中古物件購入時に売主に必ず聞くべきことは?内覧時のマナーも重要な理由

中古物件購入時に売主に必ず聞くべきことは?内覧時のマナーも重要な理由

中古物件購入時には、不動産会社の営業マンとの話し合いで理解できる部分だけでなく、売主に実際に居住した感想を聞くことが重要です。売主に中古物件について詳しく聞くことができれば、中古物件購入時の判断材料にもできます。

反対に、売主に重要なことを聞くことができなければ、中古物件購入後にトラブルに巻き込まれてしまう恐れもあるため注意しましょう。

今回は、中古物件の購入時に売主に聞くべきことや内覧時のマナーについて解説します。この記事を参考にすることで、売主に聞くべきことを理解できるだけでなく、良好な関係性を築けるでしょう。

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中古物件の内覧時に売主に必ず聞くべきこと

中古物件の内覧時に、売主に必ず聞くべきことは下記の5つです。

  • なぜ物件を売却しようと思ったのか
  • 周辺地域の特徴や利便性
  • 近隣住民との人間関係
  • 過去のリフォーム状況や設備に関する内容
  • 過去の災害時の被害状況

不動産の購入では、不動産会社におすすめされた物件でも、実際に居住すると不便に感じる物件も多々あります。ただ、中古住宅を購入する最大のメリットは、売主にも話を聞ける点です。内覧時に売主に聞くべきことを理解して実践すれば、中古物件を購入する際に、1つの材料として生かせるでしょう。

なぜ物件を売却しようと思ったのか

中古物件の売主に対して、なぜ物件を売却しようと思ったのかを聞くことで、トラブルを未然に防ぐことに繋がります。例えば、近隣との関係が上手くいってないことや利便性が悪いことなどは、直接売主に聞かなければわからず、購入後に判明するかもしれません。

事前に売主に物件の売却理由を聞いておくことで、購入後にトラブルに巻き込まれるリスクを減らせる可能性が高いです。

ただ、物件の売却理由には離婚や住宅ローンが支払えないなどのネガティブな理由の可能性もあります。物件の売却理由はデリケートな問題の可能性もあるため、売主に直接確認する前に、不動産会社の営業マンにも確認しましょう。

周辺地域の特徴や利便性

周辺地域の特徴や交通の利便性なども売主に聞くべきことの1つです。周辺地域の特徴には、治安の良さや学校の評判などのように、地理を確認しただけではわからない部分もあります。その点、実際に居住している売主に聞けば、細かい状況を理解できるでしょう。

また、交通の利便性に関しても、電車の混み具合や道路の渋滞度合いなど確認しておけば、中古物件購入時の判断材料になります。中古物件購入後に後悔しないためにも、必ず確認しましょう。

近隣住民との人間関係

近隣住民との人間関係も売主に必ず聞くべきことの1つです。特に、隣人との関係性や町内会の状況は必ず確認しましょう。隣人は、これから居住する上で関わることも多く、問題があるとストレスを抱える原因にもなります。

また、町内会の集まりや行事、決まり事などを事前に聞くことで、中古物件購入後に初めて聞くということを避けられるでしょう。

中古物件に限らず同じ場所に住み続ける以上、近隣住民との人間関係は快適な生活を送る上で重要な部分です。中古物件購入後に後悔しないためにも、忘れずに確認しましょう。

過去のリフォーム状況や設備に関する内容

中古物件がいつ建てられたかによって、リフォームや設備の不具合が発生している可能性もあるため、事前に聞くことが大切です。設備に不具合がある場合には、購入後に自分で修繕費を負担しなければいけない可能性もあり、知らずに購入してしまうと損をしてしまうかもしれません。

また、不具合があるなら、修繕費用をもとに物件の値下げ交渉も可能なため、売主に聞くべきことの1つとして覚えておきましょう。

過去の災害時の被害状況

過去の災害時の被害状況も売主に必ず聞くべき事の1つです。災害の被害想定は、各市町村が発表している「ハザードマップ」でも確認できますが、実際の被害状況とは異なる可能性もあります。

もし、ハザードマップに記載されているよりも被害が大きくなったことがあるなら、今後の災害でも大きな被害を受ける恐れがあるため危険です。

そのため、ハザードマップの確認だけでなく、実際に居住したことのある売主にも聞くことで災害リスクを事前に回避できるでしょう。

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中古物件で売主以外に営業マンにも聞くべきこと

中古物件の購入や内覧時には、売主だけでなく営業マンにも聞くべきことがあります。

  • 隣家との境界線
  • 引き渡し予定時期
  • 物件の不具合

上記項目を確認しなければ、中古物件購入後や居住後のトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。売主と営業マンに聞くことを事前に理解した上で、安心して中古物件を購入しましょう。

隣家との境界線

中古物件の中でも、一戸建て住宅の購入を考えている方は、隣家との境界線も聞くべきことの1つです。中古物件の中には、隣家との境界線が曖昧なこともあり、今までは隣人との話し合いでなんとなく決めていたということもあります。

中古物件購入後に境界線が不明なままだと、将来隣人トラブルの原因になってしまうため注意しましょう。

ただ、現時点で境界線が決まっていなくても、引き渡しまでに境界線がはっきりしていれば問題ありません。そのため、中古物件購入前には売主だけでなく、不動産の営業マンにも境界線が明確かどうかを確認しましょう。

引き渡し予定時期

中古物件購入後の引き渡し予定時期が決まっているかどうかを営業マンに聞くことで、トラブルを防止できるでしょう。特に、現在居住している物件の購入では、下記のような理由で物件の引き渡し時期が延長される恐れがあります。

売主の転居先が決まらない
売主の転居先が建築中で引越せない

上記のようなトラブルを避けるためにも、引き渡し予定時期は営業マンに必ず聞くべきことの1つとして覚えておきましょう。

物件の不具合

中古物件自体の不具合の状況は、売主だけでなく営業マンにも聞くべきことの1つです。売主にも物件や設備の状況を聞くことをおすすめしますが、売主は中古物件を売却するためにネガティブな部分を隠している恐れもあります。

営業マンにも聞くことで、ダブルチェックの意味合いも果たすため、トラブル防止に繋げられるでしょう。
h2:中古物件内覧時に売主にも必要事項を聞くことで細部まで理解できる
中古物件内覧時には、営業マンだけでなく売主にも必要事項を聞くことで、物件の細部まで理解できるためおすすめです。ただ、いきなり中古物件について細かく聞きすぎると関係性が悪化する恐れがあるため、適度な距離感を保ちましょう。

また、売主に中古物件のことについて詳しく聞くために、内覧時には良好な関係を築けるかどうかが重要です。売主と良好な関係を築くためにも、内覧時のマナーを徹底することで聞くべきことを詳しく聞けるでしょう。

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中古物件を内覧する際の売主に対するマナー

中古物件を内覧する際に、売主と良好な関係を築くためにも、内覧時のマナーを事前に確認してから訪問しましょう。

  • 自己紹介と挨拶を必ず行う
  • 内覧用のスリッパを持参する
  • 必要最低限の人数で内覧する
  • 手土産は渡さなくて良い
  • 値引き交渉は売主に直接しない

売主や営業マンに聞くことばかりに集中してしまうと、内覧時のマナーが悪くなり、売主に悪い印象を与えてしまう可能性があります。そもそも、売主と良好な関係を築けなければ、質問にはっきりと答えてもらえない恐れもあるため注意しましょう。

自己紹介と挨拶を必ず行う

中古物件を内覧する際には、売主への自己紹介と挨拶を必ず行いましょう。売主と営業マンに聞くべきことや内覧する部分のことだけで頭が一杯になり、挨拶を忘れてしまうことがあります。悪気はなくても、売主からすると不快感を抱いてしまうため注意しましょう。

また、居住中の中古物件を内覧する場合には、可能な限り居住者にも挨拶すると好印象です。挨拶は簡単なもので構いませんが、売主と良好な関係を築くために忘れずに行いましょう。

内覧用のスリッパは持参しなくても問題ない

中古物件を内覧する際には、内覧用のスリッパを持参しなくても問題ありません。実際、内覧用のスリッパは、売主が用意していたり営業マンが用意していたりします。ただ、内覧用のスリッパを持参した場合、売主からすると「わざわざスリッパを用意してきてくれた」と好印象に繋がるかもしれません。

そのため、迷っているなら内覧用のスリッパを持っていくことをおすすめします。どうしても気になる方は、事前に営業マンに確認しておきましょう。

必要最低限の人数で内覧する

中古物件の内覧時には、必要最低限の人数で内覧するのもマナーの1つです。特に、居住中の中古物件では、大人数で訪問すると迷惑になってしまうため避けましょう。内覧時の人数の目安は、多くても4人です。

稀に「様々な意見が欲しいから」といって友人を連れて内覧する方もいますが、売主からすると全く関係ない人になるため避けましょう。

また、子連れでの内覧も可能な限り避けるのが一般的です。どうしても子連れで内覧したい方は、子供が売主に迷惑をかけないように配慮しましょう。

手土産は渡さなくて良い

中古物件の内覧では、手土産を用意する必要はありません。丁寧な方ほど「内覧させてもらってるから手土産を用意しよう」と考えてしまいますが、内覧は売主が中古物件を売却するために必要な行為です。そのため、手土産をもらっても困ってしまう可能性があるため注意しましょう。

また、売主によっては手土産を渡したことで「交渉しやすくするためではないか?」と、疑われてしまう恐れもあります。売主に余計な心配をさせないためにも、内覧は手土産を渡さずに行いましょう。

値引き交渉は売主に直接しない

値引き交渉を売主に直接しないのも、中古物件内覧時のマナーです。そもそも、中古物件の値引き交渉は不動産会社を介して行うのが一般的なため、直接値引き交渉をしてしまうと売主に不快感を与えてしまうかもしれません。

売主だけでなく、営業マンからも「マナーがない人」と思われて、今後手続きを進めていく上でもマイナスになってしまうため注意しましょう。

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売主に聞くことを忘れずに最適な中古物件を購入しよう

今回は、中古物件の購入時に売主に聞くべきことや内覧時のマナーについて解説しました。売主に聞くことを事前に理解し、聞いたことを中古物件購入時の判断材料にすれば、後のトラブルを心配せずに中古物件を購入できるでしょう。

ただ、初めて中古物件を購入する方は、内覧時のマナーやルールがわからない方も多いです。今回解説した内容だけだと不安な方は、営業マンにも事前に相談し、売主に対して失礼が無いように内覧や交渉を行いましょう。

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