40坪の家の解体費用はいくら?安く抑える方法と更地にするメリット・デメリット

40坪の家の解体費用はいくら?安く抑える方法と更地にするメリット・デメリット

40坪の家屋解体費用の相場は、木造で約128万円、軽量鉄骨造で約140万円、重量鉄骨造で約152万円、RC造で約160万円です。ただし、外構部分の撤去(扉、塀、駐車場、庭石の撤去、庭木の伐採や伐根など)が必要な場合、追加費用が発生します。余裕を持った予算を考えておくと安心です。

本記事では、40坪の家の解体費用と、解体費用を抑えるための方法、更地にするメリット・デメリットについて解説します。
本記事でわかる金額はあくまで目安です。実際は立地や階数など、建物固有の条件によって左右します。お手持ちの40坪の解体費用がいくらか知りたい場合は、以下のツールから自分でシミュレーションできます。ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

▼解体費用の基礎知識について知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

家の解体費用の相場はいくら?金額の決まり方まで解説

40坪の家の解体費用の相場

40坪の家屋解体費用は、木造128万円、軽量鉄骨140万円、重量鉄骨152万円、RC造160万円が目安です。解体には扉や塀、駐車場、庭石の撤去、庭木の伐採・伐根など外構部分の取り壊しも含まれるため、追加費用を見込むと安心です。

▼40坪の家の解体費用の相場

家の構造解体費用の坪単価40坪の解体費用
木造3万円〜5万円約128万円
鉄骨造3万円〜7万円約140万円
鉄筋コンクリート造4万円〜8万円約160万円
上記はあくまで目安で、実際の解体費用は建物の大きさや周辺状況によって異なります。以下のツールでは、お手持ちの建物固有の条件にあった解体費用自分でシミュレーションできます。古家を解体して更地にすることをご検討中の方は、ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

40坪の家の解体費用以外で必要な費用

家の解体工事を行う上では、家そのものを解体する費用に加えて、以下の費用が請求されます。

▼40坪の家の解体費用以外で必要な費用

  • 廃材の処分費用
  • 付帯工事費用
  • 整地費用
  • 諸経費
  • アスベスト除去費用
  • 地中埋設物撤去費用

それぞれの費用項目の内訳をご紹介しますので、業者からの見積もりの明細を確認する際にお役立てください。

廃材の処分費用

廃材の処分費用は、家を解体する際に出るゴミの処分費用を指し、総工費のうち約4割〜5割を占めます。

解体に伴う廃材には、木くずやガラス、コンクリートなどがあり、種類に応じて処分費用が異なります。

▼廃材の種類と相場

廃材の種類処分費用(㎥あたり)
コンクリートガラ(コンクリートのがれき)5,000円~
タイル・ガラス2万5,000円~
石膏ボード1万5,000円~
木くず5,000円~
家の中に家具などの残置物がある場合、その処分費用も廃材処分費用に追加されます。工事中にでる廃材処分費用は「産業廃棄物」として扱われ、家庭ごみの一般廃棄物よりも高額な処分費用が発生します。
残置物はできるだけご自身で処分しておくと、解体費用の削減に役立ちます。

解体費用の一部である廃材処分費の相場は?費用を抑える方法も紹介

付帯工事費用

付帯工事費用とは、敷地内の家以外の構造物を撤去するために必要な費用です。

▼付帯工事費用の種類と相場

撤去費用の種類費用の目安
カーポート撤去費用6万円~/台
ブロック塀撤去費用5,000円~1万円/㎡
植物の撤去費用5,000円~3万円/本
門扉の撤去費用2万円/個
倉庫・物置の撤去費用2万円~3万円/台
構造物の数によって変動するため、事前に現地調査をしてもらうことで費用を見積もることが可能です。
付帯工事費用を含む家の解体費用の総額は、以下のフォームから自分でシミュレーションできます。ご自宅ならではの解体費用を把握したい方は、ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

整地費用

整地費用は、家の解体後の土地を綺麗に整えるための費用です。

一般的な相場は、1平米あたり1,000円程度で、総工費の約1割を占めます。

ただし、大きな樹木が何本も植えられており、抜根が必要になるケースは整地費用が高額になる可能性があります。

整地にかかる費用の相場はいくら?整地の方法別費用についても紹介!

諸経費

諸経費は、総工費のうち約1割を占めることが一般的です。

諸経費には、官公庁への手続きにかかる費用や、建物の調査費用、工事に必要な車両の駐車料金などが含まれます。

工事前に近隣へあいさつする際の、手土産の代金が含まれることもあります。

アスベスト除去費用

アスベスト除去費用は、1平米あたり約2万円〜8.5万円となります。

アスベストは身体への悪影響が懸念され、2006年以降は使用が全面禁止されました。よって、昭和50年以前に建てられた住宅では、アスベストが使用されている可能性が高いです。

アスベストの処分費の相場はいくら?処分の流れも解説

アスベストを使用している疑いがある住宅は、解体工事前に事前調査が必要です。なお、アスベスト調査や除去には補助金を利用できます。

アスベストの解体費用に補助金は利用できる?給付の条件や金額って?

地中埋設物撤去費用

地中埋設物とは、地中に埋まっていた古い家の基礎部分などを指し、埋設物が見つかった場合には解体時に撤去を行うのが一般的です。

実は地中埋設物を壊すとなると解体費用が一気に跳ね上がるため、昔は地下部分を残したままにしていた物件が少なくありません。

過去の土地の使用履歴を確認することで、地中埋設物の有無が分かります。もしあることが分かっている場合は、早めに解体作業を行う施工業者に伝えておくことをおすすめします。
上述した様々な内訳によって、家の解体費用の総額は変動します。上記の内訳全てを加味した解体費用の金額が知りたい方は、以下のツールからご自宅の条件を選択することで、ご自宅ならではの解体費用を自分でお見積りできます。ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

40坪の家の解体費用を安く抑える5つの方法

解体費用は高額ですが、工事の一部を自分で進めたり補助金を申請したりすることで費用負担を抑えることが可能です。

本章では40坪の家の解体費用を抑えるための、以下5つの方法について解説します。

▼40坪の家の解体費用を安く抑える5つの方法

  1. 不用品・庭木は自分で処分する
  2. 建物滅失登記を自分で手続きする
  3. 相見積もりを取り寄せる
  4. 補助金を申請する
  5. 固定資産税の賦課期日の1月1日以降に解体する

不用品・庭木は自分で処分する

解体工事の前に、不用品や庭木を自分で処分することで、廃材の処分費用を抑えられる場合があります。

解体工事では、発生する廃材を産業廃棄物として処理する必要があります。そのため、一般ごみとして処理できる家具を放置すると、高額な処分費を請求されるリスクがあります。

自治体によっては、軽トラックやバンをレンタルして、ごみ処理施設へ自分で運搬できる場合もあります。また、フリマアプリで不用品を売却し、現金化することも可能です。
できる範囲で自己処分を検討しましょう!

実家解体で荷物はどう処分する?費用をおさえたいならできるだけ自分で処分しよう

建物滅失登記を自分で手続きする

建物滅失登記を自分で手続きすることで、約4万円〜5万円の費用を削減できます。

建物滅失登記とは、家を解体したことを法務局に届け出る手続きです。

土地家屋調査士や司法書士に依頼もできますが、約5万円の報酬がかかります。自分で行う場合、書類の取得費用が約1,000円程度で済みます。

自分で実施する場合、書類の準備や法務局での手続きが必要です。しかし、時間に余裕がある方は自分で進めることをお勧めします。

注意点として、建物滅失登記は解体後1ヶ月以内に申請する必要があるため、速やかな手続きが必須です。

滅失登記費用の相場はいくら?自分でやる方法や依頼先も解説

相見積もりを取り寄せる

解体業者を選ぶ際には、1社のみに見積もりを依頼するのではなく、必ず2社〜3社以上の業者から相見積もりを取得することが大切です。

1社のみの見積もりで解体を進めてしまうと、他の解体業者との比較ができず、相場よりも高い費用が請求される可能性もあります。

可能な限り複数の解体業者に現地調査を依頼して、見積もりの金額を比較・検討しながら業者選びを進めましょう。

解体工事の見積もりの見方は?項目や計算方法などチェックすべきポイントとは?

補助金を申請する

お住まいの自治体によっては、老朽化した家の解体費用が一部補助されることがあります。

特に、長年空き家となっている家や倒壊の危険性がある家の解体には補助金が出るケースが多いです。そのため、自治体の窓口で問い合わせてみることをお勧めします。

地元で解体実績が豊富な業者であれば、補助金の申請についてのアドバイスを受けられることもあります。

空き家解体の補助金は自治体から!上限100万円ってほんと?支給条件を解説

固定資産税の賦課期日の1月1日以降に解体する

可能な限り年末ではなく、年初に解体を検討すると、固定資産税を軽減できるためおススメです。

家が建っている土地は、「住宅用地の特例」によりが最大1/6に減額されています。しかし、解体すると適用対象外となり翌年から税額が最大6倍まで上昇します。(固定資産税額は毎年1月1日時点の土地の状態に基づいて決定されます)

建物の解体後に固定資産税が上昇する理由!税負担を減らすための対策を解説

できるだけ費用をおさえて解体したい方は、イエウール解体にご相談ください。全国の解体事例に詳しい専属のオペレーターが、損しない見積もりの取得方法や、解体費用を安くおさえるコツについてご案内いたします。以下のフォームからお問合せできますので、ぜひご活用ください。

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40坪の家を解体して更地にするメリット・デメリット

本章では家を更地することのメリット・デメリットについて解説します。

▼40坪の家を解体して更地にするメリット

メリット
  • 買い手が見つかりやすくなる
  • 契約不適合責任に問われるリスクをなくす

▼40坪の家を解体して更地にするデメリット

デメリット
  • 売れるまで、上昇した固定資産税を払い続ける

更地にするメリット

メリットとして挙げられるのは、買い手が見つかりやすくなる点です。

古い家が残ったままだと、購入者が解体費用を負担する必要があるため、売れにくくなることが多いです…。

また、契約不適合責任に問われるリスクを避けることもできます。

契約不適合責任とは、売却後に雨漏りや白アリなどの瑕疵が発覚した場合、買い手に対して損害賠償責任を負うという決まりです。古い家は瑕疵が売却後に発覚するリスクもありますが、更地で売ってしまえば、その心配はなくなります。

更地にするデメリット

デメリットとして、売却までに時間がかかると、上昇した固定資産税を払い続ける必要がある点が挙げられます。

家を解体すると住宅用地の特例が適用されなくなり、固定資産税が最大で6倍に増加します。

売れるまでの期間が長引くと、増税負担が大きくなるため、注意が必要です。
古家を解体して更地にすべきか検討中の方は、イエウール解体にご相談ください。全国の解体事例に詳しい専属のオペレーターが、あなたの状況を踏まえた、解体すべきかの判断基準をご案内いたします。「いきなり業者に直接相談するのが不安…」という方も、ぜひご活用ください。

私の家の解体費用はいくら?

40坪の家の解体費用は128万円〜160万円が目安

40坪~45坪の解体費用は128万~160万です。一般的な家屋の解体費用は100万~300万程度で、決して安くはありません。解体後の土地活用にも資金が必要なため、できるだけ費用を抑えたいですね。

40坪の家の解体費用の相場について冒頭から確認する

相見積もりの一環として解体費用の相場観を把握したいという場合には、イエウール解体の見積もり診断がおススメです。「いきなり解体業者に依頼するのが不安…」という方は、以下のフォームから自分でお見積りできます。ぜひご活用ください。

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