「中古住宅購入ではどんなトラブルがある?よくある失敗例を知りたい」
「買ってはいけない中古住宅の特徴って?買って後悔はしたくない」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
住宅購入は人生最大の買い物といわれるように、万が一失敗してしまったときの痛手も最大級。「買わなきゃよかった…」と後悔しないためにも、買わない方がいい住宅の特徴を知っておくことが重要です。
そこでこの記事では、これから中古住宅購入を検討している方に向けて、中古住宅購入でよくある失敗例11選とその対策方法について解説します。
物件選びや内見時に役立つ内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 1. 中古住宅購入の失敗例11選!よくあるトラブルとその対策は?
- 2. 失敗例①最寄り駅まで思ったよりも時間がかかる
- 3. 失敗例②住宅ローン返済が厳しくなってしまった
- 4. 失敗例③外装リフォームを怠ってしまった
- 5. 失敗例④湿気のひどい住宅を買ってしまった
- 6. 失敗例⑤配管の劣化に気づかなかった
- 7. 失敗例⑥不要な設備を付けてしまった
- 8. 失敗例⑦住宅周辺がたまり場になっていた
- 9. 失敗例⑧思ったより交通量が多かった
- 10. 失敗例⑨住宅の管理に手が回らなくなってしまった
- 11. 失敗例⑩騒音に悩まされて後悔した
- 12. 失敗例⑪ご近所に同年代がいなくて不安
- 13. 中古住宅購入の失敗を把握して後悔のない住み替えを
中古住宅購入の失敗例11選!よくあるトラブルとその対策は?
中古住宅購入でよくある失敗例は以下の通りです。
以下ではそれぞれの失敗例とその対策について、詳しく解説していきます。ぜひ、気になるところから読み進めてください。
失敗例①最寄り駅まで思ったよりも時間がかかる
1つ目の失敗例は、「最寄り駅まで思ったよりも時間がかかる」です。一般的に戸建て住宅は、マンションよりも最寄り駅から遠い立地に位置します。それを承知で買う人が多いかと思いますが、物件情報に載っている徒歩分数をうのみにしてしまうのは危険です。
というのも物件情報に載っている徒歩分数には信号や踏切の待ち時間は含まれていません。そのため、思ったよりも駅まで時間がかかるということもあるのです。実際に歩いて時間を測ってみたり、長めの信号や開かずの踏切がないかどうかもリサーチしておくと良いでしょう。
また、駅までバスの利用を検討している人も注意が必要です。こちらもやはり時刻表通りの時間で到着すると考えていると、思ったよりも時間がかかるかもしれません。通勤に使うのであれば、朝の時間帯のバス通りの混雑具合についても調べておきたいところです。
希望条件よりも最寄り駅まで時間がかかる
長い信号、開かずの踏切がある
最寄り駅までのバスが頻繁に遅れる
- 物件情報の徒歩分数+信号・踏切の待ち時間を加味しておく
バスを利用するなら通勤時間の道の混雑具合を調べておく
駅から物件まで自分の足で歩き、時間を測ってみる
失敗例②住宅ローン返済が厳しくなってしまった
2つ目の失敗例は「住宅ローン返済が厳しくなってしまった」です。
住宅ローンのシミュレーションをしてみて、今の家賃と同じくらいで収まるから大丈夫!と考える方も多いと思いますが、住宅購入時・購入後に必要なお金は住宅ローン返済費だけではありません。
購入時にかかるお金は以下のようなものが挙げられます。
- 購入価格3~8%の諸費用
- 仮住まい費用・引っ越し費用
- 家具・家電の新調費用
購入後にかかるお金は以下のようなものが挙げられます。
- 固定資産税・都市計画税
- 火災保険料
- リフォーム・修繕費用
また、住宅関連以外でも子供の教育費や車購入費用など、まとまったお金が必要になることはあるでしょう。
これらすべてを把握して資金計画をすることは難しいため、お金のプロであるファイナンシャルプランナーに住宅ローン相談をするのも1つの手です。
手元の予算や世帯年収に対して購入金額が高すぎる
購入後の維持費や大きな出費についても計算しておく 資金計画についてファイナンシャルプランナーに相談してみる
中古住宅のローンについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
失敗例③外装リフォームを怠ってしまった
3つ目の失敗例は「外装リフォームを怠ってしまった」です。
中古住宅購入をする際に、内装にはこだわってリフォームをする人も多いと思います。ただし、外装リフォームは後回しにしてしまってはいないでしょうか。
屋根や壁、窓なども築年数が経てば経年劣化していくもの。「壁のひび割れを放置していたために雨漏りしてしまった、壁が腐食してしまった」などはよくある失敗です。
リフォーム済み物件を購入するときも同様で、内装のきれいさだけでなく外装や構造部も忘れずにチェックを行いましょう。
ただし、外装や構造部のリフォームが適切かどうかは素人目にはなかなか判断がつかないもの。できれば、プロのホームインスペクター(住宅診断士)などに同行してもらうと安心です。
少し離れて見たときに外観のひび割れがわかる
内装はきれいだが、外装が放置されている
リフォーム済み物件の内装のきれいさにとらわれない できれば内見はホームインスペクターに同行してもらう
失敗例④湿気のひどい住宅を買ってしまった
4つ目の失敗例は「湿気のひどい住宅を買ってしまった」です。
カビや結露の原因となる湿気ですが、これに関しては季節や時間帯によっても変わるため、購入前にはなかなか気がつきにくいポイントでしょう。これもやはり、見た目だけでの判断ではなく自分が実際住んでいると想定して内見をすることが重要になります。
湿気対策としては風通しが良いことが重要です。内見時に窓を開けてみて風通しを確認してみましょう。特に1階は雨のあとに地面から湿気を吸いやすいため、要確認です。
窓を開けても風が通らない
十分に窓が開けられず、風通しを確保できない
結露が発生しやすい
特に1階の風通しの良さをチェックしておく
失敗例⑤配管の劣化に気づかなかった
5つ目の失敗例は「配管の劣化に気づかなかった」です。
配管の寿命は、金属管で20年程度、樹脂管で30~40年程度とされています。築20年以上の中古住宅では配管が経年劣化してきている可能性が高いです。壁の中にある配管のリフォームは手間も費用もかかるもの。あとから劣化に気づいて余計にリフォーム費用がかさんでしまわないよう、購入前にしっかり確認しておきましょう。
内見時に自分で確認できるポイントとしては、給湯器周辺や洗面台・シンクの下など配管が露出しているところです。プロのホームインスペクションを依頼できれば、なお安心でしょう。
金属製の配管が使われている
構造的に配管交換・メンテナンスができない(しづらい)
露出している配管が明らかに経年劣化している
配管の修繕・交換履歴があれば確認する 配管が露出しているところは内見時に目視でチェックしておく
失敗例⑥不要な設備を付けてしまった
6つ目の失敗例は「不要な設備を付けてしまった」です。
便利だろうと思ってリノベーションして新しく設備を付けたものの、いざ住み始めたらほとんど使わないなど、かけた費用の割には便利でなく後悔してしまうということはよくあるもの。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
- ウォークインクローゼットを持て余してしまい、その分居室を広くすればよかったと後悔
- 明るい浴室にするために大きな窓にしたが、冬場寒くて後悔
- 床下収納を付けたものの、出し入れが大変で結局使わなくなった
また、極端な例ではありますが親の介護のためにバリアフリー住宅や階段昇降機を導入したものの、施設に入ることになり不要になってしまったという例もあります。ライフステージの変化も見越して、必要な設備や部屋数を考えることが住宅購入を成功させるコツです。
将来使わなくなる可能性がある設備・部屋がある
必要な分以上の収納スペースがある
デザイン性は優れるが機能性が犠牲になっている
住宅購入をした知り合いに、後悔した設備を聞いてみる 将来の最大・最小居住人数を想定してみる
失敗例⑦住宅周辺がたまり場になっていた
7つ目の失敗例は「住宅周辺がたまり場になっていた」です。
中古住宅購入の立地選びにおいては、駅やコンビニ、公園が近いなど生活利便性や子育て環境が整っているに越したことはありませんが、それらの施設が若者のたまり場になっており不快に感じるという方もいます。
また、昼は閑静で落ち着いた雰囲気の街でも、夜になると治安が悪化するということもあるでしょう。住宅周辺の住みやすさを見極めるためには、時間帯や曜日を変えて何度か訪れてみることがおすすめです。
物件周辺がたまり場になっている
コンビニや公園など、たまり場になりやすい施設が多い
居酒屋や風俗店など深夜営業の店が多い
物件周辺の住人に街の住みやすさを聞いてみる 嫌悪施設の周辺をさける
失敗例⑧思ったより交通量が多かった
8つ目の失敗例は「思ったより交通量が多かった」です。
閑静な住宅街だから静かに暮らせると思っていたら、実は大通りの抜け道になっていて、夜中まで続く騒音や揺れに困ったという失敗例もあります。
そのような環境では窓も開けづらくなるでしょうし、子供の通学にも危険が伴います。各自治体や警察でも速度調査を行ったり、スクールゾーンを指定するなどして対策がなされつつありますが、トラックドライバーを中心とした抜け道利用はまだまだ多いのが現状です。
道幅の割に交通量が多い
トラックやタクシーなどの商用車の通行が多い
歩道が十分に確保されていない
売主や不動産仲介業者、地元の交番などに尋ねてみる
失敗例⑨住宅の管理に手が回らなくなってしまった
9つ目の失敗例は「住宅の管理に手が回らなくなってしまった」
マンションと戸建て住宅なら、やはり戸建て住宅の方が管理に手間がかかります。特に庭付きの住宅であれば定期的なお手入れが必要です。
庭付きの広い家はあこがれるものですが、自分のライフスタイルで維持管理ができるのかを考えておくようにしましょう。
例えば、近年注目されているDINKS。あえて子供を持たない共働き夫婦を指す言葉ですが、仕事に忙しいDINKS夫婦のライフスタイルで広い戸建て住宅の管理をするのは骨が折れるでしょう。
それよりも、駅近で管理の充実したコンパクトなマンションの方が合っているかもしれません。
庭が広くまめなお手入れが必要
階段や段差が多く掃除が大変
庭付きなら人工芝や舗装も検討してみる
失敗例⑩騒音に悩まされて後悔した
10個目の失敗例は「騒音に悩まされて後悔した」です。
戸建て住宅はともかく、マンション購入においては防音性の確認は重要です。
騒音被害を受けることは当然避けたいですし、遊びたい盛りのお子さんがいる場合には、足音で階下の住人からの苦情につながるかもしれません。
マンションの防音性を決める大きな要因は建物の構造。マンションの構造は使わている建材によって以下の3通りに分類できます。
- 鉄骨造(S造)
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
- 鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)
防音性の観点で優れているのはRC造やSRC造。鉄筋コンクリートは壁の中を隙間なく埋めるため、遮音性に優れているのです。
足音や声が響きやすい
木造や鉄骨造など遮音性が高くない構造
内見時に部屋の中で手を叩いてみる(内部でよく響くなら遮音性が高い) 子育て世帯なら戸建て住宅やマンション1階も検討してみる
失敗例⑪ご近所に同年代がいなくて不安
11個目の失敗例は「ご近所に同年代がいなくて不安」です。
エリアごとに住んでいる世帯は似かよってくるもの。例えば、子育て世帯が集まるエリアや引退後のシニア世代が多く住むエリアなどです。
子育て世帯がシニア世代が多いエリアに住宅を購入したとしても、住みやすさには問題はないかと思いますが、やはり同年代で助け合える方が何かと安心です。
例えば、周辺に年の近い子供がいれば一緒に登下校することができます。一方で、周辺に子育て中の世帯が少なければ、1人で登下校させなくてはならないかもしれません。
頼りやすい同年代の世帯が極端に少ないエリア
子供の同級生が少なく、登校班が作れない
周辺のマンションのターゲット層を調べてみる
中古住宅購入の失敗を把握して後悔のない住み替えを
本記事ではここまで、中古住宅購入時によくある11の失敗例とその対策についてご紹介してきました。ただし、これらすべてを把握しておくことは難しいことでしょう。
さらに、中古住宅を購入しようと思っている方の中には、
- 物件が多すぎてどれを選んだらいいのかわからない
- 不動産会社に連絡したら電話営業されそうで嫌だ
- 自分の個人情報が不動産会社に知られたら営業されそう
という悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。一度条件を入力すると複数の不動産会社があなたにピッタリの物件提案をしてくれるHousii(ハウシー)なら、
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記事のおさらい