集合住宅での騒音トラブルの解決策をシチュエーション別に解説

人が生活する上で、さまざまな音が発生するのは仕方がないことかもしれません。隣人が出す生活音が聞こえてもお互い様と考える人も多いでしょう。

しかし、不特定多数の入居者が生活している集合住宅では、騒音トラブルが発生しやすい傾向があるのも事実です。

そこで、今回は集合住宅での騒音トラブルの解決策をシチュエーション別に解説するとともに、騒音の基準や騒音トラブルに悩まされないための物件の選び方などもあわせてご紹介します。

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集合住宅でよくあるトラブルと解決方法

集合住宅でよくある騒音トラブルの事例を騒音の発生源ごとにまとめてみました。

「子どもの足音がうるさい」「夜遅くの話し声が気になる」

集合住宅の場合、上の階の住人の足音や隣室の住人の話し声が聞こえてくるのは珍しくありません。特に小さな子どもは家の中で走り回ったりするでしょうし、夜間は日中とは違い静かなので壁の向こうの話し声が聞こえてしまうこともあるでしょう。

このような、生活や行動によって発生する騒音トラブルは、音の発生源自体をなくすことはできません。

というのも、小さな子どもに家の中で遊んではいけない、走ってはいけないといっても難しいものがあるからです。また、最近はテレワーク推進により自宅で仕事をする人も増えています。業種によっては夜間に会話をしなくてはならないケースもあるでしょう。

こうした生活音の騒音トラブル対策としては、次のようなものが効果的です。

● 床に衝撃吸収(防音)マットを敷く(厚手のカーペットでも可)
● 天井に遮音シートを貼る
● 夜間はベランダの窓を閉める
● 隣室と接している壁に防音材を貼る

集合住宅では、騒音対策のためといっても遮音対策の工事ができないケースがほとんどです。工事が不要な遮音・防音効果のあるマットやカーテンなどを活用するのがおすすめです。窓の隙間に防音テープを貼るのも効果的です。

「テレビやステレオの音がうるさい」

日中は気にならないテレビの音でも、自身の生活音なども落ち着く夜になると気になってしまうということもあります。早い時間に就寝する場合、隣室が深夜までテレビを見ているだけでうるさく感じるでしょう。ピアノなど楽器の演奏も騒音トラブルの原因になります。

テレビやステレオのような音響設備による音を漏らさないためにはイヤホンなどをつけなくてはなりませんが、ずっとつけっぱなしでは耳にも負担がかかりますし、家族と一緒に音を楽しみたい場合には使えません。

このような音響設備による騒音トラブルの対策としては、次のようなものが効果的です。

● 夜間はテレビやステレオのボリュームを下げる
● ベランダの窓を閉めて音が漏れないようにする
● 窓を二重サッシにする
● テレビやステレオの位置を変える(窓や隣室に接している壁から離す)
● 天井や壁に防音材を貼る

また、壁際に本棚やタンスなどの家具を配置することでもある程度の防音は可能です。中に入った本や衣類が音を吸収してくれます。

窓から漏れる音は、窓を二重サッシにするか窓枠の空いている内側にもう1組冊子を設置することで同様の効果が期待できます。

「夜遅くに洗濯機を回している音がうるさい」「夜遅くの掃除機の音が気になる」

共働き世帯などは洗濯や掃除を夜間に行うケースも珍しくありません。しかし、夜はこうした生活家電の音も大きく感じてしまうものです。

このような生活家電の使用による騒音トラブルの対策としては次のようなものが効果的です。

● 音が出やすい家電はできるだけ日中に使用する(夜間や早朝の使用は極力控える)
● 洗濯機の振動を抑える防音シートや防振ゴムを設置する

洗濯機や乾燥機などは稼働音以外に振動も床や壁を伝わって騒音の原因となることも。防音だけではなく振動に対する対策も取っておくことをおすすめします

日中は留守がちで掃除が難しい場合は、最近普及が進んでいるお掃除ロボットなどを活用するのもおすすめです。

「扉の開閉音がうるさい」「浴室やトイレの給排水音がうるさい」

扉の開閉や入浴やトイレの使用は生活する上で絶対に出る音です。

● 扉の開閉の衝撃を和らげる緩衝材をドアの隙間に設置する
● 深夜の入浴は避ける

などが効果的ですが、このような住宅用設備による音は住人が気をつけるだけでは対策が難しいのが実情でしょう。

集合住宅での騒音の基準は40~70デシベル

騒音と一言でいっても、騒音と感じる音量は時間帯によって異なりますし、個人差もあります。
環境省が2019年に公表した「騒音に係る環境基準について」によりますと、昼間は70デシベル、夜間は65デシベルを超えると騒音として感じられるようです。

また、騒音トラブルに関する判例によると、受忍限度(社会生活を営むうえで我慢するべき限度)を1つの目安としています。受忍限度を超えていない騒音は、被害を訴える住民に我慢を促す必要があり、受忍限度を超えた騒音は規制基準などをもとに、原因となっている住民に注意を促す必要と考えられています。

騒音における受忍限度の基準値は、都道府県や市町村ごとに規制基準を設けており、40~60デシベル以下が一般的となっています。

今回事例として挙げたもののほとんどが60デシベル以上となるケースが多く、受忍限度を超えた騒音となる可能性が高いでしょう。

騒音トラブルに悩まないための物件の選び方

騒音トラブルはこじれると裁判まで発展してしまうケースもあります。同じマンションや近所の住民とのトラブルはなるべく避けたいものです。

物件を選ぶ際に騒音トラブルに悩まされにくい集合住宅のポイントを知っておくのも1つの対策です。

構造や天井や壁の厚さなど防音に優れた集合住宅

マンションの構造は鉄筋コンクリート造(RC造)または鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)であるのが一般的です。

戸建てに多い木造建築や軽量鉄骨造と比べれば、コンクリート造は遮音性能が高いですが、天井や壁の厚さはさまざまです。

天井や壁の厚さが厚いほど遮音性能は高くなりますので、物件を選ぶ際は構造に加えて住戸間の壁や天井の厚さも確認しましょう。

特に二重床や二重天井は住戸間に一定の空間(空洞)があるため、遮音性能がより高くなるのでおすすめです。

床材には音が伝わりにくい遮音フローリングを、窓からの音漏れが軽減できる遮音サッシを導入している物件を選ぶのも効果的です。

部屋の間取りや階層、位置を確認する

住む部屋の階層や位置によっても騒音トラブルにあう可能性を低くできます。

例えば、角部屋は隣に面した部屋数が少なく、最上階は上階からの足音を気にする必要がないなど、部屋の階層や位置によって騒音トラブルに発展する原因自体を減らせます

間取りもリビングや水回りなどの壁が隣室と接していないタイプであれば、その分騒音を感じにくくなるでしょう。

可能であれば、隣室の間取りも確認しておきましょう。寝室の壁向こうは隣室のリビングだった、というケースもあるからです。

立地や周辺の環境を確認する

交通量の多い道路の近くや鉄道の線路が近くにあるなど、立地や周囲の環境によっては外からの騒音に悩まされるケースも増えます。

物件を選ぶ際は、集合住宅自体だけではなく、周辺の環境についてもしっかり確認しておくことをおすすめします。

内見(内覧)が可能であれば、室内でどのくらい音が聞こえるのか確認できるので、ぜひ行っておきましょう。

日頃から隣人とのコミュニケーションを取っておくことも重要

聞こえてくる音は同じでも、その発生源の住人と交流があるかないかで騒音に感じるかどうかが変わります。親交のある相手ならば、騒音に対する受忍限度も緩やかになるものです。

例えば、子どもの足音がうるさくても、そこの家庭と親交がある場合は「元気が良くていい」と思えるケースもあるでしょう。逆に全く知らない相手だった場合は、ちょっとの音が騒音に感じてしまうかもしれません。

日頃から「うちには子どもがいるのですが、うるさくないでしょうか?」と声かけして関係性を作っておくのも効果的です。

マンション内のイベントや集まりなどに積極的に参加してみるのも1つの方法です。ちょっとした気配りと工夫で騒音トラブルが発生する可能性は低くなります。

もしも騒音トラブルが起こってしまったら直接交渉はNG

どんなに注意していても、騒音トラブルが起きてしまうこともあるでしょう。

そのような時は、直接相手に交渉したり警察を呼ぶなどの対応は避けましょう。特に当人同士の話し合いは感情的になりがちで、トラブルが余計に大きくなってしまう可能性もあるからです。

賃貸の場合は管理会社や大家さん、分譲の場合は理事会を通してコンタクトを取るなど、誰かに間に入ってもらったほうが得策です。

集合住宅では上下左右の隣人だけが騒音の発生源というわけではありません。「音はどこから発生しているのか」「騒音の被害に遭っている人が他にいないか」などの確認から始めましょう。

騒音トラブルは物件選びや日常的な気遣いである程度防げるもの

集合住宅では、生活音などが原因の騒音トラブルが発生しやすい傾向があります。しかし、物音を騒音と感じるかどうかは主観的なものによるところがあり、日頃から隣人への気遣いなどで防げます

騒音トラブルは足音などの生活音、テレビやステレオなどの音響設備によるもの、洗濯機など家電の可動音が原因となるケースがほとんどです。夜遅くや早朝は音が響きやすいため、なるべく音がでる行動は控えるなどの配慮も必要でしょう。

また、防音シートや遮音カーテンなどのアイテムを活用するのも効果的です。

騒音トラブルが発生しやすい構造や間取りのマンションを選ばないようにするためのポイントもご紹介しました。もし騒音トラブルが起きてしまったら、直接相手と交渉するよりも管理会社や理事会に間に入ってもらったほうが感情的にならずに話が進められます。

また、日頃から隣人との人間関係を良好に保つことも、集合住宅での騒音トラブルを発生しにくくする方法の1つです。

騒音トラブルはこじれると裁判沙汰になるケースもあります。気持ちよく住み続けるためにも、自分でできる対策はしっかり取っておきましょう。

分譲マンションでの騒音トラブルについては、こちらの記事でも解説しています。

分譲マンションで起こりうる騒音トラブル7パターンとその対策

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