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新築マンションを購入しようと考えている方や、中古マンションを買ってリノベーションしようと思っている方の中には、自分に合った間取りの選び方がわからないという方も少なくないと思います。
例えば、
- 世帯人数に対して何部屋くらいあったらいいのか
- 暮らしやすい動線になっているか
- 人気の間取りってどんな間取りなんだろう
など、初心者にはなかなか決めるのは難しいと思います。
そこで今回の記事では、自分に合ったマンションの間取りは何か、また理想的な間取りのマンションを選ぶ方法について解説していきます。
はじめてのマンション購入をを考えの方はまずはこちらの記事をご覧ください!
マンション購入の注意点を解説!物件選びから内覧・契約時に注意するべきことは?
マンションの間取りの基礎知識
マンション探しを始めた人の中には、間取り図に掲載されている情報量が多すぎて、どんな観点から間取り図を読めばいいか曖昧な方も少なくないと思います。何となく部屋のイメージはできても、どんな暮らしになりそうかまで読み解くのは大変ということもあるでしょう。
そこで、第1章では、マンションの間取りを見る時の基礎知識について解説していきます。基本的な見方から、生活動線・廊下のタイプなど別の切り口から間取りを読み解くにはどうしたらいいかについて解説していきます。
間取り図の読み方
まず最初に基本的な間取りの読み方を紹介していきます。部屋数や向きなど基本的な事項ですので、理解している方は読み飛ばして次の段階から読み進めていただければと思います。
最初の数字は部屋数
チラシやインターネットに掲載されている間取り図には「1K」や「3LDK」などの表記が記載されていますが、最初にくる数字は部屋数のことを表しています。中には1Rというのがあり、ひとつの部屋の中にキッチンも一緒にあるということです。
例えば、以下の間取り図では2つの居室にLDKがついているため、2LDKのマンションとなります。リビングダイニングも併せて3LDKとはならないので注意しましょう。
部屋の向き
マンションの間取り読む際に忘れてはいけないポイントとして部屋の向きがあります。南向きであれば日当たり良好で冬も室温を高く保つことができるというメリットがありますし、価格を意識するなら北向きも選択肢に入ってくるでしょう。
間取り図に入っている方位記号はNの方が北側、その反対が南となります。間取りを確認する際は部屋がどこ向きになっているのかも確認するようにしましょう。
例えば、下の間取り図であれば左上に方位磁針のマークがあることがわかります。下のケースであればベランダが正面左側にありますので、マンションの向きは南西向きと判断することができます。
マンションの向きの選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
マンションの方角を選ぶときのメリットとデメリットを比較!
間取り図の名称
間取り図を見ていて、LDKなどの基本的な名称に加えて「2SLDK」や「DEN」など見慣れない記号が載っているケースがあります。これらの記号がわからないと、その部屋がどんな空間なのかわからないと思いますので以下の表で間取り図の名称は理解しておきましょう。
間取りの名称 | スペースの内容 |
---|---|
L:リビングルーム | 居間。いいかえれば、家族団らんの場となる場所です。 |
D:ダイニングルーム | 食事をする場所。ダイニングテーブルを置いて食事をしたい場合などは。ダイニングルームがついている部屋を選ぶといいでしょう。 |
K:キッチン | 台所。アイランドキッチンやペニンシュラキッチンなど様々な種類があることが特徴です。 |
S:サービスルーム | フリースペース(物置など)として使えます。「洋室」などとしてカウントされない理由は、建築基準法の採光条件などを満たさないため、サービスルームと記載されています。 |
R:ルーム | キッチンも備わっている部屋。1Rなどがその代表です。 |
CL:クローゼット | 収納棚。衣類や家具などを収納することができる空間です。 |
UB:ユニットバス | 浴室。よく「トイレと風呂が一緒になった浴室」と勘違いされますが、本来の意味はあらかじめできたパーツを現場で組み立てるバスルームという意味です。 |
DEN:デン | 書斎など趣味を楽しむための部屋。特に広さや形、最高の基準はありません。 |
また、初めてのマンション購入を考えている方はこちらの記事もご覧ください。
新築マンション購入の流れや必要な期間を分かりやすく解説
廊下のタイプから間取りを確認
共用廊下は大きく分けて外に廊下が面している外廊下と、ホテルのように両サイドに部屋が並んでいる中廊下の二つのタイプがあります。
外廊下のタイプのマンションは、廊下側の居室の窓とベランダ側の窓を開ければ、部屋の中を風が通り抜けやすくなります。また、廊下側の窓を開ければ外の光も入ってくるため日当たりという面でもメリットがあるでしょう。
一方で、中廊下のマンションは断熱性が高いことやプライバシーが守られやすいなどのメリットがあげられます。人が通る廊下の窓を開けることに強い抵抗感がある方は、中廊下のタイプのマンションを選びましょう。
それぞれ特徴が異なりますので、風通しや日当たりを重視したいなら外廊下を、また断熱性やプライバシーを重視したいなら中廊下を検討してみてはいかがでしょうか。
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マンションの間取りを考える時のポイント
2章では、マンションの間取りを考える時に最低限抑えておくべきポイントや、理想の間取りを実現するために知っておきたいポイントについて解説していきます。
具体的な間取り図を見る前に、まずはどんな観点に気を付けて考えればいいのかについて解説していきます。
部屋の数
まず一番に気を付けなくてはならないのが、自分の世帯人数に合った間取りになっているかという点です。
一般的には、夫婦2人の子供1人の三人家族であれば2LDK以上が望ましいなどと呼ばれることもありますが、世帯人数と部屋の広さはそれぞれのライフスタイルなどにもよります。
したがって、世帯人数と部屋の数がわからなければ以下の3つの観点から最適な部屋の数を考えましょう。
- 夫婦それぞれの部屋は必要か
└必要な場合は最低限世帯人数以上の部屋数が必要です。例えば、3人暮らしで夫婦の部屋が必要なら、2LDK以上でないと部屋の数は足りません。 - 子供部屋は作る必要があるか
└作る必要があるなら、①で算出した部屋数+子供の数で部屋数を考える必要があります。また、子供が複数人いる場合は性別などを考えながら子供部屋がいくつ必要か考えましょう。 - 書斎や趣味の部屋が必要か
└書斎や趣味の部屋が必要なら①②に加えて1部屋必要となります。夫婦共働きの場合は、寝室は一緒で趣味や書斎の部屋をわけて3LDKで暮らすという選択肢もあるでしょう。
部屋数を考える上で必要なのは、妥協できる点とできない点を明確にすることです。例えば、子供二人の性別が違う場合などは、将来的に子供部屋は分けざるを得ません。
世帯人数と部屋数についてもっと詳しく知りたいという方は以下の記事もご覧ください。
- 3人家族におすすめの間取りや部屋の広さを分かりやすく解説
- 4人家族にベストな間取りは?1LDKから4LDKまで最適な間取りを紹介
- 5人家族の間取りは3LDK?4LDK?子供が3人の子育て世帯の間取りを解説
家事動線と生活動線
基本的な間取り図の読み方以外にも生活動線という観点で間取り図を読み解くのがポイントです。動線とは住まいの中における人の移動経路のことで、大きく「家事動線」と「生活動線」に分けられます。
家事動線とは、その名の通り選択や料理などをこなす際の動線のことです。例えば、効率的に家事をこなすためにお料理をしながら同時に洗濯機も回すという場面を考えると、キッチンと洗濯機置場は近い方が便利ですよね。
次に生活動線とは、いわゆる朝に洗面所が込み合うというような生活上の動線のことです。生活動線では、「家族同士でなるべく動線が重ならないか」が重要です。例えばトイレや洗面所が込み合うことがありますが、これは家族同士の動線がぶつかってしまっている証拠です。
例えば、以下の間取り図では洗濯スペースとベランダが直結しているため非常に家事動線が良い間取りと言えますが、一方で左下の生活動線のはトイレのドアと浴室のドアが向き合っており少々窮屈言な間取りと言えそうです。
以上から奥様や旦那様が専業主婦(夫)の家庭では、家事動線が重要にになってきますので、生活動線だけではなく家事動線も含めて間取り図を読んでみましょう。
収納スペース
部屋数や動線と同じくらい必要なのが、十分な収納スペースがあるかどうかです。
例えばファッションに気を遣う家庭や、キャンプなどのアウトドアが好きな場合、また楽器などがある場合はサービスルームを作って一つ収納スペースとする場合もあります。自分にとって必要な物と収納スペースが一致しているかどうかを確認しておきましょう。
一般的には、マンションの場合専有面積の8~10%程度のスペースがあれば理想の収納率といわれており、70㎡のマンションであれば、5.6㎡~7㎡の収納スペースがあれば安心といえるでしょう。
天井高
間取りというと平面的に考えてしまいがちですが、部屋の開放感に大きく影響してくるのが天井高です。
建築基準法での居室の天井高は2.1m以上と決められていますが、平均的には2.4m~2.5mが多く、マンションによっては2.7m以上のものもあります。
天井高が高いマンションのメリットとしては、開放感があるほか高級感が出ることが多いので内装にこだわりたい方は天井高が高いマンションを選んでリノベーションしてみるのも良いでしょう。
開口部
マンションにおける開口部とは、リビングや部屋の窓・天窓、玄関や室内のドアなど、屋外や室内に向かって開かれた部分を指します。開口部の場所は日当たりや風通しに大きな影響をもたらすことが多いので、間取りを考える際は頭に入れておきましょう。
例えば、マンションの向きによる特徴としては、
- 南側
└日当たりが最もよく、日照時間が長いため室内を温かく保てる。南側の部屋にリビングを置く人も少なくない。 - 北側
└日中の日当たりが良くないことが特徴であるものの、一年を通じて涼しく保てるのも北側の魅力。例えば書斎などを北側に置くことも多い。 - 東側
└太陽が昇ってくる方角で、開口部が東側に向いている部屋を寝室とすることも多い。 - 西側
└西日が入ってきて、夕方以降暖かくなるのがメリット。一方で西日のまぶしさ故、カーテンを閉めっぱなしにしている家も多い。
などの特徴があります。
他にも開口部の場所によって部屋を何のスペースとして利用するかを選ぶこともできるので、スペースの有効活用をする際に重要な観点です。
マンションで人気の間取り5選
何となく自分に向いているマンションの間取り図をイメージ出来始めている方も中に入るかもしれませんが、第3章では人気のマンションの間取り例5選を紹介していきます。
ほとんどのマンションがこの5つのパターンに当てはまる間取り図なので、自分好みのマンションの間取り図が何かあらかじめはっきりとさせておきましょう。
人気の間取り①田の字型マンション
最も一般的な間取りで、共用廊下が外側にあるオーソドックスなマンションによくみられるのが「田の字」型のマンションの間取りです。部屋に縦と横の線を引いたときに、リビング・寝室2部屋・和室が田んぼの「田の字」のように切っている事からこのように呼ばれています。
メリット
田の字型のマンションのメリットとしては、
- マンションの共用廊下が通路になっていて、すべての住戸が廊下に面しているため階段やエレベーターの設置戸数を最小限にすることができる。結果的に管理費用も抑えられる。
- すべての住戸が南向きなど、採光性が高い間取りが多い
- 個室が基本的にすべて外部に接しているので、通気性が高い
などがあげられます。
ほとんどのマンションが田の字型で作られているので、最もよく見る間取りと言えるでしょう。
デメリット
逆に田の字型のマンションのデメリットとしては、
- 個室が外廊下に接しているためプライバシーが保ちづらい
- 間取りの制限があるため、リフォーム・リノベーションには向いていないことが多い
- 通気性が高いというものの、個室が外廊下に面しているため基本的には窓を開けられない
などのデメリットがあります。
人気の間取り②ワイドスパン型のマンション
2つ目のマンションの間取り例として挙げるのはワイドスパン型のマンションの間取りです。ワイドスパンとは、マンションの柱間(バルコニー側の間口幅)が広い間取りのことを表しており、一般的には7~8m以上のものをワイドスパン型の間取りと言います。
例えば、間取り図では少しわかりづらいですが、以下の間取り図ではリビングダイニングに面しているバルコニーの幅が広く採光性が高いことがうかがえます。それでは、ワイドスパン型のマンションの間取りにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
メリット
ワイドスパン型のマンションの間取りのメリットとして挙げられるのは以下の特徴です。
- 間口が広いため窓を多く設置することができ、日当たりが良くなる
- バルコニーの面積が広くなり、開放感が増す
- 間取りのバリエーションが多いため、リノベーションなどにも向いている
では、ワイドスパン型のマンションの間取りのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
デメリット
ワイドスパン型のマンションの間取りのデメリットとしては、
- バルコニーの幅が広いため、フロア全体の住戸数が少なくなり、一戸当たりの販売価格が高くなる
- 窓の面積が広い分、気温の影響を受けやすく電気代がかさむ可能性がある
などがあげられます。特に、販売戸数が少なくなるため田の字型と比べると価格は割高になるのが特徴と言えるでしょう。
人気の間取り③センターイン型マンション
次に、センターイン型のマンションの間取りは、リビングダイニングと反対側の部屋の間に玄関を挟んだタイプの間取りです。田の字型のようにリビングまで一直線になっていないので玄関の面積を少なくすることができ、部屋を広くすることができるのが特徴と言えます。
メリット
センターイン型のマンションの間取りのメリットとしては、
- 廊下の面積を少なくすることができるため部屋を広く使える
- バルコニーが二つ設けられていることが多く、採光性が高い
- 廊下が少ないため、生活動線がクリアになりやすい
などがあげられます。平米数だけでみると狭く感じることが多いですが、実際の居住面積が広いことが特徴と言えます。
デメリット
センターイン型のマンションの間取りのデメリットとしては、
- 建築コストが高く販売価格が高くなる
- 全室窓があって家具を置きづらいことがある
などのデメリットがあげられます。こちらもワイドスパン型のマンションの間取りと同じく販売価格が高くなることが最大のデメリットと言えるでしょう。
人気の間取り④タワーマンション型マンション
4つ目の、タワーマンション型の間取りは、バルコニーに面した部屋が多く設けられており、外への眺望が開けている部屋のタイプの間取りです。その名の通りタワーマンションに多い間取りです。
間取り図だと見づらいですが、リビングダイニング含めたすべての部屋が窓やバルコニーに面していて、採光性・眺望ともに高いのが特徴となっています。
メリット
タワーマンション型の間取りとしては、以下のメリットがあります。
- 圧倒的な眺望と採光性の高さ
- 天井が高く、部屋に開放感を感じることができる
- タワーマンションならではの事情として角部屋を作りやすく、プライバシー性が高いことが多い
やはり一番の特徴である採光性の高さと眺望の良さがメリットとして挙げられそうです。
デメリット
逆に、タワーマンション型のマンションの間取りのデメリットには以下のものがあげられます。
- バルコニーで洗濯物や布団を干すことができないなどの制限がされていることが多い
- タワーマンションが乱立している場合は眺望や採光性が悪くなる可能性もある
- タワーマンションならではの価格の高さがある
採光性が高い代わりにベランダにものを干せないなどがストレスになる可能性もあるので、タワーマンション型の間取りを選ぶ際は注意して選びましょう。
人気の間取り⑤サービスバルコニー型マンション
5つ目のサービスバルコニー型のマンションは、マンションの四方のうち2面がバルコニーに面していて、間取り図でみると三部屋が縦につながっていることが多いタイプの間取りです。サービスバルコニーとは、人が外に出て作業をするような場所ではなく、室外機などを置く程度にとどまるた、スペースとして使うことはできません。
メリット
サービスバルコニー型のマンションのメリットとしては、
- 2つの面がバルコニーになっているため、非常に開放感がある
- バルコニーが多いため、採光性が高い
などのメリットがあります。
デメリット
逆に、サービスバルコニー型のマンションのデメリットとしては以下のものがあります。
- 採光性が高いと同時に、外気の影響ももちろん受けるため電気代がかさむ可能性がある
- 洋室が引き戸になっていることがあり、家族間のプライバシー性に欠ける可能性がある
もちろん、田の字型のマンションと比べると価格が高くなっていることがほとんどですのでやはりコスト面でのデメリットもあることを把握しておきましょう。
中古マンションを購入する際の注意点を知りたい方はこちら
「中古マンション購入で失敗して後悔しないために!14個の失敗例と対策」
マンション駐輪場の問題点とは?失敗しない解決策を紹介!
【ライフステージ別】マンションの間取りに求められるもの
4章では、世帯人数や子供の年齢などライフステージ別にマンションの間取りに求められるものについて解説していきます。
自分の場合だったらどんな要素があればよいのか確認しておきましょう。
未就学児がいる世帯のマンションの間取り
未就学児の子供がいらっしゃる世帯では、賃貸に住んでいる部屋の間取りが狭くなってしまったり、音が響きやすくて夜は子供を起こさないように気を使わないといけないといった経験をされていることが多いと思います。
そこで、まず最初に未就学児のいる世帯におすすめのマンションの間取り、そして間取りを選ぶ際の注意点を紹介します。
おすすめの間取り
子供が未就学児の場合は、リビングやダイニングの一角に自由な子供用のスペースを設けるのがおすすめの間取りです。また、夫婦共働きの家庭であれば家事と子育てを両方ともこなさないといけないため、家事動線が整っていることが重要です。具体的にはキッチンや洗濯機のある場所の他、バスルームや洗濯物を干すスペースへの行き来がしやすい部屋かどうかも確認しておきましょう。
また、未就学児がいる世帯では将来子供部屋が必要だから3LDK以上がおススメなどと言われることがありますが、実際には子供が小さいうちは1LDKでも十分とされるケースもあります。というのも、子供部屋が必要になるのは早くとも小学校高学年、年齢にして12歳くらいになることが予想されるため10年以上後の話になるからです。
将来何人子供をもうけるかによって変わりますが、「本当に子供部屋は必要か?」ということは要検討しておきましょう。
例えば、以下の間取り図では和室を子供用のスペースにする一方で、料理などで手が離せないときも子供を見守っておくことができるため、未就学児がいる世帯にはお勧めのマンションの間取り図ということができるかもしれません。
間取りのチェックポイント
未就学児がいる世帯のマンションの間取りのチェックポイントとしては以下のものがあります。
チェックポイント | 理由 |
---|---|
リビングと洋室の距離が近すぎないか? | 距離が近すぎると、子供が夜に起きてしまい落ち着いた時間がとりづらいため。 |
収納スペースは十分に取れているか? | 子供が大きくなると洋服をはじめものが増えてくるため、その分の収納スペースの確保が重要。 |
来客スペースは十分に取れているか? | ご両親が泊りに来た時などに寝たりするスペースはあるか確認しておきましょう。 |
リビング収納があるか? | 赤ちゃんの世話はリビング中心となるため、リビングに収納スペースがあると便利です。 |
扉が引き戸ではないか? | 引き戸は防音性が低いため、たとえリビングと少し距離があっても毎晩気を使ってしまいます。 |
特に未就学児の子供がいらっしゃる世帯は、音の問題が重要となるため内覧に言った場合は声を出してみて音の響き方を必ず確認しておきましょう。
小学生の子供がいる世帯のマンションの間取り
次に、小学生の子供がいる世帯のマンションの間取りについて紹介していきます。
子供部屋はどのくらいの広さでどこがいいかなど悩みも多くなることが予想されるため、小学生の子どもがいる世帯の方は必見です。
おすすめの間取り
小学生がいる世帯の理想の間取りを選ぶ際は、子供用の勉強スペースや子供部屋を用意するかをあらかじめ話し合っておきましょう。例えば、子供用の勉強スペースを用意したい場合は「DEN」と表記されている書斎のある間取りがおすすめですし、子供部屋を作るなら少し部屋数を多めに見積もってもいいでしょう。
また、兄弟姉妹で同じ部屋を作る場合は、2段ベッドを置く可能性も高くなってきます。部屋の大きさからして、ちゃんと2段ベッドを置けるか、また2段ベッドを置いてもちゃんとスペースが残っているかなどを確認しましょう。
例えば、以下の間取り図では少し狭い子供部屋がリビングダイニングと直結で二部屋あるため、目が届く範囲に子供部屋を設けることができます。また、ダイニングスペースに勉強机などを置くこともできるため、リビングで勉強したいという子供にもおすすめと言えるでしょう。
間取りのチェックポイント
続いては小学生の子供がいる世帯の間取りのチェックポイントについて紹介していきます。
チェックポイント | 理由 |
---|---|
リビングを通すか通さないか決める | 教育方針に合わせてリビングを通すかどうか決めましょう。思春期になるとコミュニケーション量が減るため、あらかじめリビングを通す子供部屋を作るのも一つの手です。 |
リビングに学習用のスペースがあるか確認しよう | 勉強嫌いなお子さんがいる場合は、家事をしながらでもアドバイスしたりできるのが理想です。 |
子供が増えたときなどにリノベーション出来るか? | 構造的にリノベーションが出来るか念のため確認しておくのも重要なポイントです。 |
リビングの電源プラグも念のため見ておこう | リビング学習ができても電源プラグがないとライトなどを付けられない可能性もあります。 |
小学生がいる世帯の間取りは子供部屋をどうするかや、リビング学習に最適な間取りなどが重要になってきます。教育方針にも影響されるポイントですので、あらかじめ家族同士で話し合っておきましょう。
中高生の子供がいる世帯のマンションの間取り
4章では中高生がいる子供がいる世帯のマンションのおすすめの間取りについて紹介します。
中高生の子供がいる場合は、大学と同時に一人暮らしを始める可能性もあるので部屋数は特に考えておかなければなりません。
間取りと同時に部屋数も意識して考えてみましょう。
おすすめの間取り
思春期の子供がいる世帯の理想の間取りを選ぶためには、コミュニケーションを取りやすい間取りにすることがポイントです。そのために、玄関や廊下などで子供部屋とリビングの接点を設けることが大事です。
というのも、思春期の子供は親の目の届かないところで家での時間を過ごすことが多くなる一方で、親が口を出しすぎると逆にうまくいかなくなるケースがほとんどです。そこで、せめて家に入ってくるときや家から出ていくときに、リビングからコミュニケーションをとることができることがポイントです。
また、個室は広すぎても問題があります。というのも、思春期ということに加えて部屋の広さが7畳以上など広めになってくると、コミュニケーションが減ってくる可能性が非常に高くなります。あえて少し居心地が悪いくらいにしておくことも重要でしょう。
例えば、以下の間取り図ではリビングダイニングを通らないと子供部屋に行けない間取りとなっているので、思春期の子供でもコミュニケーションをとりやすい間取りと言えるでしょう。
間取りのチェックポイント
中高生の子供がいる世帯の間取りのチェックポイントを紹介していきます。
チェックポイント | 理由 |
---|---|
部屋数は必要な分の部屋か? | 子供が将来一人暮らしをしたときにのことまで考えておきましょう。 |
子供とのコミュニケーション量が担保できる間取りか? | リビング以外にも何らかの手段でコミュニケーションをとれる場があるか確認しよう。 |
勉強部屋への音は響かないか? | 受験を控えている場合は、勉強する環境が整っているか確認しておこう。 |
やはり、思春期で自我が形成される時期なのでご両親とのコミュニケーションが特に重要な時期です。子供の発育も踏まえた間取りを考えておきましょう。
夫婦二人世帯のマンションの間取り
最後に夫婦が二人の世帯のマンションの間取りについて紹介していきます。
子供が独立した後に老後の暮らしも踏まえたマンションや、そもそもDINKS世帯で子供がいない場合はどのような間取りが良いのでしょうか。
おすすめの間取り
子供が独立したシニア世代の夫婦二人暮らしでは、年齢的にもバリアフリー設計されている間取りであればより望ましいでしょう。今はまだ大丈夫と思っていても、将来的にリフォームをしなくてはいけないということにならないためにも、あらかじめ段差などが少ない間取りを選ぶことも大事です。
また、DINKSの暮らしは子供がいる家庭とは大きく異なります。というのも、夫婦共働き世帯なので朝と夜の時間帯が特に肝心です。DINKSは朝早くに家をでて、昼間は職場で仕事、夜遅くに帰ってくるというライフスタイルがスタンダートで、日当たりなどにはあまりこだわらなくても良いケースもあります。
寝室に関しては、自宅で過ごす時間の内睡眠時間なども特に重要で、夫婦一緒に寝たいのか、あるいはそれぞれ別で寝たいのかによっても夫婦で話し合って間取りを考えましょう。
例えば、以下の間取り図では居室が二つに分かれているため、夜別々の時間に帰ってくるという夫婦や休日はそれぞれが自分の時間を楽しみたいという夫婦におすすめです。
間取りのチェックポイント
次に、子供がいない夫婦二人世帯のマンションのおすすめの間取りについて紹介していきます。
チェックポイント | 理由 |
---|---|
家での仕事スペースは十分か? | DINKS世帯は特に共働きも多いことが予想されるため、リモートワークも踏まえた間取りを選びましょう。 |
寝室と水回りの距離はあるか? | 一人が夜遅くに帰ってきてもう片方がすでに就寝しているケースでは水の音が響かないかなども見ておきましょう。 |
部屋数に余裕があるかどうか | 子供が独立している場合は、子供の寝泊まりできる部屋もできれば確保したい |
子供が独立した世帯にせよDINKS世帯にせよ、お互いの時間を確保できる間取りになっているかが重要な視点です。間取りをチェックする際は、ゆとりを持って暮らせるかどうか見ておきましょう。
マンションの理想の間取りを見つける方法は?
ここまでマンションの間取りの選び方について解説してきましたが、これから理想の間取り情報を収集していきたいという方も少なくないと思います。
中古マンションを買ってリノベーションしようと考えている方はぜひ間取りから物件探しをしてみてはいかがでしょうか。
※本文中に掲載している間取り図は「イエナカ手帖」より引用してきています。
記事のおさらい