15坪の家の解体費用は45万円~120万円【見積事例アリ】自分でできる安くするコツ!

15坪の家の解体費用は45万円~120万円【見積事例アリ】自分でできる安くするコツ!

15坪の家の解体費用はいくら?

15坪の家の場合、建物の構造やエリアなど諸条件によりますが、解体費用の相場は45万円~120万円といわれています。

ただし、15坪の家は隣と隣接している道幅が狭いなどで工事がしづらいぶん、費用が高くなることが多いです。

本記事では、15坪の家の解体費用の相場と高くなりやすい理由、安くおさえるコツを解説しています。

家の解体費用は立地や建物の状態によって変動します。相場だけでなくご自宅ならではの条件を踏まえた解体費用を見積もるようにしましょう。以下のツールでは、解体費用の金額を自分で見積ることができます。ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

▼家の解体費用について詳しく知りたい方はこちら

家の解体費用の相場はいくら?金額の決まり方まで解説

15坪の家の解体費用は45万~120万円

15坪の家の解体費用は、木造なら45万円~60万円鉄骨造なら80万円~120万円鉄筋コンクリート造なら120万円~160万円です。

▼15坪の家の解体費用は60万~160万円

構造特徴相場
木造手壊しで分断しやすい45万円~60万円
鉄骨造分断に工具や機材が必要90万円~105万円
鉄筋コンクリート造分断に特殊な工具や機材が必要105万円~120万円

解体費用は建物の構造や材料によって異なります

木造建物は比較的容易に解体できる場合がありますが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物は専門知識と設備が必要であり、その分解体費用も高くなる傾向があります。

また、現地の法規制や環境配慮も解体費用に影響を与えることがあります。

ご自宅が何坪かわからない方は、以下の各記事で坪数別の解体費用相場について解説しています。ご参照ください。

【坪数別の解体費用の目安】

上記の金額はあくまで目安です。実際は立地や階数など、建物固有の条件によって左右します。お手持ちの家の解体費用がいくらか知りたい場合は、以下のツールから自分でシミュレーションできます。ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

木造の場合

木造の15坪の解体費用は45万円~60万円が相場となっています。

木造の解体費用の坪単価は3万円~4万円で、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べると安く済むのが特徴です。

木材は比較的軽量であるため、解体作業自体は比較的容易に行えることが多いです。ただし、古い木造建物では、アスベスト(※)などの有害物質の処理も必要になる場合があり、解体費用が高くなるケースがあります。

(※)アスベストは建材の一種で、人体に悪影響があることがわかり、現在では使用を禁止されています。

木造二階建ての解体費用はいくら?相場よりも安く抑えるコツや解体の流れ

鉄骨造の場合

鉄骨造の15坪の鉄骨造の家の解体費用は90万円~105万円が相場となっています。

鉄骨造の解体費用の坪単価は6万円~7万円で、木造と鉄筋コンクリートの中間が相場となります。

ただし、リサイクルが可能なため、解体時に収益を得ることができる場合がある点に注意しましょう。

解体費用相場【鉄骨造】はいくら?建物別の解体費用相場も紹介

鉄筋コンクリート造の場合

鉄筋コンクリート造の場合、15坪の鉄骨造の家の解体費用は105万円~120万円が相場となっています。

解体費用の坪単価は7万円~8万円で、木造や鉄骨造のなかで最も解体費用が高い構造になります。

鉄筋コンクリートは比較的重量があり、解体作業が複雑で時間がかかることがあり、費用が高額になりやすいです。

4階建て鉄筋コンクリート造の解体費用はいくら?相場や工法、安く抑える方法まで

ただし、上記はあくまで目安で、実際の解体費用は建物の大きさや周辺状況によって異なります。以下のツールでは、お手持ちの建物固有の条件にあった解体費用自分でシミュレーションできます。ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

建物の解体以外にかかる追加費用

家を解体する場合、建物の解体工事以外にも様々な費用がかかります。

廃材処分費用」や「付帯工事費用」「足場養成費」の発生に注意しましょう。

廃材処分費用

廃材処分費用とは、建物解体後の材料の処理費用をさします。

▼15坪の家の廃材処分費用の相場

構造相場/トン
木造約3,000~6,000円
鉄骨造約1,000~2,500円
鉄筋コンクリート造約500~1,500円

廃材処分費用も建物構造によって異なり、構造別の相場は上記のようになります。

また、地域や時期、施設の選定などによって異なる可能性もあります。具体的な情報を得るためには、地元の解体業者や廃材処分施設に見積もりを依頼することが重要です。

付帯工事費用

付帯工事費用は、庭木の伐採やブロック塀の解体など、建物の解体以外の工事にかかる費用です

▼付帯工事費用の相場

費用の種類相場
庭木の伐採費用約1万円/本(高さ3m以上)、約3,000円~9,000円/本(高さ3m未満)
外壁・ブロック塀の撤去費用2,000円~3,000円/㎡
物置の撤去費用2~3万円/個
駐車場の撤去費用6万円~/台
アスベストの除去費用約5万円~20万円/棟
地中埋設物の除去費用約1万円~10万円程度(埋設物の種類による)

※上記の金額は一般的な範囲であり、地域や解体業者によっても異なる可能性があります。

アスベストと地中埋設物とは?

アスベストはかつて建材や断熱材として使われていましたが、微細な繊維を吸入すると呼吸器の疾患やがんを引き起こすリスクがあります。解体工事前にアスベストを調査するこは義務化されており、平成16年(2004年)までに建築された建物は、アスベストが使用されている可能性があるため注意です。

地中埋設物は地下に埋まった物質を指します。解体工事後に発覚する可能性があり、除去は必須となります。例として地中に埋まったパイプ、ケーブル、タンクなどが該当します。

私の家の解体費用はいくら?

足場養成費

足場養成費用の相場800円〜1,000円/㎡

足場養成費用とは、解体作業を行うために必要な一時的な設備や構造物を建設するための費用を指します。

15坪の家は比較的小規模なため、足場養成費用も少額ですが、解体工事では必ずかかる費用なので見積書を確認する際は記載漏れがないか注意しましょう。

家の解体で足場は義務!かかる費用と資格・手続き

重機回送費用

重機回送費用の相場約3万円~5万円/往復

重機回送費用は、解体工事などで使用する機械を現場に運ぶ費用です。

費用は、運送距離、機械のサイズ、アクセスの難しさによって異なります。重機回送費用は解体工事現場と拠点が近い解体業者に依頼することで、安くおさえることができます。

諸経費

諸経費の相場建物解体費用の約10%

解体工事の諸経費は、解体費用以外の諸費用の総称です。安くおさえるポイントとして、許認可手続きの早期対応や、業者の見積もり比較などが有効です。

家の解体費用の総額は、上述した様々な内訳の金額よって左右します。上記の内訳全てを加味した解体費用の金額が知りたい方は、以下のツールから建物に関する複数の条件を選択することで、ご自宅ならではの解体費用自分でお見積りできます。ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

15坪の家の解体費用が高くなる要因

15坪の家の場合、立地の面から解体費用が相場以上になるケースが珍しくありません。

本章では、15坪家の解体費用が高くなる要因について解説しています。

▼15坪の家の解体費用が高くなる要因

  • 道幅または駐車スペースが狭く重機が入りづらい
  • 隣地との距離が近く通常の足場が使えない
  • 建物が隣接しており近隣への安全対策が必要
  • 都心に近く人件費が高い

道幅または駐車スペースが狭く重機が入りづらい

15坪の家は狭い場所に建っていることが多いです

建物の道路幅が狭い場合、解体作業に必要な重機を運ぶことができません。道幅に問題はなくとも、重機を駐車するスペースがない場合、重機を使用できないので手作業が増える等して工事期間がのび、人件費が増加します。

例えば、手壊しだと工期が二倍になる場合、人件費も倍かかります。また、手作業に適した道具や解体用具を調達する場合は、調達のための費用も追加でかかります。

隣地との距離が近く通常の足場が使えない

狭い土地では作業員の移動や資材の配置に制約がかかるケースが多いです。

解体作業を実施することが難しくなるため、作業効率が低下し、作業時間や人員の増加が必要となり、解体費用が高くなります。

建物が隣接しており近隣への安全対策が必要

近隣との距離が狭い場合、解体作業の範囲や方法に制限が生じる場合があります。

また、人の往来が激しいエリアでは、設備費用や人件費が加算されます。安全看板を設置したり、歩道の封鎖や監視員を配置します。

こうした安全確保には人も設備も追加で必要となり、解体費用もそのぶん高額になります。

都心に近く人件費が高い

15坪の家の場合、比較的都心の狭い土地に建てられているケースが多いです。

建築や解体などの建設関連の作業が多いため、都心部では賃金水準が地方よりも高くなり、解体費用が増加する可能性があります。

上述の通り、家の解体費用は様々な要因によって変動します。お手持ちの家個別の条件にあった解体費用を知りたい方は、以下のツールを使えば自分で簡単にお見積りできます。ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

15坪の家の解体費用の見積事例

本章では概ね坪数が15坪前後の建物における、実際の見積事例を紹介します。

案件個別の条件に金額は左右されていますが、参考のひとつとしてご確認ください。

▼15坪の家の解体費用の見積事例

  • 【事例①】15坪木造平屋約47.3万円
  • 【事例②】15.2坪木造二階建て約83.1万円
  • 【事例③】15.5坪木造二階建て約106.9万円

事例①15坪木造平屋約47.3万円

▼見積もり事例①

  • 大阪市東淀川区(木造平屋15坪)
  • 解体費用総額は約47.3万円(建物工事約27.5万円、その他追加費用約15.5万円
内訳品番数量単価金額
建物解体費用

木造平屋建解体43.0m23,000129,000
基礎解体43.0m22,00086,000
廃材処分費用

 

木材4t15,00060,000
コンクリートガラ8t3,00024,000
その他の産業廃棄物8t8,00064,000
付帯工事費用

 

花壇撤去処分1.0式7,0007,000
不用品ゴミ撤去処分1.0式28,00028,000
再生砕石敷均 駐車場の為の粗整地40.0m280032,000
消費税43,000
合計473,000

事例②15.2坪木造二階建て約83.1万円

▼見積もり事例②

  • 東京都江戸川区(木造二階建て15.2坪)
  • 解体費用総額は約83.1万円(建物工事費用のみ、追加費用なし)
内訳品番数量単価金額
建物解体費用
木造2階建本体 上屋50.0m25,900295,000
仝上 基礎30.0m22,60078,000
廃材処分費用

木材類17.0m32,90049,300
廃プラスチック材類3.0m37,00021,000
内壁材4.0m318,00072,000
外壁材2.5m313,00032,500
コンクリートガラ6.0m33,75022,500
足場養成費用
作業用散水口取り付け1式 15,000
外部足場シート養生架け払い200.0m2750150,000
重機回送費重機回送費1往復50,000
諸経費
現場諸経費1式36,765
消費税61,600
合計831,600

事例③15.5坪木造二階建て約106.9万円

▼見積もり事例③

  • 東京都墨田区(15.5坪木造二階建て)
  • 解体費用総額は約94.5万円(建物工事約101.7万円、その他追加費用約5.2万円
内訳品番数量単価金額
建物解体費用
木造2階建本体上屋51.16m25,400276,264
仝上基礎26.86m23,900104,754
内装手壊し分別解体73.6m21,20088,320
付帯工事費用

鉄製ベランダ1式 8,000
土間10.0m24,50045,000
廃材処分費用

 

木材類19.0m32,90055,100
廃プラスチック材類3.0m37,00021,000
内壁材3.0m316,000480,000
外壁材4.5m313,00058,500
コンクリートガラ9.0m33,90035,100
木、鉄、廃プラスチック材類23.0m34,900112,700
ボード、がれき、コンクリート材類16.5m34,50074,250
諸経費
一式 47,273
 消費財 79,200
合計1,069,200
上記はあくまで見積書の一事例に過ぎません。実際の解体費用は建物の大きさや周辺状況によって異なります。以下のツールでは、お手持ちの建物固有の条件にあった解体費用自分でシミュレーションできます。古家を解体して更地にすることをご検討中の方は、ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

15坪の家の解体費用は自分で安くできる

15坪の比較的小規模の家の場合、自分で不要費用や付帯物を処分することで解体費用を安くおさえられます。

▼15坪の家の解体費用は自分で安くできる

  • 建物内の不用品は自分で処分する
  • 庭木や庭石を自分で処分する
  • 外構を自分で撤去する
  • 補助金を利用する
  • 建物滅失登記を自分で行う

建物内の不用品は自分で処分する

一般的に、自分で不用品を処分する方が、解体工事での産業廃棄物処分よりも安価です。

▼解体業者に依頼する場合と自分で処分する場合の比較

解体業者に依頼する場合自分で処分する場合
数万円~数十万円
・解体工事の規模、建物や産業廃棄物の種類によって変動
数百円~数万円
・不用品回収業者に頼む場合は数千円~数万円
・自分でゴミ処理場に運ぶ場合は数百円~数千円

※不用品回収業者に頼む場合の処分費用は、処分アイテムの種類や量、作業難易度によって変動します。また自分でゴミ処理場に運ぶ場合も、ゴミ処理場のルールや料金体系によって相場が異なります。

庭木や庭石を自分で撤去する

不用品と同様に、庭木や庭石も、自分で不用品を処分する方が解体工事での産業廃棄物処分よりも安価です。

▼解体業者に依頼する場合と自分で処分する場合の比較

解体業者に依頼する場合自分で処分する場合
数千円~数万円(産業廃棄物として処分されるため割高)数百円~数千円(自治体の規定料金内で処分可能)

※地域や処分アイテムの種類、量などによって変動します。なお自分で処分する場合、庭木は自治体のルールに従ってごみ処理場に持ち込む、庭石はリサイクルセンターでの処理が一般的です。

私の家の解体費用はいくら?

外構を自分で解体する

15坪の家の場合、ブロック塀などの外構も比較的小規模なケースが多いので、自分で撤去したほうが安くすむ可能性があります。

▼解体業者に依頼する場合と自分で処分する場合の比較

解体業者に依頼する場合自分で処分する場合
数万円~数十万円(産業廃棄物として処分されるため割高)
数千円~数万円(自治体の規定料金内で処分可能)

※どちらの方法でも適切な処理と廃棄方法を確認し、地域の規制に従うことが重要です。

補助金を利用する

補助金は、特定の条件を満たす事業者や個人に対して、一定の額が支給される仕組みです。

代表的な補助金制度制度に「住宅再生支援補助金」と「地域再生支援補助金」があります。解体費用の補助額は自治体に応じて決まり、相場は1/5~1/2(上限額は自治体による)です。

▼15坪の家の解体費用に利用できる補助金の例

種類概要補助額
住宅再生支援補助金古い住宅の解体や建て替えを支援する制度。エネルギー効率向上にも配慮。解体費用の1/5~1/2程度。上限額が自治体によって決まる。
地域再生支援補助金地域再生やまちづくりを支援。古い建物の解体後の利用計画が重要。

※ただし、補助金の名称や内容は自治体によって異なるため詳細は各自治体の公式HPを確認することをおススメします。

建物滅失登記を自分で行う

建物滅失登記は、建物の解体・撤去などによって建物が滅失した際に、不動産登記にその変更を記録する手続きです。専門家に代行を依頼することが一般的ですが、自分で行うことも可能です。

▼自分で行う場合と専門家に依頼する場合の比較

専門家に依頼する場合自分で処分する場合
数万円~数十万円程度
(専門家に支払う報酬)
数千円~数万円程度
(手続きにかかる手数料のみ)

自分で行う場合は登記手続きの公的な手数料と必要なコスト(書類作成や印紙代など)がかかりますが、専門家の報酬はかからないため比較的経済的です。

ただし、手続きの詳細や法的な要件を理解し、適切な書類を提出することが必要です。

滅失登記費用の相場はいくら?自分でやる方法や依頼先も解説

15坪の家を解体する際の注意点

本章では15坪の家を解体する際の注意点を解説します。

▼15坪の家を解体する際の注意点

  • 複数の業者に相見積りを依頼する
  • 近隣への挨拶回りは必ず行う
  • 隣家補修に注意する

複数の業者に相見積りを依頼する

解体費用を安くするためには、最低でも2~3社に見積もりを依頼し金額を比べましょう。解体費用は解体業者によって異なるため、複数社を比較しながら相場を把握し、一番納得ができる業者に施工を依頼することが大切です。

ただし、見積りが安いという理由だけで解体業者を選ばないようにしましょう。費用の安さだけでなく、見積書や契約書のわかりやすさ、対応の良さ等から総合的に判断しましょう。

隣家補修に注意する

隣家と密接して建っている家の場合、隣家補修が必要です。

解体工事による振動や騒音などが隣家にひび割れや損傷が生じさせる可能性があるためです。

隣家補修に適切な配慮をしないと、法的紛争や損害賠償請求のリスクが生じるリスクがあります。そのため、解体工事を行う際には隣家との関係を十分に考慮し、安全かつ円滑な進行を確保することが大切です。

解体工事で家にヒビが入った時の保証ってどうなる?解体業者が負担するってほんと?

近隣への挨拶回りは必ず行う

隣家と密接して建っている家の場合、近隣への挨拶回りは特に重要となります。

近隣との距離が近いほど、近隣住民に対する振動や騒音の被害は大きなものになるためです。

挨拶回りを通じて住民に配慮を示し、工事の騒音や混乱に対する理解を得ることができます。情報提供は正確で詳細に行い、住民の懸念や質問にも丁寧に応じましょう。

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私の家の解体費用はいくら?

15坪の家を解体費用を知りたいならイエウール

これまで15坪の家の解体にかかる費用について解説してきました。

解体費用を安くするためには、最低でも2~3社に見積もりを依頼し金額を比べましょう。

イエウールでは、一度に複数の業者に費用も見積りを依頼できます。

以下のフォームから、解体業者への見積もりが依頼できますので、ぜひご活用ください。

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