マンションリフォームの費用相場から事例まで徹底解説

中古マンションのリフォームにかかる費用は、リフォーム箇所や使用する建材や設備のグレード、マンションの築年数によってさまざまです。たとえば水回りなら、キッチン交換で50〜200万円程度、浴室の交換には70〜150万円程度の費用がかかります。

また、築年数が経過すればそれだけリフォームが必要な場所も増え、コストがかかるでしょう。

今回は、築年数別と箇所別のマンションリフォームの費用相場からよくあるリフォーム事例まで解説します。

中古マンションの購入後にリノベーションを検討している方は、こちらの記事もご覧ください。
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マンションのリフォーム費用相場は?

まず初めにマンションのリフォーム費用相場はどのくらいなのでしょうか?

第一章では、マンションの部分補修というよりはむしろ、複数個所にわたってリフォームする際のリフォーム費用相場について解説していきます。

また、築年数別でおすすめのリフォームや費用相場についても解説していきます。

リフォームの概要については、こちらの記事をご覧ください。
リフォームとは?リノベーションとの違いやメリット・デメリット
【中古の家を買う】購入する前に知っておくべき2つの注意点

マンションのリフォーム費用相場は539.9万円

2017年に実施された大型リフォームを対象にした調査によれば、現在の住居を対象にしたリフォーム費用の平均は平均539.9万円、中古住宅購入時のリフォーム費用の平均は612.9万円となっています。

平均費用の高さに驚いた方も少なくないと思いますが、500万円以上のリフォームは間取りの変更などを伴う全面リフォームの可能性も高く解体費用が高くついている可能性があります。

逆に300~500万円の範囲では、水回りの総リフォームなどの劣化している設備の交換を行っているケースと言えるでしょう。

また、以下のグラフは費用別の割合を表したグラフになります。半数以上の人が300~500万円の範囲でリフォームを実施しており、逆に10%の人は1000万円以上のリフォームを実施していることがわかります。

マンションリフォーム費用相場

※リクルート住まいカンパニー実施「大型リフォーム実施者調査」より作成
※本調査は、300万円以上のリフォーム実施者を対象にしています。

築20~30年マンションのリフォーム費用相場

築20年を超えたマンションは、キッチンや浴室、トイレなどの水回りの劣化・故障が発生する時期です。設備機器の不具合や故障ほか、キッチンや浴室全体の老朽化・痛みが目立ちはじめます。

以下は、基本的な設備について全てリフォームした場合の相場です。

施工内容 リフォームの費用相場
壁紙の張り替え 約42万円
便器の交換 約5万円
畳表の交換 約3万円
給湯器の交換 約15万円
洗面台交換 約10万円
ユニットバスの交換 約65万円
キッチン交換 約60万円
トイレ本体の交換 約10万円
リフォーム費用合計 約215万円

※延床面積約70㎡の場合

給湯器の交換や便座交換、洗面台交換などの部分的な設備交換であれば、50万円程度で収まります。

しかし、キッチンと浴室、トイレ本体、洗面台などをまとめて交換する場合は、150〜200万円程度の費用がかかるでしょう。

実際に、上の調査では築20~30年以上では平均リフォーム費用は532万円、63.1%が300~500万円未満でのリフォームを行っており、間取りの変更などを伴う大規模リフォームはそこまで多くないと言えるでしょう。

上で算出した一例との差がだいぶ大きいですが、家の劣化具合は個々の住宅によっても変わってくることが大きな原因です。以下で解説するように間取りの変更を伴うリフォームを行った場合価格は大きく開いてくるでしょう。

築30~40年マンションのリフォーム費用相場

築30〜40年になると、水回りの設備は寿命を迎えるだけでなく、クロスやの汚れや剥がれ、フローリングの痛みが目立ってきます。

施工内容 リフォームの費用相場
壁紙の張り替え 約42万円
便器の交換 約5万円
畳表の交換 約3万円
給湯器の交換 約15万円
洗面台交換 約10万円
ユニットバスの交換 約65万円
キッチン交換 約60万円
トイレ本体の交換 約10万円
フローリングの交換 約45万円
間取りの変更(2部屋を1部屋に) 約70万円
リフォーム費用合計 約325万円

※延床面積約70㎡の場合

キッチン、浴室、トイレ本体、給湯器、洗面台の交換、畳張替えなどに150〜200万、クロスと床材の張替え工事に90〜100万程度と、これだけで250〜300万円程度のリフォーム費用が必要です。

また、家族の成長や加齢とともに生活スタイルが変化し、間取りに関するリフォーム工事が必要になる場合もあるでしょう。

2部屋の1部屋にしたり、リビングに間仕切り壁を設置したり(20万円〜)する場合は、400〜450万円程度のリフォーム費用がかかると考えておくとよいでしょう。

また、上の調査では平均リフォーム費用は654.4万円にのぼり、3割を超える人が700万円以上のリフォームを実施しています。

築40年越えマンションのリフォーム費用相場

築40年を超えるマンションは、全体的に内装が痛み、給水管や排水管の老朽化ほか、間取りやドア、窓などが時代遅れになっています。

できるだけ長く、快適に暮らしていくためには、部分的にリフォームよりも住戸内を一度すべて解体・撤去するスケルトンリフォームで新築同様にする必要があります。

スケルトンリフォームとは元の壁や床などをすべて解体撤去してスケルトン、すなわちコンクリートが丸見えの状態にまで戻したうえで、内装を新しくするリフォーム工事です。

費用相場は600〜800万程度ですが、間取り変更など、リフォーム内容によっては1,000万円以上かかる場合もあるでしょう。

実際に上の調査では、平均リフォーム費用が934.1万円に上り、1,000万円以上かけてリフォームした人の比率は36.1%に上っています。

マンションのリフォーム費用を箇所別に解説

マンションのリフォームについて、キッチンや浴室など、箇所別の費用相場は次のとおりです。

キッチン交換:50〜300万円程度

マンションのキッチンには、コンロ・シンク・調理台が横並びになっているI型キッチン、L型になっているL型キッチン、そして対面型と、さまざまな種類があります。

それぞれどのグレードのキッチンに交換するかによって費用は若干変わってきます。以下の表はそれぞれのリフォーム費用相場をまとめた表です。

キッチンの種類 費用相場
I型 50万~110万円程度
L型 60万~150万円程度
対面型(ペニンシュラ) 100万~200万円程度
対面型(アイランド) 180万~200万円程度

また、壁際にあったI型キッチンを対面型などにする場合、別途で配管工事や電気工事が合計10万円程度必要になるケースがある点に注意しましょう。

キッチンリフォームの費用相場は?工事期間や注意点を詳しく紹介

水回りのリフォーム:200万円程度

水回りのリフォームには浴室や洗面所、またトイレの交換が必要になります。

それぞれ順を追って説明していきます。

浴室をユニットバスに交換する場合のリフォーム費用は、70〜100万円程度です。ただし、築年数が経過したマンションで、浴室が従来工法である場合は、浴室の解体作業が別途必要となり、15万円程度追加で支払う必要があります。

洗面所のリフォームは、洗面台の交換や脱衣所のクロス・床材の張替えが主流です。洗面台の交換だけする場合は、20〜50万円程度です。また、防水性の高いクロスや床材を選ぶことも重要です。クロスは1坪3〜5万円床材は1坪2〜5万円程度の費用がかかります。

トイレリフォームにかかる費用は、温水洗浄付きトイレやタンクレストイレなどへの交換で、20〜40万円程度です。和式トイレから洋式トイレへの交換の場合は、60万円程度かかるケースもあります。

リビング:床暖房設置で30〜80万円程度

リビングはほかの箇所よりも空間が広く、リフォームの内容も多岐にわたります。リビングのリフォーム内容の主流は、クロスやフローリングの張替え、床暖房の設置などです。

クロスの張替えは、1平米あたり1,500〜2,000円、フローリングは上張りで1平米あたり1万円〜1万5,000円程度、張替えで1万5,000〜2万円程度かかります。

使用する素材によって費用が大きく変わってくるため、部屋のイメージや性能、予算とのかねあいをよく考えて選びましょう。

床暖房の設置費用相場は、30〜80万円程度です。

リビングに間仕切り壁を設置する場合は、1ヵ所あたり10〜20万円かかります。増設カウンターの設置には、10〜15万円程度の費用が必要です。

和室から洋室へ:6~90万円

和室から洋室に変更するリフォーム方法はさまざまあり、それぞれ費用相場は異なります。

リフォーム内容 費用相場
畳からフローリングへ 6万~30万円程度
和室の天井や壁のリフォーム 10万~35万円程度
ふすまから扉へのリフォーム 8万~15万円程度
押し入れからクローゼットに 18万~22万円程度
洋室へのフルリフォーム(8畳の場合) 53万~90万円程度

部分的なリフォームをする場合とフルリフォームを行う場合では費用が大きく異なる点に注意しましょう。

マンションのリフォーム費用別にみる事例を紹介

第2章では、リフォーム費用総額の内訳について箇所別に解説してきましたが、「どのくらいの費用があったら、雑誌に出てくるようなリフォームができるの?」など、どのくらいの費用でどのくらいのリフォームができるか気になっている人も少なくないと思います。

そこで、第3章では費用別にみるリフォーム事例について紹介していきます。

【リフォーム事例①】300万円以内で水回りのフルリフォーム

300万円以内で出来るリフォームとしては、間取りの変更を伴わない水回り中心のフルリフォームなどでしょう。

具体的には、「キッチン」「お風呂」「トイレ」「洗面台」の4点がありますが、それぞれ低グレードの設備を選択すれば150万円程度に抑えることもできます

また、水回り以外にもフローリングやクロスの張替えも追加で行うことができる可能性もあります。

フローリングの張替えは既存の床を解体せずに、中程度のグレードの床材を上から貼れば予算を抑えることが可能です。また、クロスの張替えも特注のものではなく、オーダーメイドのものを使えば費用を節約することができます。

間取りの変更を伴うリフォームではなく、劣化している設備を交換するだけで充分だと考えている人には向いているリフォームの形と言えるでしょう。

費用の一覧は以下の通りです。

リフォーム内容 費用相場
I型キッチンの設置 50万円程度
浴室のリフォーム費用 70万円程度
洗面所のリフォーム費用 20万円程度
トイレのリフォーム費用 20万円程度
クロスの張替え費用 40~50万円程度
フローリングの張替え費用 70~90万円
合計金額 270~300万円

【リフォーム事例②】500万円程度で間取り変更を行うリフォーム

500万円以上の費用を使うことができれば、水回りのリフォームに加えて間取り変更を伴うリフォームが可能です。

例えば、築30年以上で和室があるマンションの場合は、洋室へのリフォームなどを行うことも可能です。

また、300万円以内でのリフォームの場合は、I型キッチンへのリフォームでしたが対面型のアイランドキッチンへのリフォームの可能性も見えてくる予算でしょう。

具体的な費用一覧は以下の通りです。

リフォーム内容 費用相場
アイランドキッチンの設置 180~250万円程度
浴室のリフォーム費用 70万円程度
洗面所のリフォーム費用 20万円程度
トイレのリフォーム費用 20万円程度
クロスの張替え費用 40~50万円程度
フローリングの張替え費用 70~90万円
和室から洋室へのリフォーム費用 53~90万円程度
合計金額 453~540万円

【リフォーム事例③】500万円以上のスケルトンリフォーム

500万円以上のリフォーム費用を想定している場合は、一度壁や床などをすべて解体撤去したスケルトンリフォームがおすすめです。

スケルトンリフォームの費用相場は、以下の通りです。

大きさ 費用相場
50㎡ 550~700万円
60㎡ 700~900万円程度
70㎡ 900~1050万円程度
80㎡ 1050~1200万円程度

あくまでも上の表は相場のため、デザインへのこだわりや水回り設備へのこだわり具合によっても相場は変わってきます。

リフォーム前提で中古住宅の購入を検討している場合などにスケルトンリフォームを行う人は多く、そういった方は物件価格に加えて別途で費用を準備しておくようにしましょう。

中古でリノベーションするときのコツや向いている物件の特徴

マンションのリフォーム費用を抑える5つのコツ

リフォームをする際、見積もりが予算を大幅に超えてしまうことがあります。

ここでは、リフォーム費用をできるだけ抑え、予算内に収めるためのコツを5つご紹介します。

リフォームの優先順位を決めておく

リフォーム計画を立てる際は、リフォームする箇所を書き起こし、優先順位をつけていきましょう

というのも、初めてのリフォームを検討している方に多い失敗として「あれもこれもとリフォーム箇所を増やしていったら予算オーバーになった」というケースが多くみられます。

また、リフォーム会社の「誘いに乗らない」ことも大切です。「いつかまたリフォームするぐらいなら今のうちに」などと、ついでに予定していなかった部分のリフォームをすることはおススメできません。

人が生活している限り、間違いなく家は古くなり不具合が出てきます。先々のことを考えて予定外のリフォームをするとすぐに「資金難」の生活がやってきます。

できるだけ借金などをせず、必要最小限の投資をこころがけ、必要なところだけをリフォームするほうが良いでしょう。

建材や設備のグレードを下げる

同じメーカーでも、設備のスペックや仕様によって、必要なコストは大きく異なります。リフォームの予算が厳しい場合は、設備のグレードを下げることも積極的に検討しましょう。

たとえばフローリングを張り替える場合、安価な「合板フローリング」は1㎡あたり約6,000円程度です。一方、合板でもややグレードのよいものは1㎡あたり約9,000円、天然の無垢材だと約11,000円です。

家中のフローリングを天然の無垢材にすると、かなりのコストが掛かるでしょう。しかし、天然の無垢材を部分使いに留めれば、大幅なコストカットが可能です。

リフォームで大切なのは、資金投入にメリハリを付けることです。重要なところにはきちんとお金を掛け、そうではないところは妥協も必要と考えましょう。

掛け率が高い業者を利用する

リフォーム業者には、掛け率という割引率が存在します。掛け率はリフォーム会社の販売実績や仕入れ台数によって異なります。

そのため、自分が希望しているメーカー商品の値引率が高い業者を選ぶことで、定価よりも30〜50%安く費用を抑えることができます

また、普及品であれば、業者によって半額以上の割引率が適用されることもあります。

リフォーム費用のなかで、設備費は大きなウエイトと占めるため、割引率を理解し、利用することで、コストを大幅に軽減することが可能です。

まずは複数の業者に見積もり依頼をとり、同じリフォームプランでどれだけ掛け率の高い商品を用意できるかをしっかり確認しましょう。

リフォームローンを利用する

家を購入する時や、リフォームする時に現金で一括払い、という人はあまりいません。ほとんどの人は金融機関の融資やローンを利用しています。マンションのリフォームでも決して安い「設備投資」ではありません。

今後の生活のことも考え、無理をしないでローンを組むことをおススメします。住宅関係のローンには、住宅ローンリフォームローンの2種類があります。住宅ローンはリフォームにも利用できますが、リフォームよりも融資額が高い分、審査や条件が厳しいのが一般的です。

スケルトンリフォームなどの大規模リフォームを検討している場合は積極的に検討しましょう。

リフォームローン 住宅ローン
初期費用 なし 20万円ほど
金利 約2~5% 約1~2%
審査 比較的緩い、1,2日~1週間程度 厳しい、2週間程度かかる
返済期間 最長10~15年 最長35年

住宅ローンの減税制度を利用する

築25年以内の中古マンションを住宅ローンを利用して購入した場合は、物件購入の住宅ローン減税ほか、マンションのリフォーム費用に対して住宅ローン減税が適用される場合があります

適用条件は次のとおりです。

● リフォーム費用(工事費)が100万円以上であること
● リフォーム工事完了、住宅引き渡しから、6ヶ月以内に居住すること
● リフォーム工事後の専有床面積が50㎡以上であること
● 住宅ローンの返済期間が10年以上であること
● 年収が3,000万円以下であること

住宅ローン減税が適用されれば、リフォーム費用を大きく削減することが可能です。住宅ローン減税制度の詳しい適用条件などは、国土交通省によるすまい給付金のHPをご覧ください。

また、マンション購入を検討している方はこちらの記事もご覧ください。
低層マンションならではの魅力や購入時に注意することを解説
【はじめてのマンション購入】注意すべき7つのポイントを徹底解説

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記事のおさらい

マンションのリフォーム費用相場は?
2017年に実施された大型リフォームを対象にした調査によれば、現在の住居を対象にしたリフォーム費用の平均は平均539.9万円、中古住宅購入時のリフォーム費用の平均は612.9万円となっています。マンションのリフォーム費用相場は?をご覧ください。

マンションのリフォーム費用を箇所別に教えてください
キッチン交換:50〜300万円程度、水回りのリフォーム:200万円程度、リビング:床暖房設置で30〜80万円程度、和室から洋室へ:6~90万円、が相場となっています。マンションのリフォーム費用を箇所別に解説をご覧ください。

300万円以下であれば、どんなリフォームが可能ですか?
300万円以内で出来るリフォームとしては、間取りの変更を伴わない水回り中心のフルリフォームなどでしょう。

具体的には、「キッチン」「お風呂」「トイレ」「洗面台」の4点がありますが、それぞれ低グレードの設備を選択すれば150万円程度に抑えることもできます。

また、水回り以外にもフローリングやクロスの張替えも追加で行うことができる可能性もあります。マンションのリフォーム費用別にみる事例を紹介をご覧ください。


マンションのリフォーム費用を抑えるコツを教えてください。
リフォームの優先順位を決めておくことや、建材や設備のグレードを下げたりすることで費用を抑えることができます。また、住宅ローン減税の適用などによって、費用を抑えることもできます。マンションのリフォーム費用を抑える5つのコツをご覧ください。

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