住宅ローンの返済は大変?年収別の借入額目安や注意点を解説

住宅ローンの返済は大変?年収別の借入額目安や注意点を解説

マイホームを購入するときは、多くの人が住宅ローンを組んで資金を調達します。
住宅ローンは一般的に35年間、長ければ50年間かけてゆっくりと返済していくことになりますが、多額のお金を借りるため「返済が大変なのでは?」と考える人も多いかもしれません。住宅ローンの返済ができずに滞納してしまったり、破産してしまったりするケースはゼロではなく、家を買って後悔している人がいる

ことは事実です。
実際、AlbaLinkが行なった調査によれば、住宅ローンを組んで後悔している理由の第1位が「ローンの返済に困った」ことだということがわかっています。[注1]

今回は、住宅ローンの返済が大変になってしまう理由について解説します。
年収別の借入額目安や注意点、返済が苦しくなったときの対策法についても紹介しているので、今後の備えとして目を通しておきましょう。

\家を買いたいとお考えのあなたへ/

一番手で申し込みがしたい! という方は未公開物件が集まるHousii(ハウシー)がおすすめ!国内No.1の利用者数を誇る不動産売却プラットフォーム、イエウールと同じ会社が運営するHousiiには市場に広がる前の最新の売却情報が数多く集まってきます。

住宅ローンの返済が大変と言われる理由

そもそも、どうして住宅ローンの返済は大変だと言われているのでしょうか。まずは、その理由について詳しく見ていきましょう。

借入額をしっかりと検討できていなかったため

意外に多いのが、借入額をしっかりと検討できずに返済が苦しくなってしまうケースです。

「お金を借りるのだから、借入額はしっかりと検討するのではないか」と思われるかもしれません。
しかし、住宅を購入するときは冷静な判断ができず、少々背伸びをした金額でも「何とかなる」と判断してしまうケースがあるのです。

また自社の利益を最大化するために、現実的ではない金額でローンを組ませようと営業する不動産会社も、少なからず存在しています。

このような後押しもあり、購入時は気持ちが高ぶって高すぎるローンを組んでしまう人は一定数存在しています。
実際に支払いが始まってから、返済が苦しくて後悔してしまうことは決して少なくないのです。

返済以外の支払を忘れていたため

住宅を購入したあとにかかる費用は、決してローンの返済額だけではありません
毎年固定資産税を払わなくてはいけませんし、住宅のリフォーム代や修繕費、マンションであれば修繕積立金や管理費などもかかってくるでしょう。

「毎月のローン返済は8万円だからギリギリ支払える」などと判断してしまうと、こういった返済以外にかかる費用を請求されたときに家計が圧迫されてしまいます
不動産の営業マンは維持費や支払いまで案内してくれないケースが多いため、ご自身で返済以外の費用についても余裕のある支払計画を立てておかないと、住宅ローンの返済が大変になってしまうでしょう。

年収がなかなか上がらないため

年収がなかなか上がらず、返済が大変になってしまうケースも非常に多いです。
「5年後には昇給しているだろう」「転職して年収アップすればいいだろう」など、将来収入がアップすることを前提にしている場合、実際は思うように年収が上がらずに返済が楽にならないことがあります。

また、近年の不景気の影響でボーナスや基本給が下がった場合、残業をしても年収が大幅に下がってしまう恐れがあります。
順調に昇格して管理職になった場合でも、残業代が出なくなって収入があまり変わらないということもあるでしょう。

将来の年収アップの可能性にかけて背伸びした金額でローンを組んでしまうと、予定通りに進まなかったときに返済できなくなるリスクがあります。将来ではなく今現在を基準にしつつ、年収の横ばいや加工に耐えられる金額のローンを組むことが大切です。

病気のリスクがあるため

2人に1人が生涯でガンにかかるリスクがあると言われている昨今、いつどのような病気にかかり働けなくなるかはわかりません
一般的に住宅ローンを組むときは、死亡または高度障害状態になったときに残債の返済が不要となる団信(団体信用生命保険)に加入しますが、この保険でカバーできない病気や怪我は多く存在しています

たとえば、仕事中の事故で怪我をして働けなくなってしまった場合、精神的な疾患で長期入院が必要になった場合などは、団信の適用外になります。
なかには適用範囲が広くなる特約をつけられる保険商品もありますが、それでもカバーできない病気が多く、万が一の備えとしては心細いです。

病気への備えが不十分だと、収入が減ってローンが返済できなくなってしまうリスクがあります。
住宅ローンを組むときは、団信のほかにも医療保険に加入して万が一に備えることが大切です。

ライフステージが変化するため

ローンの返済期間は非常に長いため、返済中に「子どもが生まれた」「離婚した」などライフステージが変化することは十分に考えられます
現在は無理なく返済できる住宅ローンの金額であっても、ライフステージの変化があった場合、支払いが苦しくなってしまうケースは意外に多いものです。

とくに、「子どもが生まれてどちらかが仕事をやめた」「子どもが私立学校に進学する」など、子どもに関するライフステージの変化は収支に大きく影響します。
今支払えるかどうかだけではなく、将来的に支払い続けられるかどうかを見極めることが大切です。

返済期間をよく考えていなかったため

返済期間についてよく考えず、「とりあえず35年でいいか」と住宅ローンを組んでしまうことも、返済を大変にしてしまう一因です。
31歳以上の時点で35年ローンを組んでしまうと、定年後も返済が続くことになります。

繰り上げ返済をすれば完済時期を前倒しにできますが、老後の生活資金を残しておかなくてはいけないため、資金繰りや資金運用の方法を工夫しなくてはいけません。

また、早く完済したいからと短すぎる返済期間を設定してしまう失敗もよくあります。
短期間の借り入れは、完済が早まって利息も低くなるというメリットがありますが、毎月の返済が大変になってしまい、精神的な余裕までなくなってしまう危険性に注意が必要です。

借り入れの際は、金額だけではなく期間についてもしっかりと検討しなくてはいけません。

\家を買いたいとお考えのあなたへ/

一番手で申し込みがしたい!という方はHousii(ハウシー)がおすすめ!最短30秒で匿名登録が出来て、まだポータルサイトに出ていない未公開物件を提案してもらえます。

年収別の住宅ローン借入額の目安

ここからは、上記のように返済が大変になることがないよう、無理なく返済できる住宅ローン借入額の目安について解説します。
余裕を持って返済できる住宅ローンを組むためにも、しっかりとチェックしておきましょう。

住宅ローンの返済負担率は手取り25%程度が最適

住宅ローンを組むときの審査では、収入に占める年間返済額の割合(=返済負担率)が30~35%に収まっているかどうかを見られると言われています。
しかし、この数値を基準に借り入れをしてしまうと、返済が大変になってしまう可能性が高いです。

返済負担率は、手取り年収の25%程度に収めることをおすすめします。

たとえば年収500万円(手取り約400万円)のケースで見てみると、それぞれにおける毎月の返済額は以下のようになります。

1か月あたりの返済額
年収の30% 150万円 12万5,000円
年収の35% 175万円 14万5,800円
手取り年収の25% 100万円 8万3,000円

2020年の総務省統計局によると、都市部における2人以上の世帯の消費支出の平均は29万2,241円でした。[注2]
また、全国賃貸管理ビジネス協会によれば、東京都の2部屋物件の家賃は平均8万6,187円だということがわかっています。[注3]

先述の消費支出には家賃などの居住費も含まれているため、その金額を差し引くと生活費の平均は20万3,000円程度ということになります。ここに、上記の返済額を加えてみましょう。

1か月あたりの生活費
年収の30% 32万8,000円
年収の35% 34万8,800円
手取り年収の25% 28万6,000円

年収500万円の手取り月収は、ボーナスが無い場合で約33万円となります。
年収の30~35%の借り入れをした場合の返済額は、手取り金額ギリギリ、もしくはオーバーしてしまうことになるのです

実際には共働きや生活費の節約で、ここまで生活費がかからないケースも多いでしょう。
しかし、理論的には手取り金額の25%程度に返済負担率を抑えないと、貯金はおろか返済すら難しくなってしまう可能性があるのです。

借入額を検討するときは、「返済負担率=手取り年収の25%」を意識して試算することをおすすめします。

住宅ローンの借入額目安を年収別に紹介

ここからは、住宅ローンの借入額目安を年収別に一覧表で紹介します。
ご自身がどれくらい借りられるのかをざっくりと知りたいときは、ぜひ参考にしてみてください。
額面年収 手取り年収 借入可能額
(額面年収の35%)
余裕を持って返済できる額
(手取り年収の25%)
300万円 約240万円 2,857万円 1,633万円
400万円 約310万円 3,788万円 2,106万円
500万円 約400万円 4,735万円 2,710万円
600万円 約450万円 5,715万円 3,037万円
700万円 約520万円 6,662万円 3,527万円
800万円 約580万円 7,511万円 3,919万円

※金利1.5%・元利均等・35年で計算

上記の数字はあくまで参考値で、ライフステージや既婚・未婚、扶養家族の有無などによって手取り年収や最適な借入額は異なります
詳しく知りたい場合は、ファイナンシャルプランナーなどのプロに依頼して、ご自身に合った返済額を算出するようにしてください。

\家を買いたいとお考えのあなたへ/

一番手で申し込みがしたい!という方はHousii(ハウシー)がおすすめ!最短30秒で匿名登録が出来て、まだポータルサイトに出ていない未公開物件を提案してもらえます。

住宅ローンの借入時に注意すること

ここからは、住宅ローンの借入時の注意点を2つ紹介します。
返済額を大きく左右するポイントなので、必ず目を通しておきましょう。

金利タイプの違いを理解しておく

住宅ローンには2つの金利タイプがあり、それぞれが異なった特徴を持っています。

変動金利
固定金利と比べて低めの金利に設定されており、半年ごとに金利の見直しが行われ、利息の返済額が変わる金利タイプです。実際には5年に1回返済額が変わり、金利が大幅に上がっても返済額が125%を超えない仕組みになっていますが、金利の変動による返済額の増加リスクに注意が必要です。金利が下がることによって返済額が減少する可能性があるというメリットがあります。

固定金利
借入期間中、契約当初の金利が継続する金利タイプです。将来の金利上昇リスクを見込んで、やや高めの金利設定になっています。金利が上昇したときに返済額が変わらないというメリットがありますが、下がったときに恩恵が受けられないデメリットに注意が必要です。フラット35は、基本的に固定金利タイプの商品です。

ほかにも、3年間・5年間・10年間など一定期間は金利が固定され、その後あらためて金利タイプを選ぶ「固定期間選択型」を採用している商品もあります。

現在は低金利が続いているため変動金利がお得に思われるかもしれませんが、今後景気が回復して大幅に金利が上昇してしまう可能性はゼロではありません。せっかく正しい借入額を設定できても、金利の変化によって返済が大変になってしまうことは考えられるため、十分に注意しましょう。

返済方法の違いを理解しておく

住宅ローンの返済方法も、押さえておきたいポイントです。
住宅ローンには2つの返済方法があり、それぞれで総返済額が変わってきます。

元利均等返済
「元金+利息」の合計額が常に一定になる返済方法です。支払額が変わらないため、出費が管理しやすく返済計画も立てやすいです。ただし、返済開始からしばらくは元金の返済額が少なくなるため、総返済額が多くなります。

元金均等返済
常に一定の元金を支払い、そこに金利を上乗せして返済する方法です。最初は利息が高くなるため返済負担は大きいですが、元金の返済が早く済むため総返済額は少なくなります。

毎月一定額返済してキャッシュフローを安定させたい場合は「元利均等返済」、とにかく早く返済して総支払額を抑えたい場合は「元金均等返済」が向いています。

\家を買いたいとお考えのあなたへ/

一番手で申し込みがしたい!という方はHousii(ハウシー)がおすすめ!最短30秒で匿名登録が出来て、まだポータルサイトに出ていない未公開物件を提案してもらえます。

住宅ローンの返済が困難なときの対処法

最後に、住宅ローンの返済が困難になったときの対処法を5つ紹介します。

家計を見直す

ローンの支払いが苦しくなってきたときは、まず家計や固定費の見直しを行いましょう。
見直しの対象となる費用としては、以下のようなものが挙げられます。

携帯を格安スマホに変える
医療保険や生命保険を見直す
車を手放して維持費や駐車場代金を削減する

また、一時的にタバコやお酒、外食などの娯楽を我慢することで、家計が立ち直る可能性はあります。
まずは家計を見直してみて、削れるところがないか振り返ってみましょう。

転職先や副業を検討する

そこまで状況が逼迫していない場合は、転職先や副業を検討してみてもいいでしょう。
転職することで年収が上がることは十分に考えられますし、休みの日を活用したり家族に協力してもらったりして複数の収入源を作っておくと、長期的に安定した返済が望めるようになります。

「もう返済ができない」という状態に陥ってから転職や副業を検討するのでは遅いです。
まだ余裕があるうちに、早めの対策をしておきましょう。

借り換えを検討する

現在の住宅ローンの金利が高いと感じている場合、金利が低いローンに借り換えるのも1つの手です。
たとえば今、1.5%の固定金利のローンを5,000万円組んでいて、10年後に0.4%の変動金利のローンに借り換えた場合、以下のように毎月の返済額が下がります。

借り換え前:15万4,000円
借り換え後:13万5,000円

ただし、ローンを借り換える際は手数料がかかってしまう点に注意しましょう。
金利や残債によっては乗り換え手数料で損してしまう危険性もあるため、あらかじめどれほど支払額が減るかシミュレーションしておくことをおすすめします。

金融機関に相談する

どうしても返済のメドが立たなそうなときは、早めに借り入れをしている金融機関に相談しましょう
金融機関によっては、一時的な猶予や返済期間の変更などを行い、返済負担を減らしてくれることがあります。
このことを「リスケジュール(リスケ)」と呼びます。

ここで大切なのは、支払いが滞納する前にリスケジュールしてもらうことです。
1回でも滞納してしまうと、金融機関からの信頼が落ちて対応してもらえなくなる危険性があります。

任意売却を視野に入れる

リスケジュールをしても返済ができないというときは、任意売却も視野に入れましょう
任意売却とは、抵当権が設定された物件を金融機関からの許諾を得て売却することを指します。

任意売却をすれば、その売却価格でローンの残債を返済可能です。
ただし、ローンの残債よりも売却価格のほうが安い「オーバーローン」の状態に陥ってしまうこともあります。

それでも強制的に執行される「競売」と比べると高値で売れる可能性が高いため、競売にかけられる前に任意売却をしたほうが負担を軽くできるでしょう。
最終手段にはなりますが、どうしても住宅ローンが返済できなくなったときは、金融機関に任意売却の相談をしましょう。

\家を買いたいとお考えのあなたへ/

一番手で申し込みがしたい!という方はHousii(ハウシー)がおすすめ!最短30秒で匿名登録が出来て、まだポータルサイトに出ていない未公開物件を提案してもらえます。

住宅ローンは計画的に利用すれば大変さを回避できる

借入額の検討や将来の見通しが不十分な場合、住宅ローンが大変になってしまうことは考えられます。

とくにマイホームを購入するときは気持ちが高ぶって冷静な判断ができないため、返済が始まって「こんなはずではなかった」と後悔する人は少なくありません。
せっかくのマイホーム購入で失敗しないためにも、住宅ローンの返済が大変になってしまう理由を知っておくことが大切です。

「借り入れができる金額」と「実際に返せる金額」はまったく異なります
ぜひ今回紹介した借入額の目安を参考に、さまざまなリスクに備えた無理のない返済計画を立ててみてください。

[注1]住宅ローンに関するアンケート調査を株式会社AlbaLinkが実施|PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000055654.html

[注2]家計調査 家計収支編 二人以上の世帯|総務省統計局
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0002070003

[注3]全国平均家賃による間取り別賃料の推移|全国賃貸管理ビジネス協会
https://www.pbn.jp/yachin/

地域に密着した不動産の売却情報あなたの地域に合った売却情報をチェックできます。各地域ごとの地価変動や、実際の売却事例を見てみましょう。

マンションを売る

あなたの不動産、
売ったら いくら?

あなたの不動産、
売ったら いくら?

step
1
物件種別
step
2
都道府県
step
3
市区町村
step
4
町名
step
5
字・丁目
step1
物件種別
step2
都道府県
step3
市区町村
step4
町名
step5
字・丁目
完全無料
匿名で待つだけのカンタン家探し