「マンション経営中にどのようなトラブルが発生するのだろう？」
「もしマンション経営中にトラブルが起こったら、どうしたらいいのか…」
このようにマンション経営のトラブルについて、不安に思われている方もいるかもしれません。
大きな投資には不安がつきものですよね。しかし、うまくマンション経営ができれば安定した家賃収入を得ることができます。
そこで今回は、実際にマンション経営を行う前に知っておきたい、マンション経営中におこるトラブルとその対策についてご紹介します。
また、実際にトラブル被害にあった際の相談先も紹介していますので、ぜひご活用ください。
マンション経営のリスクについては以下の記事をご覧ください。
マンション経営のトラブル
この章では、マンション経営中に起こるトラブルを事例の種類ごとに紹介します。
お金に関するトラブル
空室が続き、ローンが返せない
家賃収入は、マンション経営の大事な収入源です。
入居者が集まらず長期間空室が続くと、収入が減少し収益が悪化することが懸念されます。
資金繰りの悪化によって、ローンを返すのが難しくなることもあるでしょう。
対策としては、管理会社に相談して入居者の募集をかけること、入居条件を緩和することが挙げられます。
特に入居条件は入居者にとってのネックとなっているため、見直すことをおすすめします。
敷金や礼金を0にする、賃料を見直す、ペット可にするなど、入居条件を見直すことで入居のハードルを下げることができます。また、部屋だけでなく設備や共用部をきれいに保つことも空室対策の1つとして考えられます。
入居者にとって魅力的な条件をそろえ、空室によるお金のトラブルを防ぎましょう。
利回りが想定より低く、ローンが返せない
利回りには表面利回りと実質利回りがあります。
契約時には表面利回りに惑わされず、実質利回りを計算しておきましょう。
また、マンション経営にはマンション一棟まるごと経営する一棟経営と、1つ以上の部屋を経営する区分経営があります。特に、マンション区分経営は利回りが3～5％と、マンション一棟経営やアパート経営よりも低めです。
初期費用が安く住むことがマンション区分経営の魅力ですが、そもそもの想定利回りが低すぎないか注意しておきましょう。
入居者とのトラブル
入居者が家賃を支払わず、滞納される
入居者の中には、毎月の家賃を支払わずに滞納する方もいます。
自分でマンション経営を行っている場合、オーナー自身が督促などを行うのは難しいでしょう。
対策としては、管理会社にお願いして督促してもらう、弁護士に相談するなどが挙げられます。
この2つについては、5章で詳しく紹介していきます。
設備や修繕のトラブル
自然災害にあい、建物がボロボロに
地震による建物の倒壊や洪水による浸水など、自然災害はマンション経営のリスクの1つです。
マンションの区分経営の場合は、積み立てた修繕金から修繕費用が支払われることがほとんどです。しかし、マンション一棟経営の場合は修繕費用が別途必要になるケースがあります。
例えば、修繕積立金が不足している場合です。修繕積立金が不足している場合、建物の修繕ができずに建物自体の価値を下げてしまう可能性があります。
マンション区分経営の場合も、一棟経営の場合も、修繕金が別で確保されているか確認しておきましょう。
マンション経営でトラブルにあったら｜相談先は？
この章では、実際にマンション経営でトラブルにあった際の相談先を紹介します。
まずは管理会社に相談
入居者トラブルは、まず管理会社に相談しましょう。管理会社はマンション経営のノウハウが豊富であり、マンション経営のトラブルの相談や対応も行っています。
例えば、家賃を滞納する入居者に対して督促したり、注意喚起をすることができます。
また、管理会社は入居者トラブルだけでなく、設備や修繕のトラブルにも対応してくれます。
建物の老朽化、設備の老朽化に困った際や、共用部の清掃で気になることがあれば管理会社に相談しましょう。
管理会社は修繕や清掃に関する知識が豊富なため、効率的にトラブルを解決することが期待されます。
悪質なトラブルは弁護士に相談
入居者トラブルのうち、特に悪質なものは弁護士に相談しましょう。
例えば、督促しても家賃を払わない、注意喚起しても騒音が改善されないなどの事例です。
「弁護士に相談するのは、敷居が高くてちょっと…」という方は、まずトラブル事例とその解決策を調べてみるのも良いでしょう。
また、各都道府県ある弁護士会に尋ねるのも1つの手です。
低価格で相談に応じているところや、中には無料相談会を行っている弁護士会もあります。
相談する際は、不動産経営や不動産投資に詳しい弁護士に相談するようにしましょう。
マンション経営でトラブルに合わないためには
この章では、マンション経営でトラブルに合わないためのトラブルを防ぐ方法を紹介していきます。
信頼のできる管理会社にお願いする
管理会社はマンション経営において大切なパートナーです。
管理会社は入居者の管理から建物の管理や修繕まで担当する、いわばマンション経営の要です。
管理会社は信頼のできる会社や実績のある会社を選ぶようにしましょう。
また、契約内容に十分注意すること、管理会社に対しても適切な監督や管理を行うこともポイントです。
投資するマンションを慎重に選ぶ
マンション経営をする上で、マンション選びは非常に大切です。
マンションを選ぶ上で、地域の選択と建物の選択が重要となります。
地域については、経営するマンションの地域にはどのような人がいるのか、人口動態はどうか、マンションの周りの施設は何があるか、などを見ておきましょう。
建物については、実物が契約内容と違わないか、修繕歴はあるか、部屋や共用部はきれいか、などを見ておきましょう。
保険に加入する
マンションの保険に加入することで、トラブルに対するリスクを低くすることができます。
例えば、火災や自然災害に対する保険などです。
また、入居者に対しても家財保険や賠償責任保険の加入を促すことで、自然災害によるトラブルを防ぐことができます。
マンション経営のトラブルと対策を知って、安全に経営しよう！
ここまで、マンション経営のトラブルと対策を紹介してきました。
マンション経営にトラブルはつきものです。しかし、トラブルの種類と対策を知ることで、トラブルによる被害を最小限にすることができます。
マンション経営のトラブルと対策を知り、安全にマンション経営を行いましょう。
また、土地活用としてのマンション経営をお考えの方は、複数のプランを比較して決めるのがおすすめです。
活用事例:設備の充実！おしゃれなワンルーム鉄筋コンクリートの賃貸マンション
| エリア | 愛知県 |
