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マンションの売却相場を調べよう
マンション売却価格を決める9要素
マンションの売却価格を調べる際には、価格が決まる評価対象となる要素を知っておくことが大切です。
マンションの価格はさまざまな要素によって決まりますが、以下の9項目は特に重要な評価基準となります。それぞれがどのように価格に影響するかを説明します。
築年数
築年が新しいほど一般的に価値が高くなります。築浅のマンションは設備や建物の劣化が少なく、耐震基準も最新のものに準拠していることが多いため、買い手の需要が高まります。一方、築年数が古いと、資産価値が低下し、売却価格も下がる傾向があります。
立地,エリア環境
駅からの距離、周辺環境、治安、学校区、商業施設の有無など、立地条件はマンション価格に最も大きな影響を与える要素の一つです。人気エリアであれば価格が高騰しやすく、逆に利便性が低いエリアでは価格が低くなります。同じ築年数・広さでも、立地によって数百万円以上の差が生じることも珍しくありません。
間取り
間取りが使いやすく、需要の高いタイプであるほど価格が上がります。例えば、2LDKや3LDKのファミリー向け間取りは需要が安定していますが、1Rや1Kなどの単身者向け物件は市場の影響を受けやすく、価格が変動しやすいです。また、変形間取り(L字型や三角形の部屋など)は敬遠される傾向があります。
階数
一般的に、高層階ほど眺望が良く、日当たりや風通しの面で有利なため価格が高くなる傾向があります。特にタワーマンションでは、高層階プレミアムがつくこともあります。一方で、1階は防犯面やプライバシーの観点から人気が低く、価格が安くなることが多いです。一般的に1階は価格が低くなる傾向がありますが、専用庭・テラス付き、高級マンションの好立地、商業利用可、メゾネットタイプなどの条件を満たすと、1階でも高値で取引されることがあります。売却を考える際には、物件の特長をしっかりアピールすることが重要です。
日当たりや方角
南向きの部屋は日当たりが良いため人気があり、価格も高めになります。一方で、北向きの部屋は日照時間が短く、価格が低めに設定されることが多いです。また、東向き・西向きは朝日や夕日が差し込むため、好みによって評価が分かれます。
室内の状態
室内の状態が良いほど、高値で売却しやすくなります。リフォーム済みや丁寧に使われた物件は高く評価されやすいです。逆に、壁紙や床の傷、水回りの汚れ、設備の古さは価格交渉の要因になりやすいです。雨漏りやシロアリ被害などの瑕疵(かし)がある場合や、構造上の問題、給排水設備の故障など修繕に大きな費用がかかる場合は価格が大幅に下がる可能性があります。
リフォーム履歴
適切なリフォームが施されていると、マンションの価値は上がります。特に水回り(キッチン・バス・トイレ)のリフォームは評価が高く、築年数が古くても設備が新しく使いやすければ、価格が維持される可能性があります。ただし、個性的すぎるリフォームは買い手の好みに合わず、価格に反映されにくいこともあります。
耐震性
耐震基準を満たしているかどうかは価格に大きな影響を与えます。特に1981年の「新耐震基準」や2000年の改正基準に適合しているかどうかは、買い手が重視するポイントです。旧耐震基準の物件は住宅ローン審査に影響することもあり、価格が低めになる傾向があります。
騒音
静かな住環境であれば評価が高くなり、騒音が問題になっている場合は価格が下がります。例えば、上階の足音が響きやすい、隣室の音が気になる、交通量が多く外部の騒音が入るといった場合購入希望者の懸念材料となりやすく、価格低下に繋がりやすくなります。
以下の記事では、こちらの9要素についてもっと詳しく説明しています。興味がある方は是非ご覧ください。

マンション売却相場ページの見方
このページ上部で都道府県を選択すると、選択した都道府県のマンション売却相場情報がまとまったページを見ることができます。東京都内のマンション相場をより深く理解すれば、売却や購入の際の判断材料とすることができますよ。
実際のページにはどのような内容が載っていて、何を読み取ればいいのか分かるように、ページの見方を説明していきます。
都道府県のマンション売却相場

ここでは、過去1年間の都道府県内のマンション売却相場がまとめられています。
売却価格や取引件数、専有面積、築年数などの平均値が示されており、これらのデータから市場の動向やトレンドを読み取ることができます。例えば、平均売却価格が上昇傾向にある場合、市場が活発であることを示唆しています。
都道府県の今月/6ヶ月のマンション売却相場

ここでは、直近6か月間の東京都内のマンション売却相場の推移が示されています。
月ごとの売却価格の変動を確認することで、市場の季節的な動きや短期的なトレンドを知ることができます。例えば、特定の月に価格が上昇している場合、その時期が売却のチャンスである可能性があります。
都道府県のマンション成約事例

ここでは、都道府県内で実際に成約したマンションの売却価格、地域、築年数、間取り、専有面積、売却時期などの具体的な事例が掲載されています。
これらのデータを参考にすることで、ご自身のマンションと似た条件の物件がどの程度の価格で売却されているのかを知ることができ、適切な売却価格の設定に役立ちます。
都道府県のマンション別売却相場

ここでは、都道府県内の具体的なマンション名とその最新価格相場、専有面積、築年数、総戸数、最寄り駅などの詳細情報が掲載されています。
これにより、特定のマンションの市場価値や特徴を把握することができます。ご自身のマンションと類似した物件を探し、比較する際に役立ちます。
都道府県のエリア別マンション売却相場ランキング

ここでは、都道府県内でマンションの売却価格が高いエリアがランキング形式で紹介されています。
例えば、東京都のページの場合は千代田区や港区などが上位に挙げられています。これらの情報から、エリアごとの市場価値の違いを理解し、売却時の戦略を立てる際の参考にすることができます。
都道府県の条件別マンション売却相場

ここでは、築年数や間取り、専有面積などの条件別に都道府県内のマンション売却相場が紹介されています。
例えば、築20年のマンションの平均売却価格や、2LDKの平均価格などが示されています。これにより、ご自身の物件がどの条件に該当し、どの程度の価格帯で取引されているかを把握することができます。
都道府県のマンション売却相場シミュレーター

このツールでは、物件の所在地や専有面積、築年数などの基本情報を入力することで、簡易的な売却予想価格を算出できます。
これにより、市場相場と照らし合わせて、ご自身のマンションの価値をおおよそ把握することが可能です。
都道府県内でマンション売却をした人の声

選択した都道府県内で実際にマンションを売却した方々の体験談や口コミが掲載されています。
売却の際の注意点や成功事例、苦労した点などが共有されており、これから売却を検討されている方にとって非常に参考になります。
都道府県内のマンションの購入〜売出〜売却価格

このセクションでは、マンションの購入価格から売出価格、最終的な売却価格までの流れや価格推移が紹介されています。
これにより、購入時から売却時までの価格変動や、どのタイミングで売却するのが適切かといった判断材料を得ることができます。
マンション売却査定の流れ
マンションを売却するには、複数のステップを順番に進める必要があります。初めて売却を検討する方にとっては不安も多いかもしれませんが、全体の流れを理解しておけば安心して進められます。
ここでは「査定依頼」から「確定申告」までの一連の流れを分かりやすく解説します。
STEP1不動産会社に査定依頼
マンション売却の最初のステップは、不動産会社に査定を依頼することです。査定には「机上査定」と「訪問査定」の2種類があります。
机上査定は、物件情報(立地、築年数、広さ、階数など)をもとにデータ上で概算価格を算出する方法です。手軽でスピーディなため、複数の会社から相見積もりを取りたい場合に向いています。一方で、実際の物件状況は考慮されないため、あくまで参考価格にとどまる点には注意が必要です。
訪問査定は、実際に不動産会社の担当者が現地を訪れて、室内の状態や管理状況、日当たり、眺望などを確認したうえで、より正確な査定価格を提示する方法です。実際の売却価格に近い数値が出る傾向にあるため、売却を本格的に進める前には訪問査定を受けるのが一般的です。
まずは複数の会社に机上査定を依頼し、対応や価格の目安を把握したうえで、気になる会社に訪問査定を依頼する流れがスムーズです。
| 訪問査定 | 机上査定 | |
|---|---|---|
| 査定価格の算出方法 | 不動産のデータ+現地調査 | 不動産のデータ |
| 結果が出るまでの期間 | 1週間程度 | 当日~3日 |
| 査定の正確さ | 売却相場に近い価格 | おおよその価格 |
マンション売却を相談する会社を探したい方は、以下をご利用ください。
STEP❶「都道府県」、STEP❷「売却理由」を指定いただくと、条件に合う売却をサポートしてくれる不動産会社を一覧で確認することが出来ます。
STEP2自分でも売却相場を調べる
不動産会社の査定だけに頼るのではなく、自分でも周辺の相場を調べておくことが重要です。
不動産会社の中には自社と契約をしてもらうために初めだけ高い価格を提示してくるところもあります。そのため、担当者が適切な発言をしているかどうかを自分自身で判断できる状態になっておきましょう。
所有しているマンションの相場を知るには、売出中の物件や、実際に売買取引された成約価格が参考になります。
イエウールでは相場に関わる情報のまとめページを用意していますので、このページ上部にある都道府県一覧から該当するエリアをタップしてください。
STEP3会社を選び販売開始
複数の不動産会社の査定結果が出揃ったら、いよいよ依頼する会社を選びます。ここでは査定価格だけでなく、担当者の対応力、販売戦略、広告の掲載方法などもチェックポイントです。
不動産会社との契約方法には一般媒介・専任媒介・専属専任媒介の3種類の契約形態があり、それぞれ情報公開の範囲や業務報告の頻度が異なります。

| 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 | 一般媒介契約 | |
|---|---|---|---|
| 複数業者との契約 | × | × | 〇 明示型:他社へ依頼したことを通知する 非明示型:他社へ依頼したことを通知しない |
| 自己発見取引 | 〇 | × | 〇 |
| 契約の有効期間 | 3か月以内 | 3か月以内 | 指定なし |
| 指定流通機構への登録 | 契約締結から7日以内に登録 | 契約締結から5日以内に登録 | 任意 |
| 業務状況の報告義務 | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 | 任意 |
信頼できる会社と媒介契約を結んだら、販売活動がスタートします。販売活動では、ポータルサイトへの掲載、チラシの配布、オープンルームの開催などを通じて購入希望者を募ります。
内見希望があれば柔軟に対応し、購入者との交渉にも応じながら、条件の合う相手を探していきます。
STEP4売買契約を結び引き渡す
購入希望者との条件がまとまれば、売買契約を結びます。契約時には「売買契約書」の締結や「手付金」の受領があり、契約不適合責任などについても明記されます。
その後、引き渡しまでに住宅ローンの抵当権抹消や引越し準備を済ませ、残代金の決済と同時に所有権移転登記、鍵の引き渡しを行います。司法書士の立ち会いのもとで手続きが進むのが一般的です。
STEP5確定申告を行う
マンションを売却して譲渡益が出た場合は、翌年の2月〜3月に確定申告が必要です。
譲渡益には所得税・住民税が課税されますが、「居住用財産の3,000万円特別控除」や「所有期間による軽減税率」などの特例を使えば、税負担を抑えることも可能です。







