不動産一括査定を利用するにあたっては、不動産会社から基本的には電話がかかってきます。
忙しい中わざわざ長い時間がかかる電話には出なければいけないのか、売るようにしつこく営業されるのではないか、不安に思いますよね。
不動産一括査定の体験談を調べると、「不動産会社から電話がしつこくかかってきた」といった不安になるようなエピソードが載っていることも多く、不安が深まる方も多いと思います。
この記事では、不動産一括査定の申し込みをした後にいったいどんな電話がかかってくるのかを解説します。
「まずは不動産売却の基礎知識を知りたい」という方は、こちらの記事をご覧ください。
1 不動産一括査定の申し込み後にはどんな電話がかかってくるの?電話の理由や内容を解説
不動産一括査定の申し込み後にはどんな電話がかかってくるの?
不動産一括査定サイトで査定を依頼した後にかかってくる電話は、基本的に不動産の情報確認が目的です。
不動産一括査定サイトを使って申し込むと、情報が査定依頼先の不動産会社に一斉に送られます。
査定依頼先の各社は、査定依頼を受けると、申し込みの時に入力した情報に誤りがないか、そして申し込み時に入力した情報の詳細を確認するために、査定依頼者に電話をかけています。
基本的に、不動産一括査定の申し込み後にかかってくる電話は営業目的ではないので、安心して電話を受けても大丈夫ですよ。
電話で聞かれること
査定依頼後にかかってくる電話は、基本的にフォームに入力した情報をより詳細に確認するための電話です。
電話で確認した情報をもとに不動産会社は査定を進めます。
電話で聞かれる内容や必要な書類を事前にチェックしておくことで、よりスムーズかつ効率的に電話に対応することができます。
電話で聞かれるのは次のような内容が一般的です。
- 正確な面積
- 売却する希望時期
- 売却を希望する価格
- 所有者の名義
- 売却する理由の詳細
- 売却後の住み替え先が購入なのか賃貸なのか
- 住宅ローンの残高
- (リフォームをした場合)リフォームの時期や内容
- (投資用物件の場合)賃料や契約条件
また、不動産会社からの電話を受けるにあたっては、次の書類をできるだけ手元にそろえておくとよいでしょう。
- 登記済証(権利証)または登記識別情報通知書
- 確定測量図
- 地積測量図
- 境界確認書
- 設計図書(間取り図など)
- 建物図面
- 登記簿謄本
- 購入時の売買契約書
- 購入時のパンフレット
- 公図
- 住宅性能評価書
- 耐震診断報告書
- アスベスト使用調査報告書
- 本人確認書類(身分証明書、印鑑証明書、住民票)
- リフォーム履歴(契約書)
- インスペクションの結果
- 住宅ローン残高証明書
- (マンションの場合)管理規約
- (マンションの場合)長期修繕計画書
- (マンションの場合)重要事項調査報告書
- (投資物件の場合)賃貸借契約書
電話に出ないといけないの?
電話はかかってきたタイミングで対応する必要があるため、仕事中にかかってきたらどうしよう、いそがしいところにかかってきたらどうしよう、と不安に思う方も多いですよね。
そもそも電話での対応自体を不安に思う方もいるのではないでしょうか。
電話での対応を行いたくない場合には、査定申し込みの際にあらかじめ、電話ではなくメールでの連絡を希望することを伝えておくことで、電話ではなくメールで対応してもらうことができます。
メールであれば、都合のよいタイミングで、必要な情報を的確に返信できます。
また、電話が苦手な方であれば、メールのほうがコミュニケーションの負荷もかかりづらいです。
ただし、不動産会社は電話やメールで確認した情報をもとに査定を行うため、いずれかの手段で不動産会社と連絡を取る必要があることは認識しておくことが必要です。
しつこい電話がかかってくるの?
不動産一括査定の体験談を見ると、一定数の体験談には「しつこい電話がかかってきた」という話が含まれていて、不安に思う方も多いと思います。
そもそも「しつこい」電話とは何なのか、そしてその対策をを解説していきます。
しつこいと感じる理由と対策
不動産会社は査定に必要な情報を確認するために電話をかけているのに、なぜ「しつこい」電話がかかってくるのでしょうか。
電話に「しつこい」と感じる理由としては、次の2つがよくある理由です。
- 査定依頼した複数の不動産会社から一斉に電話がくるから
- 売却する予定がなくても電話がかかってくるから
これらの理由について、それぞれ解説していきましょう。
査定依頼した複数の不動産会社から一斉に電話がくるから
査定申し込みをすると一斉に電話がかかってくることを査定依頼時には想定していないため、電話が一斉にかかってくると「しつこい」と感じる方が多いようです。
先に説明したとおり、不動産一括査定サイトから査定申し込みをすると、複数の不動産会社に査定申し込みが一斉に送られます。
優秀な不動産会社は査定申し込みを受けるとすぐに、申込した人に確認の連絡を入れます。
そのため、不動産会社から一斉に電話がかかってくることが多いのです。
査定依頼後には複数の不動産会社から連絡がくることを念頭に置いて、落ち着いて電話に対応できるようなタイミングで査定申し込みを行うことで、不動産会社からの電話についてのトラブルを回避することができるでしょう。
さらに、電話が一斉にかかってくることへの対策としては、メールでの対応を希望することを査定申し込み時に伝えておくことも有効でしょう。
売却する予定がなくても電話がかかってくるから
売却するつもりがなくても電話がかかってくることに対して「しつこい」と感じる方もいるようです。
売却するつもりがない状態で不動産一括査定を依頼すると、思ったより手間がかかることを面倒に思う場合もあります。
もし売却するつもりはないものの査定額を知りたい場合には、匿名査定を利用するのも手です。
匿名査定とは、過去の成約事例のデータをもとに、AIが査定額を出す査定方法です。
匿名査定は、査定よりも正確さは劣りますが、匿名で査定を行うことができるため、不動産会社から連絡が来ることはありません。
売却するつもりがない方は、不動産会社との連絡が面倒だと思うのであれば、匿名査定を利用するのもよいでしょう。
なお、不動産一括査定サイトを利用して査定申し込みを行った場合も、「売却の予定はないため今後のお電話は不要です」と伝えれば、そのあと不動産会社から電話がかかってこなくなることも認識しておくとよいでしょう。
なお、もし不動産会社からしつこい電話を受けた場合には、こちらの記事の対策を行うとよいです。
査定後でも断れるの?
結論からいうと、査定を行った後でも不動産会社を断ることができます。
不動産一括査定を行った後に「他社に決めた」という理由で不動産会社を断ることは一般的です。
不動産会社を断る際には、「遠慮せず」「早く」「正直に」「誠実に」理由を伝えて断ることが重要です。
あいまいにしたり先延ばしにしたりせずに断ることで、ご自身と不動産会社の両方にかかる負担を減らすことができます。
一括査定申込後にかかってくる電話は確認が目的
一括査定申し込み後にかかってくる電話は物件の情報を確認することが目的です。
一括査定を申し込んだ後には電話がかかってくることを認識したうえで、必要であればメールでの対応を申し込むときに伝えておきましょう。
売却を希望せず、ざっくりした査定価格だけ知りたい場合には、匿名査定を受けるとよいでしょう。
一方で、売却を視野に入れている方については、正確な査定価格を知って資金計画を立てる必要がありますよね。
正確な査定結果を知るためには、不動産のプロである不動産会社の査定を受けることが最適です。
その中でも特におすすめなのは、複数社に一度に査定依頼を申し込んで、よりよい不動産会社に出会う機会を作れる、不動産一括査定の利用です。
不動産一括査定の中でも特におすすめは、一度の申し込みで最大6社まで同時に査定依頼することができるイエウールです。
イエウールでは、利用者に適切な対応が行えない、クレームが多いといった悪徳業者を排除する運営を行っています。
そのため電話がたくさんかかってくるのではないかと不安な方でも安心して利用することができます。
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