横浜市の子育て支援事情|区ごとの制度や住みやすさも

横浜市の子育て支援事情|区ごとの制度や住みやすさも

子育て世帯にとって、住環境で重要視されるポイントの1つは子育てにおける環境ですよね。

住む場所を決める際に非常に重要である子どもへの環境や、子育て支援制度がどのようなものかを調べてから決めることは今や当たり前です。

しかし1度調べ始めると、色々な情報が出てきてしまって、どれが正しい情報なのか本当にお得なのか、他と比較するとどうなのか、といった不安が出てきてしまいますよね。

この記事を読んでもらえれば横浜市の子育て支援事情が丸ごとわかり、更に細かく区ごとの子育て支援事情に関しても解説しています。

子育て世帯で横浜近辺へ住もうと考えている方はご参考にしていただき、充実した子育てライフを送りましょう。

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横浜市は子育て支援が充実!

横浜市は子どもを妊娠してから、出産、育児と青少年期まで子育てに対する不安を解消できるように「子ども・子育て支援事業計画」が策定されています。

この事業計画は平成25年に、子育て家庭の現状やニーズを把握するために「現在の利用状況」及び「今後の利用希望」等についてのアンケートを実施し、平成26年に意見交換会を設けて策定されました。

自治体の一方的な政策でなく、実際に子育て世帯にアンケートを取り作成されたものなので、実態に合った具体的な事業計画となっており子育て世帯に非常に好評なものとなっています。

横浜市の子育て支援関連トピック

実際に横浜市の子育て支援関連に関する話題は非常に充実しており、様々な視点から子育てに関して非常に良い環境であることが分かります。

子ども・子育て支援事業が進んでいる

横浜市の子育て支援事業に関する取組みは、内閣府にも取り上げられており、重点事業として親子が交流できる居場所の拡充が進んでいます。

実際に平成18年度から22年度までで比較すると、地域の子育て支援拠点は5か所から18か所へ、市民活動団体(NPO法人)が運営する親と子のつどいの広場は15か所から36か所へ増えています。

その他にも私立幼稚園で園児が降園後に園庭や園舎を開放したはまっ子広場を36か所や子育て相談会場も市民利用施設に145か所、保育所で地域子育て支援の施設を206園で実施しています。

大型の商業施設やスーパーも多く買い物に困らない

横浜市全体で見ても大型の商業施設やスーパー、ドラッグストアなどが多く点在しています。

例えば、賃貸物件情報サイトでファミリー層に1番人気の戸塚駅周辺半径500m以内にはスーパーマーケットが5件、ドラッグストアが8件あります。

2番人気の青葉台駅もスーパーマーケットが5件、ドラッグストアが5件あります。

妊娠中の方や子育て世帯向けに施設と提携して様々な優待や、割引、設備、備品の提供などを行っている「ハマハグ」というサービスも横浜市から提供しており、商業施設などを充実させた立地の良さと併せて子育て世帯へ向けた手厚いサービスとも言えます。

海や山、公園など自然と触れ合う場も充実

横浜市は海に面しており、山もありますが交通の便も充実しており、都心近くで子どもが自然と触れ合う環境としてはとても優れています。

例えば横浜市都筑区では開発が進んでいる場所と、自然がある場所が両方あり、遊歩道などが綺麗に整備されているため、子連れやベビーカーでも安心して散歩することができます。

港北区や青葉区でも、子どもが思いっきり遊べる大きな公園や自然が豊かで子どもを預ける環境が整っているので安心して子どもと遊びにいくことができます。

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横浜市の子育て環境【数字で紹介】

実際に横浜市の子育て環境が充実していることはわかりましたが、子育てに関連する数字を見て更に充実している横浜市の子育て環境を見てみましょう。

横浜市の子どもの人口

横浜市の子どもの数(0歳から14歳)は、横浜市の住民基本台帳人口(年齢別)によると437,927人です。これは横浜市の人口の12.0%に当たります。

なお、日本全国で見ると2022年4月現在で0歳から14歳の子どもの数は、総務省統計局によると人口総数の11.7%となっていることを考えると、横浜市は子どもの比率が多い自治体と考えられます。

横浜市の教育施設

令和4年の横浜市の幼稚園は241園、保育所は1176か所で小学校が340校、中学校は145校あります。

子育て支援の課題の1つに、待機児童問題がありますが解消のために横浜市は平成25年以降保育所の数などを増やして対策しており、平成25年と比較すると保育所は倍以上の数に増えています。

横浜市の待機児童数

令和4年の横浜市の待機児童数は11人で、平成25年以降待機児童0を目指して順調に減っています。

保育施設の増加に伴い、待機児童数も順調に減少しており、待機児童数0も実現可能な数です。

横浜市の学校環境

横浜市は小学校の数も340校と非常に多く、距離もお互いに近い場所にあります。

通学距離が遠いと、子どもが通学時に事故や事件に巻き込まれる危険なども増えてしまいますが、適切な通学距離で通学させることができるので安心です。

それぞれ教育に力を入れている学校や、環境教育を積極的に取り入れているなど校風が違いますので、自身の子どもの教育方針に合わせて選択することができます。

横浜市の治安・犯罪率

横浜市の治安を測る方法として犯罪率が挙げられます。

横浜市各区の犯罪数を見てみると令和4年の1月~9月では横浜市中区が1番多く1,018件、2番目に多いのが港北区の1,006件、3番目が西区の791件となっています。

数字だけ見てみると多く感じるかもしれませんが、人口が多ければ多いほどこういった犯罪件数は多くなりがちで、繁華街があることや別の地域から来た人が起こした犯罪も含まれています。

実際に治安が悪いという声はあまり聞かず、むしろファミリー層が多く一定の治安が守られていると言った声が多いので、数字は参考程度にと考えて実際に見てみた空気や現地の人の口コミを大切にすることをオススメします。

横浜市の子育て支援制度一覧

子育て世帯に人気の横浜市ですが、その他各手当や助成金についての支援制度についてはどのようなものがあるのか解説していきます。

児童手当

児童手当は日本国内に住民登録がある、中学校修了までの児童が対象となっており、行政に届を出して受理されると支給されます。

金額については以下の通りです。

対象となる児童所得制限限度額未満
(児童手当)
所得制限限度額以上
(特例給付)
特例超過
3歳未満15,000円児童1人につき
5,000円
令和4年6月より、特例給付の所得の上限を超えた場合の
支給はなし。
3歳から小学生の

第1子、第2子

10,000円
3歳から小学生までの第3子以降15,000円
中学生10,000円

6月が年度の起算になるのと、毎月6月に現況届を提出する必要があるので注意が必要です。

各自治体のこども家庭支援課が窓口なので、不明点の確認ができます。

児童扶養手当

児童扶養手当とは、父母の離婚や死別などの理由により児童の監護をしている人や養育者が受けることができる制度です。

こちらも行政に届を出すことで受理されて初めて受けることができます。

金額については以下の通りです。

児童数全額支給一部支給
児童1人のとき43,070円43,060円~10,160円
児童2人のとき10,170円を加算10,160円~5,090円を加算
児童3人以上のとき3人目以降1人につき

6,100円を加算

6,090円~3,050円を加算

受け取る金額について所得に応じて細かな計算が必要になりますので、自身の担当の自治体などに問い合わせして確認しましょう。

特別児童扶養手当

障害のある子どもがいる家庭では、特別児童手当を受給できる場合があります。

日本国内に住所があり、精神、知的又は身体に障害がある子どもの監護をしている父母や養育者が特別児童扶養手当を受けることができます。

対象となる障害の基準は1級、2級に分かれており明確に区分されているので、自身の自治体に確認しましょう。

横浜市特定不妊治療費助成

特定の不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師に診断された場合で、指定の医療機関で特定不妊治療を受けており、かつ治療開始時に妻の年齢が42歳以下であれば、特定不妊治療日助成を受給できる可能性があります。

治療開始日に婚姻または事実婚関係にある夫婦であることも条件なので注意が必要です。

こちらの制度は不妊治療を受けてから、60日以内の申請になりますので、事前に対象になるかを必ず確認して、申請を忘れないようにしましょう。

横浜市こども青少年局地域子育て支援課治療費助成担当へ必要書類を郵送することで申請できます。

JR通勤定期券割引

JR通勤定期券割引は児童扶養手当を受給している場合JRの通勤定期券を3割引で購入できる制度です。

対象が児童扶養手当を受給している人本人のみでなく、同一世帯員も含まれます。

こちらはお住まいのこども家庭支援課に申請できます。

バス・地下鉄の特別乗車券

児童扶養手当受給世帯や、母子生活支援施設入所世帯の方は、市バス、民営バス、市営地下鉄、金沢シーサイドラインの無料特別乗車券が交付されます。

こちらは世帯に1人のみの利用者となり、JR通勤定期の割引とは異なるので注意が必要です。

横浜市の区ごとの子育て支援の取り組み一覧

横浜市では、区ごとに子育て支援の取組みを行っている場合がありますので、各区で簡単に解説していきます。

青葉区の子育て支援

医療費の助成を行っており、0歳児は全額助成で1〜2歳児は所得に応じて全額助成もしくは通院1回あたり500円までの自己負担です。

その他公立保育園の保育士が制作している「いっぽなしかちゃんねる」や「放課後キッズクラブ」などがあります。

港南区の子育て支援

港南区では日曜日や祝日に子どもを見てくれる休日保育事業をおこなっています。

その他にも市民のボランティアによる「港南台生き生きプレイパーク」といった遊び場の提供や「ひまわりまっぷ」といった子育て世帯が企画、取材した育児応援ガイドブックがあります。

港北区の子育て支援

港北区では「どろっぷ」という子育て支援拠点があり、子育てを安心して行えるような情報提供や遊び場の解放をしており、年間を通して様々なイベントの開催も行っています。

その他にも「歯つらつ1歳歯みがき教室」により歯科衛生士が歯みがきの悩みの相談や「こんにちは赤ちゃん訪問事業」といって生後4ヶ月までの赤ちゃんのいる家庭へ訪問員が訪問してくれるので、直接不安や悩みが相談できます。

栄区の子育て支援

栄区では「両親(母親)教室」を実施しており、親になる人に対して赤ちゃんのお世話の方法や、心と身体の変化などを勉強できます

「にこりんく」といった子育て支援の拠点もあり、保護者同士の交流の場や子育て相談、情報共有などができる場所となっています。

栄区の子育て応援ガイドマップとして「にこにこMAP」といったものもあり、子どもと出かける公園選びなどに活用できます。

中区の子育て支援

中区には子育て支援拠点の「のんびりんこ」があり、地域や子育ての情報共有や遊び場に最適です。

別の場所にも「シャーロックBABY本牧」という施設があるので、フリースペースで子どもを遊ばせることができて、子育ての相談などにも対応しています。

赤ちゃんが生まれたときには「こんにちは赤ちゃん」の訪問員が家に訪問してくれるので、初めてで不安な方でも気兼ねなく相談できます。

南区の子育て支援

南区では「ママと子のホッとタイム」という親子同士の交流の場が設けられており、子育てに関する相談もできます

保育園による子育て支援事業もあり、子育ての相談や育児講座などを行っていて、園庭や園舎の一部が解放されている園もあるのでまだ入園前の子どもと一緒に遊び場として利用できます。

「はぐはぐの樹」という子育て支援拠点もあるので地域の子育ての情報収集や、子育ての相談が可能です。

西区の子育て支援

西区では「プレパパママクラス」という妊娠中の食生活やお産の経過や過ごし方、赤ちゃんとの接し方などを教えてくれる教室があります。

子育て中は「話してスッキリ!ほっとたいむ」で子育て中にうまくいかないことなどでついイライラしがちですが、そんなやり場のない気持ちを同じような人達と共有してその場に置いて帰るといった取組みもあります。

子どもとのおでかけに悩まないように「西区子育て航海図」というお出かけ情報を記載したマップも発行しており、家族ででかける時にも、ちょっとしたお散歩にも活用できます。

緑区の子育て支援

緑区では医療・保険指導を行っており、子どもの歯科教室や離乳食などで困ったときなどに相談できる他、小児医療助成により保険診療の負担を減らしてくれる制度があります。

子育て支援拠点の「いっぽ」では好きなタイミングで来て遊ぶことができて、同じような親子との情報共有の場でもあり、専門の子育てパートナーへ相談ができます。

保土ケ谷区の子育て支援

保土ケ谷区では「こっころ」という子育て支援施設があり、赤ちゃんが遊ぶスペースや食事ができるスペースなどがあり、安心して連れてくることができます。

子ども達が地域の伝統や特色を活かした行事を行う「子ども会」がありバザーや、子ども大会などで子ども同士の交流が盛んに行われています。

瀬谷区の子育て支援

瀬谷区には「瀬谷区de子育て」というガイドブックが発行されていて、それを見れば子育ての悩みや不安をどこに相談すれば良いのか、相談できる施設や連絡先などが記載されています。

子育て支援施設の拠点として「にこてらす」という無料で利用できる施設もあるので、子育てに関する地域の情報共有の場でもあり、親子同士で楽しく交流できる場所でもあります。

都筑区の子育て支援

都筑区では「つづき・おひさまメール」という子育てに関する情報を定期的に配信してくれるサービスがあります。

メールのみで色々な地域の情報が手に入るので、どこかに行く必要もなく保育園の園長が実際にコラムなどを書いているので楽しくリアルなお役立ち情報が手に入ります。

子育て支援センターの「popola」では親子が気軽に立ち寄ることができる場所であり、平日ならば1日800円で子どもを預けることが可能です。

横浜子育てサポートシステムに入会している必要があります。

鶴見区の子育て支援

鶴見区には「わっくんひろば」という子育て支援拠点があり、無料で利用できるほか子育てに関するイベントも開催されているので、気軽に立ち寄れるので子育ての悩みを1人で貯め込まずに解消できます。

就学援助制度もあるので、経済的に困っていて学校に通えない子どもでも通学することができます。

主に学用品や給食費の援助を受けることができるので、利用を検討される方は鶴見区のHPからお問い合わせしましょう。

就学援助制度

戸塚区の子育て支援

戸塚区には「とっとの芽」という子育て支援拠点があり、双子や三つ子限定のイベントや、0〜6ヶ月までの子どもがいる家庭限定のイベントも開催されていますので、親子の交流もできます。

情報収集の1つとして「とつか子育て情報発信局」という戸塚での子育てに関する情報が1つにまとまっているものもあります。

神奈川区の子育て支援

神奈川区は地域交流をする場所が盛んにあるので、情報交換が簡単にできます。

「すくすくかめっこ事業」や「ちゅーりっぷ」「かなーちえ」などがあり、「ちゅーりっぷ」では専門のカウンセラーが開催しておりグループで意見を共有することで普段抱え込んでいるストレスの発散ができます。

別部屋で保育もしているので、気軽に参加することができます。

金沢区の子育て支援

金沢区では「金沢区健やか連絡会」という子育て支援のネットワークがあり、連携を深めて悩みを共有することで、みんなで課題を解決して情報を共有してより良い子育てにしていくためのものです。

取組み内容に関してはリーフレットでまとめられており、一目で活動内容が把握できるので調べる時間も短縮できます。

旭区の子育て支援

旭区では「あさひっ子もり」という特設サイトが開設されており、コロナ禍で引きこもり気味で1人で悩んでしまい、落ちこむ人のために気軽に相談できる窓口などが設けてあります。

年度限定保育とは、1歳児の保育希望者に比べて4,5歳の保育希望者が少なく定員が割れている傾向にあるので、4,5歳クラスの空き教室を利用して、期間限定で1歳児を預かる制度です。

「ひなたぼっこ」という無料で利用できる施設もあるので、情報交換や共有、同じ子を持つ親同士交流することができます。

泉区の子育て支援

泉区には「放課後キッズクラブ」があり、小学校の施設を利用することで、子どもが安心して遊べる施設となっています。

放課後の少しの時間に遊ぶための場所でも良いし、安心して子どもを任せることができる場所として小学生なら誰でも利用することができます。

子育て支援拠点の「すきっぷ」では子育ての悩み相談や、親子やたまには1人でゆっくりした時間を過ごすことができる場所です。

磯子区の子育て支援

磯子区では「いそピヨ」という子育て支援施設があり、様々なイベントを行っておりお子様と2人で来て同年代の子達と遊ぶ場所となっています。

日頃1人で抱えている悩みを話すことができるので、1人で家にいてふさぎこんでしまわないようこのように、少し休憩できる場所を見つけておきましょう。

保育園利用時のトラブルを磯子では、苦情解決として適切に対応する制度を作っており、苦情をただの意見のみとして聞くのではなく客観的な視点から解決へと導いてくれます。

まとめ

以上、横浜市の様々な子育て支援について解説しました。いかに横浜市が子育てに対して力をいれているのかが理解いただけたでしょうか。

少子高齢化の世の中ですので、現状国の政策を含めて、子育て世帯への見直しをしなければいけない点は多く、横浜市は1つのモデルとして参考になるような素晴らしい取組みばかりでした。

ただ手当や助成を拡充させるのではなく、子どもを持つ世帯が何を求めていて何が不安なのかを把握したうえで人が寄り添えるような設備や取組みをしています。

住環境としては都心へのアクセスもよく、自然も多いので住んで後悔している人は少ないです。

今回の記事を読んで、子どものためにより良い住環境で教育をしていくことが親の責任であり、愛情表現の1つであると考えて、横浜市のような制度の整った街で子育てを検討してみませんか?

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