木造二階建ての解体手順8つを施工事例から解説!

木造二階建ての解体手順8つを施工事例から解説!

木造二階建て住宅を解体する場合、近隣への影響を考慮して、工事の進み方を事前に把握しておきたいですよね。

本記事では、木造二階建てが解体される方法を、【8つの手順】にわけて解説しています。

▼木造二階建ての解体手順8つ

  1. 足場・養生の設置
  2. 家屋内の残置物の撤去
  3. 内装材や付帯物の撤去
  4. 屋根の撤去
  5. 重機で建物を解体
  6. 基礎の撤去
  7. 廃材の処分
  8. 整地・清掃
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私の家の解体費用はいくら?

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手順①足場・養生の設置

  • 所要期間:約1日~2日

※25坪~30坪の木造二階建て住宅の場合の平均所要期間です

まずは解体工事を安全に実施するために、足場と養生の設置を行います。

足場とは解体工事の作業員が工事中に建物周辺を移動するために必要な土台のことです。建物を囲うように設置することで、屋根やベランダ等の高い位置での撤去作業を可能にします。

特に二階建ての場合は、高所での作業が必須です。作業員の安全確保のために、しっかりと足場を設置しておきましょう。

【足場設置の様子】

足場を設置している様子の画像

養生シートもしっかりと住宅の周りに設置しておきましょう。養生シートを使用すると、騒音の響きや、粉塵が舞う範囲をおさえることができ、近隣へ迷惑を最小限にできます。

【養生シート設置の様子】

養生シートを設置した後の様子がわかる画像

 

足場や養生は、解体工事を安全に進めるうえで必須な作業です。特に広い家ほど、設置に時間がかかるため、工期を長めに見込んでおきましょう。
解体工事の準備にあたって、手順だけでなく費用がいくらかもしっかり把握することは大切です。以下のツールでは、複数の条件を選択することでご自宅の解体費用を自分でお見積りできます。解体工事を具体的にご検討中の方は、ぜひご活用ください。

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手順②家屋内の残置物の撤去

  • 所要期間:約1日~2日

※25坪~30坪の木造二階建て住宅の場合の平均所要期間です

足場と養生を設置した後は、家屋内の「残置物」を撤去します。

残地物とは、家屋内外に残されている荷物や家具や家電などです。建設リサイクル法により分別解体(資材を分別して処分すること)が義務付けられているため、解体工事前にすべて撤去されます。
【家屋内の残置物の例】

家屋内の残置物をしめす画像

【家屋外の残置物の例】

家屋外の残置物がわかる画像

残置物は作業員がひとつひとつ手作業で移動させ処分トラックに積まれることになるので、残置物の量が多いほど工期が長引くことは留意してください。

なお、残置物は個人で処分すれば『一般廃棄物』として処分されますが、解体業者に処分を依頼すれば『産業廃棄物』として処理されます。

『産業廃棄物』として処分される場合、一般廃棄物よりも処分費用が割高になるため、残置物は解体工事前にできるだけ自分で処分しておくことがおススメです。

実家解体で荷物はどう処分する?費用をおさえたいならできるだけ自分で処分しよう

残置物の処分をふくめた解体工事の総額を知りたい場合は、次のツールから自分でシミュレーションできます。お手持ちの建物の解体工事を具体的にご検討中の方は、ぜひご活用ください。

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手順③内装材や付帯物の撤去

  • 所要期間:約1日~2日

※25坪~30坪の木造二階建て住宅の場合の平均所要期間です

家のなかが空っぽになったら内装材や付帯物を撤去します。

内装材とは床、壁、天井に使用する仕上げ材を指します。例えば、フローリングやカーペット、畳、タイル、窓ガラスが該当します。

【内装材を撤去する様子】

内装解体の様子がわかる画像

また、付帯物とは建物に付帯する設備や装飾材を指し、外構(ブロック塀)や植栽(庭木や庭石)、ベランダやカーポート等が該当します。

【付帯物(ブロック塀)を撤去する様子】

付帯物であるブロック塀を撤去する様子がわかる画像

内装材や付帯物もひとつずつ手作業で撤去されるため、残置物と同様に量が多いほど時間は長引きます。また、ひとつひとつに撤去費用がかかるため、数が多いほど工事総額が増えてしまう点に注意してください。

自分で処分できるものは予め自分で処分しておくと、解体費用の節約につながります。

手順④屋根の撤去

  • 所要期間:約1日~2日

※25坪~30坪の木造二階建て住宅の場合の平均所要期間です

続いて屋根を撤去していきます。

【屋根瓦を撤去する様子】

屋根を撤去する様子を伝える画像

屋根が瓦の場合は、本体とは別に瓦だけを剥がしていく作業になります。高所での作業となるため、作業員は転落に注意しつつ、安全帯と命綱を用いて撤去していきます。

昔は一緒に本体と解体をしていたのですが、分別解体によって別々で解体をしなくてはいけなくなりました。

手作業で行うのですが、屋根に登り一枚ずつ重たい瓦を剥がしていかなければいけない危険な作業になります。

手順⑤重機で建物を解体

  • 所要期間:約3日~5日

※25坪~30坪の木造二階建て住宅の場合の平均所要期間です

いよいよ重機で建物本体と、残っている屋根部分や壁、柱などを解体してしていきます。

【重機で解体する様子】

重機で解体する様子

ただし、敷地が狭い土地は大型の重機が搬入しづらいため、小型の重機か手作業で解体していくことになります。小型の重機や手作業での解体はそのぶん作業に時間がかかるため、所要時間も長引きやすくなります。

重機で解体する際は土埃が発生しやすいため、水を撒きながらの作業していきます。効率よく解体作業を行わないと、時間や人件費などがかかってきてしまいます。

解体工事をご検討中の方は、ご自宅の解体費用の予算を把握すると、資金面での計画がたてやすくなります。ご自宅の解体費用がいくらかは、以下のツールを使えば自分でシミュレーションできますので、ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

手順⑥基礎の撤去

  • 所要期間:約2日~3日

※25坪~30坪の木造二階建て住宅の場合の平均所要期間です

建物本体を撤去し終わったあとは、建物を支えていた基礎コンクリートをブレイカー等の重機で撤去していきます。

【基礎コンクリート撤去の様子】

基礎コンクリートの解体

基礎コンクリートは布基礎とベタ基礎にわけることができ、布基礎の多くの木造住宅、ベタ基礎の多くは鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物に使用されています。

ちなみに、ベタ基礎のほうがコンクリートに厚みがあるぶん、解体に時間がかかってしまいます。

手順⑦廃材の処分

  • 所要期間:約2日~3日

※25坪~30坪の木造二階建て住宅の場合の平均所要期間です

建物の解体後は、細かい木くずやコンクリートガラなどの廃材が多く散財しています。土地をきれいに整えるためにはまずこれらの廃材をトラックで運搬・処分する必要があります。

【廃材を処分する様子】

廃材を処分する様子がわかる画像

大きなガラは重機を使って掘り起こしながら、木くず等の細かいガラは、手作業によって取り集め、し、廃棄物処分場に向けたトラックに積んでいきます。

廃材処分・撤去にかかる期間は廃材の量によって異なりますが、広い建物の場合は廃材の量も多くなるので所要期間も長くなりやすいです。

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手順⑧整地・清掃

  • 所要期間:約1日~2日

※25坪~30坪の木造二階建て住宅の場合の平均所要期間です

廃材を処分した後は、土地を平らにならして整地・清掃を行います。

解体工事後に土地の売却や建て替えを考えている際は、土地を平らにならすことで見栄えがよくなる他、スムーズに活用できるようになります。

【整地の様子】

整地の様子がわかる画像

また、敷地内だけでなく道路の清掃も行います。

重機の使用や廃棄物の運搬によって共有の道路や公共物が汚れてしまうことは珍しくありません。近隣に迷惑をかけないように、敷地の外まで清掃しておくとクレームが発生する等のトラブルを防ぐことができます。

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解体工事の方法をしっかり把握しておこう

解体工事の方法を知ることで、こちらからも解体業者にさまざまな質問ができます。

よりよい形で解体をスムーズに行いないたいのであれば、しっかりした知識と業者選びも重要になってきます。

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