不動産一括査定サイトイエウールにおいて現在の持ち家所有者の住まいに関する意識調査をおこないました。
本記事では、調査の結果集計した東京版圏での「今住みたい街」をランキング形式でご紹介します。
総合ランキング結果
東京圏で「今住みたい街」のランキングは以下の通りになりました。
順位 | 街(市区町村) | 票数 |
---|---|---|
1位 | 目黒区 | 11 |
鎌倉市 | ||
3位 | 世田谷区 | 9 |
4位 | 千代田区 | 8 |
5位 | 文京区 | 7 |
墨田区 | ||
品川区 |
東京圏で今住みたい街のランキングは、都心からのアクセスの良さと緑豊かな環境が多い目黒区と鎌倉市が上位にランクインしています。
また、世田谷区や千代田区、文京区などがランクインしているところから、通勤や通学の利便性のよい立地がいいとのニーズが根強いことが分かります。
千代田区や品川区では、新幹線や特急が多く地方への出張などの際にも便利です。
【全国版】今、住みたい街|年代別・男女別ランキング
総合ランキングに加えて、年代・男女別でのランキングもご紹介します。
【全国版】45歳以下が選ぶ今、住みたい街
45歳以下の方の票数をもとに作成したランキング結果は以下の通りです。
順位 | 街(市区町村) | 票数 |
---|---|---|
1位 | 西宮市 | 6 |
2位 | 浦安市 | 5 |
名古屋市中村区 | ||
豊田市 | ||
長久手市 | ||
神戸市中央区 | ||
明石市 | ||
8位 | 墨田区 | 4 |
渋谷区 | ||
鎌倉市 | ||
岐阜市 | ||
伊勢市 | ||
松阪市 | ||
大阪市北区 |
45歳以下の方の票数をもとにしたランキングの1位は西宮市、2位は浦安市、3位は名古屋市中村区や豊田市など愛知県にある自治体が多くランクインする結果となりました。
西宮市は、神戸線や今津線など大阪へのアクセスが10分ほどという好立地にある自治体です。そのため、通勤・通学の際にも利便性の高いエリアといえます。
また、2位の浦安市は、東京ディズニーリゾートのあるエリアであり、東京の湾岸エリアやオフィスビルが立ち並ぶ美浜区とも近いためレジャーや通勤に便利な立地といえます。
【全国版】45歳以下が選ぶ今、住みたい街
46歳以上の方の票数をもとにしたランキングは以下の通りです。
順位 | 街(市区町村) | 票数 |
---|---|---|
1位 | 西宮市 | 8 |
2位 | 岡崎市 | 7 |
岐阜市 | ||
明石市 | ||
5位 | 鎌倉市 | 6 |
奈良市 |
46歳以上の票数をもとにしたランキングでは、1位は西宮市、2位は岡崎市や岐阜市、明石市と中部・関西圏にある自治体が多くランクインしています。
岐阜市は名古屋市からも近く、豊かな自然も多くあることから中部圏版の住みたい街ランキングでも上位にランクインしていることが多い自治体です。
また、45歳以下のランキングと違い、西日本の自治体に人気が集まっている点が特徴といえます。
【全国版】男性が選ぶ今、住みたい街
男性 | ||
---|---|---|
1位 | 目黒区 | 8 |
西宮市 | ||
芦屋市 | ||
4位 | 一宮市 | 7 |
5位 | 名古屋市千種区 | 6 |
名古屋市緑区 | ||
高槻市 |
男性の票数をもとに作成したランキングでは、東京にある目黒区が1位であるもののその他の多くは西宮市や芦屋市、一宮市や名古屋市千種区など中部関西圏に集中していることが特徴です。
【全国版】女性が選ぶ今、住みたい街
順位 | 街(市区町村) | 票数 |
---|---|---|
1位 | 西宮市 | 8 |
2位 | 岡崎市 | 7 |
岐阜市 | ||
明石市 | ||
5位 | 鎌倉市 | 6 |
奈良市 |
女性の票数をもとに作成したランキングでは、46歳以上の票数をもとに作成したランキングと同一になりました。
上位にランクインすることの多い西宮市に加え、鎌倉市や奈良市などの古都が選ばれている点は他にない特徴です。
この記事のまとめ(考察)
東京圏での「今住みたい街」では、1位に目黒区と鎌倉市が同率ランクイン、次に世田谷区と千代田区がランクインする結果となりました。
目黒区や世田谷区、千代田区は東京都内の各エリアに数分~数十分ほどでアクセス可能であることから、働き世代から評価されていると考えられます。
鎌倉市は、海や山に囲まれた閑静な住宅街であることに加え、湘南新宿ラインや横須賀線など、横浜や東京など都市部へ乗り換えなくアクセスできるという利便性の良さが魅力がランキングに反映されているといえます。
年代・男女別では、西宮市や岡崎市、岐阜市など中部・関西圏が上位に目立ちます。
特に、西宮市は神戸線や今津線が乗り入れているため、神戸の三宮や大阪の梅田など主要エリアまで10分ほどでアクセスできる点が人気の理由でしょう。
調査概要
【調査目的】持ち家所有者の住む街(自治体)に関する意識の調査
【調査手法】
・調査実施機関:インターネットリサーチ
・調査期間:2021年9月10日~2021年9月11日
・調査対象:1,000人(無作為)
東京圏(東京・千葉・神奈川・埼玉):330サンプル
名古屋圏(愛知・三重・岐阜):330サンプル
大阪圏(大阪府・兵庫県・京都府・奈良県):330サンプル
【調査内容】
回答者を持ち家居住者に絞り込むためにスクリーニング調査を実施。
「あなたの現在のお住まいを以下から一つお選びください。」という質問に対して3つ(賃貸住宅 / 持ち家 / その他)の選択肢で回答を用意し、『持ち家』を選択したユーザーのみ本調査の回答に進む設計とした。
Q1 あなたが一生住みたいと感じる街(市区町村)はどこですか?気に入っている、老後も住みたい、憧れている、そんな街をイメージしてください。
Q2 あなたが今住みたいと強く思う街(市区町村)はどこですか?在宅時間が増えた今、住宅に関する意識にも変化があったのではないでしょうか。あなたがこの状況、このご時世で住みたいと思う街をイメージしてください。
Q3 あなたが家を売ったら高値で売れそうだと感じる街(市区町村)はどこですか?条件が似た物件でも不動産を売却する際は地価によって売却価格が異なります。