洋光台駅は、神奈川県横浜市の磯子区洋光台にある駅です。磯子区は根岸湾という海沿いにある区ではありますが、洋光台はそこからやや山側に入ったところにあります。
なので、駅周辺から横浜らしい海のイメージを感じることはありません。台地の上に築かれた閑静な雰囲気の住みやすそうな街となっています。
今回は、そんな洋光台駅の住みやすさとおすすめスポットを徹底的に紹介していきます。洋光台に住みたいと思っている人は必見です。
洋光台駅の住みやすさは?
洋光台駅のある磯子区には、JR京浜東北線の根岸線が通っています。また、京浜急行本線の新杉田駅も近くにあるので、歩いたりバスを使ったりすることで複数の路線を利用することもできます。
また、駅の近くにはたくさんのスーパーがあって買い物するのにとても便利です。街の雰囲気も落ち着いており、ゆっくりと過ごしたい人にとって住みやすい街といえるでしょう。
洋光台駅から都心へのアクセス
洋光台駅は、JR京浜東北・根岸線が乗り入れています。根岸線は横浜駅と大船台駅の12駅を結ぶ短い路線ですが、横浜駅から先も乗り換えることなく京浜東北線に接続しており、川崎駅、品川駅、東京駅、赤羽駅などに直通しています。また、横浜駅で東海道線に乗り換えることで、より早く目的地に着きますし、湘南新宿ラインに乗り換えることで、新宿・池袋方面にもアクセスできます。少し路線は複雑ですが、慣れれば乗り換えることなく、都心の主要駅に行くことができます。
洋光台駅から主要駅への所要時間は以下の通りです。
行き先 | 所要時間 | 乗り換え回数 |
---|---|---|
横浜駅 | 約22分 | 0回 |
品川駅 | 約45分 | 1回(横浜駅)※ |
東京駅 | 約56分 | 1回(横浜駅)※ |
渋谷駅 | 約60分 | 1回(横浜駅) |
新宿駅 | 約65分 | 1回(横浜駅) |
池袋駅 | 約72分 | 1回(横浜駅) |
※印は乗り換えなしでのアクセスも可能
東海道線、湘南新宿ラインともにグリーン車が設けられています。指定席を購入することで、より快適に都心へアクセスができます。
洋光台駅はどんな街?5つの特徴
次に、洋光台駅はどのような街なのかを見ていきましょう。5つの特徴を紹介します。周辺よりも家賃が安い
根岸線は、横浜や桜木町といった横浜市の主要都市へ乗り換え無しで行ける便利な路線ですが、家賃は安めに抑えられています。下記に、洋光台駅を中心に前後3駅の家賃の相場を表にしました。
JR根岸線の家賃相場情報(1LDK/2K/2DK)
駅 | 家賃相場 |
---|---|
根岸 | 8.7万円 |
磯子 | 8.6万円 |
新杉田 | 8.4万円 |
洋光台 | 7.3万円 |
港南台 | 7.2万円 |
本郷台 | 7.2万円 |
大船 | 8.0万円 |
おおよそ横浜駅の家賃相場が10.9万円なので、洋光台駅周辺の家賃は横浜駅周辺より2.5万円ほど安くなります。
わずかに港南台駅や本郷台駅のほうが安いですが、それは洋光台駅のほうが横浜駅から近いという立地によるものでしょう。
表にはしていませんが、1Rや3LDKでも同じような差額です。
生活必需品を買いやすい
洋光台駅周辺にはスーパーの数がとても多いです。駅から約5分以内に限定しても下記の店舗があります。
- 東急ストア洋光台店
- ピーコック洋光台店
- イトーヨーカドー洋光台店
- ユーコープ洋光台店
- まいばすけっと洋光台3丁目店
これだけスーパーの数が多いと、より安い商品を求めていくつもの店をまわることができます。売る側からすると大変そうですが、買う側としてはメリットしかありません。
さらに、サカイヤ洋光台店、オリンピック洋光台店、ハットドラッグ洋光台店など、ドラッグストアや日用雑貨店もたくさんあるので、買い物で困るということはまずないでしょう。洋光台駅周辺は、生活必需品を揃えるのにとても便利です。
これは隣の駅周辺も同じで、気分を変えて他の駅に買い物へ行くこともできます。
子供の数が多い
駅周辺に新しいマンションが多く、都心部に勤める若い夫婦が多いです。そのため、マンション周辺でも子供の姿を多く見かけます。周辺には学校が多く、洋光台の名前がついた小学校は第一小学校、第二小学校、第三小学校、第四小学校の4校もあります。隣の港南台駅にも4つの小学校があるので、この2駅だけでも8つの小学校があることになります。
駅周辺は常に子どもたちの元気な声が聞こえてきます。
横浜市の主要都市へアクセスが良い
根岸線は横浜市の主要駅につながっています。横浜方面では、桜木町駅、関内駅、横浜駅に乗り換えなく行くことができます。桜木町駅はみなとみらい地区として、新しいものが集まるエリアですし、関内駅は中華街と野球場で賑わうエリアです。横浜駅は神奈川県の中心部で、デパートなどの商業施設が多く集まっています。
また横浜駅で乗り換えることで、新横浜駅にも約35分で行けます。新横浜駅からは新幹線が出ているので、旅行や出張にも便利です。
ほかにも大船・江ノ島方面にも気軽に行くことができます。大船駅は駅ビルにアトレがあり、たくさんの店舗が入っています。また、成田空港直通の成田エクスプレスがあるので、海外に行くときに便利です。
大船駅からは湘南モノレールが通っており、約14分で神奈川県最大級の観光地・江ノ島へ行くことができます。マリンスポーツが好きな人にたまらない環境ではないでしょうか。
このように、洋光台駅はどこに行くのもアクセスが良い駅です。
電車で座りやすい
洋光台駅から下り方面4駅目に「大船駅」があります。大船駅は朝夕に始発電車が出ることが多く、比較的空いた電車が洋光台駅に到着します。タイミングによっては座ることも可能、座れなかったとしても良い位置をキープしやすいです。混雑しやすい時間帯でメリットは大きいでしょう。
洋光台駅周辺のおすすめスポット5選
次に、洋光台駅周辺のおすすめスポットを見てみましょう。はまぎん こども宇宙科学館
はまぎん こども宇宙科学館(科学館)は、宇宙をテーマにした、子供向けの科学館で、次世代を担う子どもたちの科学や宇宙への理解を深めることを目的としています。
地上5階から地下2階の建物は、フロアごとにコンセプトが分けられています。たとえば、3階の宇宙トレーニング室は名前の通り宇宙飛行士の訓練を疑似体験できるフロアで、月面ジャンプ装置や空間移動ユニットといった、いかにもな施設で宇宙飛行士気分を味わえるフロアです。
5階は宇宙船長室で、スペースシュミレーターを使って宇宙船の船長になった気分になれるフロアです。どのフロアも趣向が凝らされており、子どもだけでなく大人も一緒になって楽しめるものばかりです。
2階の宇宙発見室には、県内最大級のプラネタリウムがあり、臨場感のある映像で、美しい星空を画面いっぱいに鑑賞できます。
いつ行っても楽しめる科学館ですが、欠点は常に混雑していることです。でも、洋光台に住んでいれば、いつでも行くことができます。
空いていそうなときに気軽に立ち寄れるメリットは大きいです。洋光台ひろば公園
遊具などがない公園で、野球やサッカーで使用されています。地元の子供たちのスポーツクラブが大会を行っていることが多いので、通りがかったついでに見いってしまいます。
空いているときも、創意工夫して遊べます。住宅地でこれほど大きな公園があるのも珍しいです。
アルバートコーヒー
洋光台サンモール商店街にある、美味しいコーヒーの飲めるお店です。
アルバートという店名は、イギリス王室御用達の陶磁器メーカー「ロイヤル・アルバート(Royal Albert)」が由来で、コーヒーカップやソーサーは同メーカーのものが使用されています。近頃はあまり見られない、ダブル焙煎したコーヒー豆をサインフォン式で淹れるタイプで、柔らかくスッキリした味を楽しめます。
軽食メニューもあるので、コーヒーと一緒にランチもいかがでしょうか。
サフロン
こちらも洋光台サンモール商店街にあるお店で、インド・ネパールの料理店です。
サフロンという店名は、香辛料として使用されるアヤメ科の多年草サフランから来ています。おそらく、料理に多数の香辛料が惜しげもなく使用されているのでしょう。
店内に、近所の子供達が描いたポップがたくさん飾られているのを見ると、地元のファミリー層に愛されていることが想像できます。
メニューはよくあるナンとカレー数種のセットが中心で辛さも選べます。チキンカレーやキーマカレーといった定番カレーから、瓶ダールカレーやカダイカレーのようなちょっとめずらしいカレーから選べます。
アルコールはインド・ネパール系のビールも用意されていますが、キリンの生ビールが290円とリーズナブルなのが嬉しいです。夜になると、サモサやチキンでいっぱい飲んでいく人もいます。
マンションの敷地内にあるので、テイクアウトするお客さんも多いです。
PASSTIME
こちらも、洋光台サンモール商店街にあります。アーリーアメリカン風のハンバーガーショップで、イートインもできます。
バンズはすべて店内で焼きあげ、手ごねの生肉、手作りのソースが使用されています。メニューはチーズバーガー、フィッシュバーガー、メンチカツバーガーなど定番ものが中心で、その中でひときわ目を引くのは、地名を冠した「洋光台バーガー」でしょう。
これは店のオリジナルメニューで、分厚いお肉とレタスが分厚いパティに挟まれています。食べた瞬間に肉のジューシーさが口いっぱいに広がって幸せな気分になります。どのハンバーガーも大きくて驚きます。
洋光台駅周辺に住むうえで注意することは?
それでは、洋光台駅周辺に住むうえで、注意することも見ていきましょう。飲食店の数が少ない
飲食店の数は多いですが、ほとんどが駅の近くに集中しています。そのため、駅から離れるととたんに少なくなります。おそらくファミリー層が多く住んでおり、自炊が中心なのが理由と思いますが、外食派の方は少し住みづらいかもしれません。単身や共働き世代ですと、惣菜や弁当が中心になるのではないでしょうか。
この傾向は根岸線全線で言えるかもしれません。外食するのであれば、自動車などの移動手段を確保しておいたほうが良いでしょう。
坂や階段が多い
洋光台は”台”と名前の通り、もともと台地の住宅地を切り開いていた場所にあります。そのため、駅周辺は坂と階段がとても多いです。たとえ駅から近くても、細かなアップダウンを繰り返すので意外と時間がかかったりすることもあります。当然ながら自転車は電動アシスト付きでないとどこへ行くにも苦労するでしょう。
実際、駅の駐輪場を見てもアシスト付きの自転車がほとんどです。住むのであれば、移動手段も合わせて確保しておくことをおすすめします。
夜道が寂しい
ファミリー層が多く飲食店が少ないことから、駅の周辺は早い時間で人通りが少なくなります。街灯の数も少ないので、夜道はとくに暗く感じます。駅から離れたところには、見通しの悪い道をいくつかあるので不安に感じるのではないでしょうか。けっして治安が悪い場所ではありませんが、用心しておいたほうが良いでしょう。
洋光台の住みやすさを知るならHousii
閑静で落ち着いた雰囲気が魅力の洋光台ですが、実際に住んでみないとわからない点が多いことにも注意しましょう。
例えば、
- 近くに病院があるのはいいけど、救急車の音がうるさい
- 育児制度が充実しておらず、保育園探しに苦労した
- 飲み屋街が近くにあって、夜酔っ払いが多い
など、地元の人にしかわからない情報も少なくありません。つまり、その街の住みやすさを知るには地元に詳しい人に話を聞くのが最も確実で早い方法です。
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洋光台は明るい雰囲気が特徴的なデザイン性に富んだ街
横浜市磯子区、洋光台駅周辺の住みやすさ、おすすめスポットなどを紹介してきました。
洋光台駅は横浜駅へのアクセスだけでなく、都心へのアクセスも便利な場所だということが分かっていただけたと思います。また、駅前のマンションは、建築家の隈研吾氏・デザイナーの佐藤可士和氏によりリニューアルされました。
もともと洋光台駅前のマンションは高度経済成長期に建てられたものでした。「明るく、風通しの良い、普遍的に気持ちの良い場所を住人に提供する」というコンセプトにより、オープンスペースに芝生を張ったり、随所に木材を施したりして建物の雰囲気を一新させたのです。
少し歩いてみただけでも、随所に工夫が凝らされていることが分かります。建物全体が暖かな雰囲気となりました。
町の名前が、海から上る朝日がきれいなことに由来するというのも素敵です。この記事が、洋光台に住もうと考えている人の助けになれば嬉しいです。