結論、廃棄物は自分で処分する方が安くすみます。
自分で処分する場合、自治体が規定する金額で粗大ゴミに出したり、無料で引き取りに出すことができるためです。解体業者に処分を依頼する方法もありますが、割高になるためおススメはできません。
本記事では、廃棄物の種類や安く処分するコツを、初めて解体工事を行う方にむけてわかりやすく解説しています。
私の家の解体費用はいくら?
▼家の解体費用についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ご参照ください。
廃棄物は自分で処分するほうが安くすむ
冒頭で解説したとおり、廃棄物は自分で処分するほうが安くすみます。
自分で処分する場合、廃棄物は「一般廃棄物」(≒家庭ごみ)と呼ばれます。一般廃棄物で処分される場合、自治体の一部を自治体が負担するため、通常より安い価格で処分できます。例えば、粗大ゴミが自治体規定の金額で処分できるのは、自治体が費用の一部を補助しているためです。
一方で、解体業者に依頼する場合、廃棄物は「産業廃棄物」(≒事業によるゴミ)と呼ばれます。産業廃棄物の場合、通常の処分費用に解体業者の利益が上乗せされた金額が請求されます。自治体から補助がうけられるわけではないので、処分費用は割高になっています。
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廃棄物を自分で処分する7つの方法
廃棄物を自分で処分する方法は次の7つです。
▼廃棄物を自分で処分する方法
- 自治体に粗大ゴミとして出す
- 家電量販店で引き取ってもらう
- 不用品回収会社に引き取ってもらう
- 買取ショップで売る
- フリマアプリで売る
- ネットオークションの利用
- フリーマーケットでの販売
方法①自治体に粗大ゴミとして出す
最も安心・安全なのは、自治体に粗大ゴミとして出す方法です。
▼自治体に粗大ゴミとして出す手順
- 自治体に粗大ごみ回収を依頼
- 指定された取扱店(コンビニやスーパーなど)にて、ゴミ処理券を購入
- ゴミ処理券に、必須事項(氏名等)を記入
- 回収当日の指定時間前に、家具を指定の場所に置いておく
粗大ごみに出す費用を節約したい場合は、のこぎり、ペンチ、カッター、ドライバーなどの工具で細かく解体してから出しましょう。
解体できる家具には、タンスや棚などの木製家具、スチールベッド、マットレス等があります。
木片や鉄くずと同じように処分できるため、燃えないゴミ、資源ゴミ、燃えるゴミとして回収されます。ただし、解体には技術や力が必要だったり、ケガをする危険もあるため、十分に注意をしてください。
方法②家電量販店で引き取ってもらう
正常に動作する家電であれば購入した家電量販店で無料で回収してもらえることがあります。
リサイクル法対象商品の家電は、量販店で引き取られることが法律で義務付けられているからです。
メーカーごとに回収依頼をしているケースが多いので、積極的に利用してみましょう。
方法③不用品回収会社に引き取ってもらう
同様に家電であれば不用品回収会社に引き取ってもらうのもひとつです。
無料で引き取ってもらえる場合もありますが、業者によっては引き取り手数料が発生するケースがありますので、よく調べてから依頼しましょう。
なお、必ずしも店舗に赴く必要はなく、訪問や置き配で引き取ってもらえる場合もあります。
方法④買取ショップで売る
家具や家電の状態がよければ、買取ショップを売るという選択肢もあります。
ハードオフ、ブックオフ、トレジャーファクトリーは、家具や家電をはじめとしたさまざまな中古品の買取と販売を行っているチェーン店です。
また、セカンドストリート、エコリング等は家具や家電だけでなく、衣類等の買取も依頼できます。全国展開しているため、地域によっては宅配買取や出張買取サービスが利用できることもあります。
方法⑤フリマアプリで売る
メルカリ・ジモティ・ラクマなどのフリマアプリで売ることも検討しましょう。
買取ショップとは異なり、ネット市場で売ることができるため、工夫次第で買取ショップよりも高値で引き渡すことができます。
方法⑥ネットオークションの利用
ネットオークションで販売することもひとつです。
Yahooオークション等のネットオークションでは、家具家電に限らず、雑貨や小物など、様々な品物をネット上で販売できます。
フリマアプリとは異なり、買い手がオークション形式で購入価格を決めるため、状況によっては高く売ることも可能です。
ただし、発送の遅延や商品の欠損に関するクレーム等の発生リスクはフリマアプリ同様にあるため注意しましょう。
方法⑦フリーマーケットでの販売
フリーマーケットを開催して、オフラインで買い手に売るという選択肢もあります。
買い手が直接商品の状態を確認できるので、クレーム等のトラブルが発生しづらい点がメリットです。
ただし、フリマアプリとは違って販売時の場所や時間が拘束されてしまう点に注意しましょう。
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廃棄物の処分を業者に依頼したほうがよい場合
自分で処分したほうが安くすむ廃棄物ですが、次の場合は業者に依頼することがおススメです。
▼廃棄物の処分を業者に依頼したほうがよい場合
- 木製、プラスチック、陶器、金属類の場合
- 廃棄物の量が多すぎる場合
木製、プラスチック、陶器、金属類の場合
木製、プラスチック、陶器、金属類の家具や家財は、解体業者に処分してもらうことがおススメです。
家屋解体後に発生する廃棄物と同じ分類のため、工事後にまとめて処分でき、費用をおさえられます。
ただし、あまりに量が多すぎると別途料金発生となってしまうため、自分で処理する場合の費用と違いがあるか、解体業者に相談してから決めましょう。
廃棄物の量が多すぎる場合
家の中に不用品がたまってしまっており、自分で処理できる量を超えている場合は、業者に依頼したほうが安く済むケースがあります。
一般廃棄物だからと言って、必ず自分で処理しなくてはならないわけではありません。状況を柔軟に捉え、臨機応変に考えて、適切な処理ができるようにしましょう。
解体業者に依頼するなら許可を取得してるか必ず確認
解体業者に依頼するなら許可を取得しているか確認しましょう。
解体業者は無許可で廃棄物の処理をすることはできないためです。産業廃棄物の処理には、都道府県知事からの許可「廃棄物収集運搬業許可」が必要になります。
また、施主から業務委託されて一般廃棄物を扱う場合には、「一般廃棄物収集運搬業許可」という市町村長の許可が必要になります。
不法投棄など、社会問題になるようなことを行う解体業者は、残念ながら存在しています。モラルを考え、しっかりとした解体業者を選定するようにしましょう。
信頼できる解体業者を選ぶならイエウール
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