JR南武線と小田急線、バスなどがが乗り入れしている登戸駅。新宿や渋谷などの都心へはアクセスがしやすく、気軽に東京都内にもいきやすいです。また、駅周辺には夜遅くまで営業しているスーパーやドラッグストア、飲食店などがあり利便性が高いです。これらを踏まえると、とても住みやすいイメージがある登戸ですが、実際はどのような街なのでしょうか。
本記事では、登戸駅の周辺の住みやすさや街の特徴、オススメのスポットなどを紹介します。登戸に居住を検討している人は特に必見ですので、ぜひ最後までご覧ください。
登戸の住みやすさは?
登戸駅は、神奈川県川崎市多摩区にある駅です。駅は北口と南口に分かれており、北口は多摩川があり、土手には緑豊かな自然が広がります。南口はメインとなり、周辺にはドラッグストアや飲食店などがあります。少し離れると閑静な住宅街があり、落ち着いた町並みです。住宅街にも所々緑があるので、とても過ごしやすく、特にファミリー層には適しているエリアと言えるでしょう。
登戸から都心へのアクセス
先述したとおり、JR南武線や小田急線の2路線が乗り入れしており、バスも出ています。小田急線を使えば新宿駅まで乗り換えなしで約20分で行けますし、渋谷までは乗り換え1回で約30分で移動可能です。南武線を使用すれば、川崎へ約30分で乗り換えなしでいけます。
南武線では、東京都心へアクセスはできないですが、川崎も飲食店や商業施設が多くあり栄えているエリアなので、そういったところへアクセスしやすいのはかなり便利といえます。また、バスも利用できるので電車ではアクセスできない場所へも行けます。特に、駅から離れた場所に住んでいる人にとってはバスはありがたい移動手段ですね。
登戸はどんな街?5つの特徴
登戸は、駅周辺にスーパーやドラッグストア、飲食店などがあり、生活しやすそうな印象があります。ここでは、登戸の特徴を5つ紹介します。閑静な住宅街が広がる
駅周辺にはスーパーや飲食店などが立ち並びますが、少し離れると広範囲に渡り住宅街エリアとなります。駅近くにはマンションが多い印象ですが、住宅街エリアに行けば行くほど一軒家の多さが目立ちます。
住宅街は、人通りがあまり多くないので、住んでいる人も騒音や雑音などは気にすることがあまりありません。落ち着いていて過ごしやすいことから、ファミリー層の人気も高いようです。また、自然が豊かなエリアでもあるので、のんびり過ごしたい人にもおすすめです。
緑が多い
閑静な住宅街が広がる登戸エリアですが、所々に緑があるのも特徴です。緑が多く自然豊かなので、落ち着いて過ごしやすいでしょう。子供が遊べるような公園があったり、川が流れていたりと落ち着いた雰囲気が漂います。
特に有名なのが、川崎市を代表する生田緑地。生田緑地は全身で自然を感じることができるスポットです。他にも多摩川の河川敷や東生田緑地なども緑豊かで、自然を多いに感じられます。
家賃相場が安い
東京都心にも川崎や横浜にもアクセスしやすい登戸ですが、実は家賃が安くて有名です。「交通の便がよくて便利な街なら家賃が高いのでは?」と思われそうですが、そんなことはありません。以下、登戸の家賃相場を主な間取り別にまとめました。
間取り | 家賃相場 |
---|---|
1R | 5.7万円 |
1DK | 6.7万円 |
1LDK | 10.4万円 |
2DK | 9.4万円 |
2LDK | 12.3万円 |
安くて5万円代から住むことが可能です。しかも登戸駅は2路線利用でき、東京都心までのアクセスは抜群です。さらには、駅周辺の環境も整っているので、これらを踏まえると登戸の家賃相場は比較的抑えられていると言えるでしょう。できるだけ家賃を抑えたい家族連れや、1人暮らしの方にもおすすめできるエリアです。
治安が良い
登戸エリアは、閑静な住宅街が特徴であることから、治安が良いと言われています。実際に、田端の治安について調べてみました。令和3年1月〜6月(神奈川県警調査)
あ | 総数 | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 | 知能犯 | 風俗犯 | その他刑法犯 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
川崎市 | 2812 | 17 | 174 | 2145 | 158 | 23 | 295 |
川崎区 | 992 | 7 | 69 | 745 | 58 | 5 | 108 |
幸区 | 293 | 15 | 229 | 25 | 24 | ||
中原区 | 369 | 2 | 28 | 280 | 16 | 4 | 39 |
高津区 | 412 | 3 | 14 | 335 | 18 | 3 | 39 |
多摩区 | 316 | 4 | 19 | 232 | 10 | 2 | 49 |
宮前区 | 241 | 1 | 11 | 194 | 16 | 4 | 15 |
麻生区 | 189 | 18 | 130 | 15 | 5 | 21 |
以上の表をみると、全体的に多く見えますが、川崎市の中でも登戸がある多摩区エリアは、少なめです。川崎で犯罪が多いエリアは川崎区で、全体の約3割を占めています。川崎区と比較すると、登戸エリアがある多摩区は比較的犯罪件数が少ないことがわかります。
ドラえもんが有名
実は、登戸はドラえもんが有名な場所として知られています。その理由は、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄氏が登戸と関係があるからです。藤子・F・不二雄氏は富山県出身ではありますが、上京してきて川崎市に住みました。1981年には川崎市文化賞を受賞するなど、川崎市と深く関わりがあり、ドラえもんをはじめとした数々の作品をヒットさせました。これによって、藤子・F・不二雄ミュージアム(後ほど解説します)が建立され、すっかりドラえもんが有名な街となりました。ちなみに、登戸駅の電車発車メロディはドラえもんの歌です。ドラえもんが登戸で愛されていることがわかります。登戸駅周辺のおすすめスポット5選
登戸駅周辺には、さまざまなスポットがあります。中でも、おすすめなスポットを5つご紹介します。川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム
登戸の1番のシンボルといっても過言ではないのが、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムです。小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩16分のところにあり、登戸駅からも直行バスが出ています。
川崎市と藤子・F・不二雄氏が協力して2011年9月3日に開館し、ドラえもんのファンをはじめとした多くの人が観光として訪れています。開館した主な理由は、「子供たちの夢と希望を育み、夢や希望、勇気や優しい気持ちなどの大切なメッセージを送るため」だと言われています。このことから、藤子・F・不二雄氏の人柄の良さがわかりますね。
ミュージアム内は、「ドラえもん」や「パーマン」など、さまざまな作品が展示、公開されています。藤子・F・不二雄ミュージアムは、地元民だけでなく他地域からも多くの人が訪れる人気スポットです。藤子・F・不二雄氏の作品に興味がある人は一度訪問してみてはいかがでしょう。
生田緑地
先述したとおり、登戸は緑が多く自然が豊かな場所でもあります。その象徴となる場所が生田緑地です。昭和16年に川崎市都市計画緑地第一号として指定された場所で、多摩丘陵の一角にある広大な緑地として有名です。生田緑地の豊かな自然環境が訪れる人、そして周辺に住んでいる人の潤いと安らぎを与えています。まさに、登戸エリアの中心的な存在と言えるでしょう。子連れのファミリーにもおすすめのスポットです。
東生田緑地
生田緑地のそばに東生田緑地がありますが、ここもまた自然豊かな場所です。生田緑地と比較すると、面積は及ばないですが、実は景色が良いとの評判です。また、地元民の間では夜景スポットとして知られています。
県道13号沿いで少し階段を登れば、絶景を望むことができます。景色を楽しみたい人におすすめのスポットと言えるでしょう。ただし、足元はあまり良くありません。虫も多いので注意してください。
CAFE・NIKO
登戸は閑静な住宅街が広がるエリアですが、疲れた時に休める飲食店もあります。CAFE・NIKOは、特におしゃれなカフェとして人気です。
場所は小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩5分。外観は飲食店とは思えないほど柔らかな雰囲気で、中に入るとこだわりのインテリアが迎えてくれます。席数はあまり多くなく、1人で行くには最適なカフェと言えるでしょう。
人気メニューはスコーンです。クリームとブルーベリーをつけて食べると、まさに絶品。コーヒーも苦味があり、スコーンと相性抜群です。落ち着いたカフェでのんびりしたい方は、ぜひ立ち寄ると良いでしょう。
登戸の渡し跡
登戸エリアには多摩川が流れていますが、その多摩川の河川敷に、登戸の渡し跡があります。登戸渡しは、昔、多摩川を渡って東京方面農産物や竹林品を売りに行くために使われていました。江戸と相模を行き来するために作られたのです。
時代が進むとともに、丸子橋の開通や小田急線の開通などで利用客が激減し、昭和27年に廃止されました。今でも多摩川土手に名前が刻まれている石があります。歴史を感じたい人や、登戸渡しに興味のある人は、一度訪れてみてはいかがでしょう。
登戸に住むうえで注意することは?
登戸には夜遅くまで営業しているスーパーマーケットや居酒屋などの飲食店があります。便利な反面、注意しなければならないことも。ここでは、登戸に住む際の注意点を紹介します。飲食店が少ない
登戸駅周辺には、飲食店はありますがそう多くはありません。登戸駅南口がメインとなりますが、居酒屋が少しある程度で飲食店の数は全体的に少ないです。なお、北口側は多摩川方面となるので、飲食店はなく住宅街となっています。店の種類も少ないので、外食しに出かけるのであれば、東京都内に出ることも検討した方が良いでしょう。また、ファミレスがないのもこのエリアの注意点です。家族で外食する場合は、向ヶ丘遊園駅前まで移動した方が良いかもしれません。
住宅街に街灯が少なく、夜道が暗い
登戸は、閑静な住宅街が広がり落ち着きがある街ではありますが、街灯が少ないエリアでもあります。そのため、夜道はかなり暗め。人通りも少ないので、特に女性の方が夜1人で歩くのはおすすめできません。夜住宅街を歩く際は、十分気をつけましょう。娯楽施設があまりない
住宅街が広がる登戸エリアは、娯楽施設が少なめです。映画館や遊園地などの学生が遊べるような場所がないので、登戸周辺で1日過ごすのは難しいかもしれません。ちなみに、一番近い娯楽施設はよみうりランド。他の娯楽施設で遊びたいのであれば、東京都内や川崎、横浜などエリアまで出たほうが良いでしょう。
朝の電車はかなり混雑している
登戸は、東京都心へのアクセスが抜群に良いです。そのため、都内へ通勤・通学する方が多く、朝の電車は結構混んでいます。特に、小田急線は混雑しやすいため、要注意。登戸駅〜代々木上原駅まではかなり混むことが多いようです。登戸駅から乗車する場合、席に座るのは難しいかもしれません。可能であれば、混雑する時間帯を避けて移動するよう心がけましょう。登戸の住みやすさを知るならHousii
利便性と落ち着きのバランスの良さが魅力の登戸ですが、実際に住んでみないとわからない点が多いことにも注意しましょう。
例えば、
- 近くに病院があるのはいいけど、救急車の音がうるさい
- 育児制度が充実しておらず、保育園探しに苦労した
- 飲み屋街が近くにあって、夜酔っ払いが多い
など、地元の人にしかわからない情報も少なくありません。つまり、その街の住みやすさを知るには地元に詳しい人に話を聞くのが最も確実で早い方法です。
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登戸は落ち着いて過ごしたい人に最適
登戸駅周辺の住みやすさやおすすめのスポットをご紹介しました。登戸駅は新宿駅へ約20分と、比較的アクセスの良いエリアです。駅周辺には夜遅くまで営業しているスーパーマーケットがあるため、生活もしやすいでしょう。また、駅から少し離れると閑静な住宅街や緑豊かな自然も多いです。落ち着いて過ごしやすいエリアと言えるでしょう。治安も良いので、特にファミリー層の人気が高いエリアです。ゆったり過ごせる居住地をお探しの際は、ぜひ登戸も候補地としてご検討ください。
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