100平米ほどのマンションを探しており、どのような間取りが最適なのか悩んでいる人は多くいらっしゃいます。。
100平米マンションは3LDKや4LDK の間取りが主流で、「十分な収納スペースが確保できる」「来客用の部屋が作れる」などのメリットが得られる物件です。
今回は100平米マンションの広さや間取りイメージ、3LDKや4LDK の間取りごとのメリットやデメリットなどを解説します。
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100平米マンションの広さは約61畳
100平米マンションの広さは約61畳です。「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」によると1畳は1.62㎡に換算できるため、以下の計算式が成り立ちます。
100÷1.62＝約61.7畳
約60畳はリゾートホテルの2人から5人向け以上の部屋に該当します。
7人ほどでも窮屈にならず利用できる広さとなっています。
居住スペースは80平米ほどで約49畳
100平米マンションの居住スペースは80平米程度なため、約49畳が実際の利用可能なスペースです。
不動産情報はトイレやお風呂、洗面所、キッチンなど水回りや廊下などを含めた面積を記載します。
100平米全てが居住スペースではなく、実際の使用可能なスペースは多少狭まります。
同じ100平米でも物件によって広さの体感値や使い勝手は異なるので、内見を申し込んで確認しましょう。
100平米マンションは4人家族でも十分広い
100平米マンションは、4人家族でも十分広いです。
国土交通省の「住生活基本計画（全国計画）（平成28年3月18日）」によると、4人家族の最低居住面積水準は、50㎡の広さです。
最低居住面積水準：2人以上の世帯10㎡×世帯人数（4人）＋10㎡＝40+10＝50㎡
100㎡マンションはその倍の広さがあるので、4人家族でも十分生活できる広さがあると言えるでしょう。
3人以下だと空間が余ることも
100平米マンションは、間取りによって部屋が余る可能性があります。
国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」によると、都心周辺の3人家族の居住面積水準は75㎡です。
| 単身 | 2人 | 3人 | 4人 | |
| 都市居住型（都心や都心周辺） | 40 | 55 | 75 | 95 |
| 一般型（郊外や都市部以外） | 55 | 75 | 100 | 125 |
※各数値の単位は㎡
都心マンションの3人暮らしは75㎡の規模で生活可能なため、居住人数の増加や家財量が少ない人は、100㎡は未使用のスペースが増える可能性があります。
100平米マンションの間取りは3LDK・4LDKが主流
100平米マンションの間取りは、3LDKや4LDK が主流です。100平米は30坪程度の広さで、60畳から61畳程度の広さに該当します。
2LDKの間取りの場合
2LDKはリビングダイニングキッチンと、他に2部屋の居室がある間取りです。2LDKだと、各部屋をかなりゆとりのある間取りにすることができます。
具体的には、2部屋の居室を6畳ずつに設定したと仮定すると、リビングダイニングは25〜30畳程度確保することができるイメージです。
3LDKの間取りの場合
3LDKはリビングダイニングキッチンと、3部屋の居室がある間取りです。リビングダイニングを広めの20畳に設定したとしても、他の3つの部屋は6畳を超える広さを確保できるでしょう。
4LDKの間取りの場合
4LDKは4部屋の居室とリビングダイニングキッチンがある間取りです。4部屋の居室それぞれで6畳のスペースを確保するとなると、リビングダイニングが12畳ほどになってしまうので、家族構成次第ですが、現実的ではないでしょう。
寝室を各部屋狭めに設定する、書斎を狭めに設定する、子供部屋を狭めに設定するなど、調整をする必要があります。
5LDKの間取りの場合
5LDKの場合は、リビングダイニングを12畳ほど確保するためには、各居室を4畳ほどにする必要があり、少し手狭に感じることが多くなるため、基本的には居室は4部屋以下を推奨します。
5LDKにする場合は、1部屋を和室でリビングと直結にするなど狭く見せない工夫がするのがおすすめです。
この記事では、100平米のマンションで主に採用される3LDKと4LDKの間取りを中心に紹介します。
間取りが3LDKの100平米マンションのメリット
間取りが3LDKの100平米マンションのメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- 部屋全体にゆとりがある
- 友人や知人を家に招きやすい
- ライフステージに合わせて自由に部屋を変えられる
- 部屋全体にゆとりがある
- 友人や知人を家に招きやすい
- ライフステージに合わせて自由に部屋を変えられる
さらに仕事部屋やクローゼットなど、様々な用途に部屋が変更可能な間取りです。
間取りが3LDKの100平米マンションのデメリット
間取りが3LDKの100平米マンションのデメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- ランニングコストが高額になる
- 掃除に時間がかかる
- 子供の一人暮らしを機に転居の可能性がある
- ランニングコストが高額になる
- 掃除に時間がかかる
- 子供の一人暮らしを機に転居の可能性がある
契約後のランニングコストは、敷地が広い分高額です。また、広範囲の面積を有しており、掃除の手間がかかります。そして、子供の一人暮らしを機に、余ったスペースができるため、転居を検討する可能性があります。
間取りが4LDKの100平米マンションのメリット
間取りが4LDKの100平米マンションのメリットとして、以下の4点が挙げられます。
- 子どもが大きくても広々と生活できる
- 十分な収納スペースが確保できる
- テレワークやプライベートな部屋を確保できる
- 来客用の部屋が作れる
- 子どもが大きくても広々と生活できる
- 十分な収納スペースが確保できる
- テレワークやプライベートな部屋を確保できる
- 来客用の部屋が作れる
間取りが4LDKの100平米マンションは、3LDKの100平米マンションより多くの部屋が振り分けできます。十分な収納スペースも確保でき、整理整頓も効率的に進められるでしょう。
また、テレワークやプライベートな部屋を比較をしやすく、共同のスペースのリビングと個人的なスペースを両立可能です。来客用の部屋が作れるスペースがあり、急な来客にも対応できます。
間取りが4LDKの100平米マンションのデメリット
間取りが4LDKの100平米マンションのデメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- 子どもが巣立つと部屋が余る
- リビングが起点でなければコミュニケーションが図りにくい
- 1部屋当たりの面積が3LDKより狭い
- 子どもが巣立つと部屋が余る
- リビングが起点でなければコミュニケーションが図りにくい
- 1部屋当たりの面積が3LDKより狭い
4LDKの100平米マンションは部屋数が多い分、子供が育った後に部屋が余る可能性があります。
また、リビングが起点でなければ、それぞれが個人的な空間で生活するため、コミュニケーションが図りにくくなります。
そして、部屋数が多い分、一部屋あたりの面積が3LDKより狭くなるため、部屋のゆとりを重視したい人には不向きな間取りでしょう。
100平米以上のマンションを選ぶ時の注意点
100平米以上のマンションを選ぶ時の注意点として、以下の4点が挙げられます。
- 廊下に面積が取られていないか確認する
- 動線を確認する
- 空調設備をチェックする
- 子どもが巣立った後を考える
廊下に面積が取られていないか確認する
マンション購入前に、廊下の面積について確認しましょう。100平米以上の土地でも廊下が多くの面積をとっていることで、意外と狭く感じるケースがあります。
購入後に後悔しないために、廊下の面積を事前に確認しましょう。全体的な土地の敷地面積だけではなく、廊下の面積はどの程度なのか、把握しておくことで納得できる家選びができます。
動線を確認する
マンションの動線について、契約前にチェックしましょう。動線は住まいの中における人の移動経路を意味し、毎日の生活を快適に送るために必要です。
動線が悪い物件は、洗濯物を干すまでに5枚のドアを開けなければいけないなど、生活面に不便さを感じます。
動線を検討する際は、以下の2点を意識しましょう。
- 移動距離を短くする
- 動線の種類を把握する
効率的に家事に取り組むためにも、同距離が短い方が効率的です。
また、動線の種類として「家事動線」「生活動線」「来客動線」の3種類があります。
| 動線の種類 | 動線の詳細 |
|---|---|
| 家事動線 | 炊事や洗濯、掃除などの移動経路 |
| 生活動線 | 居間やトイレ、お風呂などの移動経路 |
| 来客動線 | 来客の移動経路 |
それぞれの動線が可能な限り交わらないように計画することで、暮らしやすい間取りが実現できます。
空調設備をチェックする
100平米以上のマンションは3LDK以上の部屋が一般的なため、各部屋に必要な空調が足りないケースが考えられます。
一例として、マンション規模に応じたエアコンが設置していない可能性があります。夏場は蒸し暑く、冬は肌寒いため、生活面でも不便です。
内見の際に、空調設備数や容量をチェックしましょう。
子どもが巣立った後を考える
子供が巣立った後は、100平米の敷地は空間が多くなります。その後も同じ家に住み続けるか、別の物件を購入するか、購入前に検討しましょう。
また、リフォームを検討可能ですが、大がかりな規模のリフォームは費用もかさみます。100平米のマンションを売却し、新たな家に住み替えるほうが経済的な負担が小さく済むケースもあります。
子供が巣立った後についても、じっくり検討しましょう。
まとめ
今回は100平米マンションの間取りや概要、3LDKや4LDKの間取りごとのメリットやデメリットなどを解説しました。
100平米マンションは3LDKや4LDK の間取りが主流で、「十分な収納スペースが確保できる」「来客用の部屋が作れる」など、数多くのメリットが得られます。
「廊下の面積を確認する」「動線を確認する」などの注意点を意識し、理想の暮らしを実現しましょう。
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