中古物件の購入で「500万円以上値引きしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。中古物件の購入時に500万円以上値引きするためには、事前に理解しておかなければいけないことがあります。
値引き交渉する方法を理解していなければ、購入金額に大きな差が出てしまう恐れがあるため注意しましょう。
今回は、中古物件で500万円以上の値引きのコツや値引きしやすい中古物件の特徴を解説します。この記事を参考にすれば、中古物件を少しでも安く購入できるでしょう。
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中古物件の値引き交渉で500万円は可能？
中古物件の値引き交渉で500万円を値引きしてもらえるかどうかは、状況によっては可能です。過去に中古物件を購入したことがある方の中には「そんなに値切れなかった」と感じた方も多いかもしれません。
もちろん、誰でも絶対に値引きできるわけではありませんが、値引き交渉のコツや値引きしやすい中古住宅を理解すれば500万円の値引きができる場合もあります。
また、中古物件の元の価格がいくらなのかも重要です。1,000万円の中古物件から500万円値引きするのは不可能に近いため、無理に引き交渉しないように注意しましょう。
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中古物件の値引き相場は物件価格の1割程度
中古物件の値引き相場は、物件価格の約1割程度です。そのため、物件価格が3,000万円なら300万円程度、5,000万円なら500万円が値引き相場となります。ただ、物件価格が上がれば上がるほど値引き可能な割合が低くなりがちです。
7,000万円の物件価格だった場合には、700万円ではなく500万円程度の値引きになってしまう恐れもあるため、1割までなら必ず値引きできるわけではありません。
ただ、中古物件で値引き交渉する際には、売主や不動産会社の営業マンと良好な関係を築き、円滑に契約を進めなければ値引きすらできない恐れもあります。そのため、値引き交渉を行う際には、値引き相場を理解し、無理に値切らないよう注意しましょう。
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中古物件で500万円値引きするための交渉のコツ
中古物件で500万円の値引きをするためには、交渉時にいくつかのコツを押さえておく必要があります。中古物件の値引き交渉のコツは下記の6つです。
- 周辺の中古物件の相場を理解しておく
- 住宅ローン審査を行った上で交渉する
- 売主と良好な信頼関係を築く
- 大幅な値引き交渉をしない
- 値引きしてもらう代わりの条件を提示する
- 交渉は1回以上行わない
中古物件の値引き交渉では、コツを理解しているかどうかで値引額が大幅に変わる可能性があります。上記がなぜ値引き交渉する際のコツとして役立つのかを理解し、少しでも安く中古物件を購入しましょう。
周辺の中古物件の相場を理解しておく
中古物件の値引き交渉を行う際には、購入予定の周辺の中古物件の価格相場を理解しておきましょう。中古物件に限らず、不動産価格は売主と買主の合意した金額で契約するため、必ず周辺の不動産と近い価格で購入できるわけではありません。つまり、周辺の中古物件の価格相場を理解していなければ、相場よりも高い金額で購入してしまう恐れもあります。
ただ、周辺の中古物件の価格相場を理解していれば、相場価格をもとに値引き交渉が可能なため、事前に理解しておきましょう。特に、提示されている金額が相場よりも500万円以上割高なら、500万円値引きできる可能性は高いです。相場を調べる際には、売出価格よりも成約価格を調べることで、より具体的な数字で値引き交渉に役立てられるでしょう。
住宅ローン審査を行った上で交渉する
住宅ローン審査を事前に行った上で値引き交渉をすれば、いきなり値引き交渉するよりも値切れる可能性が高まります。住宅ローン審査を先に済ますと値引き交渉が通りやすくなる理由は、契約できる確率が高まるからです。
一般的な中古物件の購入では、売主に購入申し込みを行った後に住宅ローン審査を行います。ただ、人によっては住宅ローン審査に通過できない方もいるため、売主からすると本当に審査に通るのか不安を感じてしまいます。
つまり、事前に住宅ローン審査を行っていれば売却できる可能性が高いため、値引き交渉にも応じてもらいやすくなるというわけです。住宅ローン審査を行った上で中古物件の購入意欲を見せれば、500万円以上の値引き交渉もしやすくなるでしょう。
売主と良好な信頼関係を築く
交渉前の内覧時などに売主と良好な信頼関係を築いておけば、値引き交渉も通りやすくなるでしょう。売主に対して値引き交渉する際には、周辺の価格相場などの数字を出すのも有効な方法ですが、信頼関係が築けていなければ交渉に応じてもらえない恐れもあります。
特に、価格交渉や契約前に内覧を行う際の態度やマナーに注意しましょう。中古物件の内覧では、空き家だけでなく居住中の物件である可能性も高いため、居住者への配慮も必要です。
交渉前に売主と良好な信頼関係が築けていれば、500万円以上の高額な値引き交渉にも応じてもらいやすくなるでしょう。
大幅な値引き交渉をしない
円滑な交渉を進めるためにも、大幅な値引き交渉をしないのもコツの1つです。むしろ、値引き相場以上の大幅な値引きを要求してしまうと、逆効果になってしまいます。特に、人気な中古物件であればあるほど、大幅値引きを交渉した段階で断られてしまうかもしれません。
中古物件の売買では、双方が合意した金額で売買契約を結ぶため、買主と売主が納得できる金額かどうかが重要です。500万円以上の大幅値引きを期待して、高額すぎる金額の値引き交渉をしてしまうと「全く値引きできなかった」となる恐れもあるため注意しましょう。
値引きしてもらう代わりの条件を提示する
買主が有利になるように値引きを要求するだけでなく、値引きしてもらう代わりの条件を提示すれば値引き交渉が通りやすくなります。値引きしてもらう代わりの条件には、下記項目が挙げられます。
- 契約日や引き渡し予定日は売主に合わせる
- 修繕やリフォーム費用は買主負担にする
- 契約不適合責任を免責にする
値引き交渉自体が買主にメリットがある交渉となるため、売主に対してもメリットがある条件を提示できれば、値引き交渉が通りやすくなります。
また、可能であれば住宅ローンを組まずに、現金一括購入がおすすめです。売主からすると、住宅ローン審査に通過できずに売却できないのが嫌なため、現金一括払いで購入してくれた方が余計な心配をする必要がありません。そのため「現金一括で購入するからその分値引きして欲しい」と交渉しても、値引きしやすくなるでしょう。
交渉は1回以上行わない
値引き交渉は1回以上行わないようにするのも、値引き交渉を通りやすくするコツです。値引き交渉は法律上の制限がなく、交渉しようと思えば何回でも交渉できます。ただ、値引き交渉しすぎると、売主が警戒心を抱いてしまい、値引きがほとんどできない恐れもあるため注意しましょう。
また、交渉が長引くと契約までに時間がかかり、物件の引き渡しまでが長くなってしまいます。契約をスムーズに進めるためにも、1回で希望金額まで値引きできるように不動産会社の営業マンと相談した上で交渉しましょう。
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500万円以上値引きできる中古物件の特徴
500万円以上値引きができる可能性がある中古物件には、いくつかの特徴があります。具体的な特徴は下記の4つです。
- 周辺の中古物件よりも価格が高い物件
- 中古物件の購入希望者が少ない物件
- 長期間売れていない物件
- 再建築不可物件
中古物件を値引き交渉するコツを実践しても、500万円以上値引きできる可能性がある中古住宅ではない恐れもあります。500万円以上の値引きをしようと考えている方は、値引きできる可能性のある中古物件の特徴を事前に理解しておきましょう。
周辺の中古物件よりも価格が高い物件
周辺の中古物件よりも価格が高い物件は、500万円以上の値引きができる可能性が高いです。値引き交渉のコツでも解説した相場価格を事前に知っていれば、より値引き交渉が通りやすいです。
そもそも、中古物件の売却価格を決める際には、売主が周辺物件の価格相場を確認した上で諸費用分を上乗せしています。そのため、周辺の相場価格よりも高くなっていることが多く、値引き交渉せずに購入すると損する可能性が高いです。
中古物件の売却価格の決め方や周辺物件の相場価格を事前に理解して、少しでも安い金額で中古物件を購入しましょう。
中古物件の購入希望者が少ない物件
中古物件の購入希望者が少ない物件も、500万円以上値引きできる可能性がある物件の特徴です。購入希望者が少ない理由は様々ですが、最も多い理由として考えられるのが、物件価格が高いことです。
購入希望者が少ないかどうかを見極める際は、下記2つの方法で確認してみましょう。
- 不動産会社の営業マンに直接確認する
- サイトで物件の閲覧者数を確認する
不動産会社の営業マンに購入希望者数を確認する場合には、なぜ購入希望者が少ないのかも確認してみましょう。もし、本当に物件価格が高いことが理由なら、500万円以上値下げできる可能性が高いためおすすめです。
長期間売れていない物件
長期間売れていない物件も、500万円以上の値引きができる可能性が高いです。中古物件が長期間売れない理由には、下記のような理由が挙げられます。
- 物件価格が高すぎる
- 物件自体に瑕疵がある
- 借地権付き物件である
上記の中でも、物件自体に瑕疵がある場合には、買主が購入後に修繕しなければならないこともあります。さらに、売主に修繕費用を負担してもらえなければ自己負担となってしまうことが不人気の原因です。
反対に、どこかに問題がある中古物件は、500万円以上の値引きがしやすい物件とも言えます。瑕疵があるなら「修繕費用をこちらで負担する代わりに価格を下げて欲しい」と交渉すれば、値引きできる可能性が高いためおすすめです。
再建築不可物件
中古住宅自体が再建築不可物件の場合にも、500万円以上の値引きができる可能性が高いです。再建築不可物件とは、建築基準法に違反している物件のことであり、一度解体すると再建築ができなくなる物件のことです。
再建築不可物件は、過去に適法で建てられた物件が法改正によって違法になってしまったため、現在の法律では建て替えや増築ができません。つまり、再建築不可物件を購入すると、そのままの状態で居住し続けなければならないため、売れにくくなっています。
ただ、人気が少ない分値引き交渉に応じてもらいやすいため、500万円以上の値引きが可能かどうか交渉してみましょう。
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中古物件の値引きは交渉次第で500万円も可能
今回は、中古物件で500万円以上の値引きのコツや値引きしやすい中古物件の特徴を解説しました。中古物件の値引きでは、交渉次第で500万円以上の値引きも可能です。
しかし、値引き交渉のコツや値引きしやすい中古物件の特徴を知らなければ、500万円どころか値引きすらできない恐れもあります。
これから中古物件の購入を考えている方は、今回解説した内容を参考にして中古物件を少しでも安く購入しましょう。
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