本記事では、家屋調査の費用相場と金額の決まり方、安くおさえる方法、実施の必要性を解説しています。
私の家の解体費用はいくら?
家屋調査費用の相場は一軒あたり3万円~10万円
▼家屋調査で調べる内容
- 家屋の全景、建具の建て付け
- 基礎、内装、塀の亀裂
- 地盤の高さ
- 雨漏りや漏水の状況
- 外壁や土間コンクリートのクラック
- 瓦のズレや割れ
- 建物や地盤の水平具合
家屋調査は半日から丸一日かけて行われます。調査方法は写真撮影や水平器やレーザー測定器による測定、聞き取り調査などの方法がとられ、2人1組で実施されます。
私の家の解体費用はいくら?
家屋調査費用が高くなる3ケース
一軒あたりの家屋調査費用は以下の3ケースで金額が高くなります。
▼家屋調査費用が高くなる3ケース
- 調査項目の数が多い
- 建物が大きい
- 調査会社の拠点から調査現場までの距離が遠い
ケース①調査項目の数が多い
調査項目の数が多いほど、調査に時間がかかるため調査費用は高くなります。
特に分譲住宅など、隣接する調査家屋の数が多く存在する場合、項目の数が多くなります。
また、調査時は近隣住民へ聞き取りがあるので、協力が得づらかったり、スケジュールが合わない場合も期間が延び、費用が高くなります。
ケース②建物が大きい
建物が大きい場合、調査する箇所が多くなってしまうので、調査費用が高くなります。
ケース③調査会社から現場までの距離が遠い
調査会社の拠点から調査現場まで距離がある場合も、調査費用が高くなります。調査には写真撮影や水平器やレーザー測定器が必要で、現場まで運搬します。
解体工事をご検討中の方は、家屋調査費用の他に、解体費用がいくらかもしっかりと把握しておきましょう。以下のツールでは、ご自宅固有の条件を選択することで、解体費用がいくらか自分でシミュレーションできます。ぜひご活用ください。
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家屋調査費用を節約する3つの方法
本章では、家屋調査費用を節約する3つの方法を解説します。
▼家屋調査費用を節約する3つの方法
- 複数の建物をまとめて調査する
- 調査現場が近い会社を選ぶ
- ビルやマンションの共有部分のみ調査
方法①複数の建物をまとめて調査する
複数の建物をまとめて調査することで、調査費用は安くなります。よって、期間をわけて調査するよりも効率性があがり、調査費用をかけずにすみます。
方法②調査現場が近い会社を選ぶ
調査現場に近い調査会社を選びましょう。
調査費用は調査現場から遠くなるほど高くなるためです。家屋調査費用を安くおさえたい場合は、解体業者に相談して近くの調査会社に依頼するようにしてみましょう。
方法③ビルやマンションの共有部分のみ調査
ビルやマンションが調査対象となる場合は、共有部分のみの調査に限定するのもひとつです。
具体的には、階段やホール、エントランス等があります。
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家屋調査費用はなぜ必要?
家屋調査費用は3万円~10万円と高額です。
- 隣家損傷時に工事が原因でないことを証明できる
- 損害賠償による修繕費用を支払わずにすむ
隣家損傷時に工事が原因でないことを証明できる
家屋調査を実施しておくと、解体工事後に近隣からクレームをうけた際に、工事による被害でないことを証明できます。
解体工事では振動が発生するので、隣家に傷をつけてしまい、近所からクレームをうけ、修繕費用を請求されることが起こりえます。
よって、「工事による傷でないこと」を証明できないと、実際は工事が原因かわからない場合でも、損害賠償に応じる事態になってしまうことも…。
損害賠償による修繕費用を支払わずにすむ
仮に賠償請求をうけた場合でも、家屋調査によって「工事が原因でない」ことを証明できれば、支払う必要はありません。
一般的に、解体業者は工事中のトラブルに備えて損害保険に加入しており、隣家損傷時の修繕費用を負担することになっています。
家屋調査をしておけば、工事が原因でない損傷に対して、修繕費用を支払う事態を避けることができます。
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家屋調査費用がいくらかを知っておこう
本記事では家屋調査費用の相場について解説しました。
家屋調査費用がいくらか知っている場合、見積もりを取得した際に内訳から金額が適正かを確認できます。
相場よりも高額な場合は、なぜこの金額になっているのか、解体業者に問いあわせるのもひとつでしょう。
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