中古アパート経営は本当に失敗しないのか?|収入や利回り、必要な資金を解説

土地活用を考えている方へ
  • 「何から始めると良いかわからない…」そんな方はまずはチャットでご相談を
  • 複数の活用プランを比較することで、より収益性の高い活用をできる可能性が高まります

新築に比べて低コスト・高利回りの不動産投資方法として、注目されているのが中古アパート経営。これから不動産で資産形成をしたいと考えているなら、中古アパートを購入して、賃貸経営をしてもよいでしょう。

ただ、中古アパート経営にはデメリットも少なくありません。中古アパート経営を成功させたいなら、事前にどんな失敗事例があるのか知る必要があります。この記事では、中古アパート経営の利回りや初期費用、デメリットなどをまとめて解説しています。

新築アパート経営についての基礎知識やデメリット、利回りについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。

中古アパート経営は儲かるのか

中古アパートは、新築アパートを建設するよりも安く購入できるため、新築に比べて儲かりやすい不動産投資方法と言えます。ここからは、中古アパート経営が儲かると言われる3つのメリットを簡単に解説します。

儲かる理由1:利回りが高い

中古アパートは新築アパートよりも安く購入できるため、投資回収効率がよく、新築と比較すると利回りが高いといえます。新築アパートは初期費用を回収するだけでも長い年月がかかります。しかし、中古アパートならコストが低い分、費用の回収も早く、結果的に利回りもよくなります。

実際の利回りは物件によって異なりますが、収益化をしやすいという面では大きなメリットといえます。

儲かる理由2:節税ができる

中古アパートを経営することで、節税ができる点もメリットの1つです。アパート経営をしている場合は、アパートにかかる固定資産税や都市計画税などの税金を、経費に計上できます。

また、賃貸物件は建物の減価償却費やその他物件の補修などにかかった費用も経費にできるため、計上分が多いほど所得税の節税効果は高いといえます。これはアパート経営を本業にしている場合だけではなく、副業で行っている場合にも同じことがいえます。

経費計上してアパート経営分の帳簿上の利益がマイナスになっていると、損益通算によって本業に課税される所得税や住民税の節税も可能です。

儲かる理由3:初期費用が安い

これから不動産を購入し、アパート経営を考えている場合は、新築物件を選ぶよりも中古のほうが初期費用が安いです。

中古アパートは購入費も安いため、できるだけ初期費用を抑えて賃貸経営を始めたい人にはおすすめです。費用が安いことで元手が少なくても始めやすく、かつ費用も早期に回収しやすくなります。

中古アパート経営の5つのデメリットと対策

初期費用の少なさから、高い利回りが期待できる中古アパート経営ですが、失敗事例も少なくありません。ここからは以下の5つの失敗事例を紹介していきます。

  • 設備の改修コストが高い

  • 新築より人気が低いため集客が困難

  • 耐震性や構造に問題がある可能性が高い

  • 家賃設定や工事がスムーズにいかない

  • 入居者が出ていく場合がある

同じ失敗を繰り返さないためにも、1つずつ確認していきましょう。

設備の改修コストが高い

内見時にはきれいに見えていた物件も、実際に入居者が住み始めると様々な不備が見つかることがあります。実際に、築年数が多い物件では、「床や壁紙などはきれいにしていても、水道やガスなどの配管は20年前のまま。」ということが少なくありません。

例えば、昔の水道管は金属のものが多く、年月が経つとサビなどで劣化し、コンクリート内部で破裂してしまうことがあります。水漏れトラブルが起こってしまうと、修繕費用だけではなく、入居者への損害賠償が必要になることもあります。

事前に、設備ごとの耐用年数と築年数を比べることで、どのぐらい設備の修繕や取替をしなければならないのかを把握することができます。中古アパートを見に行く際には、「最近リフォーム・改築したのはいつか」「どんなメンテナンスが定期的に行われているのか」という点を確認しておきましょう。

新築より人気が低いため集客が困難

築古アパートは、新築に比べて人気が低く集客が難しいため、空室になってしまう可能性が高いです。

中古アパート経営を考える際には、初期投資額の小ささに注目しがちです。うまく客付けできれば利回りは高いですが、その分集客の難易度が高いことにも注意しましょう。集客がうまくいかないと、高金利のローン返済が難しくなったり、物件の修繕費用の捻出が困難になります。

中古アパート経営を始める際には、物件価格の低さだけではなく、集客できるかどうかを念頭において判断しましょう。

耐震性や構造に問題がある可能性が高い

中古アパートの中には、設備だけではなくそもそもの構造や耐震性に難がある物件もあります。中古アパート物件で気をつけたいのは、「既存不適格建築物」と呼ばれる物件です。

既存不適格建築物とは、「建築当時の規定には適合していたが、新たな規定が定められ、現在は不適合になってしまった物件」のことです。

既存不適格建築物は、リフォームや改築を行う際に、既存の規定に合わせる必要があり、余計な費用がかかります。特に耐震性や構造などが規定に沿っていない場合には、大規模な工事になるため多額の費用が必要です。

耐震性や構造に不安がある場合には、住宅診断士などの専門家とともに、建物の状態を判断してもらいましょう。

また、耐震性や構造は築年数よりも管理の状態で大きく変わります。構造や耐震性を調べる際には、築年数だけではなく管理の状態も把握して、物件の正確な状態を把握しましょう。

家賃設定や工事がスムーズにいかない

中古アパート物件を購入した場合、オーナーチェンジ物件の場合があります。オーナーチェンジ物件とは、現在の入居者がそのまま入居し続けている状態で、売買されている物件です。

オーナーチェンジ物件は、家賃収入をすぐに得られるというメリットがある一方で、注意点もあります。

すでに入居者がいる場合には、すべての部屋を内見できません。そのため、リフォームをしたくても工事ができません。さらに、賃貸借契約上、家賃の改定や入居条件の変更も難しくなることがあります。

すでに入居者がいる際には、リフォームや家賃計画をすべて思う通りに始められないことを把握しておきましょう。

既にいる入居者が出ていく場合がある

中古アパートを購入する際に、物件受け渡しのタイミングと、入居者の更新年が重なってしまうことがあります。

例えば大学近くの中古アパートを購入した場合に、住んでいた学生の卒業とアパートの購入タイミングが重なり、入居者が0の状態からアパート経営を始めなければいけないこともあります。

すでに入居者がいる場合には、入居者の契約状態や条件について事前に把握しておきましょう。


中古アパート経営を検討する際には、同時に新築アパートの経営も検討してみるとよいでしょう。
初期費用は高額になりますが、高収益に期待でき、立地次第では高い利回りが見込めます。

中古アパートはポータルサイトなどで調べることができますが、新築アパートはまだ建っていない分利回りや収益が想定しづらいものです。
そこで、土地活用比較サイトを活用すると、アパート経営のプロに収益や費用感の相談をすることができ、どのくらい儲かるのかをイメージすることができます。

どんなアパートを建てるべきか、間取りはどうすべきかといった具体的な相談をすることも可能なので、新築アパートも視野に入れたい方は一度土地活用比較サイトで相談してみることがおすすめです。

土地活用比較サイトの利用手順
土地活用比較サイトの利用手順

中古アパート経営の利回りと収入

ここからは中古アパート経営の収入や利回りを具体的に解説していきます。どのような収益が発生し、どの程度の利回りを期待できるのか、確認していきましょう。

中古アパート経営の収入

家賃収入以外にもアパート経営の収入を得ることは可能です。例えば、中古アパート経営の収入には以下の4つが挙げられます。

収入タイミング 項目 費用
定期収入 家賃 相場による
共益費 家賃の5%~10%
臨時収入 礼金 家賃の1ヶ月~2ヶ月分
更新料 家賃の1ヶ月~2ヶ月分

アパート経営の収入には、家賃収入のような定期的な収入と、決まったタイミングのみで得ることができる臨時収入があります。臨時収入のタイミングは、礼金は入居時に初期費用として得ることができ、更新料は一般的には2年ごとに得ることができます。臨時収入は、相場にもよりますが、最大で4ヶ月分の家賃収入をキャッシュで一度に得られます。

ただ、中古アパートの集客では、初期費用を下げて入居者をつけることもあるため、集客プランに応じて得られる収入は変わる可能性があります。さらに、関西圏では更新料がない地域もあるため事前に確認が必要です。

中古アパート経営で重要になるのは、入居者を増やし家賃収入を最大かつ安定化させることです。中古アパート経営で、収益を上げるためにも、賃料や集客プランは不動産会社と相談して綿密に計画をたてましょう。

中古アパート経営の利回りの見方

中古アパート経営には、主に以下の2つの種類の利回りがあり、それぞれ役割が異なります。

  • 表面利回り(別名:グロス利回り)

  • 実質利回り(別名:ネット利回り)

  • 自己資本配当率(別名:CCR)

正確に数字を判断できるように、一点ずつ確認していきましょう。

表面利回り(別名:グロス利回り)

表面利回りとは、「物件の購入価格に対する、年間家賃収入の割合」を示します。WEBサイトなどで物件を調べる際には、年間経費や初期費用を調べることが出来ないため、表面利回りを参考に物件を判断することになります。

表面利回りは、以下のような計算式で算出することができます。

  • 表面利回り = 年間家賃収入 ÷ 物件購入価格 × 100(%)

表面利回りは、経費などを含まずに算出されているため、安全な経営ができる物件かどうかまではわかりません。物件の候補を考える際には参考に出来ますが、表面利回りだけで物件を決めないようにしましょう。

実質利回り(別名:ネット利回り)

実質利回りとは、「物件購入時にかかる全費用に対する、年間の家賃収入から諸経費を差し引いた利益額の割合」を示す数字です。実質利回りは、物件の危険性や経営の現実度合いを知ることができます。

実質利回りは、以下のような計算式で算出することができます。

  • 実質利回り = ( 年間家賃収入 – 年間経費 ) ÷ ( 物件購入価格 + 取得時諸経費 ) × 100(%)

実質利回りは利益をもとに算出した数字を知ることができます。実際に購入する物件を決める際には必ず確認しておくべき利回りです。

自己資本配当利回り(別名:CCR)

自己資本配当利回りとは、別名:CCR(Cash on Cash Return)と言われる数字です。「年間の利益額に対する、自己資本の割合」を指し、CCRが高いほど投資効率が良い投資ということができます。

自己資本配当利回りは以下の計算式から算出することができます。

  • 自己資本配当利回り=利益 ÷ 自己資金× 100(%)

自己資本配当利回りの高さは、自己資本の余力を示す数字です。そのため、自己資本配当利回りが高いと、設備投資をしたり、投資サイクルを上げるなどより流動性の高い資産形成ができるといえます。また、修繕やリフォームなどの予想外の出費にも対応することができるため、自己資本配当利回りが高いとその分リスクに備えることができるといえます。

一方で、自己資本配当利回りが高いと、返済額自体が大きくなるため、金利上昇リスクは高くなります。返済額が大きいと少し金利が上昇しただけでも、返済額がガクッと上がってしまうからです。

自己資本配当利回りは、実質利回りが似たような物件を比べる際に、優先順位をつける程度に利用しましょう。特に、自己資本配当利回りだけで判断することがないように注意が必要です。

中古アパート経営の表面利回りシミュレーション

中古アパート経営が儲かるかどうかを実際に数字で判断するため、以下のコンテンツでは購入価格と家賃相場をもとに、表面利回りについてシミュレーションしています。

中古アパートの物件例

  • 立地:神奈川県横浜市青葉区
  • 物件価格(※参考1):2049万円
  • 間取り:1DK~2DK
  • 戸数:8戸
  • 家賃(※参考2):7.98万円
  • 空室率:0%(満稼働想定)

参考1:横浜市青葉区の中古アパートの価格相場

参考2:横浜市青葉区の家賃相場

このアパートの場合、年間の満室時の賃料収入は「7.98万円×6戸×12ヶ月=574.56万円」となります。

表面利回りは、「(満室時の年間家賃収入÷物件価格)×100」という式で算出できます。この式に上記の条件を合わせると、「{(7.98×6×12)/2049}×100=28.0%」となり、表面利回りは28.0%と算出できます。この物件の場合、前向きに検討する余地がありそうです。ただ表面利回りは、物件価格以外の費用を含めていない利回りなので、参考程度に判断しましょう。

実際に購入価格以外の初期費用や諸経費、ローン返済額を踏まえると、利回りはガクッと下がります。実際に利回りを計算する際には、ランニングコストや空室率を加味して、より正確な数字で算出してみましょう。

中古アパート経営を始めるために必要な資金

中古アパート経営を始めるための初期費用は、主に4つの項目に分けられます。

  • 物件購入費用

  • リフォーム・修繕費用

  • 各種保険料

  • 税金

それぞれの項目でどのような費用が発生するのか、1つずつ確認しておきましょう。

物件購入費用

物件価格 物件を購入する費用。ローンを使う場合には、全額ではなく手付金として一部が発生する
不動産取得税 不動産を購入すると必ず必要になる税金
不動産仲介手数料 不動産会社を通じて不動産売買を行った際にかかる費用。個人間の取引では発生しない
ローン手数料 ローンを借りるにあたり発生する事務手数料や保証料など
清算金 固定資産税や都市計画税を売主側に、買い主が日割りで支払う費用。
司法書士報酬 移転登記やローンの抵当権の設定登記は行政書士にやってもらうのが一般的
登録免許税 不動産の所有権を移転する際に発生する税金

物件ごとに金額は違うものの、アパートの購入では数千万円程度の費用がかかることが多いです。また、物件購入に付随する費用は、物件価格のおよそ10%が必要になると言われています。

リフォーム・修繕費用

中古アパート経営では、物件購入時にリフォームや修繕を行う必要があります。壁紙やフローリングなどの内装を整えるだけでも、入居や家賃増額につなげることができます。内装だけではなく、トイレや風呂などの設備を新しくするなど、どこに修繕コストをかけるかは経営者の腕の見せどころといえます。

また、中古アパートの修繕で注意すべきは、内装だけではなく水道管やガス管などのライフラインに関する修繕です。ライフラインの修繕は、工事期間が長くなりやすく、生活に直接影響するため、入居者の途中退去に繋がってしまいます。中古アパートを購入する際は、契約書の瑕疵担保責任の記載や重要事項説明書を読み、購入後に修繕が必要になっても対応できるようにしておきましょう。

各種保険料

火災保険料 「家財道具」「建物」が火災が原因で損害が発生した際の補償を受けられる
地震保険料 地震や津波が原因で起こった火災や損害などに対して補償を受けられる

アパート経営に必要な保険料は、一般的に保険料は先にまとめて支払ったほうが、安くなるように設定されています。万が一のときに備えて必ず加入するようにしましょう。

10年など長期間分の費用をまとめて支払うと50万円近い支払いが必要になります。紹介されたプランを鵜呑みにするのではなく、複数社で比較し、より経営状態に適したプランを見つけましょう。

税金

都市計画税 地方自治街によって、開発該当区域に指定された地域に土地を所有する場合、課税される税金。固定資産税評価額の0.3%に相当する。
固定資産税 全国一律で土地に課税される税金。固定資産税評価額の1.4%に相当する額が課税される。
所得税 20万円を超える収入がある場合に課税される。
住民税 前年度の所得に対して1月1日時点の住所地で課税される。
事業税 法人の行う事業及び個人の行う一定の事業に対して、その事業の事務所又は事業所の所在する道府県が課す税金。

ローンの返済費用や修繕積立金などは、家賃収入から税金を引いた残金から捻出されます。そのため、きちんと手取りが残るアパート経営を行うには、税金のシミュレーションが重要です。

また、経営がうまくいってなくても、収入に関係なく都市計画税や固定資産税は、支払う義務があります。また、減価償却期間が終了すると所得税の額は増えてしまいます。初期費用が少ない中古アパート経営ですが、税金の増減などは事前に試算しておきましょう。

中古アパート経営で成功するためのポイント

中古アパート経営で成功するために、気をつけておくべきポイントとしては以下の3つが挙げられます。

  • 仲介会社と集客プランを工夫する

  • クレーム対応は素早く行う

  • メンテナンスや清掃はマメに行う

アパート経営で成功するためにも、1点ずつ確認しておきましょう。

集客プランを工夫する

中古アパートは新築より人気が低く、数も多いため集客が難しいのが特徴です。しかし、中古でも集客プランを工夫すれば、他の物件とうまく差別化でき、空室率を下げることができます。

集客プランの工夫の仕方としては、入居者向けと仲介会社向けの方法があります。

入居者向けには、入居時の初期費用を分割払いできるようにしたり、礼金を引き下げるなど、金銭面でのキャンペーンが有効です。一方で、入居者に物件を紹介してくれる仲介会社のモチベーションを上げることも重要です。入居が決まった際に支払う、仲介手数料を引き上げたり、専任媒介にするなどの方法が効果的です。

モチベーションを上げれば、多くの入居者候補に勧めてくれるので入居者が集まりやすくなります。中古アパートは集客力に弱いからこそ、集客プランを工夫して対応しましょう。

クレーム対応は迅速に行う

アパート経営で収益を上げるには、空室率を下げる必要があります。アパート経営で最大の空室対策は、退去者数を減らし、長期間入居してもらうことです。

退去者を減らすには、入居者からのクレーム対応のスピードと質が重要です。クレーム対応が悪いと入居者からの信頼を失い、退去の原因になります。一方でクレーム対応を丁寧にできれば、満足度を上げることもできます。

入居者からのクレームは、最初は管理会社に伝わり、その後オーナーに繋がります。そのため、管理会社とは定期的に連絡を取り、クレーム時に迅速に対応できるようにしておきましょう。

メンテナンスや清掃はマメに行う

中古アパート経営で成功するためには、中古でも入居者がストレスなく生活できる建物の状態を維持することが重要です。

中古アパートは建物が劣化しやすいため、新築のように10年ごとの修繕では劣化が進んでしまいます。そのため、日頃から清掃やメンテナンスを行うことが、魅力的な物件を維持するために重要です。

外装の見た目や設備のサビつき劣化などの、外見の問題で、入居に後ろ向きになったり、入居者がストレスを感じて退去することもあります。

あまりにもメンテナンスや修繕箇所が多い場合には、大規模なリフォームも検討しましょう。リフォームし、住みやすい物件にすることで、家賃を高く設定できる場合もあります。

中古アパート経営を成功させるためには、メンテナンスや清掃などをマメに行い、きれいな建物の状態を維持できるようにしましょう。

中古アパート経営を始めるまでの流れ

現在アパートを所有していない場合は、物件を購入することからアパート経営はスタートします。中古アパートを購入する手順は、次の通りです。

  • 物件の候補を洗い出す

  • 中古アパートを絞り込む

  • アパートの調査を行う

  • 売主へ購入の意思を伝える

  • 売買契約締結

  • 中古アパートの引き渡し

  • リフォーム会社選び

これら6つのステップを踏むことで、経営用の中古アパートをスムーズに購入できるでしょう。

物件の候補を洗い出す

まずは物件の候補をいくつか洗い出します。中古アパートの物件情報を得る方法としては、以下の3つが中心です。

  • 競売

  • 不動産会社

  • ポータルサイトなどで自力で探す

それぞれのメリット・デメリットについて一つずつ確認していきましょう。

競売

競売で物件を探すメリットは、市場価格よりも安い物件が手に入る点と、普通では手に入りにくい物件が手に入りやすい点です。

強制的に退去を命じられているなどのワケアリの物件も多いですが、好立地の土地や建物が手に入る可能性もあるため、確認して損はありません。一方で、購入後の残置物撤去や修繕費用はすべて自己負担であり、ローンの借り入れが難しいというデメリットもあります。

特に初心者の方の場合は、物件の見極めが難しく初めてアパート経営を始める際にはおすすめできません。

不動産会社

中古アパート物件に迷ったら不動産会社に相談してみましょう。おすすめの物件や非公開の物件など様々な情報を得ることができます。

管理を依頼する際には、不動産会社と良好な関係を築いておくことで、管理料金の割引や、優先的に入居者を紹介してくれることがあります。

不動産会社に相談する際には、予算や希望エリアなどを先に伝えておくと、スムーズに物件を探すことができます。

ポータルサイトなどで自力で探す

不動産の取引は個人間でも行うことができます。例えば、相続税の支払いのために不動産を売却したい売り主さんは、売り主自身が物件を宣伝していることがあります。

ポータルサイトを活用することで、よりよい物件を安く仕入れることができる確率が上がります。一方で、売主側としては早く売却したいため、先に見つけていても即決の人がいれば物件を取られてしまうことがあります。

他の物件を十分に見れていない時や、初めて中古アパート経営を始める時には、焦らずに自分のペースで物件を探せる方法を選びましょう。

中古アパートを絞り込む

情報収集が完了した後は、実際に購入するアパートの候補を絞り込みましょう。予算をもとに考えることがおすすめであり、自己資金で捻出できる金額やローンで借り入れが可能な額を考慮し、無理のない範囲で決めてください。

購入する物件を絞り込む際には、一括比較サイトのイエカレがおすすめです。イエカレではアパート経営についての情報が数多く公開されており、購入から経営までのノウハウがチェックできます。

また、不動産会社への相談も無料でできるため、購入する物件選びで困っている場合は、一度プロに相談してみてもよいでしょう。

アパートの調査を行う

購入する物件が決まったら、実際に現地に訪れ、アパートやその周辺地域の詳細な調査を行います。

物件情報で見ているだけでは詳細な状態がわからないため、現地に出向いて住宅設備や建物の劣化状況、周辺環境などを確認しておく必要があります。

調査の結果、気に入らなかった場合は、再度候補の中から絞り込みを行います。購入する際には不動産状況を詳細まで確認しておく必要があるため、現地に足を運ぶ作業は必須です。

売主へ購入の意思を伝える

購入したい物件が決まった後は、売主に購入の意思を伝えましょう。購入する際には不動産会社を経由することがおすすめです。契約手続きや登記の手続きなど、自分で調べるのが面倒な場合やわからない場合は相談するようにしましょう。

また、この際に金融機関へも融資の申し込みをしておきます。

現在の借入の状態や自己資金がどれくらいあるか、経営計画をどのように考えているかなどを売主に聞かれることもあるため、これらも事前に準備しておきましょう。

管理会社を選ぶ

管理会社を選ぶ際には、現行の管理会社ではなく、必ず自分で選び直すようにしましょう。

管理会社は、客付けから、家賃徴収、入居者のクレーム処理など様々な業務を行う、アパート経営の大切なパートナーです。管理会社選びに失敗してしまうと、入居者がつかないだけでなく、物件自体の状態も悪くなり売却しにくくなります。

管理会社を選ぶ際に確認すべきことは、物件との距離や管理物件の状態、管理料です。物件と会社が離れすぎていれば、トラブル対応は遅れますし、普段のメンテナンスもこまめに行なえません。

管理会社を選ぶ際には、複数を比較し契約前には、管理会社を決めておきましょう。

売買契約締結

売主から合意が得られ、融資を受けられることが決定した時点で、売買契約の締結を行います。

契約時には売買金額や引き渡しの条件、契約違反があった場合などの対応について定めておきましょう。

不動産取引は口頭での約束は反映されず、書面に起こしたもののみ有効となります。そのため、必要事項は必ず契約書に記載し、双方で確認して合意を得てから契約するようにしましょう。

中古アパートの引き渡し

契約締結後に、定めた日程で引き渡しを行います。引き渡しは契約時に定めない限り、決済日と同日になると考えましょう。

引き渡しの際には登記の移転手続きも行いますが、これは売主が担うことが一般的です。決済を行い、所有権の移転登記やカギの引き渡しが完了して、購入手続きは終了です。

中古アパート経営の難関!リフォーム会社選び

中古アパート経営をおこなう物件を選ぶ際には、次のポイントを意識してください。

  • 相見積もりを取る

  • 価格を優先しすぎない

  • 工事保険に入っているか

これらのポイントを意識して物件を選ぶことで、より良好な経営を実現しやすくなります。

相見積もりをとる

リフォーム会社を選ぶ際には、相見積もりが基本です。中古アパート経営の場合、管理会社がリフォーム会社を紹介することもありますが、必ず自分でも調べましょう。

管理会社にすべて任せると、管理会社の紹介料分の価格が上乗せされていたり、必要ないところまでリフォームをされることもあります。

相見積もりを取る際には、事前に「相見積もりが可能か」を業者に確認しておきましょう。相見積もりお断りの業者もいるため、事前に聞いておくとトラブルを防げます。

また、相見積もりを取ることで、段取りや相場観を知ることもできるため、特に初心者のかたにおすすめです。

価格を優先しすぎない

中古アパート経営は、10年以上の事業になる場合が多いです。工事費用が安くてもすぐに壁紙が剥がれたりしては、費用がかかるだけではなく入居者からクレームにも繋がります。

相見積もりで相場観を掴んだら、あまりに安すぎるところは避けましょう。短期的な利益ではなく、長期的な視点で見積もりは比べましょう。

リフォームは、中古アパート経営の成功と失敗に直接左右する重要な要素です。安かろう悪かろうではなく、アフターフォローなども踏まえて、信用できる業者かを判断しましょう。

工事保険に入っているか

建設現場では、危険と隣り合わせになることも多く、工事中の事故の補償は建設会社の補償能力の範囲内でしか行われません。

工事の過程で、第三者に怪我をさせてしまった、もしくは物件を破損させてしまった場合には、職人さん1人では保障しきれません。そのため、多くの工務店は工事総合補償保険という保険に加入しています。

実際に保険に加入しているか知るには、ヒアリングするしかありません。最低限の判断基準として、保険に加入しているかは確認しておきましょう。

中古アパート経営は物件選びが大事

これから中古アパートの経営を始めるなら、どの物件を購入するか、選び方が重要です。

いかに経営手腕があっても、物件の状態が悪いと利益を出せないことも多く、損失が出てしまうことも少なくありません。

経営を成功させるうえで、物件選びは非常に重要です。予算や経営計画を十分に練り、収益が上げられる物件を購入して、中古アパート経営の成功を目指しましょう。

土地活用比較サイトの利用手順
土地活用比較サイトの利用手順
初心者でもわかる!
記事のおさらい

中古アパート経営は儲かる?
中古アパート経営は、初期費用が新築より安く利回りが高くなる傾向にあり儲かる可能性は高い方法です。なぜ儲かるか、詳しくはこちらでご説明していますのでご確認ください。

中古アパート経営にデメリットはある?
儲かる中古アパート経営ですが、新築より人気が低いことから集客が難しかったり、耐震性や構造に問題があったりデメリットもあります。こちらにまとめていますので、ご確認ください。

中古のアパート経営をする場合の利回りと収入は?
物件にもよりますが、利回りは5~10%ほどになります。また、得られる収入についてはこちらでまとめていますのでご覧ください。

中古アパート経営ならイエカレ

中古アパートを購入してアパート経営を始めるなら、イエウールのパートナーであるイエカレの活用がおすすめです。イエカレは複数の会社に一括で相談することができるサービスであり、複数のプランの中から自分に合ったものを選ぶことができます。

中古アパート経営にお悩みの際にはまずは、イエカレにご相談ください。

 

【完全無料】不動産投資したら、収益いくら?