土地活用に必要な造成費用について|費用の節約方法や注意点も解説

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所有している土地に建物を建てようと思ったら、まずは土地をきれいに整地することから始めなければなりません。

もしすでに建物が建っている場合でも、取り壊しを行った際にはがれきを撤去したり土をならしたりと造成工事が必要になります。

ここでは、土地活用をする際に必要となる造成について解説します。業者と対等な話ができるよう基本的な知識はもちろん、費用を抑えるポイントや注意点などについても掘り下げます。

様々な土地活用方法や土地活用のメリットについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。

土地活用で行う造成とは

自然のままで建物が建てられるような平らな土地はありません。そのため、土地活用をする前には、建物などが建てられるよう平地にする作業が必要です。これを造成と言います。主な工事内容にはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく解説していきましょう。

目的に合わせて平らな土地にする

土地活用をする前には、高い部分は掘削や切土をして削り取り、低い部分には盛土を、草などが生えている場合は伐根や伐採をしてまっすぐな平地にする必要があります。

また、水辺では埋め立てをして土地を整えることもあります。これらの土地を平らにする作業のことを造成と言いますが、今後の使用目的に合わせて土地を整える必要があります。

特に、埋め立てを行った場合は地盤が緩くなりやすくなるため、安全性や環境の変化などに注意して行う必要があり、高度な技術を必要とします。

宅地にするためでなく、田んぼや農地として最適な状態にすることも造成に含まれるため、所有している土地をどのように使用していくのかが大切なポイントとなってきます。

造成の主な工事内容について

では、造成の作業ではどのような工事を行うのでしょうか。使用目的によって必要な作業工程は異なり、造成に要する日数や費用も変わってくるため、しっかりと理解して判断することが大切です。

石などを取り除く粗仕上げ

粗仕上げは、宅地にする際の最も初歩的な作業工程と考えておきましょう。建物を解体した際に出るコンクリート破片や石などの不要なものを取り除く工事になります。

不要なものを除去するだけでなく、重機を使って転圧したり均一にしたりもします。シンプルな工程なので、業者によってどこまで仕上げてくれるのかという点に違いが出やすいです。

簡単に作業するだけの業者もいれば、細かな石まで除去してくれる丁寧な業者もあるので、工事を行う前にしっかりと確認しておくと安心です。

砂利造成で細かい仕上げ

粗仕上げよりもさらに細かな作業となるのが砂利造成です。粗仕上げでは除去できなかった細かな不要物を取り除き、砂利を敷いて重機などで転圧するところまで行います。

土地の高さを調整する工程も含むためより整地に近い作業と言えるでしょう。砂利造成では、細かな不要物も取り除いたまっさらな更地にすることを目指して行うのが特徴です。

雑草除去などの防草仕上げ

ここでは細かな雑草や根っこを除去します。特に夏場など、雑草が生えやすい時期の場合は、欠かせない作業と言えるでしょう。

雑草を除去したら、防草シートを敷くところまで作業に含まれます。整地や更地にし、次の建物を建てられる状況にする上ではとても大切な工程になります。

もし伐採しなければならない木が多い場合は、伐採した木々を廃棄物処理場まで運搬する費用が別途発生する可能性もあるので注意しましょう。

底上げする土盛や土止め

建物を建てたい場所が隣接する道路よりも低い土地の場合、土砂などで土地の高さを底上げする必要があります。それを土盛と言います。

また、土盛で使用した土砂が流れ出ないようにせき止めたり崩壊したりしないために、土止めという工事も行います。

近年では擁壁工事を同時に行うケースも多く、整地のためはもちろん、防災目的で行われることも増えてきている工事です。

土地の状況で変わる造成費用

土地に建物を建てる際には必要になってくる整地作業ですが、どの程度の費用が発生するのでしょうか。草が生い茂っていたり、建物がすでに建っていたりと、現在の土地の状況によって必要な造成工事の内容が異なることは想像できるでしょう。

もともとの土地がどのような状態だったかによって費用は異なるので、それぞれのケースでの概算費用をみてみましょう。

平地の造成費用

造成でかかる費用は、整地、伐採・伐根、地盤改良、土盛、土止めといった作業ごとに費用が決められています。そして、その費用は各地の国税局で定められています。

例えば、東京都にある土地を造成したい場合は、東京国税局が定めている料金表を参考に費用を計算します。整地700円、伐採・伐根900円、地盤改良1,700円、土盛6,200円、土止め64,900円となっています。

これらの単価に土地の面積を掛け合わせれば、造成に必要な費用を試算することができます。

造成工事の追加費用について

造成で必要な費用は上記のものの他にも発生するものがあります。それらも念頭に置いて試算しておかないと、予算以上の費用が必要になってしまうことがあるため注意しましょう。

傾斜のある土地の造成費用

傾斜がある土地の場合、もともとの土地が複雑な形をしていることや大きく形を変える必要があることが多いため、造成費用が高額になるケースがあります。

傾斜地の造成費用は傾斜度が大きなポイントです。傾斜度が大きければ大きいほど、土盛などで造成工事の手間がかかってしまう分、高額になりやすいと認識しておきましょう。

東京国税局が定めている各傾斜ごとの単価は、3度超で17,200円、5度超~10度以下で21,200円、10度超~15度以下で32,100円、15度超~20度以下で45,000円、20度超~25度以下で49,900円、25度超~30度以下で53,300円となっています。

傾斜ごとの単価は各地の国税局が発表している単価をチェックすれば分かります。各地で単価が異なりますが、都市部ほど単価が高い傾向にあるのも特徴です。

宅地転用後の田んぼの造成費用

もともと田んぼだった土地を宅地へ転用する場合、地盤改良の工事費用が必要になります田んぼという水分量の多い使用方法のため、地盤沈下や地盤の液状化などを防ぐためにも地盤改良は欠かせません

地盤改良をきちんと行えば、宅地として安全に使用することが可能になります。ただし、もともと田んぼだった土地は地目が農地として登録されているため、地目を宅地に変更する手続きを行ってから造成作業をする流れになります。

さまざまな造成作業を行う場合、1坪あたり18~20万円が相場となっています。例えば100坪の土地の場合は、200~500万円程度が必要になってくると考えておきましょう。

山林の造成費用

山林にある土地を平地にする場合は、伐採・伐根、傾斜にかかる造成費用が多くを占めます。木や草が生い茂っている土地の場合は、物理的に利用できるようになるまで、造成作業に費用だけでなく日数もかかってしまうことを覚えておきましょう。

山林にある土地を宅地にする場合は、規制されている法律にも注意する必要があります。場所によっては造成ができない場所、建物が建築できない場所などがあるので、事前に規制の対象となる土地かどうかを確認しておくと安心です。

造成費用を抑えるポイント

造成費用は、土地の広さやもともとの状態によって高額になってしまうことがあります。宅地として使用する場合、建築費用も必要になってくるため、造成費用はできるだけ抑えたいものでもあります。どのように節約する方法があるのかチェックしておきましょう。

工事時期を調整する

土地を所有していると固定資産税が発生しますが、住宅が建っていると税金が安くなる特例を適用させることができます。

固定資産税の算出はその年の1月1日時点での状況によって判断されます。そのため、1月1日時点で土地のみを所有している状況だと、税金が安くなる特例が適用されないということになります。

もし住宅を取り壊して新たな建物を建築する場合は、1月1日を越えてから建物を取り壊し、次の年の1月1日までに新しい建物を建築すれば、特例を利用できるため、造成を行う時期にはタイミングを見計らって行うことも大切です。

自己処理できる場所はやっておく

造成工事は、専門的な重機や技術をもって行う工事のため、素人が自分で行うことは不可能と考えると良いでしょう

しかし、専門の業者に依頼する前に、大きな工事はしなくても細かな雑草を抜いたり撤去できるゴミを撤去しておいたりするなど、自己処理できるものをしておくことがおすすめです。

行政に粗大ゴミを引き取ってもらったり、リサイクルショップへ持ち込めるものは持ち込んでおいたりするようにしましょう。業者に行ってもらうと、高く請求されがちな廃棄物処理費用を節約することが可能になります。

トラブルが起きる前に対応する

近隣に住宅があるような土地の場合は、騒音や振動などによる近隣トラブルにも配慮が必要です。予測されるトラブルには事前に対応策を考えておくと良いでしょう。

重機を使った大規模な造成工事では、騒音、振動、粉じん飛散などが考えられます。何が原因で起きた被害なのかを明確にしないと、大きなトラブルに発展してしまう可能性があるため、事前に工事の日程や時間帯などを周知しておくと安心です。

また、住宅地で造成工事を行うような場合、大きな重機が行き来するため、近隣住民に迷惑をかけることが予想できます。造成工事の日程が決まったら、近隣住民への挨拶まわりは行っておくのがおすすめです。

業者選びをする際の注意点

土地の造成では、専門的な重機や技術を必要とするため、プロの業者に依頼して行うのがおすすめです。適正価格で丁寧な工事を行ってもらうためにも、業者選びはとても重要なので慎重に選びましょう。

業者選びのポイントについて解説します。安心して任せられるような信頼できる業者を見つけることがとても重要です。

値段だけで判断しない

土地の造成は、土地の広さやもともとの状態によっては高額になってしまうケースもあります。できるだけ費用を抑えたいと思うと、値段ばかりに注目してしまいがちですが、担当者の対応や工事プランなどをしっかりと確認しておくことが大切です。

悪徳業者に決めてしまうと、値段が安いかわりに手抜き工事をされる可能性もあります。造成をした後に建てる建物が傾いたりひび割れてしまったりしないよう、慎重に業者選びをしなければなりません。

造成工事を行うと出てくる廃棄物の処分方法はきちんと確認しておきましょう。廃棄物処理に関しては法律で厳しく定められているため、不正な処分方法をしていると処分をした業者だけでなく依頼者にも責任が生じてしまいます。

廃棄物がどのような課程で処分されたのかを記す産業廃棄物管理表を確認しておくと安心です。

複数社で比較する

土地の造成を行う際には、自分で知識を深めておくことはもちろん、複数の業者に見積もり依頼をして比較検討することが大切です。

見積もりで提示された金額の違いだけでなく、工事プランや各業者の対応などを比較して判断することがおすすめです。

自分で複数の業者に見積もり依頼をすることが面倒だと感じる方は、一括見積もり依頼ができるイエカレを活用して手間なく比較検討できるよう準備するのが良いでしょう。

優良な業者で比較検討することができるので、安心して造成工事を依頼できる業者が見つかります

造成費用は余裕を持って準備しよう

土地の造成とは、土地活用などで所有している土地に建物を建てる際には必要不可欠な工事になります。まずは、専門業者と対等に話ができるよう、基本的な知識を身に付けることから始めましょう。

土地の広さやもともとの状態によっては、造成工事に高額な費用が発生する可能性もあるので、国税庁が発表している単価などをもとに自分なりに試算してみることも大切です。

その上で、どのような節約方法があるのか、どのタイミングで造成工事を行うのがベストなのか、といったことを検討すると良いでしょう。

所有している土地に建てる建物を安心して利用するためにも、しっかりと丁寧な造成工事を行うことが大切です。イエカレを活用して信頼できる業者を見つけ、土地活用に踏み出しましょう。

初心者でもわかる!
記事のおさらい
造成とは何をすること?
造成とは、目的に合わせて土地を平らにすることを指します。詳しくは、土地活用で行う造成とはをご覧ください
造成費用はどのぐらいかかるの?
造成費用は、作業ごとに費用が決まっており、各地の国税局で定められています。詳しくは、土地の状況で変わる造成費用をご覧ください。
造成費用を抑えるコツはある?
造成費用を抑えるには、工事期間を調整したり、自己処理などをしておくことで余計なコストを減らすことができます。詳しくは、造成費用を抑えるポイントをご覧ください。
造成業者を選ぶポイントは?
値段だけではなく、担当者の対応や工事プランなどを複数比較して決めましょう。詳しくは、業者選びをする際の注意点をご覧ください。
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