。

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注意点②|投資ワンルームマンション売却にかかる費用に注意

ワンルームマンションの売却には費用がかかる点にも注意が必要です。

こちらも投資用のワンルームマンションに限った話ではありませんが、不動産売却には費用がかかります。

以下は売却にかかる代表的な費用の一覧になります。

項目費用の目安
仲介手数料( 売却額 × 3% + 6万円 )+ 消費税
印紙税200円〜60万円 ※売却金額により異なる
抵当権抹消費用司法書士へ依頼するとして5,000円~2万円程
ローンを一括返済するための費用一括繰上返済にかかる金融機関への手数料1~3万円
所得税及び復興特別所得税・住民税
売却した年の1月1日での保有期間によって異なる
保有期間が5年以下なら譲渡所得の39.63%
保有期間が5年超なら譲渡所得の20.315%
その他費用※費用項目より異なる

ワンルームマンションを売却する際にこんなに沢山の費用がかかってしまうことに驚いている方も多いのではないでしょうか。

一般的に、マンションなどの不動産の売却にかかる費用は物件の売却価格5~7%程度だと言われています。

また、ローン返済中のワンルームマンションの売却を考えている方は、これらの売却費用を差し引いてもローン残債を一括返済することが可能なのかもよく確認しておく必要があります。

対策|売却にかかる費用や税金をシミュレーションしてみる

ワンルームマンションの売却費用で損してしまわないために、売却にかかる費用や税金をシミュレーションして、ワンルームマンションの売却でいくら手元に残るのかを計算してみましょう。

シミュレーション物件情報


物件種別|マンション

所在地|東京都

間取り|1R

築年数|5年

購入価格|1,700万円

成約価格|2,000万円

東京都内のワンルームマンション1,700万円で購入し、2,000万円で売却できたケースになります。

単純計算では300万円程の利益が出ていますが、売却にかかる費用などを差し引いてどのくらい手元に残るのかは気になるところです。結果を見てみましょう。

売却費用シミュレーション結果


売却費用総額|163.3万円

仲介手数料|72.6万円

印紙税|2万円

譲渡税|89.7万円

このケースではワンルームマンションの売却に約160万円かかっていることが分かります。今回のケースでは、1,700万円で購入した物件が2,000万円で売却できた結果、およそ140万円程の利益が出たことになります。

今回のシミュレーションはあくまでも参考程度ですが、思っていたよりも多額の費用がかかりそうです。

注意点③|似た条件の物件と同じタイミングで売却しないように注意

もし、同じマンションの別部屋が売りに出されていたら無理に争わないようにも注意しておきましょう。

戸数が多いマンションや築年数が一定以上経っているマンションの場合、同時期にくつかの部屋が売りに出されることはよくあります。

同じマンションということは、立地周辺環境は同じですし間取りもほぼ同じ。日当たりや階数によって若干変わることはありますが、多くの場合価格競争になってしまいます。

対策|周辺で似た条件のマンションが売りに出されていない時に売却する

ワンルームマンションの売却で、似た条件の物件と同じタイミングで売却して価格競争に巻き込まれてしまって損しないためには、一旦売却活動をやめるなどして販売期間をズラすというのも1つの手です。

無理に同時期に売り出して先に売却しようとしてしまうと、条件面で差をつけることが難しいために、価格を下げるなどして差を作るしかなくなってしまいます。

このような事態を避けるためにも、ワンルームマンションの売却を考えている方は、周辺エリアや同じマンションなどの似た条件で売り出されている物件がないかを定期的に確認して、周辺で似た条件のマンションが売りに出されていないタイミングで売り出しましょう。

注意点④|売却前にリフォームしないように注意

ワンルームマンションを高く売りたいからといって、安易に売却前にリフォームを行わないという点にも注意が必要です。

傷ついた箇所や汚れてしまった箇所をリフォームしてキレイにすることで、マンションを高く売ろうと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなにうまくいくものではありません。

リフォームにかけた費用以上のお金をマンションの売却価格に上乗せして売れるケースはほとんどないといえます。中古のマンションを買おうとしている人の中には、購入後に自分の好み通りにリフォーム・リノベーションをしたいと考えている人も多く、リフォームが逆効果になり得ます。

また、築年数とマンションの劣化状況はおおよそ比例するものです。そのため、リフォームして築年数の割には良い状態でマンションを売ったとしても、元々ある程度築年数を絞ってマンションを探している人が多いため、購入者側には築年数の割に高いマンションだと捉えられてしまい、買い手がなかなか見つかりにくい恐れがあります。

結果として、リフォームせずにマンションを売った方が、早く・手元に多くお金が残る可能性が高いでしょう。

対策|効果的に売却価格を上げる工夫をする

売却前にリフォームなどをして損しないためには、効果的に売却価格を上げる工夫をすることが重要です。

例えば、物件の掃除や修繕をプロに依頼するハウスクリーニングなどを行えば、効果的に物件の価格を上げられる可能性も高くなります。

ケースによっては、インテリアや家具などを配置して物件をコーディネートするホームステージングなども行うことで、リフォームリノベーションを行う場合よりも圧倒的にコストを節約でき、売却期間の短縮などにも良い影響を与えてくれることが期待できるでしょう。

注意点⑤|売却には時間がかかることに注意

また、ワンルームマンションなどの不動産の売却には時間がかかるという点にも注意しておきましょう。

ここではワンルームマンションの一般的な売却の流れ期間の目安について紹介しておきます。

ワンルームマンションの売却は売却前の準備や下調べなども含めて以下のような流れで進んでいきます。

マンション売却の流れ

 

大きく分けて「売り出し前」「売り出し中」「売り出し後」の3段階に分けられます。特に重要なのが売り出し前の不動産会社選びです。

不動産会社選びで失敗してしまうと売却が長引いたり、相場よりも安くなってしまうなど損するため、売り出し前は情報収集も含めてじっくり検討するようにしましょう。

売却完了までの期間は一般的に3か月~半年ほどと言われています。

また、それぞれの項目でかかる期間の目安は以下の通りです。

築年数や立地といった物件の条件や、不動産会社が販売活動にどのくらい力を入れてくれているかによって期間は変わるため一概には言えませんが、おおよその売却スケジュールを立てる際の参考にしてみてください。

タイミングやること所要期間
売り出す前査定1日~数週間
不動産会社選び
売却プラン決定1週間
売り出し中売却活動売れるまで
内覧対応
売り出し後売買契約1か月前後
引き渡し・決済

対策|希望売却時期から逆算して準備をしておく

ワンルームマンションの売却には思っていたよりも時間がかかってしまいます。

このように、ワンルームマンションなどは売却したいと思ったタイミングですぐに売却できる訳ではなく、様々な工程を経てようやく売却が完了するため、事前に準備をした状態でタイミングを逃さずに売却することがポイントです。

ワンルームマンションの売却にかかる期間を把握していないと、いざ売却しようと思っても思うように売却が進まずにタイミングを逃して損をしてしまう可能性があるため十分注意しておきましょう。

そのためには、ワンルームマンションの売却相場や周辺の物件の売り出し状況などにある程度予測を立て、戦略的に準備をしておくことが重要になってくるでしょう。

注意点⑥|売却期間が長引くほど価格が低下してしまうことに注意

ワンルームマンションの売却では、売却期間が長引くほど価格が低下してしまうことにも注意が必要です。

マンションを売りに出している期間が長引くほど、売り出し価格と成約価格(取引価格)の価格差が大きくなります。実際に東京カンテイが発表している首都圏中古マンションの売却期間別「価格乖離率」のデータに現れています。

データによると、価格乖離率は売却期間が3ヶ月でマイナス6.8%、6ヶ月でマイナス11.7%、9ヶ月でマイナス15.6%と、次第に価格差が大きくなっています。

ワンルームマンションの売却を検討している方は、出来るだけ早く売却して売却期間を短縮することが損しないために重要になってくると言えるでしょう。

対策|売り出し後3ヶ月は精力的に売却活動を行う

売却期間が長引いてしまい、ワンルームマンションの売却で損しないためには、マンションの売り出し後3ヶ月間は、特に精力的に売却活動に取り組むようにしましょう。

不動産会社に仲介を依頼するときの媒介契約の契約期間が一般的に3ヶ月であることや、3ヶ月を過ぎると次第に掲載した広告が新たな購入候補者に行き届かなくなることからも、「売り出し後3ヶ月」を意識してマンションを売るようにしましょう。

そのため、不動産会社主導で売却活動が進むとはいえ、マンションを売り出してから3ヶ月は、売り出し状況を確認する・広告内容を一緒に考える内覧対応可能日を増やすなど、意欲的に売却活動に参加するようにしましょう。

注意点⑦|悪質な不動産会社も存在することに注意

ワンルームマンションに限らず、不動産を売却する際には、悪質な不動産会社が存在することにも注意が必要となります。

ワンルームマンションなどを売却する際には、不動産会社と契約を結びますが、出来るだけ早く良い条件でマンションが売却できるようにサポートをしてもらうことが目的です。

しかし、世の中には自分たちの利益を最優先に考えて、時には売主の利益を損なってまで自分たちの利益を優先する悪質な不動産会社が存在するのも事実です。

一例として、囲い込みと言って自社で買主が見つかるまでご自身の物件を隠してしまうなどのケースが考えられます。

このような悪質な不動産会社と契約してしまうと、必要以上に売却に時間がかかってしまったり、不動産会社から何度も値下げをするように説得を受けて、本来売却できるはずの価格で売却できなかったりといったケースに陥ってしまう可能性が非常に高くなります。

このような点から、ワンルームマンションを売却する際には悪質な不動産会社が存在することにも注意が必要だと言えるでしょう。

対策|複数の不動産会社の中から見極める

悪質な不動産会社と契約してしまったことで、ワンルームマンションの売却で損しないためには、物件を高く売ってくれそうな信頼できる不動産会社を見つけて契約することが重要です。

具体的な対策としては、信頼できる不動産会社を見つけるためには、複数の不動産会社の中から不動産会社を見極めるべきでしょう。

ワンルームマンションの売却に際して、不動産会社に査定を依頼することになると思われますが、必ず複数の不動産会社に査定を依頼して、査定価格の高さだけでなく、査定の根拠売却戦略についてきちんと説明してくれるかであったり、ご自身の疑問や不安にも丁寧に対応してくれるのか、誠実な担当者かなどを基準によく見極めて契約する不動産会社を判断しましょう。

注意点⑧|売り出し価格によっては売れ残ってしまうことに注意

ワンルームマンションの売り出し価格によっては、本来売れるはずの物件がいつまでも売れずに、売れ残ってしまうリスクがあるという点にも注意しておきましょう。

マンション売却価格の相場を読み間違えることは、マンションを売るとき致命的なミスとなり得ます。また、先ほど解説した通り、売却が長引くほど価格が下がってしまう可能性も高まってしまいます。

このように、ワンルームマンションの売り出し価格の設定で失敗すると、マンションがなかなか売れず、希望価格よりも大きく価格が下がってしまったり、もっと高く売れるのに安値で売ってしまったりと損することになってしまうことも考えられるのです。

対策|ワンルームマンション売却価格の相場を理解して売り出し価格を設定する

売り出し価格を少し高めに設定する理由

ワンルームマンションの売り出し価格で失敗して損しないためには、ワンルームマンションの売却相場を把握した上で、希望売却価格よりも少し高めに売り出すことが重要です。

どうやって相場を調べればいいの?と思った方は、まずはインターネットで中古マンションの売り出し価格を調べてみると良いでしょう。でも、この価格はあくまで「違う物件の」「買い手との交渉前の」価格です。あくまでも、ざっくりとした予測だと心に留めておいて下さい。

適切な売り出し価格を設定するためにも不動産一括査定サイトを利用して物件の適正価格を把握しておきましょう。

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投資用ワンルームマンション売却に適したタイミング

現在2022年が一般的に見てワンルームマンションが高く売却できる可能性の高い売り時であることが分かりました。

一方で、実際にご自身がいつ売却するかはそれぞれの事情状況目的などを踏まえて判断する必要があります。

そこで、この章ではワンルームマンションを売却するのに適したタイミングを理由と共に紹介していきます。

希望売却価格以上の競合が売りに出されているタイミング

ワンルームマンションは他の間取りのマンションよりも競合物件の価格の影響を受けやすくなっています。ワンルームマンションだと間取りや仕様に大きな差がないためです。

つまり、実際にご自身が売却したい価格以上の競合物件が売りに出されているタイミングは大きなチャンスとなります。逆に言えば、競合が安く売りに出されているタイミングは避けた方がいいでしょう。

長期保有となるタイミング

先ほど解説した通り、マンションを売却する際には様々な費用がかかってしまいます。

費用にはマンションの売却活動を仲介してくれた不動産会社に成功報酬として支払う仲介手数料や、売却代金から不動産の取得費と、売却にかかった譲渡費用を差し引いた譲渡所得(売却益)に応じて、住民税所得税といった税金もあります。

その中でも、ワンルームマンションを長期保有となるタイミングで手放すことによってこれらを一部節税することができます。

そのため、長期保有となるタイミングもワンルームマンション売却に適したタイミングだと言えます。

【譲渡所得の計算】

  • 売却価格-(取得費+譲渡費用)-特別控除=課税譲渡所得

この譲渡所得は、短期譲渡所得と長期譲渡所得があり、税率が異なります。

下記をご確認ください。

短期譲渡所得/売却した年の1月1日現在で「所有期間5年以下」の場合

所得税:36.3%
住民税9%
計:45.3%

長期譲渡所得/売却した年の1月1日現在で「所有期間5年超」の場合

所得税:15.315%
住民税:5%
計:20.315%
このように5年以下か5年超かというだけで、税率は倍近く変わります。

高く売れれば売れるほど、この差額は大きくなるため、売却の時期は慎重に見極めたいところ。

注意していただきたいのは、「売却した年の1月1日現在」で計算されることです。

実質、5年所有していても計算する時期は、1月1日現在になるので、間違いないようにしましょう。

不動産市場が活発なタイミング

投資用ワンルームマンションの売却は季節にも左右されます。

以下は季節ごとに不動産の取引件数がどのように変化するのかを示したデータを基に作成したグラフになります。

月別不動産取引件数

グラフを見て頂ければ分かる通り、不動産市場は3月と9月が最も活発な時期だと言えます。

理由として、1月や8月などは年末年始や夏休みシーズンであり、手間や時間のかかる不動産の取引をしたくないという方が多いことが挙げられるでしょう。

一方で、入学や新生活前の3月のタイミングや、夏休みシーズンも過ぎて暑さも和らいできた9月あたりでは、多くの方が不動産売買を行っているため、結果的に不動産取引件数が増加し、市場が活発化しているのです。

市場が活発な時期に不動産を売り出すことで、ワンルームマンションの売却期間が短くなり、早く売れる可能性が高まったり、買い手からの人気が集まりやすく好条件で売却できる可能性などが考えられるため、この不動産市場が活発なタイミングも投資用ワンルームマンション売却に適したタイミングだと言えるでしょう。

路線価が上昇しているタイミング

路線価が上昇しているタイミングはワンルームマンションの売却に適したタイミングだと言えるでしょう。

路線価とは、土地の価値を知るための方法の1つであり、道路に面した土地の1㎡あたりの価格を定めた路線価と土地の面積をかけることで、土地の価格を算出することができます。

そのため、この路線価が上昇しているタイミングは、ワンルームマンションなどの不動産価格が上昇している可能性が高いタイミングだと言えるのです。

また、路線価を調べる際は国税庁が公開している路線価図・評価倍率表を使います。

トップページの日本地図から土地の所在する都道府県をクリック。「路線価図」をクリックし、土地の住所を選択していくと地図が表示されます。地図の中から自分の所有する土地を探しましょう。

路線価図の見本

住宅ローン金利が低いタイミング

住宅ローン金利が低い時もワンルームマンションの売却に適したタイミングだと言えます。

住宅ローン金利が低いということは、購入者側が住宅ローンを組みやすいため、マンションなどの不動産への需要が高まると考えられています。

つまり、ワンルームマンションなどの購入希望者が増えることでマンションが売れやすくなる可能性が高いのです。

以下は近年の住宅ローン金利の推移を示したグラフになります。

平成11年からの日本銀行によるゼロ金利政策などもあり、現在まで低金利の状態が続いています。

そのため、住宅ローン金利の観点からも現在はワンルームマンションなどの売却に適したタイミングだと言えるでしょう。

一方で、購入者が不動産投資目的で購入する場合には、住宅ローンではなく不動産投資ローンとなるため、この点は少し異なってくる可能性もあるでしょう。

空室のタイミング

最近ではワンルームマンションを投資用物件として購入し、家賃収入を得たり、購入時よりも高い価格で売却して利益を得る方も増えてきました。

そのような投資用のワンルームマンションの場合、物件に入居者がいない空室の時が売却に適したタイミングです。

投資用のワンルームマンションを売却する際に、物件に入居者がいる場合は購入希望者は内覧を行うことができません。

また、売却に際してホームステージングホームステージングといって家具などを配してモデルルームのように部屋を見せるなどの高く早く売るための工夫などを凝らすこともできなくなります。

そのため、物件が空室になった際にはすぐに次の入居者を探すのではなく、売却も視野に入れてみるべきだと言えるでしょう。

相場よりも家賃が高いタイミング

また、投資用ワンルームマンションの場合は、周辺相場よりも家賃が高いタイミングも売却に適したタイミングだと言えます。

こちらは物件に入居者がいるケースになりますが、周辺の家賃相場よりも高い家賃で入居者がいる物件というのは、投資家からすると魅力的な物件となります。

そのため、投資用のワンルームマンションを相場よりも高く売れる可能性があり、売却に適したタイミングだと考えられるのです。

入居者がいる状態での売買契約となる点には注意が必要ですが、高く売れるチャンスだと捉えることができるでしょう。

収支がマイナスになったタイミング

最後に、月々の収支がマイナスになってしまった投資用のワンルームマンションは早めに売却しましょう。

一般的に、家賃は経年と共に少しづつ下がっていき、一方でマンションの管理費や修繕積立金などの設備投資に必要な出資は増えていくとされています。

分かりやすく言うと、物件が古くなるにつれて家賃は引き下げなければ入居者が見つからず、古くなっているために修繕などのメンテナンスにかかる費用は増えていき、次第に家賃収入によって得られる利益よりも、マンションの維持費として出ていく出費の方が多くなってしまうというケースです。

そのため、毎月の収支を正確に把握しておくことはもちろんのこと、長期的な資金計画などを踏まえて最大限利益を得られるタイミングでワンルームマンションを売却するのが良いと考えられるのです。

【2022年最新】今、投資用ワンルームマンションを売却すべき?

さて、ワンルームマンションの売却で損しないために注意しておくべきことについて解説してきました。

次にこの章では、現在2022年は投資用ワンルームマンションの売り時なのかについて様々な観点から解説していきます。

2022年最新の不動産価格指数の動向

 

令和3年7月分不動産価格指数

出典:国土交通省|不動産価格指数

こちらは国土交通省が公表している不動産価格指数という不動産の価格がどのように推移しているのかを示したデータになります。

この不動産価格指数のデータによると、マンションの価格指数は2010年平均を100として2021年時点で170程度と、大幅な上昇傾向で推移していることが分かります。

このマンションの価格が大幅な上昇を続けている今、マンションが高く売れる可能性が高い時期だということです。

マンション価格の推移

出典:国土交通省|不動産価格指数

また、2022年1月時点までのデータを見てみてもマンションの価格指数は上昇していることが分かります。

これらのデータから、2022年現在はワンルームマンションが高く売却できる可能性が高い時期であると考えることができるでしょう。

新型コロナウイルスの影響

2022年現在は、ワンルームマンションが高く売れる可能性が高い時期であることが分かりましたが、新型コロナウイルスの影響は無いのかという不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの感染が拡大し始めておよそ2年が経過しました。この間に、私たちを取り巻く環境や生活スタイルは大きく変わったと言っても差し支えないでしょう。

また、度重なる緊急事態宣言の発令などの影響で不動産価格指数は一時的に下落を経験しています。新型コロナウイルスの影響が不動産市場にも影響を与えたことは事実だと言えるでしょう。

しかし、2022年現在ではこの不動産価格指数の下落は一時的なものであったとする見方が強くなっています。事実、2022年現在は特にマンションに関しては非常に好調な推移を維持しています。

そのため、新型コロナウイルスは、私たちの暮らしや世界経済に大きな影響を与えることになり不動産価格の推移にも一時的な低下を招きましたが、コロナウイルスと向き合う社会・ライフスタイルに段々と変化していったことで、不動産価格の急激な落ち込みなどは考えにくく今後は堅実に推移していく可能性が高いと考えられます。

結果として、新型コロナウイルスがワンルームマンションの売却にネガティブな影響を与えることは現時点では考えにくいと言えるでしょう。

2022年問題の影響

2022年問題という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。

2022年問題とは、生産緑地法によって税制で優遇されていた土地(農地)が2022年の期限失効によって一斉に売却されて市場に出回ることにより、都市部などの土地価格の急激な低下を招くのではないかと考えられていた問題のことです。

しかし、この2022年問題はそれほど今後の不動産価格の推移に影響を与えることはないというのが一般的な見方となってきています。というのも、2018年の生産緑地法改正により、申請を行えば生産緑地への税制の優遇を10年間延長することが出来るようになり、多くの生産緑地が維持されることになっているのが現状だからです。

他にも様々な面で生産緑地を維持することのメリットが増えてきたため、当初危惧されていたような生産緑地が一斉に市場に流入するようなことが起こる可能性は非常に低く、2022年問題による土地価格の急激な低下が起こる可能性も非常に低いという考え方が一般的なようです。

そのため、2022年門際に関しても新型コロナウイルスのケースと同じく、ワンルームマンションの売却に大きな影響を与える可能性は低いと言えるでしょう。

ワンルームマンションの人気が上昇中!

また現在、様々なタイプのマンションの中でも特に人気が集中しているのがワンルームマンションです。

なぜこれほど人気が出ているのでしょうか?その理由は3つあります。

実際にこれほど人気を集めている理由について詳しく見てみましょう。

【立地・築年】通勤に便利な都心部に多く、築浅の物件が多い

ワンルームマンションに住みたいと思う人は、そのほとんどが一人暮らしです。

配偶者や子どもがいないため、ライフスタイルの中での最優先事項は仕事や学業であり、当然職場や学校へのアクセスを重視する傾向があります。
ワンルームマンションは都心部に多く存在するため、こういった単身世帯のニーズにマッチしていると言えます。

【低価格&リスク分散】複数の物件を所持しやすくリスクも分散できる

ワンルームマンションは全体的に低価格なため、投資目的で複数所有している人も多くいます。

この場合、1つの部屋で借主が見つからない場合でも、ほかの部屋の賃料があるため収入がゼロになることはありません。

また子どもが複数いるオーナーの場合、相続も分散できるため、兄弟間の遺産争いといったトラブルを回避できるメリットもあります。

【値崩れリスクが低い】新築が難しくなり、頭数に限りがある

今現在、都心部でのワンルームマンションの新築が難しくなっています。

これは自治体が定める「ワンルームマンション開発規制条例」によって、ある一定規模のマンションを新築する際、ファミリータイプの住戸を組み入れる義務や、1区画の最低面積の下限を設けるといった規制が厳しくなったからです。

この背景には、単身世帯が増えたことによってゴミ出し、違法駐輪、騒音などのマナー違反や近隣迷惑が頻発したことがあります。

2002年以降、都心部では条例が厳しく設定されるようになり、現在は東京23区のほか、大阪市、名古屋市、京都市、神戸市、福岡市といった全国の政令指定都市でも条例またはトラブル回避のための指導要綱が定められるようになりました。

以上のことから、ワンルームマンションの供給量には限りがあるため、特に中古市場でのニーズは今後も高まるものと見られています。

  1. ワンルームマンションは今人気があるから、売るなら早くしないといけないね!
  2. どうせ売るなら、高く売った方がいいからな!

【結論】2022年はワンルームマンションの売り時!

この章では、2022年現在がワンルームマンションの売却に適した時期であるのかについて見てきました。

最新の不動産価格指数のデータや、新型コロナウイルス2022年問題、ワンルームマンションの需要増大などの観点から、今現在ワンルームマンションが高く売れる可能性の高い時期であることが理解できたのではないでしょうか。

そのため、一般的には2022年はワンルームマンションの売り時であると言うことができるでしょう。

【築年数別】ワンルームマンション売却相場!

さて、ここまで投資用ワンルームマンションの売却で損しないための注意点や、売却に適したタイミング、2022年最新の不動産市場の動向から見た投資用ワンルームマンションの売却などについて解説してきました。

とはいえ、実際にご自身のワンルームマンションがどのくらいの価格で売却できるのかという点についても気になっている方は多いのではないでしょうか。

そこでワンルームマンションの売却相場築年数別に紹介していきます。

以下は東京都における築年数別のワンルームマンションの売却相場のデータです。

築年数売却相場
築5年以内3,720万円
築6~10年2,664万円
築11~15年2,464万円
築16~20年2,840万円
築21~25年2,555万円
築26~30年1,321万円
築31~35年1,033万円
築36~40年1,148万円

出典:「不動産取引価格情報検索

東京都におけるワンルームマンションの売却相場を見てみると、やはり築年数の経過によって低下していることが分かります。

特に築5年を過ぎたタイミングと築25年を過ぎたタイミングでは急激に売却相場が低下していることが分かります。

ワンルームマンションのそれぞれの状況や条件にもよるため一概には言えない部分もありますが、築40年前後にもなると、新築・築浅時のおよそ30%程度にまで価格が低下する傾向にあると考えられるため、ワンルームマンションの売却を検討している場合には、できるだけ早めに売却するのがおすすめです。

投資用ワンルームマンション売却相場の計算方法とシミュレーション!

東京都における不動産取引情報を基に、ワンルームマンションのおおよその売却相場を紹介しました。

とはいえ、投資用ワンルームマンションの場合には、通常のマンションとは異なる方法でより詳細な売却相場を算出することも可能です。

そこでこの章では投資用ワンルームマンション売却相場の計算方法具体的なケースを用いたシミュレーションを紹介していきます!

投資用ワンルームマンション売却相場の計算方法

まずは投資用ワンルームマンション売却相場の計算方法を紹介していきます。

投資用ワンルームマンション売却相場の計算方法は以下の通りです。

投資用ワンルームマンション売却相場の計算方法


売却相場=純利益÷利回り

純利益とは、年間の家賃収入や管理費などからワンルームマンションの運用にかかる費用(維持・管理費、税金など)を除いた利益のことです。

利回りとは、ワンルームマンションの購入価格に対する家賃収入の割合のことです。

利回りについては、年間の家賃収入÷ワンルームマンションの購入価格×100という計算式で求めることができます。

また、この利回りには表面利回り実質利回りというものが存在します。

表面利回りと実質利回りの計算式


表面利回り=年間家賃収入÷物件の購入価格×100

実質利回り=(年間家賃収入-年間諸費用)÷物件の購入価格×100

この2つの利回りの違いについて簡単に説明すると、年間の家賃収入を基に概算したものが表面利回り実際に必要となる諸経費などを差し引いて計算したものが実質利回りだということです。

そのため、ご自身の投資用ワンルームマンションの売却相場をできる限り投資家目線で正確に知りたい場合には、実質利回りを基に価格を算出すると良いでしょう。

投資用ワンルームマンション売却相場シミュレーション

さて、投資用ワンルームマンションの売却相場を算出する方法が分かったら、実際に具体例を用いて売却相場を算出してみましょう!

シミュレーション物件


所在地|東京都港区

築年数|13年

間取り/専有面積|1R/20㎡

物件種別|投資用マンション(収益物件)

家賃収入|10万円/月(管理費込)

利回り|4%

売却価格シミュレーション


売却価格=(年間家賃収入-年間諸経費)÷利回り

(10万円×12ヶ月-2万円×12ヶ月)÷4%=2,400万円

このように利回りを基に計算するという方法で、ご自身の投資用ワンルームマンションの売却価格を算出することも可能です。

とはいえ、こちらの計算はあくまでも参考値を基にした概算であるため、正確な売却相場が知りたい場合には、不動産会社にご自身の物件の査定を依頼することをおすすめします。

ご自身の投資用ワンルームマンションの売却相場をより正確に知りたい場合には以下から査定を依頼してみましょう!

あなたの不動産、
売ったらいくら?

あなたの不動産、
売ったらいくら?

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投資用ワンルームマンションを高く売却するためのコツ!

ここまでワンルームマンション売却の注意点や売り時、売却相場などについて解説してきました。

ここでは、最後にワンルームマンションを高く売却するためのコツについて解説していきます。

優れた不動産会社を見つける

マンションを売るためには、売却活動で買い手を集めること、買い手に物件の良さを知ってもらうこと、買い手との交渉が必要です。つまり、マンション売却が成功するかどうかは、不動産会社の力量に大きく左右されます

良い不動産会社を見分けるポイントはこちらです。

良い不動産会社を見分けるポイント
  • 査定額に根拠があり、査定額が他社と大きく違わない

  • 自社のHPに、マンション売却の実績が多い/マンション売却の実績が新しい

  • 営業時間内に電話したら、必ず電話がつながる

  • 「盛りすぎ」な広告をしていない、広告内容にウソがない、おとり広告をしていない

また、不動産会社を見分けるのと同時に、相性の良い担当者を見極めることができれば、ワンルームマンションの高値売却もより狙えます。

相性の良い担当者を見極めるポイント
  • 訪問や査定のあとに、フォローの連絡をくれるか
  • 説明の内容が分かりやすいか、専門用語をかみくだいて説明してくれるか
  • 誤字脱字、書類の渡しわすれなど、ミスや雑なところがないか
  • 物件の弱みや、自社の弱い所など、悪い情報もしっかり説明してくれるか

相性の良い不動産会社を見つけるにも担当者を見つけるにも、複数の会社を比較することが必ず必要になってきます。そのためには、まずは一括査定を利用して査定結果をもらうことで、複数の不動産会社と接触することが効果的です。

  1. 査定ってなに?どうやって依頼すればいいの?

ワンルームマンションの売却を検討している場合、まずは査定から始めてみましょう。

可能な限り多くの不動産会社に査定を依頼する

ワンルームマンション売却のポイントを見てきましたが、専門的な見地もあり、対策や売却タイミングの見極めは難しく感じられたのではないでしょうか。

しかし、あなたの相談に親身になってくれる良い不動産会社と出会うことができれば、そのような不安も払拭されるでしょう。

まずは一括査定サイトで複数の不動産会社とコンタクトを取ることをおすすめします。

複数の不動産会社から査定を受けるメリットは、まずは相場観がつかめること。

また査定価格=売却価格ではありませんので、高額な物件になり、売れ残ってしまうリスクもあります。

不動産会社によっても得手不得手は存在しますので、比較して信頼できる会社を選ぶことができるのは最大のメリットであり、売却成功の一歩と言えるでしょう。

知名度がある大きな会社から、地元での売却実績が豊富な会社などの視点から選ぶのがよいですが、逆に根拠もなく高い査定を提示してくる会社は要注意です。

まとめ

少子高齢化が進み、単身者の世帯が増えている今、特に都心部ではワンルームマンションの需要が逼迫しています。同時に、子どもや親族に残すために、手ごろな価格で入手・売買できる魅力的な資産としても注目されています。

2010年以降、マンション売価価格は右肩上がりになっています。今現在所有している人も、これから購入を検討している人も、安定した収益を生むワンルームマンションに今後も目が離せません。

ワンルームマンションを長期保有されている方は、一度一括査定を試してみてはいかがでしょうか。想像しているより、高い価値となっている可能性があります。

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