中古マンションの選び方|失敗しない10個のチェックポイント

中古マンションの選び方|失敗しない10個のチェックポイント

「中古マンションの物件や不動産会社の選び方は?」
「中古マンションを内見するときのチェックポイントは?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか?

マンション購入は人生の中でも大きな買い物です。しかし、はじめて中古マンションを選ぶ場合は、どのようなポイントを重点的に見ればいいのかわからず、戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、これから中古マンション選びを始めようとしている方や、中古マンション選びに疲れてしまった方に向けて、

  • 中古マンションの選び方
  • 中古マンションの物件選び4つのチェックポイント
  • 中古マンションの内見6つのチェックポイント
  • 中古マンションの買い時について

このような内容について解説していきます。さらに記事の後半では、中古マンション選びに役立つおすすめ本もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

中古マンション購入の注意点|失敗知らずのチェックリスト37項目

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  • 営業マンと対面するのが苦手な方
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もくじ

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中古マンションの選び方

中古マンションを選ぶ際、決める必要があるのは以下の5つです。

  • ①予算
  • ②エリア
  • ③間取り・面積
  • ④築年数
  • ⑤不動産会社

これらの条件が決まらないと具体的な話ができないため、せっかく家を探そうと思ってもなかなか先に進みません。逆に上記さえ決まれば、条件に当てはまる物件を探してすり合わせを行うだけなので、スムーズに物件探しを行えます。

なお、不動産会社についてははじめから1社に絞る必要はありませんが、連絡やスケジュール組みを効率的に進めるために、複数社の中から信頼できる会社に絞ることをおすすめします。

Housiiを使ったエリアの選び方

中古マンション選びにあたっては、まずは希望エリアを決めていきましょう。というのもマンションの価格はエリアによって大体の相場が決まってくるもの。のちのち変更がききにくい条件でもあるため、早い段階で決めておいた方が良いのです。

ここでは参考までにHousii(ハウシー)を使った、具体的なエリアの選び方を解説していきます。

ステップ①:興味のあるエリア・路線を選ぶ

まずは、興味のある都道府県もしくは路線をお選びください。

マンションライブラリーを使った中古マンションの選び方1

ステップ②:マンション一覧ページを下までスクロール!

今回は東京都>世田谷区と選んでいった画面を例にして解説を続けます。

マンションライブラリーを使った中古マンションの選び方2

上記のようなマンション一覧ページが表示されますので、一番下までスクロールしてください。

ステップ③:相場や平均年収のデータをもとにエリアを比較

ページの下の方では選択したエリアの相場情報や平均年収、平均年齢といったデータをみることができます。

マンションライブラリーで見る東京都世田谷区周辺のマンション相場遷移情報

マンションライブラリーで見る東京都世田谷区の地域情報

その他にもみられる情報は以下の通り。

  • 交通事情
  • 近隣エリアとの比較
  • 選択エリアでのマンション購入のコツ

自分に合ったエリアを選ぶために、ぜひお役立てください。

Housii(ハウシー)はこちら

中古マンションにおすすめのエリアは?築年数や正しい選び方を解説

ネットを使った中古マンション物件の選び方

希望エリアが決まったら、次はいよいよ内見候補の物件を選んでいきましょう。今回は、ネットを使って中古マンションを選ぶ方法を解説していきます。

不動産会社に出向いて物件を提案してもらうという方法もありますが、今ではほとんどの物件をネットで閲覧できるため、まずは自宅から気軽に物件探しを始めてみるのが良いでしょう。特にまだ住みたいエリアが絞り込めていない場合にはネットでの物件選びがおすすめです。

オンラインで物件選びをできるサイトはいくつかありますが、ここではHousii(ハウシー)というサービスの使い方を解説いたします。Housiiとは、希望条件を登録しておくとHousiiと提携している不動産会社から条件に合った物件をチャットで紹介してもらえる、完全会員制サービスです。

Housiiの使い方は以下の4ステップです。

  1. 無料会員登録をする
  2. 基本の希望条件を選ぶ
  3. 築年数などのこだわり条件があれば選択
  4. あとは物件提案を待つだけ

匿名で利用できますので、ぜひお気軽に利用してみてください。

①無料会員登録をする

まずはHousii(ハウシー)のサービス紹介ページから新規会員登録をします。

Housiiの会員登録画面

FacebookやGoogleのアカウント、もしくはメールアドレスをお持ちであれば最短30秒で登録が完了します。

②基本の希望条件を選ぶ

次に必須の希望条件を選んでいきます。選ぶ項目は以下の通り。

  • マンション or 戸建て
  • 価格の上限と下限
  • 希望のエリアや沿線(複数選択可)
  • 購入検討のきっかけ
  • 入居時期

Housiiの希望条件選択画面

あとから変更することもできますので、難しく考えすぎずお気軽に選択してください。

③築年数などのこだわり条件があれば選択

ここからは任意ですが、さらに詳細なこだわり条件について選択してきます。選ぶ項目は以下の通り。

  • 月々の支払希望額
  • 広さの上限・下限
  • 間取り 入居人数
  • 築年数
  • 駅からの徒歩時間
  • 進め方の要望(オンライン、直接、etc…)

Housiiのこだわり条件選択画面

もちろん、決まってない項目やわからない項目は飛ばしてOK。ただし、少しでもニーズに合った物件紹介をできるように決まっているところはすべて選択してください。

また、項目にないこだわり条件やその他の要望があれば1番下のフォームにご記入ください。

④あとは物件提案を待つだけ

以上で希望条件の登録は終了です。あとは不動産会社からの物件提案をお待ちください。

中古物件の選び方|全25項目のチェックポイント

中古マンションの築年数の選び方

築年数はマンションの価格や購入後の満足度に大きく影響します。以前ほど日本での新築信仰は薄れ、中古マンション市場も活発になってきているとはいえ「あまりにも築古だと心配」「築何年くらいが中古マンションの買い時?」といった懸念や疑問もあるのではないでしょうか。

下記は首都圏の中古マンションの成約価格の推移を示したグラフです。

首都圏の中古マンションの資産価値の推移

参考:東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

グラフからわかるように、一般的に中古マンションの価格は築年数が経つほど安くなります。しかし、ずっと同じペースで価格が下がり続けるわけではなく、築20年くらいまでは大きく価格が下がり続け、築25年ほどで下げ止まりが来る傾向にあります。よって、なるべく中古マンションの購入価格を抑えたい!という人は下げ止まりの築25年程度の物件が狙い目です。

一方で、築年数が経つごとにマンションの劣化も進むからなるべく築浅を購入したいという方もいるかもしれません。しかし、その考えはもったいないです。なぜなら、マンションは管理状況がしっかりとしていれば、劣化を防ぐことができるからです。大規模修繕によってむしろ資産価値や設備がアップグレードするということもあり得るでしょう。

築年数が経っている=住みにくい・資産価値が低いと決めつけず、管理状況やリフォームの予定と兼ね合わせて中古マンションを選ぶことが大切です。

もっと詳しく知りたい方は、中古マンションの築年数と買い時の記事も参考にしてください。

信頼できる不動産会社の選び方

不動産会社の得意分野や真摯に対応してくれるかどうかによって、購入後の満足度は大きく変わってくるでしょう。

中古マンション購入時の不動産会社を選ぶ際には以下の3点をチェックするようにしましょう。

  • 不動産会社の得意分野をチェックする
  • 大手と個人経営の特徴を抑える
  • 営業担当者は信頼できそうな人かをチェックする

それぞれ詳しく解説していきます。

不動産会社の得意分野をチェックする

不動産会社にはそれぞれに戸建てが得意、賃貸の取引実績が豊富など得意分野や苦手分野がある傾向があります。中古マンション購入をメインに検討しているのであれば、もちろん中古マンション取引が得意な不動産会社に依頼するのが望ましいでしょう。

中古マンションが得意な不動産会社を見極めるには以下のような方法があります。

  • ホームページを確認して得意分野を見極める
  • 物件情報やチラシを見て、マンションの割合が多いかどうか確かめる
  • 電話や訪問で、実際に得意分野や取引実績を聞いてみる

大手と個人経営の特徴を抑える

大手の不動産会社だからといって無条件に信頼できるとは限りません。自分のニーズに合った不動産会社を選ぶことが大切です。

まず大手の不動産会社の強みは、全国に展開しているためカバーしているエリアや情報の量が多いことです。エリア選びから知りたいという人や、なるべく多くの選択肢から中古マンションを選びたい人は大手の不動産会社がおすすめです。

一方、個人経営の不動産会社の強みは、地元に密着しているためそのエリアのマンションについては強いということです。物件情報の総量では大手にかなわないものの、その土地限定の未公開物件を扱っていることもあり得るでしょう。ある程度希望エリアが決まっているという人には個人の不動産会社がおすすめです。

営業担当者は信頼できそうな人かをチェックする

中古マンション購入は営業担当者との二人三脚で進めていきます。そのため営業担当者が信頼できそうな人であるかは何よりも重要です。

信頼できそうかは個人の感覚的なところではありますが、以下のような点はチェックしておくと良いでしょう。

  • 丁寧にヒアリングをしてくれるかどうか
  • 無理な勧誘をしてこないかどうか
  • メッセージのレスポンスは素早く対応してくれるかどうか
  • 質問には誠実に答えてくれるかどうか
  • 物件のデメリットも教えてくれるかどうか

また、アフターサービスがあるかどうかも事前に確認しておくと良いでしょう。

もっと詳しく知りたい方は中古マンション購入時の不動産会社の選び方の記事も参考にしてください。

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中古マンションの物件選び4つのチェックポイント

気になる物件をいくつか絞り込めたら、本当に購入すべき物件かどうかを見極めていきましょう。ここでは、後悔しない物件選びのためにチェックしておきたいポイントをご紹介します。

  • ①適切な年収倍率に収まる価格・予算か
  • ②資産価値が落ちづらいエリアか
  • ③使いやすい・ライフイベントに耐えうる間取りか
  • ④すぐに資産価値が落ちる築年数でないか
  • ⑤不動産会社

それぞれについて、詳しく解説していきます。

①適切な年収倍率に収まる価格・予算か

まずチェックしておきたいのが、購入を検討している物件にかかる予算がオーバーしていないかどうかです。住宅ローンは借入額が年収の5倍程度に収まるようにするのが一般的であるとされています。また、結婚や出産、育児などのライフイベントの支出も考慮して、無理のない予算で返済計画を立てましょう。

どうしても予算オーバーとなってしまう場合は、妥協できるポイントがないか探したり、値引き交渉を行ったりするなどの工夫が必要です。

②資産価値が落ちづらいエリアか

続いてチェックしたいのが、「資産価値が落ちづらいエリア」であるかどうかです。

どんなに良い物件を購入しても、築年数が増えるにつれて資産価値は下がるのが一般的です。ただ、人気のエリアや好アクセスの物件を購入できれば、資産価値の下落幅を最小限に留められる可能性が高いです。

資産価値が落ちづらいエリアの特徴は以下の通りです。

  • 人気のエリア
  • 人口が多い
  • 交通アクセスが便利
  • 周辺施設が充実している
  • 治安が良い

さらに詳しく知りたい方は、資産価値の落ちづらいマンションの記事も参考にしてみてください。

③使いやすい・ライフイベントに耐えうる間取りか

また、長く暮らせる住宅であるかどうかも重要です。

現状使いやすい間取りであることはもちろん、「生活スタイルが変化しても住み続けられるか?」という視点も持ちましょう。結婚したり、子供が生まれたりすると、部屋割りを変更することも出てくるかもしれません。例えば、4人家族の場合のスタンダードな間取りは3LDKであるとされています。

より詳しく知りたい方は、おすすめの間取りの記事も参考にしてみてください。

④すぐに資産価値が落ちる築年数でないか

築年数のチェックも忘れないようにしましょう。

購入時点の築年数によっては、その後すぐに資産価値が落ちやすい物件もあるため注意が必要です。例えば、築5年~築10年の下落率がおおよそ10〜15%程度であるのに対し、築25年~築30年の下落率は約35〜40%程度と大きく下落しやすいリスクがあります。

築年数と売却相場の記事もあわせて参考にしてみてください。

家をお持ちで、「家を売って理想の住まいが手に入るか知りたい」という方は、不動産会社に査定依頼をして家がいくらで売れそうか把握しておきましょう。
利用者数No.1の一括査定サイト「イエウール」なら、いつでもどこでもわずか60秒の情報入力で依頼が完了します!

中古マンションの内見6つのチェックポイント

中古マンションの内見時に必ずチェックしておきたいポイントは以下の6点です。

  • 適切な管理がされているか
  • 室内の設備は整っているか
  • 新耐震基準のマンションかどうか
  • 住みやすい周辺環境が整っているか
  • 資産価値が落ちにくい特徴を備えているか
  • リフォーム・リノベーションができるか

それぞれ詳しく解説していきます。

①適切な管理がされているか

中古マンションにおいて、適切な管理がされているかどうかは住みやすさと資産価値の両方に影響するとても大切な要素です。

以下の2点を必須で確認しましょう。

  • マンションの外壁にひび割れはないか
  • 共用部分の管理は行き届いているか

マンションの外壁にひび割れはないか

外壁に大きなヒビがあったりする物件は、修繕の予算が足りていなかったり管理がずさんだったりする可能性があります。小さなヒビ程度なら問題ありませんが、遠目でわかるような大きなヒビが放置されている場合は、雨漏りや劣化の原因となります。

また、植栽が手入れがされているかどうかも確認しておきましょう。外壁同様、植栽が放置されて伸びっぱなしになっている中古マンションは管理体制がずさんである可能性があります。

共用部分の管理は行き届いているか

マンションの共用部分がきれいに保たれているかを確認することで、マンションの管理状態に加え、住人のモラルを測ることができます。

以下のような箇所を確認しておきましょう。

  • ごみ置き場はきれいに保たれているか
  • ポストに手紙やチラシが溜まったままになっていないか
  • 駐輪場は荒れていないか

管理体制に加えて、住人のモラルのレベルも住みやすさや資産価値に影響することを覚えておきましょう。

②マンションの室内の設備は整っているか

マンションの内見時は第一印象や感覚が重要だと言われているので、最初に足を踏み入れたときの感想をしっかりと覚えておいてください。

広さや内装について確認するのはもちろんのこと、見逃されがちな以下のポイントについても確認するようにしましょう。

  • エアコンの取り付け位置
  • 電気の容量
  • コンセントの位置
  • 日当たりの良さ
  • 水回りの動線

実際に家具の配置をイメージしたり生活動線をシミュレートしたりしてみると、意外な課題などが見つかることもあります。

マンション購入者に人気の設備については、こちらの記事をご覧ください。
マンションのおすすめ便利な設備26種をまとめて紹介

③新耐震基準のマンションかどうか

中古マンションは1981年6月以降の新耐震基準に適合した物件を選ぶことをおすすめします。なぜならば、新耐震基準を満たしていることによって震度6~7程度の地震でも建物が倒壊するリスクが低く人命が守られる可能性が高くなるからです。

1981年6月以前(旧耐震基準)の物件でも耐震補強がされ耐震性が高い物件もありますが、中古マンションの選び方では1981年6月以降の物件を選ぶのが一般的です。

また、新耐震基準に適合した物件は制震や免振といった耐震性能を高める構造がされているものもあり、資産性を高める効果があります。今後、中古マンションの選び方で資産性を意識する方にとっては大切なポイントになってきます。

さらに、2000年以降に建てられたマンションには住宅性能評価書が発行されることもあり、どの程度の耐震性能かがわかるようになっています。中古マンションの選び方において、これらの情報を集めておくことが大切です。

耐震基準について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
耐震基準とは?建築基準法改正による旧耐震と新耐震の違いや耐震性が高い建物を解説!

④住みやすい周辺環境が整っているか

中古マンションの内見時は、建物そのものだけではなく周辺環境も確認しておきましょう。とくに周辺環境で注意しておきたいポイントは以下のとおりです。

項目チェックポイント
騒音やにおい近隣に公園や路線などがある場合は、内見時の際に部屋の窓を全部開けて音がどのくらいするか、気になるにおいがしないかを確認しましょう。
周辺住民はどんな人かマンション購入後に近隣住民同士のトラブルを避けるために周囲にはどんな人が住んでいるのかを確認しておきましょう。
治安状況マンションの周りを歩いてみて安全性を確認しましょう。警視庁が運営している犯罪情報マップを参考に軽犯罪などを調べることができます。
駅までの距離車や希望とするマンションの最寄駅から徒歩で内見に向かうときは、どのくらい時間が掛かったかを確認しておくとよいでしょう。
商業施設までの距離内見時の帰りにマンションの周りをぐるっと回ってコンビニやスーパーなどがあるか確認しておきましょう。
交通量マンションの近くに交通量が多い道路がある場合は事故に遭う可能性もあるため、交通量も確認しておきましょう。特に大型車が多い道路やスピードが出やすい道路は要注意です。

マンションの内見時では上記のポイントを確認することによって周辺環境のイメージがより掴めるようになります。

マンションの周辺環境の調べ方について、より具体的に知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
マンション購入前に確認すべき治安など周辺環境の調べ方

⑤資産価値が落ちにくい特徴を備えているか

住み替えが当たり前になってきた近年、売却することを想定したマンション選びは必須の考え方となっています。資産価値が落ちにくいマンションを選んでおき、少しでも高い値段で売却できるようにしましょう。

マンションの資産価値は一般的には築年数が経つにつれて下がっていきます。下記の表は首都圏の築年数別の資産価値の推移を表したものです。

中古マンションの資産価値の下がり方

出典元:REINS TOPIC

上記の表でわかるように築25年までは資産価値が下がり続け、築25年以降は横ばい状態になっています。

また、築年数以外でもマンションの資産価値は変わってきます。資産価値が落ちにくいマンションの特徴は以下のとおりです。

  • 人口が多い地域のマンション
  • 立地条件がよいマンション
  • 治安がよいマンション
  • 将来性のあるマンション

中古マンションを選ぶうえで資産性を意識しないで購入すると将来、安価な価格でしか売却できない可能性があります。そのため、今現在の価値だけでなくその築年数や周辺エリアの将来性を見極めることが大切です。

資産価値の落ちにくいマンションの特徴について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
資産価値の落ちにくいマンションの特徴ベスト3!10年後どうなる?

⑥リフォーム・リノベーションができるか

中古マンションの一番のメリットは、新築に比べて購入価格が抑えられる分、リフォーム・リノベーションで理想の住まいを実現できることだと言っても過言ではありません。

また、子供の誕生・独立といったライフステージの変化によって、将来間取りを変更する必要が出てくるかもしれません。

上記のようなニーズに少しでも当てはまる方は、購入するマンションでどの程度までのリフォーム・リノベーションが許可されているかは必ず確認しておきましょう。というのも、戸建てと違いマンションの場合、購入したとしてもマンションの管理規約によってリノベーションに制限がある場合があるのです。特に水回りを動かすような工事の場合、上下階への影響が出ることもあるため勝手に行うというわけにはいきません。

リノベーションなどの工事をする場合には事前に管理組合に工事許可の申請をする必要があります。

マンションを購入すると管理組合に加入するのが一般的です。そのため、リフォーム・リノベーションを検討している場合はマンション購入前に管理規約に目を通して工事ができることを確認して、管理組合に事前申請しましょう。

また、水回りのリノベーションをする場合は必要なスペースの確保が難しく工事ができない可能性があります

さらに水回りのリノベーションには様々な免許が必要なケースも多いので事前に実績のあるリノベーション業者に免許の有無や水回りのリノベーションが可能かどうかを確認しておきましょう。

中古マンション購入前の内覧チェックリスト!適切な物件を見定めるためには?

家が欲しいと思ったらまずやること

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中古マンションは今買うべき?買ってはいけない時期はある?

先何年かのうちに中古マンションを購入したいと思ってはいるけど、買うべき時期で迷っているという方も多いのではないでしょうか。そこでこの章では「買ってはいけない時期は?」「何月が買い時?」といった観点から中古マンションの買い時について解説していきます。

買ってはいけない時期はない

結論、中古マンションを買ってはいけない時期というものはなく、必要になった時期が買い時であるといえます。理由は以下の3点です。

  • マンションの価格が右肩上がりで高騰し続けていること
  • 現状、住宅ローンが超低金利であること
  • 決断を遅らせている間も家賃はかかり続けること

国土交通省が公表している不動産価格指数の資料によると、緑色の線で示されたマンション価格の指標は近年右肩上がりで成長し続けていることがわかります。

住宅の不動産価格指数(令和3年11月分)

近い将来下落する可能性ももちろんありますが、それには様々な要因がからんでいるため予測することは困難です。中古マンションが欲しいと思っているのであれば、いつになるかわからない価格の下落を待つよりも、高騰しきる前に買ってしまうのも1つの手ではないでしょうか。

また、近年は住宅ローンの超低金利が続いているため、住宅ローンを組んで中古マンションを買いたいと思っている人には追い風が吹いている状況です。

日本銀行が公表しているデータによると、住宅ローン金利を決める基準となる短期プライムレートの値は平成2年が8.25%であったのに対し、直近2022年(令和4年)2月10日時点では1.475%となっています。歴史的にまれな低金利の今のうちに買ってしまうのもおすすめです。

参考:

中古マンション購入は8月や12月がおすすめ

結論、中古マンションをお得に買うという観点では、マンション需要が低くなる8月や12月がおすすめです。

一般的に中古マンションの需要が高まるのは1月から3月。4月からの新生活に合わせて住みかえたり、引っ越しをする人が多いのです。これら繁忙期に売り出されているマンションは、強気の価格設定になっていることが多く、同じ物件を狙うライバルも多いため、お得に中古マンションを購入するのは困難です。

それに対してマンションの需要が低く、閑散期と言われているのが8月や12月。8月は不動産取引が1年で最も少ない月ですからライバルが少ないですし、12月は売主側に「年内に売ってしまいたい」という心理が働くため、交渉を有利に進めやすいでしょう。

マンションを買ってはいけない時期3選!最適な購入時期はいつ?

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中古マンション選び方がわかるおすすめの本4選

中古マンション選びについて詳しく知るためにはネットでのリサーチの他に、本でのインプットも役立ちます。ここでは、編集部で自信をもっておすすめする本をニーズ別に計3冊ご紹介します。

基礎知識から知りたい方へおすすめの本

すみません、2DKってなんですか?

すみません、2DKってなんですか?

著者:日下部理絵、小林義崇

出版:サンマーク出版

住宅の超・基本から、
「賃貸vs購入」「マンションvs戸建て」
といったリアルなお金の話、
家の購入費・税金を安くする節約ワザまで、
家に関するあれこれが会話形式でスラスラわかる!
賃貸・買う・売る、一生分の家の話がわかる本!

この本は、タイトル通り「2DKってそもそも何?」といった初歩的な疑問に1つずつ丁寧に答えてくれる1冊です。
上記の他にも、

  • 分譲マンションってなに?
  • 「住宅ローンを組む」ってどういうこと?」
  • 固定資産税って何?

などはじめてのマンション購入で多くの人が疑問に思う内容について網羅的に押さえてあります。

住宅購入初心者の小林さんと、住宅購入のプロ日下部さんの会話形式となっており、本としてとても読みやすいこともポイントです。

はじめてのマンション購入、最初の1冊としておすすめの本といえます。

中古リノベーションの理解におすすめの本

必ず知っておきたい 「中古住宅+リノベーション」を賢くお得に買う方法

必ず知っておきたい「中古住宅+リノベーション」を賢くお得に買う方法

著者:美馬功之介

出版:同文舘出版

無理して買う新築よりも、お得な中古住宅を買って自分好みにリノベしよう!住宅購入を失敗させない具体的ノウハウを伝授。

購入費用を抑えて、浮いた金額をリノベーションに回して理想の住まいを実現することができるのも、中古マンションの強みです。

そんな中古住宅+リノベーションの完全マニュアルともいえる1冊がこちらの本です。

著者の美馬功之介さんは、現役の不動産・リフォーム会社の社長。数々の実務経験から得られた「失敗しない」家づくりのコツを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

中古マンションの資産価値の理解におすすめの本

年収300万円で人気の街に家を買う!

年収300万円で人気の街に家を買う!

著者:井形慶子

出版:講談社

あなたの家探し、間違っていませんか?住みたい街No.1の吉祥寺で、なんと500万円から夢の住まいが手に入る!この街で自ら激安老朽マンションを再生させた著者が明かす、不動産業者が決して教えない「理想の家」の見つけ方。

この本は古くても資産価値の衰えないマンションを購入する方法を、ジャーナリスト井形慶子さんの実体験に基づきまとめられた1冊です。

資産価値というと、お金の難しい計算が必要なイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、この本を読むと資産価値の落ちにくいマンションを選ぶ上で、見るべきポイントはそれほど多くないのだということがわかります。

他の不動産投資関連の本で挫折したことがある方も、ぜひ手に取ってみてください。

中古マンションの探し方にはコツがある!10個のコツを紹介

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30年後に絶対後悔しない中古マンションの選び方の本

30年後に絶対後悔しない中古マンションの選び方の本

著者:秋津智幸
出版:河出書房新社

こちらは、中古マンションの物件の選びからリフォームやローンの計画、借入方法までを丁寧に解説した一冊です。不動産取引全体の流れを把握することができて、契約時に注意したいポイントもわかりやすくまとめられているので、初心者の方にもおすすめです。

中古マンションの選び方を知って失敗しないマンション購入を

ここまで中古マンションの選び方について解説してきました。中古マンション購入時には、注意すべきポイントがたくさんあります。

また、物件選びの際はインターネットでの情報収集も可能ですが、すべての物件情報を網羅することは難しいでしょう。というのも、suumoやhomesなどの不動産ポータルサイトはあくまでも不動産会社にとっての広告媒体なので、すべての物件を掲載しているわけではないのです。

では、なぜインターネットに出ない物件があるかというと売主側に、

  • 「売却活動をしていることを周囲に知られたくない」
  • 「まだ引っ越し先が決まっていないからたくさん内覧に来られると困る」

などの事情でインターネットに出ていない物件があるのです。そこで、未公開の物件に出会うには、ポータルサイトではなく不動産会社から直接物件提案をもらう必要があります。

Housii(ハウシー)なら一度条件を入力するだけで、ポータルサイトを経由せずに直接あなたにピッタリの物件提案がもらえます。もちろん未公開物件を含む提案がもらえるので、自分では探せなかった物件に出会えるかも。匿名登録だから、電話営業がくる心配もありません。

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記事のおさらい
信頼できる不動産会社の選び方のポイントは?

中古マンション購入時の不動産会社を選ぶ際には以下の3点をチェックするようにしましょう。

  1. 不動産会社の得意分野をチェックする
  2. 大手と個人経営の特徴を抑える
  3. 営業担当者は信頼できそうな人かをチェックする

詳しくは、信頼できる不動産会社の選び方をご覧ください。

中古マンションを内見するときのチェックポイントは?

中古マンションの内見時に必ずチェックしておきたいポイントは以下の6点です。

  • 適切な管理がされているか
  • 室内の設備は整っているか
  • 新耐震基準のマンションかどうか
  • 住みやすい周辺環境が整っているか
  • 資産価値が落ちにくい特徴を備えているか
  • リフォーム・リノベーションができるか

詳しくは中古マンションの内見時6つのチェックポイントをご覧ください。

中古マンションは何月に買うべき?
中古マンションをお得に買うという観点では、マンション需要が低くなる8月や12月がおすすめです。詳しくは中古マンションは今買うべき?買ってはいけない時期はある?をご覧ください。
中古マンション選びに役立つおすすめの本はある?
以下の3冊をおすすめします。
  • 「すみません、2DKってなんですか?」
  • 「必ず知っておきたい「中古住宅+リノベーション」を賢くお得に買う方法」
  • 「年収300万円で人気の街に家を買う!」

詳しくは中古マンション選びに役立つおすすめ本3選!をご覧ください。

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  2. 大手と個人経営の特徴を抑える
  3. 営業担当者は信頼できそうな人かをチェックする
詳しくは、信頼できる不動産会社の選び方をご覧ください。"}},{"@type": "Question","name":"中古マンションを内見するときのチェックポイントは?","acceptedAnswer": {"@type": "Answer","text": "中古マンションの内見時に必ずチェックしておきたいポイントは以下の6点です。|詳しくは中古マンションの内見時6つのチェックポイントをご覧ください。"}},{"@type": "Question","name":"中古マンションは何月に買うべき?","acceptedAnswer": {"@type": "Answer","text": "中古マンションをお得に買うという観点では、マンション需要が低くなる8月や12月がおすすめです。中古マンションは今買うべき?買ってはいけない時期はある?をご覧ください。"}},{"@type": "Question","name":"中古マンション選びに役立つおすすめの本はある?","acceptedAnswer": {"@type": "Answer","text": "以下の3冊をおすすめします。詳しくは中古マンション選びに役立つおすすめ本3選!をご覧ください。"}}]}
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