はじめに
家を売る際に、不動産業者の仲介は必須ではありません。
自分で買主を見つけて売買契約を結ぶことも可能です。
しかし個人で家を売る場合、大変な労力がかかります。
住宅の売却には専門知識が必要
家の売買は通常の商品とは扱いが異なります。
権利関係の調査や書類の作成も行わなくてはいけません。
売買契約を結ぶためには専門的な知識が必要になるのです。
個人で家を売ろうと思ったら、まず権利関係の問題や民法の関連条項などについて勉強することからはじめなくてはならないでしょう。
トラブルの対策・対応も大変
家の売買はやっかいなトラブルが生まれやすく、その点も個人では解決の難しい問題のひとつです。
買主ともめて対応を間違えれば、裁判にまで発展することもあります。
大金が絡む話なので、親戚や友人、知り合いなどに売却した場合でも、契約の不備などからトラブルが起きる可能性は十分あるでしょう。
不動産業者が間に入っていれば、契約時にトラブルの種をつぶしてくれます。
また、万が一トラブルが起きても的確な対応をとれます。
個人での住宅の売却は、自身が業界の事情に精通しているか、不動産業界の友人が親身に相談にのってくれるというような状況でもない限り、非常に難しいといわざるをえません。
売買契約を結ぶための膨大な労力を省き、面倒なトラブルの対策・対応を任せられるということを考えれば、仲介手数料は決して高くありません
また、不動産業者は広いネットワークのなかから買主を探すので、個人で売る場合より売却価格が上がる可能性が高いといえます。
仲介手数料を払って業者に依頼した方が、個人で売るより結局は得になるのではないでしょうか。