本記事では、解体工事が原因で隣家の壁にヒビを入れてしまったら、誰がどのように保証してくれるのかについてより詳しく解説しています。
以下のシミュレーションツールではご自宅の解体費用がいくらになるか、自分でシミュレーションできます。解体工事を具体的にご検討中の方は、ぜひご活用ください。
私の家の解体費用はいくら?
解体工事で家にヒビが入ったら誰が保証する?
基本的には解体業者が保証
解体工事によって発生したヒビなどの損傷は、基本的に解体業者が保証します。
民法第716条(注文者の責任)では、「注文者は第三者に加えた損害を賠償する責任を負わない」とあり、損害が生じた家の損害賠償責任を負うのは解体業者となります。
多くの解体業者は損害賠償保険に加入しており、解体工事によって損害が発生した場合は、保険による保証によって補います。ただし、解体業者のなかには損害賠償保険に加入していない会社も存在します。施工を依頼する前に解体業者が損害保険に加入しているかは必ず確認するようにしましょう。
施工主に保証責任はありませんが、どんな保険に加入しているのか補償内容はなどを確認しておくと安心です。
過失があった場合は施主も責任を負う
ただし、民法716条によれば、施主に「過失」があった場合は、施主も責任を負うことになります。
【民法第716条(注文者の責任)】
✅振動被害が生じるとわかっている方法で施工を進めた
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解体工事で家にヒビが入ったらどう対処する?
実際に解体工事で家にヒビが入ったらどう対処するのでしょうか?
▼解体工事で家にヒビがはいったらどう対処する?
- 解体工事によるヒビかを確認
- 解体業者と補修費用の負担について話し合う
- 紛争になった場合は第三者機関に相談
以降で詳しく解説していきます。
ステップ①解体工事によるヒビかを確認
まずはヒビがほんとうに解体工事によるものかを確認しましょう。解体工事前後でヒビが入っていることが証明できたら、解体工事が原因とわかります。しかし、もともと入っていた場合は経年劣化によるものと考えられます。
ひヒビ入った個所の解体工事前の写真があれば提示してもらい、ほんとうに解体工事によって発生したかを証明してもらいましょう。
解体工事前に写真を撮影しておく
解体工事前に近接している外壁や外観の部分に損傷がないかを隣人と一緒に確認しておきましょう。可能であれば、近隣住民と合意のもと、隣接個所を撮影して写真を残しておくことをおススメします。
工事前の状態を写真で確認できれば、ヒビが入った個所が解体工事によるものかを証明しやすくなります。
ステップ②解体業者と補修費用の負担について話し合う
解体工事によるヒビと証明されたら、解体業者と補修費用の負担について話し合いましょう。
上述したとおり、原則として解体業者が補償します。
ただし、施主にも過失が認められる場合は損害賠償を連帯することになりますので、責任の分担をしっかりと話し合いましょう。
ステップ③紛争になった場合は第三者機関に相談
損害賠償の責任について業者や隣人と紛争になった場合は、法テラスや弁護士などの法的な第三者機関に相談しましょう。
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解体工事で家にヒビが入らないように実績豊富な業者に依頼しよう
解体工事でトラブルが発生するのは誰しも避けたいですよね。
「建物を取り壊す」といった工事の性質上、損害の確率をゼロにすることは難しいですが、できるだけ実績豊富で技術力がある解体業者に依頼することで、被害のリスクを最小におさえることができます。
専門技術と確かな経験を持つ業者を探すなら、イエウール解体へご相談ください。イエウール解体は、全国の実績豊富な解体業者が加盟する一括見積サイトです。様々な土地の施工事例に詳しい解体専任のオペレーターが、お近くのエリアにおける優良な解体業者をご案内いたします。
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