実家にある仏壇を正しく処分する4つの方法|依頼先や費用を紹介

実家にある仏壇を正しく処分する4つの方法|依頼先や費用を紹介

実家の大切な仏壇や神棚を処分する際は、それに宿るご先祖様の魂を供養する必要があります。

供養は専門家に行ってもらう必要がありますので、仏壇の供養は家族が属する菩提寺に、神棚の場合は神主さんに依頼しましょう。

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先読み!この記事の結論
  • 仏壇・神棚は供養後に処分。
  • 供養は専門家に依頼することが大切。
  • 処分方法には複数の選択肢があり、それぞれに必要な経費がかかる。

実家の仏壇や神棚は供養(魂抜き)後に処分しよう

実家の大切な仏壇や神棚を処分する際は、それに宿る霊的な存在を敬う供養が必要です。不動産のような物理的な財産とは異なり、仏壇や神棚は先祖の魂が宿る場所として、相続や売却といった検討を進める上で特別な手続きが必要となります。

仏壇や位牌に宿った先祖の魂を供養することを「魂抜き」「閉眼」と言います。

供養を経て初めて仏壇や神棚を安心して処分することが可能になりますので、供養は適切な方法で行わなければならない重要な手続きの一つです。実家の仏壇処分における供養の重要性を理解し、正しい手順で心を込めて処分することで、先祖への敬意を表し、家族の安心と財産の価値を守ることにつながります。

仏壇の供養は菩提寺(ぼだいじ)に依頼

仏壇の供養は、一般的には家族が属する菩提寺に依頼します。

仏壇には先祖の魂が宿ると考えられており、その魂を安らかにするための儀式は専門家によって行われる必要があります。

菩提寺の僧侶による供養は、不動産を売却する際に行う空き家対策や土地の有効活用とは異なり、精神的な価値を尊重した手続きとなります。供養費用は寺院によって異なり、無料で行っている場所もあれば、必要な費用が発生する場合もあります。

供養を依頼する際は、費用の明確化と供養の内容をしっかりと確認し、先祖と実家の仏壇に最大限の敬意を表しましょう。具体的な供養の方法や、その後の仏壇の扱い方を専門家である僧侶に相談することで、心に残る処分が可能となります。

神棚の供養は神主さんに依頼

神棚の供養も、仏壇と同様に専門知識が求められるため、神主に依頼するのが一般的です。

神棚の供養と処分は、その家の守護となっていた神様への感謝と敬意を表す行為ですので、実家の神棚に祀られている神様を新たな場所へと移すためには、まず神棚の魂抜きが必要になります。

神棚に関しては、神社で神主に祝詞(のりと)をあげてもらうことで、宿っている神様を供養することができます。

また、新しい神棚への移動や、供養後の処分には適切な手続きが必要となるため、地域の神社や専門家に意見を聞くことが重要です。神棚の供養を通じて、家族の歴史と土地への結びつきを再確認し、次世代へと価値ある財産として継承していくための適切な方法を相談してみましょう。

依頼先が分からない時は近くの仏具店に相談

仏壇や神棚の供養を行う正式な依頼先が分からない場合、または実家が所在する地域に菩提寺や指定の神社がない場合には、近隣の仏具店への相談が有効です。仏具店は通常、仏壇や神棚の供養に関する知識と経験を有し、必要な手続きや適切な依頼先を案内してくれる場合が多いです。

また、仏具店は仏壇処分の方法や、位牌や仏像といった仏具の適切な扱い方についての専門家としての役割も果たしています。不動産管理の際に物件の保守や土地の活用に専門家の意見を求めるように、仏壇や神棚の処分においても仏具店は貴重な情報源となり得るのです。仏壇の供養や処分に関して安心できる方法を見つけることが可能です。

実家の仏壇の仏具や位牌も同様に供養後に処分しよう

実家から出た仏壇とともに、仏具や位牌を処分する場合も供養が必要です。

また、仏具や位牌は仏壇と一緒に供養し、引き取ってもらうのが基本になります。

これらの品々には故人の思い出や家族の歴史が込められており、ただの物品として処分するわけにはいきません。仏具や位牌の供養は、それぞれの家庭の事情に合わせた方法が選ばれるべきですので、菩提寺や仏具店などの専門家と相談してみましょう。

実家の仏壇は魂入れ・魂抜きすれば移動できる

実家の仏壇を移動させる際には、魂入れと魂抜きというプロセスが重要になります。

これは、仏壇や仏具に宿る霊魂を一時的に退避させることで、物理的な移動や処分が可能にする方法です。引越し前に魂抜きを行い、引越し後に魂入れを行うため、2度お坊さんや神主を家に呼ぶ必要があります。

もし実家の中だけで場所を移動するという場合は、供養は不要です。

適切な魂入れ・魂抜きを行い、家族の財産である仏壇を大切に扱うことで、価値ある遺産を守り続けることができるのです。

実家の仏壇供養後の4つの処分方法とメリット・デメリット

実家の仏壇を供養した後の処分は、遺品整理の一環として非常に大切なプロセスです。

供養を終えた仏壇の適切な処分方法を選ぶことは、実家の物件管理や相続の際の財産評価にも影響を及ぼし得るため、慎重に行う必要があります。粗大ゴミとしての処分から専門家による回収、さらにはお寺や仏具店への依頼まで、それぞれの方法には固定資産税の観点、必要な手続き、可能性のある検討事項が存在します。実家が空き家となっている場合の管理や、不動産としての価値を考慮しつつ、土地や建物に紐づいた適切な方法を選ぶことが求められるのです。ここでは、実家の仏壇を供養後に処分する4つの主要な方法と、それぞれのメリット・デメリットを具体的に解説し、選択に必要な情報を提供します。

方法1:自分で粗大ゴミに出す

実家の仏壇を処分する1つ目の方法は、自治体の粗大ゴミとして自分で出す方法です。この場合、まずは供養を済ませた上で、自治体のルールに従い手続きを行います。

メリットは、処分費用を比較的安価に抑えられる点です。後ほど紹介する残り3つの処分方法に比べ、費用が最も低いのが特徴です。自治体によっては数千円程度で処分できることもあります。
また、自分のタイミングで処分できるため、プロセスが柔軟な点もメリットの一つです。

しかし、デメリットとして、まず仏壇のサイズによっては運び出しに多大な労力を要することがあります。重量やサイズによっては特別な機材や助手が必要になる可能性があります。また自治体によっては仏壇の回収を行っていない場合があるため、運搬のための車両が必要で、レンタル費用がかかる場合もあります。仏壇をただの廃棄物として扱うのではなく、宗教的な観点からは、粗大ゴミとしての処分が適切ではないと見なされる可能性もあるため、これまでの宗教的、感情的価値を尊重する姿勢が求められます。

方法2:供養と合わせてお寺に処分をお願いする

実家の仏壇を処分する2つ目の方法は、お寺に供養とともに仏壇の処分を依頼する方法です。これは故人や仏壇に対する最大限の敬意を表す選択と言えます。

この方法の最大のメリットは、供養から処分までを一貫して専門家に任せられる点にあります。また、宗教的な意味合いを重視する家庭にとって適切な選択ともいえます。

しかし、デメリットとしては、供養と処分の両方に対する費用が必要なため、他の方法に比べて費用が高くなる可能性があります。また処分を受け入れてくれるお寺を見つける手間がかかることです。仏壇処分の際は、故人との関係や実家の事情を十分に説明し、適切な供養を依頼することが大切です。お寺によっては処分を行っていない場合もあるため、事前に確認するようにしましょう。

方法3:不用品回収業者に処分をお願いする

実家の仏壇を処分する3つ目の方法は、不用品回収業者に仏壇の処分を依頼するというものです。

不用品回収業者とは、家庭やオフィスなどから不要になった品物を引き取り、処分またはリサイクルするサービスを提供する業者のことを指します。これらの業者は、家具、家電、衣類、仏壇など、様々な種類の不用品に対応しており、回収することで適切に処理を行っていただけます。

まず、手軽で迅速に処分できる点が大きなメリットで、他にも仏壇以外の不用品も一緒に処分できることが多いというのが注目ポイントです。

一方デメリットは、業者によっては適切な供養を行ってくれない可能性があるため、供養を行わずに処分することに抵抗がある方やしっかり供養を行ってからの処分を考えている方には不向きかも知れません。処分を検討する際には、業者が仏壇をどのように扱うのか、事前にしっかりと確認しましょう。また、仏壇を処分することが実家の物件や土地の売却に影響を及ぼす場合もあるため、不動産の取り扱いに精通した専門家にも相談するとよいでしょう。さらに、業者によっては費用が高額になることもあり、見積もりをしっかりと比較する必要があります。

方法4:仏具店や葬儀屋さんに依頼する

最後に、仏具店や葬儀屋さんに処分を依頼する方法もあります。

仏具店や葬儀社は供養から処分までのプロセスに加え、宗教的な処分方法に対する知識が豊富なため、適切な手続きを提供してくれることがメリットです。また、処分の全過程をプロに任せられるため、安心して処理を依頼できます。仏壇処分を機に実家の大掃除や不動産の売却を検討する場合、これらの業者から財産の価値や固定資産税に関するアドバイスを得られる可能性もあります。必要な手続きや管理の観点からも、専門家の意見を参考にすることが重要です。

ただし、この方法もデメリットとして費用がかかる点が挙げられます。方法1の「粗大ゴミに出す」や方法3の「不用品回収業者に依頼する」に比べて費用が高いことがあります。供養の範囲やサービス内容によって価格が大きく変動するため、事前の確認と交渉が必要です。

これらの方法を選ぶ際には、実家の仏壇や神棚に関する物件情報、土地や建物に係る固定資産税の考慮、相続や財産の価値など、様々な要素を検討する必要があります。また、供養や処分の手続きに際しては、専門家としての適切な方法と故人への敬意を保ちながら、家族の意向に沿った最善の選択を行うことが望まれます。

実家の仏壇を処分するための費用

実家の仏壇を処分する際、供養にも処分にもそれぞれ費用がかかります。これらの費用は処分方法や業者、地域によって大きく異なり、どれを選択するかによって総コストにも影響します。仏壇の供養は精神的な安寧を、処分は物理的な終焉を意味し、それぞれに重要な意味があります。下記に、供養と処分に関連する費用の概要とその内訳を示しますので、家族と相談し、実家の仏壇を適切に処分するための参考にしてください。

供養に必要な費用

供養にかかる費用は、一般的にはお寺や神社による読経、祈祷などの宗教的儀式に伴うお布施や、仏壇の魂抜きといった特別な儀式の費用が含まれます。お布施の金額は地域や宗派、お寺の規模によって異なりますが、一般的に数万円から数十万円程度が目安となることが多いです。また、供養を行う際には遠方から来られる方への交通費や接待費も考慮する必要があります。神棚の場合も同様に、神主による祈祷などが行われることが一般的です。費用は事前に依頼先と相談し、故人や家族の意向に沿った形で供養を行いましょう。

処分に必要な費用

処分費用は、選択する処分方法によって大きく変わります。自治体の粗大ゴミとして出す場合、手数料は数千円程度からと比較的安価ですが、仏壇を運び出す労力やトラックのレンタル費用などが必要になることがあります。仏具店や葬儀社に処分を依頼する場合、数万円から数十万円程度が相場となることが多く、サービスに含まれる内容を事前に確認することが重要です。不用品回収業者を利用する場合も同様に、供養の有無や処分方法によって費用が変動します。また、仏壇の処分は家の整理整頓や相続、不動産の売却などとも関連するため、これらを総合的に考えた上で、処分計画を立てることが必要です。仏壇処分を検討する際は、実家の物件や土地、相続などの大きなテーマと照らし合わせながら、専門家に相談することをお勧めします。

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