マンション売却が大変な理由とは。内覧対応など楽にする方法を解説

マンション売却が大変な理由とは。内覧対応など楽にする方法を解説

今の家が手狭になった、より便利なエリアに移動したいなどの理由でマンションの住み替えを検討される方は少なくありません。しかし、そこで不安になるのがマンションの売却。大きな資産ですし上手く売却できるのか?マンションの売却って大変じゃないの?と思われることもあるかと思います。なかには、友人や知人から大変だった…と聞いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではなぜマンションの売却が大変と言われているのか、その理由を解説。なるべくマンションの売却を手間かけずにできるようにするポイントなどもご紹介します。

マンション売却を正しく理解して、住み替えを前向きに検討してみませんか。

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「まずはマンション売却の基礎知識を知りたい」という方は、こちらの記事をご覧ください。

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マンション売却は手順が多くて大変

マンション売却が大変と言われる理由の1つは手順の多さでしょう。

売却するマンションの状況などにもよりますが、マンションを売却するためには主に以下のような手順で行います。

不動産の売却にかかる一般的な売却期間は3ヶ月~6ヶ月。その間にマンションを売却するためには何をするのか、情報収集から売却したマンションの引き渡しまでを行います。

マンションを含む不動産を売却した際は物件を引き渡して終わりではなく、最後には確定申告が待っています。確定申告はマンションを売却した翌年の2月16日~3月15日の間に行わなくてはならず、売却におけるすべての工程を終えるには、長い時間が必要となります。

マンション売却が大変な理由

マンションの売却が大変と言われているのはやることの多さだけではありません。よくマンションを売却する際に大変だと言われる理由の一部をご紹介します。

売却に対して知らないことが多い

多くの方がマンション売却の初心者です。

売却についての知識がない状態で高額の資産を売買しなくてはなりません。売主となると、どのように売却するのか分からない状態で判断を迫られることもあり、その都度判断するために必要となる知識をインターネットで検索するなどして調べなくてはならないでしょう。

周辺に詳しい友人などがいれば心強いのですが、多くの人が売却について初心者のため相談できる人が少ないのもマンションの売却を大変にしている理由の1つです。

マンション内で価格競争がある

マンションでは同じマンション内で価格競争が起きる場合があります。

同じマンション内で同じような間取りのマンションが出るということは、買主は安い方を選びやすくなるということ。高い買い物なので多少の違いであれば安い方を選びやすくなります。

そうなると物件は売れにくくなりますし、先に売れようとマンション内で争うとなると価格競争になってしまい、満足のいく売却額になる可能性も低くなってしまいます。

売却期間が伸びるとなると内覧対応や不動産会社とのやり取りの数が多くなってしまうので、より手間がかかってしまい、マンションの売却が大変になってしまうのです。

内覧や書類の準備が手間

マンションを売却するために必要な買主探しなどは不動産会社が行ってくれますが、売主がしなくてはならない準備もあります。

売主がすべき準備はいくつかありますが、主なものだと内覧の準備です。マンションの売却活動は売却物件に居住したままできますが、散らかったままの部屋を買主に見せるわけにはいきません。

内覧で買主に買いたいと思わせるには物件に良い印象を持たせるのが重要。できるだけ物件を広く見せるためには、使わない物など片付けておく必要があります。買主はクローゼットの中も確認したいので、クローゼットにいらない物を押し込んでおくなんてことはできないので、予め処分しておく実家やトランクルームに一時的に預かってもらう必要もあるでしょう。

買主が見つかったとしても、売買契約を行う際には書類が必要です。マンションの利用規約や登記済権利証、身分証明書なども必要です。

役所や法務局などを訪れて取得する必要がありますが、土日は受け付けていないため平日の時間を使って書類を集めなくてはならず、仕事などで平日の時間がなかなか取れない方には書類集めも一苦労でしょう。

マンション売却を楽にする方法

マンションを売却するには確かに時間も手間もかかり大変ですが、売却を楽にすすめる方法はいくつかあります。

手間が増えたり損をする売却活動にならないように、以下のような方法があること知っておくと良いでしょう。

一括査定サイトを使う

マンションの査定を依頼する際には一括査定サイトを利用すると良いでしょう。

一括査定サイトとは一度の申込みで複数社の不動産会社に査定依頼をできるというもの。不動産会社の査定は売却相場を知るのには適しているのですが、法律で定められた明確なルールなどはなく不動産会社によって査定結果が異なります

そのため、複数社に査定を依頼し査定結果を比較する必要があるのですが、1社1社査定を依頼するとなると同じような質問に何度も答えなくてはならず大変。一括査定サイトなら不動産会社を訪れずwebで1回の申込みで済むので、大きく手間を省くことができます。

さらに、一括査定サイトなら査定したいマンションに合わせて、適切な不動産会社を選んでくれるので依頼する前に不動産会社を念入りに調べる必要もありません。

一括査定サイトを利用するなら、イエウールを利用すると良いでしょう。イエウールなら紹介する不動産会社をチェックし悪徳不動産会社は排除していますし、査定依頼に対応しているエリアも最も広くなっています。

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信頼できる不動産会社を見つける

不動産知識に自信がないのなら信頼できる不動産会社を見つけた方が良いでしょう。

マンションの売却を大変にしている理由の1つに売主に不動産売却の知識がないことを前段で解説しました。そんな売主に足りない知識をフォローしてくれるのが不動産会社です。

不動産売却周辺の知識が豊富で信頼できる不動産会社を見つけておけば、売主はいつでも質問することができます。不動産会社に都度聞くことができれば、自分でインターネットを使って調べる必要はありませんし、誤った判断をしてしまう可能性も低いでしょう。

知識が豊富な不動産会社の担当者を探せるタイミングは査定時。媒介契約を結ぶ前に不動産会社と接触でき、対応や知識量を確かめられるチャンスです。

査定時に分からないことを質問するなどして、分かりやすく教えてくれるかなどをチェックしておきましょう。

マンションの内覧が始まる前に引っ越してしまう

新居が先に見つかっている場合は、内覧が始まる前に引っ越してしまうというのも手です。

売却物件に住んでいなければ、不動産会社に鍵を預けてしまえるので内覧に立ち会う必要がありませんし、内覧が来る度に掃除をする必要がありません。内覧時間も売主の都合を気にしなくて良いので内覧対応時間を伸ばすことも可能です。

当たり前ですが家具がなければ物件はより広く見えますし、買主が気にしやすいキッチンや風呂場などの水回りもハウスクリーニングを入れれば、水アカなどが無くなり印象が良くなります。

売主の手間が省けるのはもちろんのこと、物件が売れやすくなるでしょう。

書類は司法書士に依頼する

平日忙しくてなかなか書類が集められないのなら司法書士に依頼する方法もあります。

司法書士は依頼人の代わりに書類を集めることも行ってくれるため、売主は待っているだけで書類を準備することができます。

売却したいマンションが遠方にあったり、名義人が被相続人(亡くなった方)などの場合はどこで書類を取得できるか調べる必要があるので、そういった場合も司法書士に依頼することでスムーズに進めることができるでしょう。

ただし、司法書士に依頼するとなると報酬が発生するので注意しましょう。取得先を探すなど依頼が複雑になるとその分報酬額も値上がります。

大変なマンション売却を早く終わらせるなら買取

何はさておきマンションをとにかく手間なく売却したいという場合には、仲介ではなく買取という選択もあります。

買取とはどのような売却方法なのか、特徴と共に解説します。

買取とは

買取とは不動産会社や買取業者が売却したいマンションを直接買い取ってくれる売却方法です。

家を売却する際、最も一般的な仲介は不動産会社を通して個人に不動産を売却しますが、買取の場合は不動産会社などに売却します。そのため、内覧対応を何度もして買主を探す必要がなく、不動産を買い取ってくれる不動産会社や買取業者などとのやり取りでマンションを売却可能です。

不動産会社や買取業者は買い取ったマンションの劣化した部分などを修繕して買主に販売します。そのため、全ての不動産を買い取ってくれるというわけではなく、自身が販売して売れそうなエリアや建物のマンションのみ買取を受け付けています。

買取なら短期間で売却活動が終わる

買取で家を売るメリットはなんといっても短期間で売却活動が終わることでしょう。

通常マンションを含む不動産の売却には3ヶ月~6ヶ月かかると言われていますが、買取なら買主を探す必要がないため1ヶ月~3ヶ月程度と仲介より短い時間で売却が完了します。

しかし、買取は短い期間で必ず売れる代わりに売却額が売却相場の7割程度。不動産会社や買取業者は物件を修繕して再販します。そのため修繕費や売り出し価格を考えると買取価格は7割程度となってしまうのです。

マンションの売却は楽に終わらせることができますがその分売却額が低くなってしまうので、売却額を住宅ローンの完済や住み替え先の頭金などに充てる予定の場合は注意した方が良いでしょう。

買取が向いている物件

買取が向いているマンションは内部の状態が悪い物件必ず売りたいと思っているような物件です。

室内の状態が悪い物件は内覧時に悪いイメージがつきやすく、仲介では売れづらくなってしまいます。リフォームやリノベーションをして売却する方法もありますが、大規模なリフォームなどを行うなら買取で売却した方が手元に残る金額が多くなる場合もあるでしょう。

また、売却額よりも必ず売りたいという場合も買取が向いています。仲介の場合は買主が見つからないと売れませんが、買取ならマンションを売り切ることができます。相続などの他に転勤や離婚などの理由でマンションを手放さないといけないという場合は買取を検討してみましょう。

まとめ

マンションの売却に慣れている人は少なく、ほとんどの人が初心者です。売却知識が少ないと売るのに大変と感じることは多いかと思います。

しかし、売却活動を行わないとマンションを売ることはできませんし、マンションの状況などによっては数年後に売却する際には売れづらくなり、もっと売却が大変になる場合もあります。

手間をかけずに売却する方法、高く売る方法などマンションを売る方法はさまざまなので、早めに査定をし今の状況を把握、不動産会社に相談するようにすると良いでしょう。

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