家の解体工事のお祓いは自分でできる?5つの手順を解説

家の解体工事のお祓いは自分でできる?5つの手順を解説

まず、解体工事前のお祓いは自分で行っても問題ありません。

お祓いは、家屋に宿る神仏に感謝をし、工事前に家の邪気を取り払うための儀式です。『気』や『魂』などの信仰心に基づいた行いのため、施主として問題ないのであれば最悪塩をまくだけで済ませることもできます。

本記事では、自分でできる解体工事前のお祓いの手順や準備内容、自分でお祓いするメリットやデメリットについて解説しています。

解体工事をご検討中の方は、ご自宅の解体費用がいくらか知っておくと、予算がたてやすくなるのでおススメです。以下のツールでは、ご自宅の解体費用が自分でシミュレーションできます。ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

解体工事のお祓いを自分で行う5つの手順

自分でお祓いを行う場合は、以下の手順で進めます。

▼解体工事のお祓いを自分で行う5つの手順

  1. 神社に相談する
  2. お供え物やお祓いの道具を用意する
  3. 神棚や仏壇にお供え物を置く
  4. 解体の前朝に、塩や水でお祓いをする
  5. 祝詞を唱え、解体の安全を祈願する
順を追って解説していきます。
ご自宅の解体費用がいくらになるか知りたい方は、以下のシミュレーションツールで簡単にお見積りできますので、ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

手順①:神社に相談する

まずはお祓いの仕方について、解体したい家屋近くの神社や寺院に相談してみましょう。

神社や寺院はお祓いの依頼先でもあります。相談することで、信仰心を守りつつ、自分でもできそうな方法を教えてもらうことができます。

手順②:お供え物やお祓い道具を用意する

神社や寺院に相談してやり方をひととおりおさえたら、お供え物やお祓いに必要な道具を用意しましょう。

一般的に以下のものを用意できるとよいでしょう。

▼お供え物のリスト

  • 白米3~5合程度(無洗米でも可)
  • 日本酒4合~1升
  • 粗塩20~50g程度
  • 水を適量(水道水でもミネラルウォーターでも可)
  • 野菜や果物(あるもので可)
※お供え物の用意にかかる費用は概ね1万円~2万円です。
▼お祓い道具のリスト
  • 三方(さんぽう):お供え物をのせる器として使用。
  • 御幣(ごへい):三方の後方に飾る髪や布飾り。神仏を呼ぶための媒体として使用。
  • 祭壇:お供え物や御幣を飾る台として使います。
  • 大麻(おおぬさ):お祓い時に使用するお祓い棒。
なお、お祓い時の服装に決まりはなく、普段着でも構いません。ただ、神主さんに依頼する場合はスーツ等のフォーマルな服装をされる方が多いです。

手順③:神棚や仏壇にお供え物を置く

お祓いに備えて、神棚や仏壇の前に祭壇につくっておきましょう。
▼祭壇の例
祭壇は基本的に解体する建物の1階部分に設置しますが、スペースがなければ2階、または屋外の敷地内に設置します。
また、屋外の場合は雨天時の対策として、テントが必要になります。ただしテントは設営に時間や費用がかかるため、祭壇はできるだけ屋内に設置することがおススメです。
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手順④:解体の前朝に、塩や水でお祓いをする

解体工事が始まる日の前の日の朝に、神棚や仏壇の前で塩と水でお祓いをします。

仏壇や神棚は、いずれも神仏が宿るといわれており、工事前に家屋内の悪い運気を取り除くことができます。

塩でのお祓いは、盛り塩をつくって行いましょう。盛り塩とは、小皿に塩を盛ってお祓いが必要な箇所においておく所作のことを指します。

▼盛り塩の例

盛り塩

盛り塩以外に、水でもお祓いをしよう!

手順⑤:祝詞を唱え、解体の安全を祈願する

盛り塩でお清めを行った後は、お清めを行ったそれぞれの場所で祝詞(のりと)を唱えます。

祝詞とは、祭典に奉仕する神職が神様に奏上する言葉です。本来は僧侶や神主が行いますが、自分でお祓いをする場合は、自分で祝詞を唱えることになります。

最後に解体する建物への感謝と、工事の安全を祈願して儀式を終えます。

家の守り神にお世話になった感謝の気持ちを伝えて、安全に工事が終わることを祈りましょう。

お祓いはあくまで信仰心に基づくものなので、より正式に手順を踏みたい場合は神社や寺院に相談しましょう。ご自身のお気持ちとして「これで大丈夫そう」と安心できるやり方で行うことをおススメします。
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家解体時に自分でお祓いするメリット・デメリット

本章では家を解体する際に自分でお祓いをするメリット・デメリットを解説しています。

自分で行うか迷っている方は、検討材料にしてみてください。

▼家解体時に自分でお祓いをするメリット・デメリット

メリットデメリット
  • 費用を削減できる(5万円~20万円)
  • 手間がかかる
  • きちんとお祓いできるか不安

順にみていきましょう。

メリット:費用を削減できる

お祓いを自分で行う最大のメリットは費用を節約できることでです。

▼お祓いの費用比較(太字は自分でする場合に節約できる費用)

依頼する場合自分でする場合
  • 初穂料(謝礼金):2万円~5万円
  • 神主の交通費:5千円~1万円
  • 祭壇準備費用:5千円~10万円
  • お供え物代:1万円~2万円
  • 祭壇準備費用:5千円~10万円
  • お供え物代:1万円~2万円

お祓いを神社や寺院に依頼する場合、神主への謝礼金と交通費を負担する必要があります。

謝礼金と交通費用の相場は2万円~6万円のため、自分で行う場合はそのぶんを節約できます。

デメリット①:手間がかかる

自分でお祓いするデメリットとしては、やはり手間がかかることです。

お祓いの手順について理解したり、お祓いの道具も自分で準備しなければいけません。

知識がない状態で行おうとすると、手間がかかるばかりでなく、お祓い自体が成立しなくなる可能性もあります。

神社や寺院に依頼すれば費用はかかりますが、自分の負担は減らせます。

デメリット②:きちんとお祓いできているか不安

お祓いは家に宿る神仏に感謝を伝える神聖な儀式です。よって、自分で行う場合は「効果がないかもしれない。」「これで本当にお祓いできているのかな」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。

信仰心がある方は特に、簡易的にすませてしまうと、「あのときちゃんとお祓いしなかったけど、だいじょうぶだったのかな」と今後の人生に後悔の尾を引くことになり兼ねません。

家の解体は一生に何回もあることではありません。「きちんとお祓いしておきたい。」と考える方は、費用をかけてでも神社や寺院に依頼することをおススメします。

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自分でお祓いすべきか迷っているなら解体業者に相談を

もしも自分でお祓いすべきか悩んでいる場合は、解体工事業者に聞いてみましょう。

イエウールでは、経験豊富な解体工事業者の比較ができます。お祓いに関しても、併せてご相談いただけますので、お気軽にご利用ください。

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