はじめに
確かに不動産売買はトラブルが多いですが、これにはちゃんとした理由があります。しかしその理由を知っている人は少ないです。
そのあたりも踏まえて、トラブルを未然に防ぐ方法と事後の対応方法をご説明します。
不動産売買トラブルはなぜ多いのか?
不動産売買トラブルは、実は一般の方の知識不足が原因である場合が多いのです。
過去の事例や正しい情報が頭に入っている人であれば、トラブルはそうそう起こりません。そのためしっかりと勉強しておくことをお勧めします。と言いたいところですが、不動産売買に関する知識は法律も絡む複雑なもの。一朝一夕で身につくものではありません。
ここだけ押さえておけばリスクが激減するというポイントをご紹介しますので参考にして下さい。
トラブルを未然に回避する方法
確認と熟考を重ねる
例えば不動産会社経由で家の購入を考えたとします。
その時あなたの対応をするのは不動産会社の営業マンです。営業マンは売ることが仕事。多少問題があってもそこには触れず「良い物件です」というアピールをします。
ここで安易に決めてはいけません。現状良い物件であるかどうかはもちろん、その後のライフスタイルまで考えて慎重に判断しましょう。
契約書はないがしろにしない
書類を読む際に、分からない点をそのままにした経験はないでしょうか?不動産売買の契約書に関してそれは御法度です。
その書面に書かれていることが契約内容の全てなので、隅々まで目を通し、気になる点は人に聞いたり勉強したりして不明な点の一切を無くしましょう。
またもう一つ気を付けなければならないのが、曖昧な文言です。捉え方ひとつで意味が180度変わってしまうような表現は、誰が読んでも同じ意味になるように書き変えてもらうと良いでしょう。
口約束はしない
口頭での約束事は危険です。必ず書面を交わしましょう。
もし問題が起こった場合に明文化されていないと、事実とは異なる契約内容がまかり通ってしまう場合があります。
また、言った言わないの問題は不動産トラブルの中でも特に多いものです。約束は必ず明文化すると肝に銘じておきましょう。