20坪の土地にかかるアパート建築費の相場を紹介!狭小アパートの収益性や建築条件も解説します

20坪の土地にかかるアパート建築費の相場を紹介!狭小アパートの収益性や建築条件も解説します

20坪の土地でアパート建築をする場合、建築費はいくらになるのでしょうか。また、アパート建築に向いていない土地であるとしたらどう活用したらよいでしょうか。

この記事では、20坪の土地でアパート建築をする場合に発生する建築費を構造別に解説してます。あわせて20坪の土地で可能な土地活用方法も紹介しているので、是非参考にしてみてください。

\建築費は?初期費用は?/

大手10社の収益プランを比較する
STEP1右矢印
土地の有無
STEP2右矢印
都道府県
STEP3右矢印
市区町村
STEP4右矢印
町名
STEP5右矢印
字・丁目

アパート建築費についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

【3月更新】アパート建築費はいくら?坪単価相場や予算別・坪数別の実例を紹介

20坪の土地にかかるアパート建築費とは

20坪の土地でのアパート建築費について解説していきます。

構造別坪単価

アパートの構造には、木造鉄骨造・鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)などの構造があります。20坪の土地でアパート建築では、建築費用が抑えられることから、木造や鉄骨造を選ぶオーナーは多いです。

どの構造を選ぶかによって坪単価が大きく異なるので、予算と建てたいアパートのイメージをよく検討してから選びましょう。

木造鉄骨造鉄筋コンクリート造(RC)鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
坪単価56万円76万円94万円120万円

アパート建築では、構造の強度が強くなっていくほど坪単価が高くなっていきます

坪単価を構造で比較すると、木造が56万円、鉄骨造が76万円と1坪当たり20万円の差があります。

坪単価にこれだけの差があるからといって、何も考えずに坪単価の安い木造を選んではいけません。坪単価だけに注目してアパート建築を始めてしまうと、建築したあとに後悔する可能性があります。アパートの構造によって収益性や耐用年数が異なるため、それぞれの構造の特徴をよく比較して構造を決める必要があります。

また構造によって耐用年数が異なることから、減価償却ができる期間には注意が必要です。

アパートの構造や耐用年数に関しては、以下の記事をご覧ください。

アパートの構造別の特徴とは?構造別の防音性とアパートの選び方を解説します

アパートを建築する可能性が出てきたら、複数の企業の建築費用の見積もりを比較しましょう。

アパートの建築費用は設計や工法によって大きく異なり、建築のプランによって将来の利回りも変わります。

建築費がいくらなら収益性の高いアパート経営ができるのか、気になるところを建築会社に相談してみましょう。

イエウール土地活用なら土地所在地を入力するだけで複数の大手ハウスメーカーの見積もりを一括請求することができます。

\建築費は?初期費用は?/

大手10社の収益プランを比較する
STEP1右矢印
土地の有無
STEP2右矢印
都道府県
STEP3右矢印
市区町村
STEP4右矢印
町名
STEP5右矢印
字・丁目

構造別アパート建築費

20坪の土地でのアパート建築費は以下の通りです。

木造鉄骨造鉄筋コンクリート造(RC)鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
建築費2,100~2,830万円2,830~3,550万円3,550~4,930万円4,930~6,090万円

坪単価で求めることができる建築費は、本体工事費のみとなっており、付帯工事費やその他の諸費用もかかることに注意が必要です。

20坪のアパートでよく使われる構造である木造建築では建築費が2,100~2,830円かかることが多いようです。また、鉄骨造では、2,830~3,550万円かかります。

表にある構造別の20坪のアパート建築費は、国土交通省が毎年行っている建築着工統計調査をもとに算出しています。アパートの階数や間取りによって建築費は前後しますが、20坪の土地にアパートを建てるときの建築費として、参考にしてみてください。

20坪以外の坪数別のアパート建築費用はこちらをご覧ください。

アパート建築費シュミレーター

新築アパートを建築する際は、アパート本体(躯体)、仕上げ、設備それぞれに建築費用がかかってきます。
試算条件を入力していただくと過去の建築事例をもとに、建築する際の概算費用を試算することができます。

試算条件を入力する

試算条件を入力し、「この条件でシュミレーションする」をクリックしてください。 予想建築費が、画面下部に表示されます。

坪数

建ぺい率

%

容積率

%

未記入(不明)の場合は建ぺい率60%、容積率200%で自動試算

土地所在地

構造

 

坪単価

万円

<参考>構造別坪単価

木造 : 坪単価 73万円

軽量鉄骨造 : 坪単価 125万円

重量鉄骨造 : 坪単価 108万円

鉄筋コンクリート造 : 坪単価 108万円

試算結果

予想建築費 万円

内訳

(坪数 × 建ぺい率 × 容積率) × 構造別の坪単価*1 = 予想建築費

*1 構造別の坪単価は、建築着工統計調査 住宅着工統計 第34表中の 「共同住宅」における「工事予定額」に基づいています。

\完全無料/
  1. 本当にシュミレーション通りの建築費用で建てられるかな?

実際の建築費用の見積もりは坪数やアパートの材質だけでなく、建築会社の工法や設備のグレードによって大きく変動します。
建築費用の見積もりをとる際は、複数の建築会社で相見積もりをおこなって比較・検討をしましょう。
イエウール土地活用なら、 最大で10社の建築費の見積もりを一括請求 することができます。

活用事例:「アンブランシュ」

ファミリー向け低層マンションタイプ。敷地を最大限利用した、屋内共用オートロック賃貸住宅。(パナソニック ホームズ株式会社の土地活用事例)

20坪のアパートを建築するための条件

収益性を高めるためには階数をや部屋数を増やす必要があります。しかし、むやみやたらに階数や部屋数を増やすことはできず、アパート建築には法に定められた基準があります。

ここでは、20坪の土地でアパートを建築するときに大切な建築基準法と都市計画法について確認していきましょう。

建築基準法

建築基準法の中でアパートは共同住宅に分類され、建築時にはさまざまな規制や制限があります。

主な規制や制限内容は、内装の制限、耐火建築物・準耐火建築物の規制、定期報告の義務、建ぺい率・容積率の制限があります。ここでは、建築前に特に注意する必要がある建ぺい率と容積率について解説します。

建ぺい率

建ぺい率とは、建築物の建築面積の敷地面積に対する割合のことです。

例えば、100坪の土地にアパートを建築するとき、建ぺい率が80%の場合、80坪までアパートを建築できることなります。建ぺい率よりも多い割合で建物を建築すると法律違反となってしまうため注意しましょう。また、建ぺい率は用途地域別にが定められており、各市町村の役所で調べることができます。

容積率

容積率とは、延べ床面積の敷地面積に対する割合のことです。容積率が高ければ高いほど、建物の階数を増やすことができます

また、建ぺい率と容積率は分けては考えられない関係を持っています。例えば、120坪の土地が建ぺい率が40%、容積率が80%と指定されているとします。この土地で建ぺい率40%をすべて消化した場合、2階建て(40%×2フロア)までのアパートを建築することができます。

しかし、建ぺい率20%に設定した場合、4階建て(20%×4フロア)のアパートを建築することができます。このように建ぺい率と容積率はアパートの収益性に直結しているため、アパート建築を始める前に確認しておきましょう。

都市計画法

都市計画法は都市の健全な発展と秩序ある整備のために定められている法律で、地域ごとに区分けして用途地域が定められています

アパート建築が可能な地域は、都市計画地域となっています。しかし都市計画地域の中でも、市長化調整区域ではアパート建築することはできません。自分がアパートを建築したい地域がどの地域に該当するのか、建築を始める前にしっかりと確認しましょう。

共同住宅の建築基準法とは?アパート建築時に守るべき規制を解説


アパートを建築する可能性が出てきたら、早い段階で建築会社から建築プランと建築費用の見積もりを取り寄せてみると具体的なイメージが湧くようになります。

イエウール土地活用なら、一度の簡単な情報入力で複数の大手建築会社から提案を受けることができます。プランはお持ちの土地の情報をもとに作成されることに加え、建築費用や収支予想なども詳しく記載されています。そのため、自分の土地でどのようなアパートを建てられるかイメージが湧くようになります。

20坪アパートの収益性

20坪の土地で建築するアパートの収益性をみていきましょう。今回は収益性を利回りの観点からシミュレーションしています。

建築費が2,400万円、木造2階建て、総戸数4で家賃が8万円のアパートの収益性を紹介します。

以上の条件場合、満室経営では年間384万円の家賃収入となり、表面利回りが16%となります。空室率が25%(1部屋)とすると年間288万円のとなり、表面利回りが12%となります。

不動産投資の収益性は、維持費やローンの支払いなどを差し引いた実質利回りで判断する必要があります。しかし、アパート経営を始めてみなければ実質利回りを算出することは困難なため、建築時は表面利回りで判断しましょう。収支計画を立てるとき、表面利回りよりも実質利回りの方が割合が低くなることに注意が必要です。

20坪の土地で可能な土地活用方法

アパート建築以外で、20坪の土地で行うことができる土地活用方法を紹介します。

戸建て賃貸経営

戸建て賃貸経営とは、一戸建ての物件を賃貸物件として貸し出し、家賃収入を得る土地活用方法です。

戸建て賃貸経営は、アパート経営よりも部屋数は少ないですが、安定して多くの利益を上げることができます。戸建て賃貸経営が安定して利益を上げられる理由としては、ターゲットがファミリー層なため、一度入居すれば入居期間が長くなることが大きな要因だといえます。

アパート経営やマンション経営と比べて、初期費用が少ないことも、安定した賃貸経営ができる理由です。戸建て賃貸経営は、入居者がその物件を気に入ってくれたらそのまま購入まで進むことも少なくないため、出口戦略にも有効な土地活用方法でしょう。

初期費用を抑えつつ、リスクの低い賃貸経営をしたい人にはおすすめできます。

トランクルーム経営

トランクルーム経営とは、屋内外問わずトランクルームを設置することで、利用者から賃料を得る土地活用方法です。

専門業者と一緒に始めることができるため、修理や管理の手間が少なくなります。トランクルーム経営はアパート経営と違い、都心部でも郊外でもある程度の需要が見込めます。

また、初期費用と維持費が低くなるため、投資した資金を回収しきるまでにあまり時間がかかりません。そのため初期費用を抑えつつ、管理の手間を省きたい人におすすめの土地活用方法といえます。

コインパーキング経営

コインパーキング経営とは、更地にコインパーキングを作って経営し、そのコインパーキングの利用料金が自分の収益になる土地活用方法です。

コインパーキング経営では、精算機と駐車設備を設置するだけで経営を始めることができるため、初期費用を抑えることができます。

駐車スペースに1台あたり2.5m×5.0mの広さを確保できれば経営を始めることができるので、狭小地にも向いている土地活用方法です。そのため、初期費用を抑えつつ、簡単に土地活用を始めたい人におすすめといえます。

簡易な建物を建築してテナントを募集

都心部の狭小地であれば、簡易なプレハブなどの建物を建築たものを貸し出し、テナントから家賃収入を得る方法があります。この方法は、人通りの多い土地であれば、より成功する可能性が高くなります。

募集するテナントには、ワーキングスペースやテイクアウト専門の飲食店などがよいでしょう。テナント用の建物であれば、簡単な間取りでよいためアパート建築よりも建築費を抑えることができます

初期費用を抑えつつ、人通りのよい土地で土地活用したい人におすすめといえます。

土地信託

土地信託は土地を信託会社や信託銀行に預けて活用してもらうことで、収益が出れば、諸経費などを引いた金額を配当金として受け取ることができる土地活用方法です。

アパートを建築する費用を貯めたり、借り入れたりする必要がないため土地さえ持っていれば、契約を結ぶだけで始められます。

土地信託には、契約が終了したときにその土地が返却される「賃貸型」と土地に付加価値をつけて馬脚する「処分型」があります。どちらを選択するかは、土地の立地や事業性を考慮して決定しましょう。土地信託は費用をかけず土地活用したい人におすすめです。

\建築費は?初期費用は?/

大手10社の収益プランを比較する
STEP1右矢印
土地の有無
STEP2右矢印
都道府県
STEP3右矢印
市区町村
STEP4右矢印
町名
STEP5右矢印
字・丁目

売却

土地活用をする以前に持っている土地がいらない土地活用するのも面倒だからすぐに手放したい、と考えている方は土地を売ってしまうのがおすすめです。

土地の立地や周辺環境によって売却できる値段は異なるため、複数社に査定を依頼することをおすすめします。土地の売却は、土地活用するつもりもなく、今すぐにでも現金が欲しい人におすすめといえます。

20坪の土地でのアパート建築はイエウール土地活用にご相談を!

20坪の土地でアパート建築を行う場合、木造で2,100~2,830万円、鉄骨造で2,830~3,550万円ほどかかります。

また、20坪の土地でのアパート建築では、建ぺい率や容積率を確認して収益性の高いアパート建築をすることが可能です。収益性の高いアパートを建築しようとすると、建築費をできるだけ安くする必要があります。

また、アパートを建てるなら最初の情報収集が重要です。一括見積もり請求サービスイエウール土地活用なら、土地所在地の入力だけで建築費の見積もりを取り寄せることができます。

イエウールと土地活用で大手10社からのプランを見積もることで、あなたにとって最適なアパートを建築しましょう。

【完全無料】アパートの建築費、いくらかかる?