不動産業界でSNSが人気な理由
近年、不動産の集客においてもSNSが多く使われています。どうしてSNSが人気なのか、どういった背景があるのかを解説していきます。
手軽に顧客とつながれる
SNSは手軽に情報を発信し、ユーザーにフォローしてもらえば顧客としてつながることが可能です。
SNSにはフォロー機能があり、フォローをするとタイムラインなどにフォローをしたアカウントの投稿が表示されます。そうすると、ユーザーが検索しなくても表示されるため、フォローされれば継続的にユーザーと接点を持てることになるのです。
コミュニケーションを取りやすいから
SNSのチャット機能は、気軽にやり取りできるため、不動産会社とお客様との連絡手段として有効的です。
日常的にSNSを使っている人が多いため、不動産の問い合わせなどでも抵抗なく使う人がほとんどでコミュニケーションが取りやすいでしょう。LINEなどのSNSのチャット機能は時間も場所も気にせずできるため、電話と比較すると便利で効率が良いのが特徴です。また、LINEなどのSNSの開封率は高いため、メールに比べると返信の可能性も高くなります。
無料で始められるから
InstagramやX(旧Twitter)などのSNSは、基本無料で開始できます。また広範囲に情報を発信できるため、広告費を抑えながら大きな反響を得られる可能性があります。リスティング広告やテレビCMなどに比べて初期費用が安いため、予算が限られている不動産会社でも取り組みやすいです。
SNSごとの特徴とおすすめの不動産会社
それでは、不動産集客で使えるSNSにはどのような媒体があるでしょうか。各媒体の特徴と活用方法を詳しく解説します。
Instagram:若年層や感度の高い層を狙いたい会社におすすめ!
メリット
- ビジュアル訴求が得意で、リノベ物件など“見せたい物件”を視覚的にアピールできる
- 20代~30代のユーザーが多く、賃貸物件などではターゲット層に直接アプローチできる
- ハッシュタグや位置情報でエリア検索にも対応できる
デメリット
- フォロワー数が少ない段階だと目立つことが難しく、集客までに時間がかかる
- テキスト主体の媒体ではないため、自社サイトのURLへ誘導しづらい
実際の事例
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X(旧Twitter):情報の拡散や話題化を狙いたい会社におすすめ!
メリット
- 拡散力が魅力で、フォロワー0でもバズれる可能性も
- 文章主体で、キャンペーン告知・新着物件速報などを手軽に投稿できる
- トレンドを絡めた投稿や、ユーザーとの会話・コメントも集客が期待できる
デメリット
- 匿名性が高く、炎上リスクやネガティブなコメントが拡散されることもある
- 情報の流動性が高く、投稿の持続性が低い
実際の事例
SUUMO
ネコ飼いたい・・・ pic.twitter.com/LRQuh16e3x
— スーモ (@suumo) August 8, 2019
Youtube:丁寧に物件を説明したい、差別化を図りたい会社におすすめ!
メリット
- ルームツアー、街紹介、物件の選び方など“見る”だけで理解できるコンテンツ配信にぴったり
- 概要欄からHP誘導もでき、認知から問い合わせまでの導線設計も可能
- Google傘下のため、検索からの流入も期待できる
デメリット
- 長尺の動画が主流のため、1回の投稿あたりに必要な労力が大きい
- チャンネル登録までのハードルが他媒体に比べ大きく、アカウント育成に時間がかかる
実際の事例
あなたの理想不動産
Tiktok:若年層向け、ユニークな物件や訴求が得意な会社におすすめ!
メリット
- 数秒で印象を与える短尺動画で、カジュアルな切り口で訴求できる
- フォロワーを増やして“ファン化”し、将来の見込み顧客へつなげる使い方も可能
- 若年層メインで、学生向け物件や初めてのマイホームのアピールにぴったり
デメリット
- 軽快でカジュアルな雰囲気がブランドイメージと合わないことも
- 視聴特化のため深いコミュニケーションは難しい
実際の事例
@budou_realestate
LINE:顧客フォロー・接客対応を重視する会社におすすめ!
メリット
- LINE公式アカウントで問い合わせ対応、見積もり送信、内覧予約などが可能
- ステップ配信や定期案内で“追客”もできる
- ユーザーとリアルタイムかつ継続的な関係を構築するのにぴったり
デメリット
- ユーザーに登録してもらうまでのハードルが高い
- まだ認知されていないユーザーにアプローチしづらい
実際の事例

不動産集客でSNSを使う際のポイント
フォロワー増加に努める
SNSを使って不動産集客を行う際は、フォロワー増加に努めることが大切です。SNSでは多くのユーザーが利用しているため、不動産の情報を必要としていないユーザーにも情報を届けることが可能です。ターゲットとなるユーザーが興味がありそうなテーマを中心に毎日見られる内容を投稿してフォロワーを増やしましょう。
いきなり問い合わせ数を増やすことを目指すのではなく、潜在層に対してアプローチすることが将来の集客につながります。投稿は高頻度で定期的に
SNSを使って不動産集客を行う際は、高頻度で投稿しましょう。より多くのユーザーに視聴してもらえなければ効果がないため、理想としては1日1回以上投稿することをおすすめします。
実際どのSNSでもおすすめ欄やタイムラインに表示されるための条件として、投稿頻度がカギになるといわれています。例えばInstagramであれば、毎日ストーリー投稿を行うことが1つの目安とされています。
また高頻度で投稿することによって、先述した潜在層に対しても効果的にアプローチできます。
コミュニケーションを大切に
コミュニケーションを大切にすることも、SNSを使用した不動産集客には必要なことです。
ユーザーからくるDMや問い合わせなどは丁寧に返信しましょう。丁寧に対応すれば、ユーザーからの好感度が上がり、フォローされやすくなるでしょう。
またコミュニケーションの質を上げるために複数のSNSを組み合わせるのも効果的です。
例えばInstagramで画像メインの集客を行い、そこから質問や相談などのより密接なコミュニケーションを希望するユーザーをLINEに誘導し、リアルタイムでのコミュニケーションに移行するなど、ユーザーの行動フェーズに合わせてSNSを使い分けることも重要です。
不動産会社がSNS集客を行う注意点
時間と労力がかかる
SNS集客には継続的な投稿やコミュニケーションが必要で、非常に時間と労力がかかる場合があります。物件情報の更新やメッセージのやりとりなど、頻繁な投稿が求められるため運用スタッフの負担が大きくなるケースもあります。
対応策
投稿のテンプレート化:物件紹介・スタッフ紹介・地域情報など、投稿の型をあらかじめ作っておくと時短になります。
週1回のまとめ撮影・投稿予約:1週間分をまとめて撮影し、ツールで自動投稿設定すれば、日々の手間を削減できます。
一部アウトソースを検討:デザインや投稿作業だけを外注する選択肢もあり。内製とのハイブリッド運用が現実的です。
ネガティブな口コミが拡散されるリスク
SNSでは、ユーザー評価やコメントが即座に広まりやすいため、万が一悪いレビューやクレームが公開され広まってしまうと、ブランドイメージを損なう可能性があります。1つの対応ミスや誤解が、大きな信頼失墜につながるリスクも無視できません。
対応策
ネガティブ投稿には原則“誠実・事実ベース”で冷静に対応:感情的にならず、事実関係を明確にしつつ、誠意ある返答を心がけましょう。
社内でSNS対応ルールを整備する:「誰が」「どう対応するか」を決めておくことで、炎上リスクを最小限に。テンプレート化された返信例も用意しておくと安心です。
評価を蓄積しておく:ポジティブなレビューやお客様の声を日ごろから蓄積・発信しておくことで、悪い評価が目立ちにくくなります。
まとめ
この記事では、SNSを活用した不動産集客について詳しく解説しました。
SNSにはたくさんの種類がありますが、文章や画像、動画など媒体によって特化した物が異なり、メインとなるユーザーの年齢層も異なります。ターゲットによって活用するSNSは変わるため、訴求する内容を考慮した上で的確な媒体を選びましょう。
SNSを有効的に活用できれば、集客に対して大きな効果が期待できるため、まだSNSを活用した不動産集客をしていない会社は、できるだけ早く始めることをおすすめします。



