池袋駅は東京都豊島区にあります。都内有数のターミナル駅としても有名で、新宿・渋谷までのアクセスも非常に良いエリアです。また、有名デパートや商業施設が建ち並び、1日中活気のある街でもあります。そんな池袋の住みやすさや特徴、住むうえでの注意点などを見てみましょう。
池袋の住みやすさは?
池袋駅は、巨大な繁華街であるため、静かな暮らしを求めている人にとっては住みやすさを感じることはできないかもしれません。池袋駅の1日の利用者数は約262万人にも達しています。西武百貨店、東武百貨店、パルコ、ルミネ、Esolaといった駅直結の商業施設や、少し歩くと、サンシャイン60、ラウンドワン、乙女ロードなどのレジャー街があります。食事・買い物・遊びにおいて困ることはないでしょう。
また、街中にも中池袋公園や東池袋公園、南池袋公園といった憩いの場もあり人の多いところから離れて落ち着きたいときには最適です。南池袋公園横には「ブルーボトルコーヒー」が2019年にオープンし、人気を博しています。
住宅街やマンションなどが建ち並ぶエリアもありますが、駅からは離れています。ただし、駅前は真夜中でも明るく人通りが多いので、夜道も安心して歩けるといった意味では住みやすい街といえます。
池袋から都心へのアクセス
池袋は、以下の8路線を利用できる最高峰のアクセスの良さをもった駅といえます。- JR山手線
- JR埼京線
- 東武東上線
- 西武池袋線
- 東京メトロ副都心線
- 東京メトロ有楽町線
- 東京メトロ丸ノ内線
多岐にわたるため、都内に限らずどこへ行くにも便利です。1日の平均乗車人数は、JRが約56万人、東武鉄道は約48万人。西武鉄道約49万人、東京メトロが約57万となっています。
ラッシュ時の混雑率は山手線が158%で、有楽町線が165%と非常に混んでいます。都心へのアクセスだと混雑は免れられないでしょう。ただし、丸ノ内線は始発なので、通勤時にも座ることが可能です。
都内の主要駅へは約30分と距離も近いので、急いでいるときでも安心ですね。混雑以外のアクセス状況は不便を感じることはありません。
また、羽田空港までは「高速リムジンバス」の発着があるので、電車に乗る手間を省くことができます。
池袋はどんな街?4つの特徴
日本でも有数の繁華街である池袋。気になる特徴をまとめました。池袋周辺の治安状況
実際に住むとなると、その街の治安状況は気になるところです。人も多く夜も賑わう池袋駅はどうなのでしょうか。
池袋エリアは街自体が歓楽街なので、1日に100万人以上は訪れていると言われています。当然いろいろな人が行き来する場所であり、決して治安が良いとは言えません。ただし、池袋の中でも、安心して暮らすことのできるエリアも存在します。特に住むのであれば南池袋エリアがおすすめです。駅周辺のような喧騒もない静かな雰囲気があります。この付近は目白にも近いので、利便性にも優れています。
ちなみに、池袋駅の東口と西口では頻繁に粗暴事件が起きています。ニュースになるような事件も発生しているので注意しましょう。女性の一人暮らしや子どものいるファミリー層は、西池袋2丁目から3丁目、そして南池袋を選択するといいですよ。
池袋の家賃相場
池袋駅周辺の家賃相場は、ワンルーム約8万円、1LDKで約16万円と非常に高いです。ただし、激安物件だと2万円台から借りることができるのも事実。このような相場よりも安い物件はすぐに決まってしまうので競争率が高いでしょう。池袋という好立地には、1度は住んでみたいと思いますよね。これだけ利便性の良いエリアなので、そのことを考慮すると比較的安く感じる人もいます。しかし、ファミリー層で住むことを考えると15万円以上は必要です。
池袋駅から徒歩10分以上の場所だと、閑静なエリアもあり住みやすく家賃も抑えることもできるので、利便性と家賃相場を比較して用途に合わせて選択することが重要といえます。
買い物のしやすさ
池袋駅周辺のスーパーは約5件、コンビニが約67件あります。また、サンシャイン60近隣にある「西友」や西池袋公園の近くにある「東武ストア」が便利です。そして、Echikaには「成城石井」もあるので買い物に困ることはありません。その他、ショッピングを楽しめる施設も揃っています。
◇商店街
- サンシャイン60通り商店街
- 池袋西口商店街連合
◇商業施設
- サンシャインシティ
- Esola池袋
- Echika池袋
- 池袋パルコ
- 東武百貨店
- 西武百貨店
- ルミネ池袋
- WACCA IKEBUKURO
- 池袋グローブ
- キュープラザ池袋
- ISP(池袋ショッピングパーク)
- エミオ池袋
- 池袋スクエア
- ヒューマックスパビリオン
- ヤマダ電機LABI 日本総本店池袋
- ビックカメラ 池袋本店
- 東急ハンズ 池袋店
- ハレザ池袋
これだけ揃っていると、迷ってしまいそうですね。この他にも音楽激戦区でもあり、ラーメンや寿司などグルメ激戦区でもあります。外食にも困ることはありません。自分好みのお店が必ず見つけることができるでしょう。
そして、ほとんどが駅地下で学校や仕事帰りに寄ることができ、雨の日も濡れることなく買い物を楽しむことができます。出口を覚えるまでは大変ですが、50ヵ所以上ある出入り口。うまく活用してくださいね。
エンターテインメントな街
池袋は文化や芸術も楽しめるエリアです。ライブハウスや映画館、劇場なども点在しているのです。2019年には日本最大級のスクリーンを有する「グランドシネマサンシャイン」がオープンしました。映画館の数、クオリティを含めトップクラスです。また、本好きにはブックカフェ、動物好きには猫カフェや水族館、アニメや漫画好きには「乙女ロード」といわれるエリアも人気があります。特に、2005年頃からは女性を対象としたアニメグッズなどを取り扱うお店も増えています。
これまでは、アニメオタクの聖地は秋葉原のイメージでしたが、この「乙女ロード」の誕生は池袋をオタクの街として、そして聖地として認知度を大きくしたことは間違いありません。
池袋周辺のおすすめスポット5選
池袋に来たらここ。というスポットをご紹介します。友達同士、ファミリー、カップルなど楽しめるところがたくさんあります。ぜひ、チェックしてみてください。サンシャイン水族館
「サンシャインシティ」の屋上にある水族館です。2017年のリニューアルオープン時には大きなニュースになりました。約750種約37,000点の海の生物が暮らしています。滅多に見ることができない生物を見ることができ、アシカショーやパフォーマンスショーも開催されています(今回はコロナ禍のため、ショーは中止されていました。行く際には確認することをおすすめします)。
クラゲのエリアでは、クラゲの動きに夢中になることができ、動きがゆっくりなのでのんびりとした時間が流れているような感覚に陥ります。ベンチも設置されているため、座りながらも見ることもできます。
コニカミノルタプラネタリウム満天
サンシャイン水族館の隣に位置するコニカミノルタプラネタリウム満天。今回は2021年5月28日から上映されている、ヒーリングプラネタリウム「Starry Island 南十字星を見上げて」を観賞してきました。アロマの香りとともに、癒やされる映像と音楽が心を落ち着かせてくれます。映像を見ながらヘッドスパを受けた後のような清々しさになりました。普通のシートでも十分なのですが、ランタンの灯りに彩られた芝シートや真っ白でふかふか、雲の上に寝そべっているような気分が味わえる雲シートも用意されています。
特別で贅沢な時間を過ごしたい人にはおすすめです。
シーズンによって、さまざまな作品が上映されています。ぜひチェックして体感してほしいプラネタリウムです。
池袋HUMAXシネマズ
池袋HUMAXシネマズは、サンシャイン60通りに面したところにある映画館です。新作映画はもちろん、池袋ならではのアニメ作品なども上映されています。スクリーンは6つ。B2・6階・8階の3フロアにわかれています。
全回全席指定入替制のため、指定券が必要です。劇場窓口のほか、オンラインでも購入可能なので便利ですよ。
東京芸術劇場
コンサート・演劇・ダンス・ミュージカルなどが楽しめる総合芸術施設。客席数は1,999席のコンサートをはじめ、規模に合わせて4つのホールと展示室、レストラン、カフェが併設されています。近代的な外観は目を惹きますよね。
また、劇場の前にはおしゃれなカフェもあり、デートや待ち合わせスポットとしてもいいかもしれません。
ねこぶくろ
東急ハンズ池袋店の8階にある、たくさんの猫と遊ぶことができる施設です。入館料を支払うと、猫にあげるエサをもらえます。好きな時にあげることができますよ。
猫好きにはたまりません。比較的人懐っこい性格の猫が多いなと感じました。さまざまな種類の猫がいるので、自分のお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
池袋に住むうえで注意することは?
東京都の中でも魅力が溢れているエリアですが、住むうえでの注意点もいくつかあります。池袋での生活を楽しむためにも事前に知っておくことも大切です。詳細を確認していきましょう。治安の悪いエリアがある
池袋は昔から治安の悪いエリアとして有名です。現在は大分良くはなりましたが、エリアによっては、続いていると言えるでしょう。駅周辺では犯罪件数も多く、車の暴走事故も多発しているのです。「池袋2丁目エリア」は、特に治安が悪く風俗店やラブホテルが軒並み建てられている場所です。悪質な客引きも多いので注意しましょう。
「池袋1.3.4丁目エリア」は、「池袋2丁目」を通らないと行くことができません。帰り道は危険なので、女性の一人暮らしの人はできる限り避けることが望ましいです。
ターミナル駅のため路線によってはかなり歩く
池袋駅は8路線が複雑に絡み合っているので、慣れるまでは迷ってしまいます。駅がとにかく大きく、出口を間違えると目的地に辿り着くまでに時間がかかってしまうこともあります。そのため、利用する路線を考えたうえで物件を選ばないと、仮に池袋駅まで徒歩10分だとしても、実質20分以上かかることもあり得るということです。また、駅も似たような作りになっているので注意が必要です。東口に近い路線が西武池袋線、西口に近い路線が東武東上線です。名称もややこしいので気をつけて移動するように心がけてください。
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都内でも有数のターミナル駅である池袋ですが、実際に住んでみないとわからない点が多いことにも注意しましょう。
例えば、
- 近くに病院があるのはいいけど、救急車の音がうるさい
- 育児制度が充実しておらず、保育園探しに苦労した
- 飲み屋街が近くにあって、夜酔っ払いが多い
など、地元の人にしかわからない情報も少なくありません。つまり、その街の住みやすさを知るには地元に詳しい人に話を聞くのが最も確実で早い方法です。
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池袋は利便性に優れたエリア
利便性も良く、生活していくうえでは困惑することはないエリアです。むしろ、さまざまな施設が集結しているので楽しみの方が多いかもしれません。また、休日の過ごし方も多種多様で選び放題なのは非常に魅力的です。
その分物価が高いことも仕方のない事象ですが、もっとのんびりとした生活を望むのであれば、少し歩いた場所に住むことが望ましいと考えられます。大都市ならではのデメリットを把握し、自分自身が池袋に住むことが向いているかどうかを知ったうえで物件を探していきましょう。
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